へっぽこエヴァ劇場


ゲンちゃん&コウちゃん





















どのような事象の始まりも、ほんの些細なことに過ぎない。


この出来事も、彼が口にした一言から始まった。


「飽きた」


「な、なんだと碇」


年甲斐もなく狼狽した声を上げたのは冬月コウゾウ(六十二歳)。


朝の食卓である。今、彼らの目前には、湯気を立てる白飯、味噌汁、紅シャケなどが、手をつけられる


ことなく陳列されていた。


「わしの料理のどこに不満があるというのだ」


青筋を立てて怒鳴る冬月コウゾウ(六十二歳)。


「不満はない。ただ、飽きたといっているのだ。・・・・それ以上でもそれ以下でもない」


そう不敵な声で宣告したのは碇ゲンドウ(四十八歳)。


飯食う時くらいグラサンはずせよ・・・・といってみたところで、この親父の耳には馬耳東風である。


「なんと・・・、この味も栄養もカロリーも完璧に計算され尽くしているわしの料理に飽きがきただとぉ」


尚、碇ゲンドウ氏の献立作成に、今はその機能の大部分を封印されたとはいえ、スーパーコンピューターで


あるところのMAGIが使用されているのは極秘事項である。


「それゆえに飽きがくるのだ。決定的に欠けているものがある」


「ふむ」


「すなわち、おふくろの味というやつだ」


「なんと」


「そして、おまえはおふくろではない」


無慈悲な、というか、ジジイであるところの冬月に要求してもしょーもない事実を突き付けるゲンドウ。


「ぬおおおお、そうか、そうだったのか〜〜〜〜〜」


号泣する冬月。はっきりいって見苦しいことこの上ない。


しかし正確に三秒後に見事に立ち直っていた。そうでなくてはネルフの副司令など勤まらないのである。


「では、おまえはわしの手料理の代わりに何を望むのだ」


「ユイの手料理が食いたい」


「それは・・・・・無理だろう」


初号機に取り込まれた彼女は、もっぱら喰うばかりであった。その初号機も現在は封印中である。


「・・・・ならば、予備を使うまでだ」


明敏な冬月である。瞬時にその意味を理解した。その明敏さをこの偏屈中年親父の傍らではなく、


もっと違う場で発揮していたならば、彼の人生は名誉で彩られるものになっただろうに。


無論、今の彼が、この状況を幸福に思っているかどうかとは無関係である。


「なるほど、シンジくんか」


ここまでくると、問題は、おふくろの味云々は置いといて、誰が如何に碇ユイの手料理を再現できるか、


に主眼が置かれてしまっている。


そうなれば、当然血縁者が望ましかろう。


血縁者で料理が出来るものといえば、碇シンジを除いて他にはいまい。


ゲンドウの口元がニヤリと歪む。気のせいだと思いたいが、その両頬が桜色に染まって見える。


「シンジなら、ユイの料理を再現できるだろう。よしんば無理だとしても、面影ぐらいなら・・・・フッ」


遠い目をするゲンドウ。・・・・・・実のところ、ユイの復活が不可能という事実と最後の戦いを経て、


彼が妻に注いでいた愛情は、その息子へと完全にスライドしていたりする。


格好いい物言いをしているが、つくづくこの親父は屈折しているのであった。










我らがアスカ様は今日も上機嫌だった。


年齢以上に成熟した肢体を存分にさらして、並々と湯の張ったバスタブへと飛び込む。


周囲の反対を押しきっての同棲生活は、はや二ヶ月に突入しようとしている。


誰との同棲かなどの問い掛けこそ野暮というものだろう。


彼女の周囲にいる人間で、コンスタントに彼女に朝風呂を提供できる人物は一人しかいない。


「アスカ〜、湯加減はどうだい?」


まあまあね、と答えそうになって彼女は苦笑する。もはや言葉を偽る必要がないとわかっていても、


クセは容易に抜けないものだ。


「最高よ〜、シンジも一緒に入る?」


そう答えると、キッチンで何が落ちる音、ひっくり返す音が立て続けに聞こえた。


アスカは顔半分をお湯に付けながら含み笑いを洩らす。相変わらずあれしきのことで狼狽するシンジの


反応が面白くてしょうがない。


「今度はフレンチキスでもしてやろうかなぁ・・・・・・・」


そんな呟きが口元でブクブクいう泡とともに弾けた。


そしてにんまりと笑う。


彼女はすこぶる現在の状況に満足していた。


自分を好きでいてくれる彼に。彼にべた惚れの自分に。


最初は男のくせになよなよしてて頼りなく思ったし、エースパイロットの座を奪われた時は憎みもした。


ところが最後の戦いの時、「アスカは僕が守る!!」と宣言して敵をなぎ倒すシンジの雄志を見たとき、


アスカの心の中で彼に対する評価は百八十度変わった。いわゆる憎さあまって可愛さ百倍というやつである。


・・・・ちょっと違うか。


それはともかく、最後の戦いが済んだ後、積極的にアプローチをしたのはアスカの方だった。


半ば強引にシンジの口から「アスカのことが好きだよ」という言葉をいわせると、喜々として彼女らの


保護者であるところの葛城ミサトをマンションから追いだし、二人だけの愛の巣を作り始めた。


中学生同士の同棲などもってのほか、とばかりに強硬な姿勢を見せたミサトだったが、シンジとアスカ


は世界を救った英雄である。それに最初に無理矢理同棲させたのは自分であるという負い目もあった。


結局、渋々承諾して引き上げていった。


そんなわけで同棲生活を始めた二人だったが、ミサトが心配するほどの道徳的問題は起こしていなかった。


キスを交わすのが精々である。もっともアスカはそれ以上いつでもOK状態なのだが、意外とシンジの方が


身持ちが固い。そういうことは大人になってからと曖昧に言葉を濁して、いまだウブなままの彼であった。


以前のアスカだったら、シンジの煮え切らない態度を意気地なしとでも軽蔑しただろうが、今の彼女は


それだけ自分を大切にしてくれていると解釈して悦に浸っていた。


つくづく恋というものは恐ろしい。


「さて、そろそろ上がろうかな」


アスカはワザと大きな声で言う。それだけで、声を聞きつけたシンジがキッチンに冷たい牛乳を用意


してくれる。幸せを噛みしめながら湯船を出るアスカ。


しかし幸福一杯の彼女は知る由もなかった。


今、二人の愛の巣に、ひたすら妖しい影がせまりつつあるのを。








マンションを見上げる二人の影。ともに忍び装束を纏っているのは何の冗談のつもりなのだろうか。


この二人が誰なのかはあえて説明はしまい。


「ここがシンジくんと惣流くんが同棲しているマンションか」


「そうだ。シンジを独占しようと企む不逞な女の根城だ」


ゲンドウはサングラスの奥で炎を燃やす。自分がシンジに辛くあたったという過去など、とうの昔に忘却の


河に流してしまっている。今あるのはアスカに対する嫉妬と憎悪だけであった。


「ところで碇。おまえのその格好はなんだ?」


「フッ、私が子供のころ最もポピュラーだった忍者のコスチュームだ」


「忍び装束なのは分かるが・・・・」いいよどむ冬月。「そのほっぺの渦巻きはなんなのだ?」









「ア、アスカ、またそんな格好で・・・・・」


脱衣所から出てきたアスカを迎えたシンジの第一声はそれだった。


「なによ、別にいいじゃない。他に誰が見てるわけでもないし」


悪戯っぽい笑みを浮かべるアスカ。今の彼女は頭と身体にタオルを巻き付けただけのあられもない姿


である。そのタオルも膝丈30センチ以上という際どい巻き付け方だったりする。


「あ、あの、ご飯もうすぐできるから・・・」


そういって背を向けてしまうシンジ。


「何よ〜、あたしって目を背けるほど魅力がないっての?」


「そんなことないよ!」


振り向いて強い口調で反論するシンジ。途端に顔を真っ赤にして再び背を向けてしまう。


毎朝繰り返される他愛もない会話。相変わらずのシンジの反応だが、それはアスカを満足させるものだった。


満たされた笑みを浮かべたまま、牛乳の注がれたコップを口に運ぶアスカ。


そのまま一気に飲み干して、食卓に戻した時、不意に違和感が彼女を襲った。


ないのだ。先ほどまで食卓で湯気を立てていたアジの開きが。


彼女は目をこする。見間違えのはずはない。証拠に盛られていた皿はそのままである。


「あれ、シンジ、ここにあった魚は〜?」


聞いてみる。


「え?」


お玉片手に振り返るシンジ。


「あれ、おっかしーなー。ちゃんと盛りつけといたのに」


シンジは暫くそうやって首を傾げていたが、無い物はしょうがないというと、代わりの物を探すため


冷蔵庫の方へと向かった。その後ろ姿へと視線を送るアスカ。ためにつかの間食卓より視線が外れる。


彼女が視線を食卓に戻すと、今度はお新香が消えていた。


「・・・・・・・・!」


アスカの身体が緊張する。


彼女はセカンドチルドレンたる為に様々な英才教育を施されている。


それは学問はいうに及ばず、戦闘訓練などにも多岐にわたった。


その戦闘訓練のカリキュラムには、マーシャルアーツ、コマンドサンボなどはいうに及ばず、


各種世界の格闘技まで盛り込まれていた。


その中に一際異彩を放つ格闘技(?)があった。それは、


ゲルマン忍法




という。


この過剰なまでに妖しい響きにアスカは引きつけられた。それは彼女の中に眠る二カ国分のDNA


が呼応したのだ、といえば聞こえはいいが事実は異なる。


不敬な言い方をすれば、彼女のゲテモノ趣味の覚醒に他ならなかった。


兎にも角にも他の格闘技に倍する情熱をもってアスカはゲルマン忍法の修得に当たった。


錆びた刀で滝を切ったり、額につけたブーメランを投げたりと、およそ実戦で役に立ちそうもない技術


だったが、取りあえず彼女は天才的な体術を身につけるに至った。第6、7使徒との実戦が、その体術の


見事さを如実に物語っているだろう。


更にもう一つの修得した技術が、いま彼女の身体を緊張させていた。


すなわち磨き抜かれた勘−−−気配察知能力である。


やおら彼女は卓上にセッティングされていた箸を掴むと、気配の方へと投じた。


空を裂いて飛んだ箸は、鋭い音を立てて天井の一角に突き刺さる。


「!?」


そこにはなぜかエヴァ初号機の40分の1ダミーが箸に貫かれていた。


「アスカ!」


シンジもさすがに異変に気づく。


「動かないで!!」


アスカは鋭い声を飛ばす。シンジが足を止めたのを確認すると、改めて周囲に気を張り巡らせる。


そして彼女は立て続けにバク転を繰り返す。数瞬前まで彼女のいた場所には、次々と平べったい黒光り


するものが突き刺さる。手裏剣である。


「戸隠流忍術を修めた私の手裏剣をかわすとは、なかなかやるな」


かつてのペンペンの個室から現れる影。碇ゲンドウである。口元にはアスカを仕留められなかったのが


よほど悔しいのか、露骨に落胆の表情がある。


「なにやってんだよ、父さん! 危ないじゃないか!」


意外な人物の意外すぎる場所からの出現に、シンジは非道く驚いたが、とりあえず当然すぎる怒りの声を


上げた。


「心配するなシンジ、全てゴム製だ」


一転して柔らかい視線でシンジを見つめるゲンドウ。


「床に刺さるゴムがあるかぁ!!」


アスカが怒鳴る。なにより彼女は紛れもない殺気を感じていた。


ゲンドウは五月蠅そうにアスカを一瞥すると、冷たい口調で言い放つ。


「久方振りの親子の再会だというのに無粋な娘だ。


シンジ、こんなわびさびも解さないクォーターのゲルマン娘などほっといて、私と一緒に暮らさないか」


「え!?」


その言葉にシンジの表情が微かに揺らめく。


「さあ」


両手をシンジに広げて見せるゲンドウ。感動的な親子和解のシーンであったかも知れない。


ゲンドウが忍び装束を纏わず、ほっぺに渦巻きを書いていなければ。


「父さん・・・・」


戸惑いつつも笑みを浮かべるシンジの顔に、血しぶきが飛んだ。


「こんの無節操おやじ〜〜〜〜〜〜〜!!!」


いつの間にか背後に回ったアスカの跳び蹴りが、見事ゲンドウの後頭部にヒットしていた。それゆえに


ゲンドウの厳つい両鼻は出血を強いられたのである。


「むう」


それでも首を一つ振っただけで昏倒しなかったのは、さすがネルフ司令といったところか。


「・・・・・君は私に何か恨みでもあるのかね?」


ゲンドウは鼻血を流したまま振り返ると訊ねた。


アスカは一瞬絶句してしまった。盗人猛々しいとはこのことだろう。直接、間接的にも、この親父から


受けた迷惑は数え切れない。


「ないなら黙っていてもらおう。私はシンジと話をしているのだ」


「ちょっ、ちょっと待ちなさいよ。あたしはともかく、シンジにした仕打ちを忘れたとは言わせないわよ!」


「フッ、そんな昔のことは忘れた」


「父さん・・・・・」


「無論冗談だ、シンジ」


すぐさまシンジの方を向くと真顔で訂正するゲンドウ。


「あの頃の私は外道だった。犬畜生だ。その罪はたとえ七度生まれ変わったところで許されはしまい」


ゲンドウはシンジの肩を鷲掴みすると、苦渋の表情を浮かべてみせた。その鼻筋を血が一筋垂れる。


せっかくの表情が台無しである。


「だがな、あの頃の私は死んだ。あの私利私欲にまみれた碇ゲンドウは、最後の敵とともに死んだのだ。


今、ここにいるのは、真実の愛に目覚めた男、真・碇ゲンドウだ」


精一杯の笑顔をシンジに向けるゲンドウ。両鼻から盛大に鼻血が迸らせてのこの表情。


いっそ天晴れであろう。


「あの〜、言ってることにえらく矛盾があるんですけど」


アスカ程度の国語能力でもゲンドウの話の矛盾を指摘できる。


「七度生まれ変わっても許され無い男が、一度死んだだけで贖罪できるかあ!!」


「黙れ、先天性無節操発育娘」


ぴしゃりとアスカに言ってのけたゲンドウの口調は絶対零度に等しい。


「せんてんせいむせっそう・・・・・・!?」


アスカの顔が見る見る怒りに染まる。


「この素晴らしいプロポーションのどこが無節操なのよ!!」


八重歯を剥いて怒鳴るアスカ。忘れていたが今の彼女はバスタオルを巻いただけのあられもない姿である。


「ふん、年齢相応に発育しているのが分相応というものだ。


だいたい既製のスクール水着も着れんやつが日本の中学校に通うなど十年早い」


「な、な、な・・・・・・」


アスカの頭は湯気を吹かんばかりだ。よく意味が分からないが(意味自体わけが分からないが)


侮辱されたことだけは分かる。


ゲンドウはシンジに向き直って言った。


「さあ、シンジ、こんな伏魔殿などからおさらばして、私たちの愛と安らぎに溢れた家へと帰ろう」


「ふざけるなぁ、このクソおやぢぃぃ!!」


キッチンの壁に後ろ回し蹴りを放つアスカ。部屋全体が大きく揺れるほどの威力である。


ゲンドウはそんなアスカに一瞥をくれるとポツリという。


「女の嫉妬は見苦しいな、シンジ」


「ええかげんにせんかぁぁぁ!!それとさっきからキュポキュポうるさーーい!・・・って、あれ!?」


キュポキュポキュポ。


さっきから二人のやり取りにすっかりかき消されていた音。


その音の出所は、キッチンのコンロの前。


そこには灯油ポンプ片手の冬月の姿があった。件の音はこのポンプを操るものに他ならない。


そのポンブの根本はみそ汁の鍋へと突っ込まれ、その中身は冬月の持つ袋へと注がれている。


「おお、碇、みそ汁の接収も完了したぞ」


胸元のポリ袋をちゃぷちゃぷいわせて見せる冬月。


「そうか。当初の目的は達成した。引き上げるぞ、冬月」


いうが早いが二人はリビングを突き抜けベランダへと飛び出していた。


「あの、父さん?」


シンジの手がむなしく宙を掴む。


「すまないシンジ。愛に溢れる男、真・碇ゲンドウは死んだ。今ここにいるのは冷静沈着、冷酷非情の


ナイスミドル。その実体はネルフ司令官の碇ゲンドウ・改だ」


ベランダの手摺りに足をかけながら高らかに宣言するゲンドウ。


「ではまた会おう明智くん。はーっはっはっは」


冬月はセカンドインパクト以降生まれには分からないギャグを口にすると、手摺りを乗り越え、空中に


その身を踊らせていた。更にゲンドウも続く。


「ちょっと、待ちなさいよ!」


慌ててベランダに駆けつけたアスカの見た物は、風呂敷をはためかせながら空中を滑空していく二つの


影だげだった。いわゆるムササビの術というやつである。


ちょっと物理学の常識を逸脱していた逃走方法だったが、幸い彼女は気づかない。


「ScheiBe!!全く何をしに来たのよ、あの二人は!!!」


アスカはベランダの壁を蹴り上げる。至極最もな質問だが、その問いに答えるものはいない。


ふと振り向くとシンジが熱に浮かされたように立っていた。その口から繰り返される言葉。


「父さんが一緒に暮らそうっていってくれた。父さんが・・・・・・」


「いい加減に目を醒まさんか〜〜〜〜!!!」


シンジに後ろ蹴りを放つアスカ。もはや単なる八つ当たりである。


丁度その時、奇跡的に彼女の身体に巻き付き続けたタオルが、限界を越え白旗を上げていた。


彼女の汚れを知らない肢体が露わになる。


顔面に蹴りをくらい吹っ飛ぶシンジ。その鼻から吹き出した鮮血が盛大な放物線を描く。


それが蹴りの威力によるものなのかは、気絶した本人にしか分からないことであった。


もっともこの後の彼は、アスカの献身的な看病で目を醒ますのである。


幸せなことには変わりないだろう。








ところ変わってここはネルフの執務室。


その机の上には鍋が置いてあり、薄黄色の濁った液体が湛えられていた。


その中をアジの頭とお新香、ほうれん草のゴマ和えやワカメなどがゆるゆると回遊している。


「冬月・・・・・同じ袋に一緒くたに入れるやつがあるか」


「すまん、碇・・・・・・」


・・・・・・嗚呼、こんなオチでいいのか?


誰とも知れない深い溜め息が、静まり返った執務室に木霊した。













続く・・・・・・・かもしんない






















ここを読んで下さってる方、本編も読んで下さったと信じます。信じたいです。いっそ信じさせて。


へっぽこなわたしの作品を読んで下さってありがとう。


そして初めまして。


三只鷹久という駄文書きです。


・・・・もうどうしようもなくへっぽこな作品です。


いちお、本編分岐型アフターストーリーに分類されるものでしょうが、よくわかりません。


いえ、意識して書いた訳じゃなくて、書き上がったらそう分類できたってのが本音なもんで。


ネタ的にも全く分からない方もいらっしゃると思います。


いいわけはしません。全てはわたしのへっぽこさ故です。


それでも読んで下さった方に少しでも楽しんでいただけたら・・・・うれしいなぁ。


では。


ああ・・・お願い、怒らないで・・・。