スーパーロボット対戦α

■脱力、そして戦慄■

 

作・SHEROさま


 

 

アスカ「ATフィールド!」

 

第7使徒イスラフェルに仕掛けたアスカの攻撃は

ATフィールドによって弾かれてしまった。

 

シンジ「綾波、脱力をかけて!」

 

シンジはレイに精神能力「脱力」の使用を呼びかけた。

強固なATフィールドなどのバリア状のものも

気力をなくすと効果を発揮しない。

シンジは脱力を使用して相手の気力を下げる事で

効率よく使徒を仕留めようというのだ。

 

レイ「・・・・・・猫が寝こんだ。」

 

瞬間、周囲の空気は凍った。

戦況をうかがっていたロンド=ベル隊の一同。

敵の動きを読もうとしていたアスカ。

隙をついて攻撃を仕掛けようとしていたシンジ。

そして、攻撃の間を伺っていた使徒。

全てがその一言で動きを止め、今自分が何をしていたのかさえ

忘れ去りそうになっていた。

 

サクッ!

 

周囲が凍りついた中、冷静に使徒に攻撃を仕掛けるレイ。

それで我に返ったシンジがとどめを刺し、

イスラフェルを撃退した・・・ように見えた。

 

当然このあとイスラフェルは分裂してエヴァを撃墜し、

ロンド=ベル隊の援護のおかげでなんとか時間をかせいだ。

 

その後も・・・

強力なバリアなどを持った敵にたいしては

「脱力」が使用される事があったのだが

 

ベル「布団が吹っ飛んだ!!」

モンド「電話に誰もでんわ!!」

ボス「東京ガスでがす!!」

 

などのセリフが飛び出していき、そのたびに

ロンド=ベル隊一同は下がりそうになる気力を

押さえるのに苦労していた。

 

そして、ライ、シュウ、クワトロ大尉などがそのセリフを発した時、

それはまさに「戦慄」であったという。

 

 なお、これらのメンバーがこっそり集まって

ネタ作りに没頭しているのではないか、という噂が艦内ではささやかれていた。

 

     ☆    ☆    ☆

 

 後日、NERV本部にて・・・

 

レイ「委員会をサボっていいんかい?」

 

 碇ゲンドウへの出向の報告の時、レイはそうつぶやいたそうである。

 

作者あとがき

 

    ごめんなさい。取り替えエヴァおもいっきり遅れてます。

    何とか仕上げるのでしばらくはこれで勘弁を・・・。

    小ネタだけなら思いつくのに・・・。

 

 


(update 00/07/22)