どうも、制作者です。
今、伝説のカノン王国やってまーす。
結構楽しいよ（＾＾）
って、今そんなことをいてる場合ではないか。
作品を書かないと！←かなりのんき
で今回もやっぱりＭＡＺＥ。
しかも題名は兄弟愛。
内容は名のごとく、兄弟愛。
兄弟愛・・・といえばあの２人しかいないですね。
そう、斑鳩萌衣（いかるがめい）＆斑鳩明（いかるがあきら）の愛です。
この２人はすごいねぇ。
兄弟なのにセックスまでしてしまうとは！（事実）
けど中出ししたかは不明（挿入した１０秒ぐらいあとにこの２人は異世界へ飛ば
されてしまう）
ってなわけで、この２人のセックスを完成させるべく制作者は立ち上がるのであ
った。
つまり、オリジナルセックス！！
もち１８禁。
ただし前半は一般向け、又はＲ指定って所ですね。
では、始まり始まり。
余談：制作者はアブノーマルなセックスが“嫌い”です。
１
その日は日曜日であった。
空は雲一つない快晴で、お出かけ日和である。
「じゃあ、行って来ます、母さん」
母さんが奥から顔を出した。
「私ももうすぐ出ますからね・・・夕方まで誰もいませんからね」
「はぁ〜い」
間延びした返事をしたけれど、心の中ではドキドキしまくっている。
バタン・・・
玄関を出て、あたしは家の方を振り返った。
あたしが生まれて育った家―――
今日、あたしはこの家を出ようと考えている。
父さん、母さんに別れを告げようと思っている。
別に父さんや母さんが嫌いなわけじゃない。
ちゃんとした理由がある。
それは・・・あたしがお兄ちゃんと一緒に生きたいから。
愛するお兄ちゃんと一緒に―――
「・・・・・」
感傷的になる前にあたしは歩き出した。
今日中にもう一度見に来なきゃいけないんだからと自分に言い聞かせて。
あたしの名前は斑鳩萌衣。
お兄ちゃんの名前は明。
２人会わせて友達からはメイズって呼ばれている。
あたし、萌衣と、明をめいと音読みすれば・・・。
複数のメイズになる。
さすがにそう言われるとちょっと照れくさい。
自分で言うのも何だけど、仲のいい兄弟・・・。
ううん、仲が良すぎる兄弟。
あたしの名前は斑鳩萌衣。
あたしの好きな人の名は・・・明。
２（まだ１８禁じゃないよ（・＿・））
アパートに行くと、お兄ちゃんはもう起きて待っていた。
「おはよう、お兄ちゃん」
「萌衣・・・」
「あ・・・」
お兄ちゃんはいきなりあたしを引き寄せる。
お兄ちゃんの顔があたしの視界いっぱいに広がる。
その顔は、とても優しい顔だった。
そして・・・優しいキス。
「お兄ちゃん・・・」
「萌衣・・・」
あたし達はしばらくそのままでいた。
あたしとお兄ちゃんは・・・愛し合っている。
血の繋がった兄弟だけど・・・心の底から愛し合っている。
これって世界じゃいけないことなんだけど・・・好きなんだからもうどうしよう
もない。
あたしもお兄ちゃんも、生まれたときからお互いのことだけを見て生きてきたっ
て、この間わかった。
お兄ちゃんはお父さんと喧嘩して家を出ていってしまったから、今はあたしとお
兄ちゃんは一緒に暮らしていない。
けど・・・そんな生活もういやだ。
あたしは・・・お兄ちゃんと一緒にいたい。
だから―――
「萌衣・・・本当にいいのか」
お兄ちゃんがぽつりと言った。
今頃になって決心がぐらつくなんてお兄ちゃんらしくない。
「もうお兄ちゃん、あたし決心したんだから」
「けどな・・・何もおまえまで家を出ることは・・・」
「そりゃあ、あたしはお父さんとお母さんに不満があるわけじゃないよ。でも・・・
お兄ちゃんと離れて暮らすのはもういやなの」
「萌衣・・・」
「あたし、お兄ちゃんのことを思って寝られないときだってあるんだよ。それだけ
お兄ちゃんのこと、好きで好きでたまらないの！」
「・・・・・」
「それともお兄ちゃん、あたしと暮らすのいやなの！？」
「そんなわけあるか！」
お兄ちゃんは思わず声を荒げた。
こういうときのお兄ちゃんは本気だ。
あたしと一緒に暮らすのはいやじゃない―――
あたしと一緒に暮らしたいと思ってくれている―――
「お兄ちゃん！」
嬉しくて、あたしはついついお兄ちゃんに抱きついてしまった。
そのままあたしからお兄ちゃんの唇を求めていく。
キス、キス、キス・・・何十回やったっていやじゃない。
やればやるほど欲しくなってしまう。
お兄ちゃんとのキス―――
「わかったよ、萌衣」
「お兄ちゃん・・・」
「家を出たら遠くで暮らそう。ここは家に近すぎる」
「うん・・・駆け落ちだね、お兄ちゃん」
「ああ、駆け落ちだ」
「それでね、お兄ちゃん・・・」
あたしはじっとお兄ちゃんを見つめた。
優しい笑顔。
ついつい甘えたくなってしまう。
「家に荷物取りに行きたいの。手伝ってくれるよね」
「甘えん坊」
「そう、お兄ちゃんにいっぱいいっぱい甘えるの！ 今日はお父さんもお母さんも
いないから」
「久しぶりで・・・最後の家か・・・いいよ」
「うん！」
あたしはまたお兄ちゃんに抱きついた。
そしてまたキスしていた。
長い、長い、本当の愛を誓ったキスを・・・。
３（あうー、もうすぐ１８禁突入に！！（≧▽≦））
喫茶店で軽く朝食を取って、あたし達は家にやってきた。
鍵を開けて中にはいる。
母さんも出かけたらしく、誰もいなかった。
「ホント、久しぶりの家だな。」
お兄ちゃんはなつかしそうにキョロキョロとまわりを見ている。
そうだよね。１年ぶりの自分の家なんだもの。
「あたしの部屋に行こう」
「ああ・・・」
部屋は昨日の家に掃除しておいた。
立つ鳥跡を濁さず―――
そう言う心境。
部屋に置いたポトスの木がまぶしい。
昨日、ついつい買ってしまったんだっけ。
もう出ていく部屋なのに。緑が少ないなって。
・・・あれも持っていこう。
「ほら、準備しちゃえよ」
「うん・・・」
なるべく少なくしなきゃいけないんだけど・・・大切なものもあるし、思いでの
ものもあるし・・・えっと・・・これも・・・あれも・・・。
「せいぜい旅行の時のトランク一つぐらいにしてくれよ」
「うん・・・」
「服なんか頑張ってオレが買ってやるからおいてけ」
「え〜、でも、これだけ」
「オレは白いシャツに青いジーンズって女が一番好きなんだ」
「あたしはスカートも好きですよぉ〜だ」
なんだかんだ言って、いろいろ減らして、何とかトランク一つにまとめた。
古い物は置いていこう。
新しい生活が始まるんだから。
「できたか」
「うん・・・」
あたしはベッドに腰掛けた。
ボーッと天井を見つめる。
あたしの部屋。
今日でお別れのあたしの部屋。
「・・・・・」
「萌衣・・・」
いつの間にか、お兄ちゃんが横に座って、心配そうにあたしの顔をのぞき込んで
くる。
あたしは涙を流していた。
お別れって言葉にあたしは弱い。
ついつい感傷的になっちゃって、それで―――
だめだ、だめだ。
こんな気持ちじゃ。
もうお兄ちゃんのことだけを考えて、こんな気持ち吹き飛ばしちゃわなきゃ！
「お兄ちゃん・・・」
「ん・・・」
あたしはまた自分からお兄ちゃんの唇を吸った。
そして、そのままお兄ちゃんの身体を引っ張ってベッドの上に転がる。
「萌衣・・・？」
お兄ちゃんは驚いたような顔をしている。
少し大胆かな。
ううん、そんなことどうでもいいよね。
「お兄ちゃん、しよ」
「えっ？」
「だから、セックス」
「え・・・あ・・・」
お兄ちゃんが照れたように顔を赤くした。
あたしとお兄ちゃんはまだ男と女の関係になっていない。
お兄ちゃんの部屋で前に１度そういうチャンスがあったんだけれど・・・その時
はお兄ちゃんが緊張しちゃってだめだったのだ。
でも、今日はしなくちゃ。
お兄ちゃんと結ばれて、未練なくこの家を出て行くんだ。
「お兄ちゃん・・・あたしにこの家のことを忘れさせて・・・呪縛から解き放って」
「萌衣・・・」
「お兄ちゃん・・・」
今度はお兄ちゃんの方からキスをしてくる。
そしてあたし達は結ばれる儀式を行う。
(update 99/09/03)