オリジナル

■真夜中の出来事■

-2-

作・制作者さま


        3(のどかな朝・・・?)

 

 チュンチュン・・・

 

 雀の声が響く。

 そう、朝が来たのだ。

 今はだいたい8:00頃と言ったところか。

 はっきり言って、のどかな朝である。

「キャー、遅刻よー!!」

 しかし、そんなのどかさをうち砕くように叫び声が響く。

 それは神社の近くの家からの声だ。

 その家は、何処から見てもごくごく普通の家だった。

 

 バタン!!

 

 と勢いよく扉が開いたかと思うと、1人の少女が飛び出してきた。

 口にはパンをくわえながらである。

 そして、制服は着かけであった。

 どう見たって、何処のマンガにもよくある1シーンだ。

「ひえーーー・・・」

 彼女は今にも泣きそうになりながら懸命に走っていった。

 どうやらもう間に合いそうもないようだ・・・。

 

 長い黒髪がなびく。

 そしてメガネが多少ずれている。

 そう、この少女こそ神社で男と抱き合っていた張本人なのだ。

 彼女は行為が終わった4時間後、目を覚まして男を起こし、そして床についたの

だった。

 ちなみに彼女が床についたのは6:00であった。

 どうやって家を出入りしたかは知らないが・・・。

 激しくプレイして2時間しか寝てないのに、彼女の身体はピンピンしていた。

 恐るべし・・・と女性の評論をしてる場合ではない(−−;)

 彼女の名前は坂杉亜紀。

 一応、高校1年生である。

 しかし、体型から見るとどう見たって中学生に見えてしまう。

 そのため、彼女はよく歳を間違えられるのであった。

 彼女はひたすら走っていた。

 しかし、学校まで保つはずがない。

「はー、はー・・・」

 彼女の走りはどんどんゆっくりになり、結局止まってしまった。

 まだ高校さえ見えていなかった。

 彼女には安堵の表情が浮かんでいた。

「おーい、亜紀ー!!」

 急に彼女を呼ぶ声が聞こえる。

 その声の持ち主は男だった。

 その男は彼女より背が高く、前髪が長く、そしてちょっと筋肉質であった。

 そう、彼は昨日の夜、神社で抱き合っていた男の方であった。

 彼の名前は竹内大成。

 すらっとした長い足、ちょっと筋肉質な腕、長い前髪。

 どう見たって、よくエロゲーとかに出てくる男である。

「おっ、亜紀が遅刻なんて珍しいな」

 彼はニヤニヤしながら彼女に言った。

 次の瞬間、彼女の鉄拳が彼に炸裂する。

 

 バキッ!!

 

「うぐぐぐぐぐ・・・」

 彼の頭は一瞬で血だらけになった。

 そして、女は怒り狂うように男に言った。

「何言ってるのよ、元はと言えば遅刻するのはあんたのせいよ!!」

「でも突いてるときにあんた凄い喜んで・・・」

 次の瞬間、男は彼女の鉄拳でボロボロにされていた。

「ぐええええ・・・」

「ふん、天罰よ」

 少女は鼻であざけ笑うとさっさっと高校に行ってしまった。

 しかし、もう1時間目は始まっている時間である。

 彼女達は無事高校へ行けるのかな?

 それは誰も知らなかった・・・。

 

 

       4(By the way・・・)

 

 彼女は苗字の通り、坂杉という家の先祖である。

 そのルーツは(略)であった。

 でも略していいんだろうか・・・。

 いちいち考えてると時間くうからねぇ・・・。

 彼女の家庭は母と祖母祖父、の4人暮らしであった。

 父は8年前、ちょうど亜紀が8歳の頃に死別していた。

 彼女は高校に上がったため、親戚のやっている所でアルバイトをしているのだ。

 そのアルバイトは神社でのアルバイトであった。

 まあ仕事と言っても枯れ葉を掃いたり、床拭きしたり・・・。

 まるで一種の修行であった。

 彼女も最初はいやがったが、次第にその不満も消えていった。

 何故か、給料がちょっと高いからだ。

 だいたいマクドナルドで1時間働けば700円ぐらいだが、ここで1時間働くと

800円なのだ。

 マクドナルドよりこっちの方が近くて給料も高い。

 そりゃ誰だってこっちを選ぶであろう。

 そして、彼女は中3の春にここで竹内大成と出会ったのである。

 両方ともであったときの印象は「きれいな人」だった。

 かなり安易であった・・・(−−;)

 そして彼らは冬、亜紀の自宅で結ばれた。

 それから彼らは1ヶ月に1回ぐらいのペースで結ばれ会った。

 そして現在に至る。

 まあ、何処にもいそーな普通なカップルである。

 そして彼らはつい最近からコスプレのプレイにはまっているようだ。

 特に巫女さんの格好でのプレイに・・・。

 彼らはそんなこんなで現在の状態なのだ。

 ホントに心から愛し合っているのかは知らないが・・・。

 そして彼らの愛はまだまだ続くのであった。

 

 


(update 99/10/17)