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シンジは右手にしたペニスの先でアスカの淫裂を割り開き、熱いくぼみにあてがった。
ミサトの場合だと、ここでそっと体重移動するだけですんなり没入できるのだが、やはりアスカは違った。先端が膣口に触れていることは間違いないのに、まるでただのくぼみを突いているかのように固い。
「アスカ、そんなに緊張しないで…もう少し楽にしてよ…」
「簡単に言わないでよねっ…ちょ、痛いっ!やっぱり無理よっ!」
「もう少し、腰を浮かせてみて…そう、それくらいかな…」
「ん、んぅ…や、やっぱりダメじゃないっ!痛いわよっ!」
ペニスで処女膜に外圧をかけたまま、不慣れな二人はそれぞれで狼狽えながらあれこれと試してみた。
とはいえ、試行錯誤ばかりでは決して先に進めることはない。まだ二人はスタートラインを超えてさえもいないのだ。ここでつまづいていたら、感動的なゴールどころか、そこへ至る道程すら楽しむことができない。
「…アスカ、ちょっとだけ我慢してて…いくよ…」
「シンジ…ほ、ホントにちょっとだけだからねっ…?」
シンジはアスカを見つめ、真摯な面持ちで告げた。アスカは一瞬不安に表情を曇らせたものの、気丈を装って彼の行動を待つ。両手は未知なる衝撃に備え、敷かれたタオルケットの端を握りしめた。
次の瞬間、シンジは心中でアスカに詫びながら、思い切りよく腰を突き出した。ペニスの先で、何か小さなものがプツッと弾ける。
頑なな抵抗感は、それで消失した。ツヤツヤのパンパンに膨張した亀頭は、ヌルリとアスカの膣内に没入する。
シンジはアスカの処女を散華させたのだ。
「痛っ…!痛い、痛いっ!痛い痛いっ!!」
「アスカ、落ち着いてっ…入ったよ…」
「ちょっとだけって、ちょっとだけって言ったじゃないっ…う、くううっ…!!」
その代わり、シンジはアスカを泣かせてしまった。
アスカはぽろぽろ涙をこぼしながら、駄々をこねてむずがった。美少女の愛くるしい素顔は、今や苦痛に歪んでいる。
どんな慰めも、どんな言い訳も特効薬にはならない。痛いものは痛いのだ。シンジと結ばれた悦びすらも、破瓜の痛みの前ではなんの効き目も無かった。
シンジは四つん這いの肘をつくと、心中でゴメンと連呼しながら、さらなる挿入を図った。少しずつ、少しずつ、ペニスの位置がずれてゆくといった程度のスピードで、シンジはアスカの深奥を目指す。
アスカの膣内は腑抜けになりそうなほど快適だった。
骨まで甘やかにとろけそうなほど温かくて。
しゃぶりつかれているかのように窮屈で。
くびれに絡み付くほど、襞の背が高くて。
もう怖いくらいに男心が逸る。油断したら、このまま我を失って思うがままに蹂躙してしまいそうだ。
シンジは理性を保とうと、痛がって睨み付けてくるアスカから目をそらさずに挿入を続けた。まさに名器と呼んで差し支えのない華筒は、ゆっくりとシンジのサイズに拡張されてゆく。
そして、シンジの亀頭はとうとう華筒の行き止まりに辿り着いた。本当に終点なのかともう一押しすると、アスカはしゃくり上げに合わせて小さく鳴く。
シンジは確かに、アスカの処女を散華し尽くしたのだ。
「アスカ、痛かったよね…でも、これで全部だよ」
「痛かったじゃなくって、今も痛いわよっ!バカ…シンジのバカぁ…」
「ごめん。やっぱり痛くしちゃった」
「ごめんじゃないっ!やっぱりじゃないっ!ううう…」
労りを込めてささやきかけながら、シンジはアスカの頬を撫でつつ指先で涙を拭った。アスカは機嫌を直すことなく、ふてくされたままでシンジをなじり、責め続ける。
頬を紅潮させ、瞳を潤ませ、少しふくれっつらになっているアスカは、彼女には悪いがかわいかった。愛おしくなった。思いっきり優しくしてあげたくなった。シンジの逸る男心は、情欲ではなく愛欲を糧に燃え盛り始めたのだ。
シンジは両手でアスカの肩を抱きながら、そっと唇を寄せた。アスカはふてくされたままではあったが、それを拒まない。しかも握りしめていたタオルケットを解放し、シンジの背中にすがりつく。ぎゅっと抱いた。抱き締めた。
「アスカ…」
「…しばらく、このままでいて…。できるだけ動かないで…シンジのに、慣れるまで…」
「うん…」
唇が離れると、アスカのふくれっつらは霧散していた。時折痛そうにしながらも、幸せそうな笑顔でそうねだる。シンジは立て続けてのキスでそれに応じた。
破瓜の痛みに慣れるには、それなりの時間が要る。
華筒の奥深くでつながったまま、二人はしばしキスや頬摺りしてじゃれ合い、ときおり他愛もないおしゃべりを交わして睦み合った。くすぐったさが、居心地の良さにすり替わってゆく。
衝動のままに動かなくても、セックスはこんなに楽しくできるのだ。
それをシンジは、今初めて知った。時間も、空気も、匂いも、ぬくもりも、何もかもが穏やかに二人を包み込んでいた。
五分ほどもそうして過ごし、何気ないおしゃべりが途切れたとき。
ふとアスカはシンジの背中をつんつんと突っついた。
「ねえシンジ…そろそろ、平気かも…」
「動いても、だいじょうぶ?」
「うん…早くシンジのサイズを覚えちゃいたいしねっ」
「…覚えて、どうするの?」
「覚えて…ふふっ、赤ちゃんできるまで、何回でもしたいし!」
シンジの興味半分の問いかけに、アスカは冗談とも本気ともつかない答えを愛くるしい笑みとともに返した。これにはシンジも照れまくり、かあっと顔が熱くなる。
その火照った頬をアスカの頬に擦り寄せながら、シンジはピストン運動を開始した。まずはゆっくりと腰を戻し、太々としているペニスを膣内から引き抜いてゆく。
初々しい強ばりのために膣口がひきつり、アスカは苦痛のために唇を噛み締めた。
「やっぱり、まだ痛む?」
「う、うん…でも、ホントにもう平気だから、お願い…」
「じゃあ、するね」
「うん…」
シンジが耳元で告げ、同様にアスカが耳元で答える。
シンジは単調ながらゆっくりと大きく動いて、アスカの華筒に初めてのピストン運動を加えていった。
緊張をほぐさんと、努めてゆっくりグラインドするが、やはりアスカの華筒はまだ固い。奥まで突き込むにはそれなりの力を要した。しとどに分泌する愛液でヌメヌメになってはいるが、それでも強ばりには抗えないものだ。
しかし、その途方もない心地良さはまったく未知のものであった。シンジは腰を往復させるたびに上擦った鼻声を漏らしてしまう。
スキンを着けていないこともあるが、正直ミサトよりも気持ちいい。もちろんスキンを着けない同一状況で判断したうえで、そう思う。
ミサトの膣と違い、アスカの膣は非常にざらざらとしていた。細かくて背の高い襞が群生していて、ネットリとペニスに絡まり付いてくるのである。
締め付けこそミサトには遠く及ばないが、それでもセックスに慣れてきたら、アスカもすぐに同レベルには追いつけるだろう。とにかく、アスカはまだまだ若いのだ。
「くっ…あっ、あったかくって、いい気持ちっ…!」
「し、シンジだけずるいっ…あたしはまだ痛いのにっ…」
無意識のうちに、シンジは感じるままをよがり声にしていた。それを聞き咎めて、アスカは不満そうに口元を尖らせる。
実際、シンジが膣口付近から子宮口までを往復する間中、ズキズキとした破瓜の痛みが繰り返し繰り返し襲ってきていた。少なくとも、気持ちよくはない。これならむしろ、先程までのようにキスや頬摺りでじゃれ合っていた方が気持ちよかった。
「…じゃあ、せめてもの気持ち」
「あっ…そ、それ、それいい…あっ、あん、あんっ…し、締めちゃうと痛いっ…」
シンジは肩を抱いていた右手を離し、代わりにアスカのクリトリスに触れた。先程同様薄膜の上から右に左に、ピストン運動のリズムに合わせて愛撫する。
さすがにクリトリスまで痛いわけではなく、アスカはすぐさま上擦り声をあげた。
しかし快感に反応して膣口がペニスを締め付けると、やはり鋭い痛みが走る。どうにも難しいものだ。アスカは、本当に男はずるい生き物だと実感した。
それでも飲み込みの良いアスカは、シンジのピストン運動に呼吸を合わせるとかなり楽になることに気付いた。押し込まれるときに吸い込んで止め、引き抜かれるときにゆっくりと吐く要領である。
それを何度も確かめているうちに、アスカは膣内に不思議な感触が生まれていることにも気付いた。膣の入り口から少し入ったところの、へそ側。ちょうどシンジの亀頭の表側が、コリコリと擦っていくのである。
「あっ…あん、あっ…い、いい…いいっ…気持ちいいっ…」
アスカはクリトリスへの愛撫と、シンジのピストン運動に浮かされてささやかによがった。ペニスを締め付けてしまう回数も、次第に多くなってくる。
次第にセックス慣れしてきたアスカであったが、そのぶんシンジのペニスは圧倒的な快感を享受することになる。
ペニスは窮屈な膣内でたくましく漲り、ジクジクと逸り水を漏らしていた。絶頂はそう遠くない。これはシンジが情けないのではなくて、アスカが素晴らしすぎるのだ。
「シンジ…シンジ、シンジッ…!」
「アスカ…アスカ、アスカッ…んっ、んんんっ…!!」
少しずつピストン運動のリズムを早めながら、二人は名前を呼び合ってキスした。
キスしながらのピストン運動は、仲睦まじい二人を急激に高みへ導く。初めてのアスカはそれほどでもなかったが、シンジは思わぬ高ぶりをきたして鼻の奥でよがった。
男は心でセックスする生き物だと言った人がいる。事実、男は何がきっかけで萎縮し、あるいは絶頂を迎えるか、その線引きが曖昧な生き物なのだ。
今のシンジは、その後者であった。予想もしないタイミングで射精欲が殺到し、シンジは夢中でアスカの子宮口にペニスを押し付ける。
次の瞬間、ペニスは引きつるように勃起を極め、雄々しく精を放った。
「くううっ…!!うっ!ううっ…!く、んぅ、うううっ…」
「ああっ…!あっ、あぁ…」
膣内射精の悦びにシンジはうめき、アスカは恥じらいで頬を染める。
今宵二度目とは思えぬほど、シンジは盛大に射精した。ペニスは力強い脈動を五度ほども繰り返し、驚くほど大量の精液をアスカの子宮口に浴びせる。
その脈動の一回一回が、どれも身震いするほどに気持ちよかった。まさに、男冥利に尽きる瞬間である。男に生まれて本当に良かったと、シンジは心から感動した。
アスカも射精の瞬間とたくましい脈動を敏感に感じ取り、照れくさくて、恥ずかしくて、そのぶん嬉しくなった。
子宮口に浴びせられた精液は愛液と混ざり、膣口の方へ流れて襞の隙間に染み込んでゆく。
処女であったアスカの膣には、これでシンジのサイズと匂いがしっかりと擦り込まれた。この先アスカがシンジ以外の男性と結ばれることになろうとも、未来永劫、アスカの性器はシンジのサイズと匂いを覚えていることだろう。
そんなアスカをなお独り占めするよう、シンジは彼女の股間から右手を戻し、あらためて肩を抱いた。のしかかって重みをかけぬよう意識しつつ、それでも裸の胸をぴったりと合わせてセックスの余韻に浸る。
ざぶんと肩まで湯に浸かったような、なんとも幸せな心地がシンジの男心を満たした。
「シンジ…気持ちよかった?」
「うん…ごめんね、あんまり気持ちよかったから、あっさり終わっちゃった…。アスカはどう?気持ちよくなれた?」
「んぅ…初めてだからかな、正直痛いのがほとんどで、あんまり気持ちよくなかったかも。でも…でもね、すっごく楽しかった!」
「アスカ…」
「ふふっ…!」
アスカの照れくさそうな感想を聞いて、シンジもまた照れくさそうに総合を緩めた。そのまま幸せそうに見つめ合い、揃って微笑んで頬摺りする。
アスカも、十分余韻を楽しめるだけ盛り上がることができた。
終わってしまえば、意外とあっけない初体験ではあった。エクスタシーにこそ上り詰められなかったが、それでも大満足のひとときだったと断言できる。
これほどまでの充足感を得ることができたのはいつ以来だろう。もしかしたら、生まれて初めてではないだろうか。
孤独と、それに怯える自分に対して常に戦い続けてきた十四年間。そんな過酷な歳月を過ごしてきて、初めて手にした安息でもあるように思う。
ふと陶酔の溜息を漏らして、アスカは自分が泣いていることに気付いた。
しかし、その涙は不快な涙ではない。胸の支えが取れて身体が軽くなるような、そんな爽やかな涙であった。シンジを抱き寄せている両手にも、なお一層の力がこもる。
「…アスカ、どうしたの?やっぱりまだ痛むの?」
頬を濡らしてくる滴に気付き、シンジは顔を上げて気遣った。
ペニスは本懐を遂げて満足したらしく、ようやくやんわりと萎縮を始めている。しかし余韻に浸るあまり、いつまでも暖かいアスカの中に没入したままであったから、もしかしたらまた無理をかけたのかと不安になったのだ。
シンジは慌てて右手を添え、ゆっくりとペニスを引き抜こうとした。しかしアスカは首を横に振って制し、そっと嬉し涙を拭ってはにかむ。
「もう少しだけ、このまま…抱き合っていたいな…」
「アスカ…」
少女のおねだりを拒む理由は、シンジにはどこにもない。
シンジは眩しげに目を細めると、心からの想いを込めてアスカと唇を重ねた。つづく。
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(updete 2004/02/03)