オリジナル

■真夜中の出来事■

-8-

作・竹内 大成 さま


       17(どうでもいいけど、風邪ひいた・・・(==;))

 

 大成は、仰向けになった亜紀に覆い被さるようになっていた。

 亜紀は顔を赤らめたまま、大成から顔をそむけている。

「亜紀、俺もう我慢できないよ・・・亜紀のに入れさせて」

 大成は自分の大きく張りつめたモノを右手で握りながら言った。

「・・・・・」

 亜紀は無言だ。

 まるで、話が聞こえてないような感じだ。

「ねえ、亜紀。どうして俺がこんなに変わっちゃったのか・・・わかるかい?」

 大成は亜紀に問いかけるように言った。

 亜紀は、小さく首を横に振った。

「わからないか・・・じゃあ、教えてあげるよ。なんで僕が冷酷人間になってしまったのか・・・」

 そういい終わった後、大成の顔が急に厳しくなった。

 一瞬の沈黙・・・。

 亜紀は唾を「ゴクリ」とのみこんだ。

「その理由は・・・“フェラが気持ちいいから”」

 大成は呑気な顔で言った。

 ・・・・・(==;)

 次の瞬間、あたりは沈黙して、音という音が全て聞こえなくなった。

 虫の音も、車の音も、息の音さえも・・・。

「そ、それだけの理由・・・?(・・;)」

 亜紀は目が点になっている。

「うん、それだけ。だって同級生の男子のみんな口々に『フェラは気持ちいい』って

言うからさぁ、僕もフェラを・・・」

「・・・・・(−−メ)」

 亜紀の顔に怒りの四つ角マークが1つ、2つ、3つ・・・。

 やばい、亜紀のスイッチが入る。

「そういうこと、今まで自分勝手しててごめんね。亜紀」

 大成は苦笑しながら合掌した。

 だが、亜紀がそんな謝り方で許すはずがない。

「そうだったのね・・・良かった」

 しかし、予想に反して、亜紀は大成に笑顔を見せた。

「へっ!?」

「良かった。大成が冷酷人間なんかじゃなくて・・・良かった。ヒック、ホントに・・・

ヒック」

 亜紀の瞳からはいつのまにか涙がいっぱいあふれてきた。

 亜紀は必死に手で涙をぬぐいとる。

 しかし、亜紀の涙や喘ぎ声は止まらなかった・・・。

「やだ・・・ヒック・・・涙が、止まらない・・・ヒック」

 亜紀の顔はいつの間にか泣き顔になっていた。

「亜紀・・・ごめんな・・・」

 そういうと、大成は自分の唇を亜紀の唇に近づけた。

 亜紀はためらわず、大成の唇を受け止めた。

 そして、キス・・・。

 真の愛を誓い合う。そんな感じの長いキスだった。

 いつの間にか、亜紀の涙は止まっていた。

 大成は亜紀から唇を離した。

 亜紀の目はトロ〜ンとしている。キスの余韻に浸っているようだ。

「じゃあ、亜紀・・・しよう。最後の愛を・・・」

「ええ、大成・・・」

 そういうと、2人はまたキスを交わした。

 

       18(亜紀は内心きっと激怒しているに違いない(^^;))

 

「亜紀、入れるよ・・・」

「ええ」

 亜紀は静かに肯いた。

 亜紀はM字に脚を開いて大成のモノを導くことにした。

 そう、正常位である。

 最後は普通にやって大成とイキたい・・・そういう亜紀の要望があったからだ。

 大成はモノを右手に持ちながら、亜紀の秘部にあてがう。

 

 グチュ・・・

 

「あっ・・・」

 亜紀が喘ぐ。

 亜紀の秘部は愛液で十分なくらい濡れていた。

 大成は、ゆっくりと亜紀の秘部にモノを挿入していった。

 

 ズブブブブブ・・・

 

「ああ、大成。大成のが、入ってくる・・・ああ・・・」

 亜紀は涙をぽろぽろ流しながらいった。

 そして、大成の動きが止まった。どうやら完全に挿入しきったようだ。

「亜紀、動かすよ・・・」

「大成・・・」

「んっ?」

「一緒にイこう・・・」

「ああ・・・」

 そういい終わった後、大成は腰を動かし始めた。

 初めはゆっくりと・・・そして、段々腰を動かす速度を早くしていった。

 

 ズチャ、グチュ、ズブッ・・・

 

「はあん、ああ、大成、いい、気持ちいい・・・」

「ああ、亜紀の、凄い締め付けてる・・・俺の精子が欲しいみたいだ・・・」

 大成は腰を段々早く動かしながら言った。

「いやん、恥ずかしいこと、ああん、言わないで、あん」

 亜紀は完全に快楽に溺れていた。

 大成の動きが早くなるにつれて、亜紀の喘ぎ声も段々大きくなってきた。

 

 ズプッ、ズプッ、ズプッ、ズプッ、ズプッ、ズプッ・・・

 

「ああ、ああ、いい、ああ、大成。ああ、いい。こんなの、あん、初めて・・・」

「俺もだよ、亜紀。普段より何だか凄く気持ちよくて・・・ああ、すぐに出ちゃいそうだ・・・」

 大成はモノを更に深く挿入させた。

 そして、更にスピードを限界まで速めた。

 亜紀の形のよい胸が「プルンプルン」と音を立てながら揺れる。

「ああん、大成。もうイク。私・・・もう、もうダメ。イっちゃうの・・・」

「亜紀・・・俺も、もうイキそうだよ・・・」

「大成・・・あたしイク。もうダメ!! イクの、だから・・・抱いて、あたしを抱いてぇ!!」

 亜紀は渾身の力を振り絞って大成にいった。

「ああ、亜紀、俺もうダメだ!! 出るうぅぅぅ!!」

「ああん、あたしも、もうだめぇ、イクぅ、イクぅぅぅぅ!!」

 大成は次の瞬間、亜紀を強く抱きしめた。

 亜紀も、大成を逃がすまいと短い両手で一生懸命抱きしめる。

 そして・・・

 

 ドビュッ、ビュルルル、ビュクビュク!!

 

「ああ、大成。熱い、熱いよおおおお!!」

「うああ、亜紀ぃ。出るよ、いっぱい出るよお!!」

 大成の精子が、亜紀の子宮口に当たる。

 

 ビュク、ビュク、どく、どく、どく・・・・

 

「ああ、大成、はあ、はあ、はあ・・・」

「亜紀ぃ・・・」

 大成の激しい射精は終わった。

 今日、2度目の射精だというのにものすごい量であった。

 大成と亜紀は抱き合ったまま、気を失っていた。

 亜紀の秘部からは愛液と精液が流れ出ていた。

 そして、あたりから朝日が射し込んでいた・・・。

 

 


(update 2000/03/12)