外伝「第四話」

作・専務さま

 


 

 

 

日曜日 朝 AM5:00

 

シンジは朝は弱いのだががんばって起きた。

そして、下ごしらえした材料を袋に詰め、ミネラルウオーターを沢山持つ。

さらに、朝食を作りアスカとユイカを起そうとする。

しかし、アスカにはベットに引きずりこまれ目を覚ましたときには耳元で「ヘンタイ

!」

と騒がれた。

ユイカは、首に手を回して来てキスを何連発も…そして、「あらぁパパおはようぅ

もっとキスしてぇパパァだぁいすきぃ」

つい、アスカと錯覚しキスしちゃったところをアスカに見られてまた「ヘンタイ!」

シンジは朝っぱらからついていないのである。

 

「ひどいよアスカとユイカ…アスカは自分から引きこんできたくせに…」

 

「だって…最近してないんですもの…」

 

「してないって…ママエッチ!」

 

「あらぁユイカもシンジに抱き着いてキス求めてきたじゃない」

 

「あれは…実のところ本心だけど……パパからしてきたからうれしかった(ニ

コッ)」

 

「(まさか…自分の子供にシンジを取られないでしょうね…)」

 

「僕…一人暮ししようかな…このままいたら体が持たないよ…」

 

「シンジ!………………………………………悪かったわ…置いてかないで」

 

「……あ、レイも起さなきゃ…置いて行ける訳無いじゃないか」

 

「パパだぁっいすき!」

 

「(ユイカ!お願いだからシンジを誘惑しないで!暴走したら子供にも身ごもらせる

ことになるじゃない!)」

 

「(べっつにぃユイカはそれでもいいよ!)」

 

「(言い分けないじゃない!今でさえ世間体悪いんだから!)」

 

「(そんなもの?)」

 

 

「レイ!起きて。レイ!」

 

「ん…イカリクン…いかりくぅん。お帰りなさい……いかりくぅん子供作りましょ

う…」

 

「なにいっているんだよ、レイ!」

 

「ああ、碇君。おはよう!どうしたの?」

 

「今自分でなに言ったか覚えてなの?」

 

「なんかいった?」

 

「うん、ちょっとすごいこと…」

 

「まあいいわ、ご飯出来てる?」

 

「出来てるよ(いつか僕寝こみ襲われるな……)」

 

 

「あらぁシンジ遅かったわねぇなんかやられた?

 

「何も。ただちょっと寝言でね…」

 

「どうせ子供がどうとかっていっていたんでしょう?」

 

「う!」(図星)

 

「私そんな事言っていたの?…作りたい…(ボソッ)」

 

ペキ

ピキピキ

プチン!

 

「あんたねぇ昨日私がシオらしくしていたのをいいことに付け込んでいるんじゃない

わよ!」

 

「ちがうわ…ほんしん…ほんしん…………碇君!つ・く・ろ!」

 

「……(どう答えたら…YESだとアスカに殺される…NOだとレイに…)」

 

「シンジィ!答えてみなさいよ!」

 

「あ!それより早く行かないと!レイ、車出して(ごまくすしかないか……これが常

套手段だな…)」

 

賢くなっていくシンジ。

 

「碇君、下にあるわよ。」

 

「じゃあアスカ、荷物持って。」

 

「なに言ってんの?あんた男でしょう!立派なナニついてんだから自分で持っていき

なさい!」

 

「ママァ…おっきいの?」

 

「ユイカ…あなた精神病院いれるよ」

 

「はははははは…持っていこ…」

 

「ユイカ、あなたも行くんでしょう?行きましょう」

 

「今日何人くらい来るの?」

 

「10人ちょっとじゃないの?」

 

しかし現実は甘くなかった。

 

「み、みんなこんなに…………(材料足りるかな?)」

 

「ゴミン!シンちゃん、いつのまにか24人になっちゃった」

 

「ははははははははは…(結局笑うことしか出来ないのか?僕は…結局みんなの奴隷

なのか?)」

 

「シンちゃん!手伝えなくてゴミン!」

 

「…ミサトが手伝うと何いれるか分からないからダメよ!」

 

アスカは、ミサトのカレーを食べて卒倒したことがある。

それが原因でそれからカレーはシンジのしか食べれなくなってしまった。

 

「ミサトぉカレーぐらいなら小学校低学年でも作れる子がいるわよ!」

 

「アスカは作れた?……(やばい!逃げるにも焦げ付いちゃうし…)」

 

「シンジぃ!アンタなんていったぁ?私はねぇエヴァの訓練で忙しかったのよ!」

 

「でもね、僕が料理作ったのは小学校高学年の家庭科でなんだよ。

こっちに来てからずーっと作っていてうまくなったんだよ。

だからアスカも作っていけばうまくなっていくよ」

 

「そんなもんかしらねぇ」

とミサト。

 

「ミサトだって結婚していたときぐらいちゃんと作っていたんでしょう?」

 

「あんた…誰に結婚していたこと聞いたの?」

 

「……(しまった。シンジ!助けなさい!)」

アスカはテレパシーでシンジに話しかけた。

なんでテレパシーなんて使えるんだ?っと突っ込みたいところだったが、

ここではやめておこう。

 

「(正直に話そうよ…なんにしろもう隠しとうせないよ…)」

 

「(しょうがないわね……話すか…)じつはね、レイから聞いたの。」

 

「やっぱり…って言うかアンタ達見つめあってなんだったの?」

 

ミサトさんが突っ込んでくれました(笑)

 

「実は、かくかくじかじかで…」(死語!&ちゃんとかけ!)

 

「まったく…まあいいけどね。本人も知ってることだし。

私のときはね、ALLレトロト!

初めは交代で作っていたんだけど…[お前は作るな]って言われて

レトルトにしたのよ」

 

「(加持さん、判断が良い…シンジでもそうするでしょう)」

 

「(うん…でも僕の場合はずっと作らされる…)」

 

「アンタ達!またやってる!シンちゃん早く作って!」

 

「時間かかりますよぉ25人分ですよぉ」

 

「だから手伝ってあげようか?」

 

 

「(もういいや…あいてにしない)」

 

「碇君……手伝おうか?私なら料理できるよ…」

 

「ダメだよ…一応僕が作ることになっているし………」

 

「そうですよ、私達は碇君の料理を食べたいんです!」

「(ジロ!)そうよね…でも私は碇君の料理何回も食べたことがあるし…」

 

「(むか!)碇君!今度遊びに行っていい?」

 

「……アスカとユイとレイがいいって言うならいいけど…」

 

「(プチ)え?先生と碇君って一緒に住んでいるの?」

 

「もともとレイの家なんだ。一応保護者がいないと警察に補導されたら困るし…」

 

「ミサト先生の家は?」

 

「14年前にこき使われたからもう勘弁してよ」

 

「シンちゃん、ちょっとこっち来なさい(ジロリ)」

 

「聞こえちゃったみたいだね…今日マヤ先生来てる?」

 

「あそこにいるけど…」

 

「ありがとう。マヤせんせーい!ちょっといいですかぁ」

 

「シンジ君!呼んでくれてありがとう!何かご用?」

 

「ちょっと頼み事が…」

 

「シンちゃん!来なさい!」

 

「あれなんですけど…ちょっとかまっていてもらえませんか?」

 

「シンジ君の頼みならいいわよ。ミサトせんせ~い!ちょっと遊びましょう」

 

「私はシンちゃんに用があるの!あ!ちょっとやめてよ!あぁ!」

 

森の方に連れていくマヤ。数分後、にこにこして出てきた後ろに、青白く染まった顔

垂れさせてため息を吐きながらシンジのところに行く。

 

「シンちゃん…覚えておきなさいね…なんでマヤはあんな趣味があるの…リツコのせ

いよ(ぶつぶつ…)」

 

「なんかすごい事していたみたいだね…」

 

「シンジ!焦さないでね!」

 

「はいよ!アスカ(全くアスカったら…ベッドの上では弱々しいのに…」

 

「シンジ!あんた今何て言った!?」

 

「(やばい!)」

 

「何がヤバイよ!」

 

「あの、惣流さん。今碇君何も言っていなかったけど…」

 

ミユキがフォローする。実際のところ、シンジは何も言葉にしていない。

 

「そりゃ口には出していないけど…心の中で私にいろいろ言ってんのよ!」

 

「惣流さん…碇君の心でも読めると思っているの?」

 

「読めるわよ!なんか文句ある?」

 

「あの…ミユキ、それ本当のことなんだ…気がついたら心が読めるようになっていた

んだ。」

 

「これはエヴァの後遺症かもね…私としては嬉しいことだけど…」

 

「シンジ、後でネルフにこい!ちょっと1ヶ月ばかり缶詰にさせてもらう。」

 

「と、父さん!なんでここに…」

 

「私はネルフの副指令だぞ。敷地内でやっている事はおみとうしだ」

 

「ただ、MAGIで監視しているだけだろ?父さんも食べる?」

 

「初めからそのつもりでここに来た。」

 

そこで、放送が…

 

(やあシンジ君!もう少しで仕事が終わるから僕達も行っていい?)

 

「青葉さん、いいですよ!ただし、カレーの材料を持ってきてください」

 

(シンジ君、私が持っていくから安心して。さっき、ミサトが泣いていたけどどうし

たの?

なんか…マヤがどうとか…(リツコ!いちいち言わないで!)っト言う事だから、後

でね!)

 

「リツコさんも…いったい何人になるんだろう…」

 

結局80人近くになってしまった。

料理部の女子、ゲンドウらネルフの幹部、平社員などなど…

シンジの知らない人まで来ていた。その人いわく、

「そっちが知らなくてもこっちが知っているよ!有名だからね」

 

「あ〜あ…なんでこんなことに…ナベ洗うだけでも大変だなぁ…」

 

しかし、どうやって80人分も…なぞなので、リツコが監視カメラの映像を分析した

結果

手の動きが空気抵抗の摩擦熱で溶ける寸前まで速くてを動かしているらしい。

 

 

解散する時に、今度こそミサトに捕まってしまった。

今度はシンジを殺しかねない勢いだ…と言うより、シンジの首に手を伸ばしていく。

 

「シンちゃん…覚悟しなさい!私がマヤにやられたことをシンちゃんにやってあげ

る…

首をつるされ、下からくすぐられたあげく××××××××されて…殺ってあげ

る…」

 

目がすわっている。しかし、シンジは冷静だ。

 

「ミサトさんは今僕を触ることは出来ませんよ!」

 

自身まんまんだ。

 

「じゃあ殺ってあげる…キィン!」

 

「どうです?」

 

「ATフィールド!なんで使えるの!生身の人間でしょう!」

 

「エヴァに取り込まれれば分かりますよ。自分が全てになった気分、思うことが出来

る!

ただ出来ないのはエヴァから出ること…母さんが帰させてくれないんですよ」

 

「まさか…何でも出来るの?」

 

「エヴァが出来たことなら大体…」

 

「さすがね…これで2ヶ月はネルフから出られないわよ。」

 

「大丈夫ですよ!アスかと協力すれば日本ぐらい簡単に消せます。敵に回したら大変

ですよ。」

 

「アナタ…使徒?」

 

「解釈の違いですね、超能力のようなものですよ。エヴァだって一歩間違えれば使徒

でしょ?」

 

「まあいいわ、どうせもうリツコも聞いているでしょうし。

缶詰じゃなくても、検査や実験は受けてもらうわよ」

 

「いいですよ、僕も普通の人とどう違うか知りたいし…」

 

「アスかもなの?」

 

「アスかは僕みたいに妄想癖がないからそんなにひどくはないですよ…表向きでは…

アスカのことだから、僕関係の能力を持っているかもね。あのテレパシーみたい

に…」

 

「(何そこまでバラしてんのよ!バカシンジ!)」

 

 

「ほら!まったく…今の会話全部聞いていたみたいですね。

帰ったらいろいろ言われるだろうなぁ」

 

「怖い奥さんね。」

 

「可愛い奥さんですよ。感情の隆起が激しくて…」

 

その頃、アスかと話していたミユキがアスカの変かに築いた。

顔が真っ赤でもじもじしている。

そこにシンジが帰ってきた。

 

「アスカ、風でもひいたの?青が赤いよ」

 

「違うの…シンジが嬉しい子といってくれただけ…」

 

「アスカ、いちいち監視するようなこと止めてよぉ」

 

「もう今日はいつものシンジに戻って…」

 

「いいの?」

 

「うん…」

 

「え?何の事?」

 

ミユキは?マークを出している。

 

「じゃあアスカ!もう帰るぞ!帰って飯作らなきゃいけないし」

 

「まだちょっと遊びたいんだけど…だめ?」

 

「…6時までには帰ってこいよ。俺もどうせ親父に呼ばれてるし」

 

「なんで?能力の究明?」

 

「ああ、ATフィールドまで使っちゃったからな。司令が五月蝿そうだ」

 

周りのみんながシンジの変わりように唖然としている。

 

「あ、ああみんな。親から俺らの事聞いていると思って言葉使いを前に戻していたん

だ。

でももう前のクラスメイトに会ったことだしもういいかなってね(ニコッ)」

 

「私にまで黙ってたのぉ全くもぉパパの意地悪!でもそのパパもいいなぁ」

 

やっぱり、自分の娘に疑問を抱いているアスカ。

 

「(笑顔は変わっていないわね…この碇君もオッケイ!)」

 

「(ああ、碇君!やっぱり笑顔がまぶしいわ!食べてしまいたい!)」(おいおい

!)

 

「どうしたんだ?アスカ」

 

「今誰かがシンジのこと考えていた…」

 

どうやらアスカは嫉妬からか、シンジのことを考えている人の心の内が読めるのであ

る。

 

「――――と言う事だから、みんなこれからもよろしく!。そして親にいっといて!

ケンジはとくに。」

 

「あ、はい分かりました…」

 

「敬語じゃなくていいよ。普通に話して!さあ、ほら!」

 

「ああ…わかったよシンジ」

 

「それでいいよ!みんなも敬語なんて使わなくてもいいからね」

 

「…もしかして…前の心境の変化は演技?」

 

「アスカにやってみてって言われちゃってさぁわざとらしいけどやったんだ!」

 

「まあ、いいわね!その方がみんな接しやすいし!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝、いつもと全く変わらない朝。

しかし、人間関係はちょっと変わった。

レイは、シンジを四六時中観察していたのでそのことは知っていた。(アスカに何度

もじゃまされたが)ユイカはムスッとしている。

ゲンドウは…「問題無い」の一言。

 

「親父!やっぱり父さんのほうが聞きなれている?」

 

「どっちでもいいが…」

 

「じゃあ、父さん!これでいいね。この僕の変わりようは予測可能の範囲内?」

 

「ああ、そのとうりだ。エヴァに取りこまれていて14年だからな…何が起きても不

思議ではない」

 

「フフフフフフ…実際はすごく動揺したくせに。冬月司令はもっとかな?」

 

「いいや…一番動揺したのはお前本人だ。」

 

「…分かっているんだ…俺でも初めはびっくりしたさ。」

 

「一人全然驚いていないのがいるぞ…」

 

「ああ、母さんか。そりゃそうだ!中ではいつも話していたからね。」

 

「私が精神汚染しちゃったかしら?」

 

「もしそうなら嬉しいな。こんな変化なら」

 

「まあ、偶然だな。ユイ君の自由奔放な性格が遺伝していたのだが私やユイ君が教育

していなかったから性格が曲がったんだな…」

 

「そう言えば、そろそろここを出ようと思っているんだ。いくら少し部屋が多いいか

らって6人もマンションの1部屋に住んでいるなんて窮屈だからね。レイと相談し

て、このマンションをみんなで出て一軒家を買おうかと思ったんだけどレイが効率悪

いって言い出して…結果わね、僕ら親子が隣に引っ越して管理人に許可してもらうん

だ。壁に穴あけてつなげる。これがレイの計算。」

 

「シンジ…ただそれはレイがシンジと離れたくないからって考えたことなのよ。従わ

なくてもいいじゃない。」

 

「いいじゃないか。世話になったんだし」

 

「…いいわ……じゃあ管理人に話しつけてきましょう」

 

シンジとアスカは、朝早くから管理人の部屋に行った。

 

ピンポーン

ピンポーン

ピンポーン

ピンポーン

 

「…………出てこないわね…やる?」

 

「やろうか!じゃあ集中して……」

 

シンジ達の周りに暖色の膜が浮き出てきた。

次ぎの瞬間、玄関の戸が吹っ飛ぶ。

 

どっか〜ん!

 

「なんだ!何があったんだ?強盗か??」

 

「あの…管理人さんですか?」

 

「ああそうだよ!なんか用か?扉ぶっ壊して!」

 

「あ、頭の回転は早いみたいですね。助かった。602の綾波の家の隣なんですけ

ど…今空いてますよね。そこに僕達が引っ越していいですか?」

 

「あ、ああいいですよ。」

 

「それで…ちょっと部屋を改造したいんですよ。」

 

「いいですよ。自腹でお願いしますよ」

 

「大丈夫ですよ。それでは今日から移りますから」

 

この2分後に轟音が聞こえたのは言うまでも無い。

シンジがATフィールドで壁をふっ飛ばしたのだ。

 

「…シンジ、たくましくなったな…生身の体で使徒と戦えるんじゃないか?」

 

「まだムリだよ。」

 

「あのぉすみません綾波さんのお宅ですか?」

 

管理人だった

 

「今の何なんですか?」

 

「…問題無い」

 

ゲンドウが睨む!

 

「なんでも無いなら…では」

 

「ふ、意気地なしが…」

 

「父さんが言うなよ。恥ずかしがり屋の癖に」

 

「く…問題…ある……」

 

「すみませんでしょ」

 

「そうだったな…すまん」

 

「おじいちゃん…弱くなったね」

 

「おじいちゃんはね、もともとなんだよ。

前は自分の地位を盾にシンジから逃げていたんだ。

シンジに会うと恥ずかしくてな、そっけない態度を取ってしまう。

しかし、レイはユイ君のクローンで同じだからな、地が出て優しくしてしまうん

だ。」

 

「シンジ、この人が可愛い理由わかったでしょ?」

 

「うん、分かった気がする。不器用なところだね」

 

「なんでもいいけど…もう8時36分だよ…」

 

「もうそんな時間か…平気だな、担任がここにいるから」

 

「ミサト先生は?来ているかなぁ」

 

「ユイカ、ミサトさんはね僕の能力が知りたくてリツコさんと一緒に自分達が缶詰に

なっているんだ。今ごろストレス発散に飲んだえびちゅが回って泥酔しているよ」

 

「じゃあ、校長先生かぁ」

 

「司令か…それはヤバイな。レイ!車出して!」

 

「行ってらっしゃいシンジ!」

 

「勝手にいけ…シンジ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よう!おはよう!」

 

「どうしたの?みんなしらけちゃってるよ?」

 

「ごめんねみんな。ちょっと話してたら遅れちゃった……」

 

シーーーーーーーーン

 

「なんで反応無いんだよ」

 

「私に聞かないでよ」

 

「どうしたの?みんなぁ。ミユキ…どうしたの?」

 

「ただみんなが碇君の性格が変わったかっらって…」

 

「なんだ、そんなことか」

 

「そんな事かって…」

 

「みんな普通に接してくれればいいから。ね!シンジ」

 

「ああ、そうだよ普通にね」

 

かくして通常に授業が進められた。

 

 

 

昼休み

 

 

「しかしまぁ性格の変り方が激しいなぁ」

 

「前のがもとの碇君の性格なんでしょう?」

 

「今の性格のほうがとっつきやすいなぁ」

 

などと言われているシンジは面倒くさいのでさっさと弁当を食べ教室へ戻っていっ

た。

 

5時間目

 

シンジは不覚にも居眠りしてしまった。

 

夢の中

 

 

「……なんで僕を裏切ったんだカヲル君!信じていてのに……」

 

「……………14年たっても覚えてくれてたんだ。好意に値するよ。

さあ、僕を君の手で殺してくれ…」

 

「嫌だよ!あ!何でかってに動くんだ!逃げて!カヲル君」

 

「さあ、僕を殺してくれ…」

 

「逃げて!あああ………わぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

グシャ!

 

「僕はまたこの手でカヲル君を……うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

教室

 

「だめだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

 

「ちょっと!シンジどうしたたの?悪い夢でも見たの?」

 

「あああああああ……僕はこの手でカヲル君を・…握りつぶした…やめてく

れぇぇぇぇぇ!!!」

 

「碇君!あの夢を見たの?」

 

レイが駆け寄る。シンジはがたがた震え、みんなはただ呆然とシンジを見ている。

 

「レイ!あの夢って?」

 

「アナタは精神に異常をきたしていたから、知らないでしょうけど…

フィフスチルドレンであって、最後の使徒のカヲル…私もあの場所に行ったから…

ターミナルドグマでアナタの弐号機がカヲルに乗っ取られたのは知っているでしょう

シンジはカヲルが使徒だというのに信じられなくて…命令でターミナルドグマに降り

ていってから、戦闘状態になって…どうも、カヲルは初めの目的と何かが食い違った

ようね。

それで、死ぬんだったらどっちかが死なないといけない。……カヲルは碇君の手に

よって…死にたがっていたの…」

 

「何で記録には残っていないのよ!」

 

「二人して強力なATFを張っていたから結界みたいになっていたの。」

 

「じゃあ何でアナタはあの場所にいれたの?」

 

「ふふふふふふ…甘く見ないで…私の体はね、零号機と同じなのよ…使徒と同じ作

り…」

 

「アナタもATFを張れるの…」

 

「その時に、碇君は…カヲルを……握りつぶしてしまった…」

 

「ぅぅぅぅぅ…・ああぁぁぁぁ……なんで、何でなんだよカヲル君…なんで今ごろ出

て来るんだ…」

 

「しばらく休ませた方がいいみたいね…」

 

「はい!みんな。今から自習やってて」

 

しかし、まだ呆然としている。

 

「レイ…始めてあったときのことを覚えてる?」

 

「分からないわ碇君…多分わたし43人目だから…」

 

「…………なんで?他のクローンは全部消えたはずじゃないか…」

 

「………………懲りない人たちがまた作っているの…私はクローンだから寿命が普通

よりかなり短いの。サードインパクトのときなんて35回は死んだわ…」

 

「ごめん…こんな事聞いて…」

 

 

 

それからは、使徒も来なくなりシンジとアスカは元気に暮らしましたとさ。チャン

チャン!

 

 

 

終わり

 

 

何て中途半端だろう…

「この小説は破棄されました」って言われそうな勢いで…

結局コメディーみたいになっているし…

何考えているんだろ?自分でもわからないや……

アウトルックの調子が悪くて…

はあ……

 


読んだら是非、感想を送ってあげてください。

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