エヴァ

■立場が変わったら…■

 

作・専務さま


 

 

プルルルルルル

ガチャ

 

「はい碇ですが…」

「ああ、ゲンドウか,お前お父さんの仕事を見たいって言っていたじゃないか。

ちょっとなこれから東京駅に来てくれ。迎えをよこす。格好はな…まあハーフだ…」

 

電話は一方的に切られてしまった。

ゲンドウと呼ばれた少年は余りあった事の無い父からの電話なので急いで支度をして

東京駅へと急いだ。

 

「どこだろう?」

 

「君ねゲンドウ君!…あなた本当に中学生?髭を伸ばして手袋つけて目が据わってい

るけど…」

 

「ああ…問題無いだろう…」

 

この少年ゲンドウは照れ屋なので面識の無い人にはそっけない口調で会話するのであ

る。

格好も相手を近づけない為。

 

「お父さんが呼んでいるわ!行きましょう。」

 

「父さんは…いったいどういう人なんですか?」

 

「あったこと無いの?いい人よみんなに好かれるような…デモね,暴走すると何しで

かすか解らないの。たとえばね、あなたと同じくらいの年にあなたのお母さんレイを

ね、知り合いに飲まされた勢いで襲っちゃってねあなたのお母さんは14で子供を産

んだのよ!」

 

「同い年…」

 

「でもいいわよ…私なんて相手にされなかったんだから…あ!私は惣流・アスカ・ラ

ングレーよろしく!」

 

アスカの運転はなかなかのもので、スピードはあるのだが安定している。

「クルマとシンクロしているから」何て訳のわからないことを言いながら運転してい

る。

 

「着いたわよここがネルフ本社。」

 

「なんですか?ネルフって???」

 

「何にもも聞いていないのね…」

 

そういうと地下に下りていく。

「ここはね…ジオフロントの真下よ」

 

そんな説明を受けながら降りていく。

 

着いた先にはロボットがあった巨大な…

 

「なんですかこれは?」

 

「とにかくあなたはこれを着て!」

 

渡されたのは…胴着だった…

 

「あなたはこの格闘戦士エヴァンゲリオンに乗って使徒と呼ばれる奴らに立ち向かわ

なくてはならないわ!」

 

「なんで…僕が…」

 

「それはな…ゲンドウ!私がお前に世界をゆだねたからだ!」

 

「父さん?なんで僕が?」

 

「何ででもいいもうすでに使徒が来ている早く乗るんだ!」

 

仕方が無く乗ったわいいがなんか血の匂いがする液体を注ぎこまれそれを飲みこんで

しまった。

 

「さあゲンドウ君それを肺の中にいれるんだ!」

 

気持ち悪いがそれを吸い込んだ。

 

「さあ外に出すわよ!」

 

「どう動かしたらいいんですか?」

 

「自分の思ったように動かせられるわ!」

 

「頭の中で考えて物事を解決しなさい!」

 

「そんな…」

 

「基本的な攻撃は中段突きと上段突きよ!後は空手チョップね!」

 

「なんでそんなことが…銃とか無いんですか?」

 

「だから格闘戦士エヴァンゲリオンだって言ったじゃないの!」

 

「じゃあとにかく…相手も体の中心…人間で言う鳩尾に突きをいれて!」

 

「そういえば…キックは無いんですか?」

 

「あなたじゃまだバランス取れないからやらないで!」

 

 

そんなことをいいながら戦っていくゲンドウ。

 

「うわ!こわいよ…問題無い問題無い問題無い…」

 

「どうしたのゲンドウ君?」

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

「シンクロ率…250%」

 

「どうします司令?」

 

「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ!」

 

「解りました…」

 

 

 

「ウガァァァァァァァァ」

「昇龍拳!」

 

「中段突き上段突きまわしげり!前蹴り中段突きローリングソバット!」

 

「逃げちゃダメだ…ゲンドウ!」

 

 

「使徒沈黙」

 

「初号機回収」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲンドウが目を覚ましたのは病院だった。

 

「ここは…どこ?わたしはだあれ?」

 

お目覚め一発ギャグ…しかし誰もいない。

 

「つまらないな…シナリオ通りだ」

 

「なにがよ…暴走しちゃって…」

 

「お前は誰だ?」

 

「私は弐号機パイロット、赤城リツコよ!覚えておきなさい!」

 

「いや…覚える気は無い…赤木リツコ…」

 

しっかりと覚えているゲンドウ。

 

「あら起きたのゲンドウ」

 

「なんだ…アスカか…」

 

「アンタいい度胸ね私を呼び捨てにするなんて…」

どがしっっ!

バキッ

チュドーン

 

「いたいじゃないか…」

 

「うるさい!あんたはこれからあたしの家で住む事になったの!リツコも一緒よ!

明日から学校に行ってもらうわよ!部活はね…空手部!」

 

「なんで勝手に決め付けられなくてわいけないのだ?」

 

「シンジの了承も受けているわ!」

 

「呼んでくれ!父さんを」

 

ピッ

「ああ,シンジ?じゃなかった、司令、御子息がお呼びですが…」

(アスカか・・わかった今いくよ…)

 

5分後

 

「久しぶりだなゲンドウ!」

 

「父さん…いい加減にせんとしばくぞこら!ほっぱらかしにしておいて,いざとなっ

たらお前に世界をゆだねるだぁいい気になるんじゃない!」

 

「なかなかいい度胸だなゲンドウ…ゴメン!ゆるして!!だってさぁ…妻のレイにも

アスカにも尻に敷かれているんだもん…」

 

「(まさかシンジって…息子よりも下?)」

 

「知るか!私の身辺を勝手にいじってくれた礼に私はもうエヴァに乗らんぞ!」

 

「司令!お久しぶりです。」

 

「やあ,ユイ!」

 

「ン?(なんと美しい…)」

 

「ゲンドウ,彼女もパイロットだ」

 

「乗ります…エヴァに乗らせてください!」

 

「(はは〜ん…こいつ!)」

 

「とにかく明日からがっこうだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「碇ゲンドウだ。よろしく」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「(なんだこいつの格好 は

!)」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

「部活は空手部にはいらせてもらう」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「(空手???

?)」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

「このクラスでいるか?空手部?」

 

手を挙げたのは、ユイとリツコ、それと担任のアスカだった。

 

「お前もか?アスカ?」

 

「よびすてにするんじゃないわよ!」 

どげしっ

ばこっ

べきべき

 

「くらわんな!」

 

「なんの蹴上げ!」

 

バコ!

ゲンドウの首筋にあたった。

 

「ゴホゴホ…生徒にそんなことやっていいのか?」

 

「さあ出席取るわよー」

 

「聞いていないんかい」

 

 

 

 

 

 

「碇君が昨日のロボットのパイロットって本当ですか?   YES/NO」

 

「……陥れてやる…シンジ! (ポチ!YES)」

 

「「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」」」」

 

「ゲンドウ!何かってに機密事項バラしてんのよ!」

 

「問題無い…職員は大体ネルフの者だろう…」

 

「鋭いやつ…シンジとは全く逆ね!」

 

「なんであんな親父が司令なんだ!」

 

「あいつまだ28よ!それで親父?」

 

「「「「じゃあ碇君を14で作らせたんだ…」」」」

 

「「「「お母さんはなんさい?」」」」

 

「28だ!」

 

「「「「14で…」」」」

 

 

 

 

部活…

 

 

 

「部員はこれだけか?」

 

顧問アスカ リツコ ユイ 冬月 ゲンドウ

これだけしかいない…

 

「お前は冬月というのか…」

 

「アスカにな無理やり入れられたんだ…将棋部に入りたかった」

 

「ほう、将棋をやるのか。今やろう」

 

ポケットの中から、本格的な将棋盤と駒を出した。

どこに入っていたのだろうか??

「むう…なかなか強いな…」

 

「お主もやりおるな…」

 

「王手,飛車角取り!」

 

「むう!…まってくれんか?」

 

「勝負に待ったは無いぞ…冬月」

 

「アンタ達!ここは空手部よ!何流暢に将棋やってるのよ!」

 

「うるさいのがきたな…逃げるか.」

 

「気が合うな」

 

お二人さま脱走です。

 

「ゲンドウ!逃げたら司令に言うわよ!」

 

「ゲンドウ君…訓練…」

 

「ユイ君はかわいいな・・・」

 

「ゲンドウ…気が合うな…」

「「ムフフフフフフフ」」

 

気味が悪い…この行動でユイはゲンドウを学校内の使徒と確定した。

「では始めます。」

 

「オス」

 

 

 

 

 

 

 

部活終了

 

 

 

 

「なんでこんな事になったんだか…」

 

「ゲンドウちょっと来てくれんか?」

 

トウジに呼ばれて体育館裏に来るゲンドウ。

 

「お前があのロボットのパイロットだそうやな」

 

「ああ、それどうした?」

 

「この前の戦闘で妹が怪我をしてしまってな…わてはお前を殴らなければならないん

や!」

 

トウジの上段突き!

それを上段避けでかわし、まわし蹴りをかます。

 

「この前の戦闘ではコントロールが効かなくてな…暴走してしまったんだ」

 

そう言うと、ツタツタとその場を去る。

「なんでわしより強いんじゃ?」

 

トウジはこの学校で1,2を争う実力の持ち主だが、ゲンドウには勝てなかった。

 

 

「なんだったんだゲンドウ?」

 

「ああ、喧嘩を売ってきただけだ。では帰ろう冬月」

 

「空手部に喧嘩売るとはなかなか度胸のあるやつだな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この家にはまともな料理を作れるやつはいないのか?」

 

「しょうがないでしょ!料理ニガテなんだから」

 

「私が作ってもいいけど…理科の実験みたいになるわよ」

 

「すまない、私がバカな質問え押したから…」

 

「私が作れるわよ」

 

「「「だれ?」」」

 

「何よ3人して…」

 

「なんだユイか…」

 

「なんだとは何だよゲンちゃん」

 

このときからゲンドウはユイの前ではゲンちゃんとなった。

 

「お前は料理が作れるのか?」

 

「家庭科5の実力とくと見ろ!」

 

ジュー

ザッザ

ジャ〜

パリパリ

カチャ

 

「なんという早さだ…人間のなせる技か?」

 

「ゲンちゃん、そう言うこと言うと学校でしばくよ!」

 

「なんだと人間使徒!」

 

「なんだよ親父!」

 

「まだ14だ!」

 

「髭剃ってもそれじゃあ40代よ!」

 

「読み方逆だ!」

 

「ゲンドウってそう言う風に喧嘩するんだ…(夫婦喧嘩みたい)」

 

「アスカさんそう言う風に人のことに干渉するから司令に捨てられるんですよ!」

 

「あたしはまだ28だからいく当てはあるわよ!」

 

「まず無理ね。」

 

「うるさい」

 

「本当のことでは無いのかな?」

 

「ゲンドウ…(ジロリ)」

 

「そんな目で睨んでもなにもでんぞ」

 

「所詮ゲンドウは無表情なガキね」

 

「でも姿は親父ですよね」

 

監視カメラにて

 

「ゲンドウは本当に無表情だな…ユイの言ってたことは本当だなカヲル君」

 

「そうだねシンジ君。その君の行為も尊敬に値するよ」

 

「カヲル君…ちょっと怖いよ…」

 

「そうかい?僕はこれから会議で予算のことを話に行かなくちゃ…」

 

「頑張ってねカヲル君!」

 

「君のその言葉は尊敬に値するよ」

 

「やっぱり怖い…かな?」

 

 

「なんか…覗かれている感じがするのは気のせいか?」

 

「もう、気のせいよゲンドウ」

 

苦笑するアスカ。

 

「いや、やっぱりへんだ!」

 

 

ごそごそ…かちゃ…ごそごそ…ん?

 

「これはいったいなんだ?」

 

ゲンドウはものの3分で5台の隠しカメラを見つけてきた。

 

「あほな所に隠してあるな…隠したのは間抜けだな」

 

「(隠したのはレイよ!)」

言いたくても言えない…

 

「まあ良い、存分に見せてやろうじゃないか…」

 

その後ゲンドウはいたるところに仕掛けに言った。

(ユイの家の寝室、風呂場、アスカのマンションの風呂場などに)

ゲンドウは覗き趣味があるようだ。

 

「後はこの隠しマイクに…」

{おいこら!バカ親父!良い映像を取らせてやるから俺にも分けろ!}

 

「ゲンちゃん何していたの?」

 

「いやなにも…それより飯を食おう」

 

「作ってくれてありがとうって言ってくれるまで食べさせてあげない!」

 

「ぐ…作ってくれてありがとう」

 

「なんていった?」

 

「作ってくれたありがとう!」

 

「それでよし!」

 

「(…うまいかもしれん…)」

 

「感想はゲンちゃん」

 

「…………………………………」

 

「ゲンちゃん!」

 

「……あ!ああ、うまい」

 

「ユイって料理うまいのね…」

 

「これから毎日来て作っても良いですよ!その代わり英語の成績上げてください」

 

「そう言えば英語の教師だったな…」

 

「アンタ今日の英語何やってたの?」

 

「メールの返信」

 

バキッ!

グシャ!

「ぐぐぐうう…メールが来ているんだから仕方ないだろう」

 

バコッ

ドコ!

「口答えしない!」

 

「すみませんでした…」

 

「解ればよろしい」

 

監視カメラ

 

「ゲンドウのやつ気づいちゃったよ」

 

「さすがシンジ君の息子だね。」

 

「でも、覗けるのなら・・」

「「グフフフフフフフフフ」」

 

「あなた!」

 

「レ,レイ!いつからそこに?」

 

「さすがシンジ君の奥さんだね!」

 

「ふたりとも…ちょっと…」

ついていく二人

 

「これなぁんだ!」

 

そこにあったのは通称「鉄の処女」

殺傷力の高い拷問道具だった。

急所をはずした場所に針が付いている特注品だった。

 

「あの・・レイ…そんな物ドコで…」

 

「あなたにインターネットでいろいろな物を調べたり買ったり出来ると教えられた…

欲しかったからかったの…」

 

「さすがだね」

「それで…レイはそれを何に使うの?」

 

「拷問するの…あなたがどれだけ汚いことしてるか…」

 

「ちょっとレイ!」

 

「シンジ君は昨日僕とのみに行ってねぇそこにいた若い女の子ナンパしちゃったんだ

よ」

 

「ちょ、ちょっとカヲル君!それは秘密だっていったじゃないか!」

 

「殺されるよりはマシだろ」

 

「そのとうりです…」

 

「じゃあ…罰ね」

 

そう言うとレイは鉄の処女を持ち上げてシンジとカヲルを殴りつけた。

その重さは推定200キロ。さすがレイ母さん。

1児を生んだ女性は強い。

 

「ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ前の性格が良かった

なぁ。ガクッ」

「さすがシンジ君の奥さん。好意に値するよ…」

 

 

「私はシンジだけの物…」

バコッ

もう一撃カヲルに打ちこみその日は終わった。

 

 

「ゲンドウ!起きなさい!」

 

「ユイちゃん、あれ使ってくれる?」

 

「はい,アスカさん」

そう言うと、何やらシーツで巻かれた長方形の物を抱えて持ってきた。

 

「ゲンちゃん!こっちに寝返り打って!」

 

「ん…うん…」

 

ドスッ

 

ギャアァァァァ

 

「成功した?ユイちゃん」

 

「成功しました。後は閉じるだけです。」

 

「でわ閉じて」

 

ギギギギィィィ

「ギャァァァァァァァァァァ」

 

だんだん声が小さくなっていく。

 

「な・な・な・な・なな・なな・ななな・ななななな……・・」

 

「な?」

 

「なななななな何て起し方するんじゃあばずれ!」

 

「あら生きていたの?ゲンちゃん。」

「そんなもんに入れられて生きているなん凄いわねぇ」

 

「なんで・…コンな物が家にあるんだ?」

 

それは、わかると思うが鉄の処女だった。

 

「あなたのお母さんが今朝もって来てくれたの。よくもまあ監視カメラなんて仕掛け

てくれたねえ」

 

「それは…父さんの陰謀だ!」

 

「嘘ついてもダメよ…証拠写真もあるんだから!」

 

証拠写真なんていつ…と思いながら見る写真それは、シンジのプロマイドだった。

 

「父さんの写真が証拠とぁそう言うことだ?」

 

「あ!間違えた!こっちよこっち!」

 

その写真にはゲンドウがアスカの部屋に入ってカメラを仕掛けてあるのがよくわかる

映像だった。

 

「念のたねユイちゃんの部屋も調べたらあったのよ!」

 

「ゲンちゃんひどいよ!言ってくれれば私の下着ぐらいあげたのに!」

 

「ユイ…それどう言うこと言ってるかわかってんの?」

 

「わかってますよアスカさん。」

 

「じゃあ…くれるか?」

 

「ちょっとまっててね…」

 

2分後

「はいそれじゃあ私のパンティー上げるっ」

よくある品物を上に上げると言うものだった…

 

「やはりな…期待した私がバカだった」

 

「傷は大丈夫?」

 

傷というレベルではない。

針の長さが15センチ以上ある鉄の処女で貫かれたゲンドウの体は、お茶を飲むと食

道あたりの穴からこぼれるほどひどかった。

 

「…ふっ問題無い…」

そう言うと体中が光り輝き次の瞬間穴が全く無くなっていた。

 

「ゲンちゃん凄い…あなたはこれからSゲンドウよ!」

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

何て粗末な物書いているんだろう…

すみませんみなさん。

もう、誤ってばっかりだ…

いくらなんでも空手部はないよな…

 

僕、少しやっていたんですよ…

 

 

 


(update 2000/08/01)