ファイヤーエンブレム〜聖戦の系譜〜

■シレジアの空の下■

第四章より

作・SHUさま


 

シレジア大陸は、最北に位置する大陸である。その為、冬が長く、降水量も他の大陸

より、群を抜いて多い。

 

冬ともなれば、美しき一面の銀世界になることは、とても有名である。

 

二人もこの雪は、見慣れていたはずであった。しかし、初めて人の血に染まる雪を見

ることは初めてだった。

 

しかもその血は、かつての同胞、シレジアの民の物である。

 

そしてその中には、レヴィンのかつての憧れの人。フュリーにとっては、姉に当たる

人だった、マーニャの血さえも混ざっていた。

 

 

 

戦いを終えた二人は、このシレジアの雪原の中の森の木に寄りかけ、二人で佇んでい

た。

 

「静か・・・ですね。」

 

フュリーがつぶやく。彼女の白い肌が雪原に映え、さらなる透明感を醸し出してい

る。

 

「ああ・・・さっきのがまるで嘘みたいだ」

 

「・・・嘘・・・ならいいのに・・・」

 

再び、フュリーの瞳に涙が浮かび出す。それを見たレヴィンは・・・彼女をそっと抱

き寄せた。

 

「嘘なら・・・よけい嫌だろ?嘘から覚めたくなくなる。それは怖いことだぜ?」

 

「・・・ええ」

 

「事実だけは、みんなの姿だけは、覚えなきゃ。それが生き延びた者の義務だし・・

・俺たちが、マーニャと生きてきた証でもある。」

 

「・・・・・・」

 

「忘れないこと。これが一番大事なんだ。そうだろ?」

 

レヴィンは、フュリーにいたつもりであったが、それは、彼自身の心にも訴える。

 

(そうだよ・・・忘れないこと。逃げないこと・・・)

 

そう自分に言い聞かせる。

 

「レヴィン様・・・」

 

「わかったか?フュリー」

 

「はい・・・」

 

そう言うと、急にレヴィンは、ぎゅっとフュリーを抱きしめた

 

「あ・・・」

 

フュリーが驚きの表情を見せる。

 

「正直、俺だって忘れてしまいたいさ・・・けど、それじゃあ、マーニャとの約束に

反してしまう。

 

「約束?・・・姉さんと?・・・」

 

姉の名に、ピクッと、反応を示す。

 

「ああ・・・約束したんだ・・・もう逃げないって。」

 

「・・・・・・」

 

姉の名ばかりを口ずさむレヴィンが、もどかしくて仕方ないとフュリーは思った。同

時に、彼が本当に自分を愛してくれるのか不安になる。

 

姉の影・・・愛しくもあるが、悔しくもある。

 

「だから俺は、現実と向き合おうと思った。だからあの戦いからも逃げなかった。そ

して、このことからも決して逃げない。敵も討ってみせる。」

 

「・・・・・・」

 

あの時、アグストリアで捜し、見つけたときのレヴィンとは、別人のようだと、本当

に成長されたと、フュリーは思っていた。しかし、今はそれよりも、レヴィンに確か

めたいと言う気持ちで、フュリーはいっぱいだった。

 

「・・・レヴィン様」

 

「レヴィンでいいだろ?」

 

(あっ・・・)

 

その言葉が、フュリーの胸を突く。彼は、自分たちが結ばれていることを自覚してい

る。その事を知ったから。

 

でもまだ足りない。愛している”証”が欲しい。そうフュリーは思っていた。しかし

・・・

 

「ダメですよ。自覚を持って下さい・・・貴方は私たちの王なんですから・・・」

 

「フュリー・・・」

 

あえて拒む。何故かは分からなかった。

 

「レヴィン様・・・あの時の言葉・・・信じていいんですか?・・・」

 

「フュリー?・・・」

 

レヴィンは、フュリーの瞳がいつもとは全く違うことに気づいた。彼女の目は、愛お

しいほどに潤んでいた。

 

「当たり前だろ・・・愛してる・・・」

 

「じゃあ・・・もう姉さんのことは言わないで・・・」

 

すり寄るようにレヴィンに体を預ける。

 

「”私だけ”を愛して下さい・・・もう姉さんに負けたくない・・・やっと、やっと

二人になれたのに・・・」

 

「フュリー・・・」

 

「愛してるんです。本当に・・・貴方だけを・・・」

 

「・・・フュリー・・・」

 

レヴィンは彼女の顔をそっと上げ、その綺麗な唇に自分の唇を重ねた。

 

「ん・・・」

 

フュリーの頬は、ほんのりと紅色に染まっている・・・

 

レヴィンは、懸命にフュリーを愛した。愛しいのは彼も同じだった。彼女を少しでも

落ち着かせることが愛すことだと、彼は思っていた。けど、彼女自ら、彼女が自分の

本気の愛を欲してることを教えてくれた。

 

(応えなきゃ・・・フュリーの気持ちに)

 

レヴィンは、自分のマントを脱ぐと、それを敷き、その上にフュリーを寝かせた。

 

「いい・・・よな?」

 

彼女は目をつむったまま、こくり、と肯いた。

 

それを見届けたレヴィンは、フュリーに手をかけ、彼女の鎧を脱がしていった。

 

フュリーは何も言わなかったが、体は小刻みに震えていた。レヴィンは、それが見逃

せなかった。

 

「大丈夫だよ?フュリー。こわくなんか無い。俺を信じてくれ・・・」

 

そう言い再び唇を重ねる。

 

「ん・・・」

 

と、フュリーがか細い声を上げる。

 

 

 

唇を重ねたまま、レヴィンは彼女の服のボタンに手をかけた。

 

一個一個ボタンをはずしていく度に、心臓の鼓動が高まっていく。

 

徐々に徐々に、彼女の服シャツを左右に開いていく。自分でももどかしいとレヴィン

は思ったが、一気に脱がす度胸もない。

 

それでもだんだんと暴かれていくフュリーの素肌・・・周りに広がる、大雪原よりも

白く美しい。

 

レヴィンは、フュリーの腹部にそっと触れてみた。ピクンと、フュリーの体がはね、

目を開け、こちらを見つめている。

 

・・・愛おしい濡れた目で

 

 

 

ピンクのブラを、強引にずらす。ぷりんと、胸が震えた。

 

「あっ・・・ん・・・」

 

フュリーが声を上げる。

 

それでももう気にするつもりはなかった。彼女の乳房に手をかけ、ゆっくりと揉み始

めた。

 

手の中で転がす度、フュリーの口から、甘い声が漏れる。それが、更に更にと、レ

ヴィンの理性を奪っていく。

 

(柔らかい・・・)

 

レヴィンのはじけていく感情を、興奮を、フュリーの濡れた声が満たしてくれた。

 

乳房に顔を寄せ、中心にある突起を優しく舐める。その度にまた、

 

「ひぁ・・・あぁっ・・・」

 

と、フュリーはまた、レヴィンの理性を奪っていく・・・

 

舌のざらざらした感触が、フュリーに快感として伝わっていった。今もレヴィンは、

フュリーの左胸を揉んでいるが、彼女は、それ以上にその右胸の乳首を刺激する舌の

快感におぼれていた。

 

「ん・・・あ・・・ああ・・・ん・・・」

 

止めどなく続く愛撫。

 

さらにレヴィンは、乳首を口にくわえ転がし始めた。

 

「はぁん!・・・あぁん!・・・」

 

のけぞるような快感が、フュリーを襲う。いつの間にか彼女も、空いた手で自分の密

部をまさぐっていた。

 

 

 

「ぁ、はぁ・・・レヴィン様・・・」

 

「ん?・・・」

 

レヴィンは乳首から顔を離すと、フュリーと見つめ合った。

 

彼女の顔は、涙と汗で、びっしょりと濡れていた。汗で髪が張り付いたその顔を優し

く撫でてやる。

 

「あ、あの・・・レヴィン様ばかりでなく、私にも、私にも・・・」

 

彼女の言葉は辿々しかったが、手は、はっきりと自分の欲しい物を探っていた。

 

「ふふ・・・結構フュリーもHだな?」

 

「そ・・・そんな・・・」

 

顔を真っ赤にして、目をそらす。

 

「いいよ、お前の好きにしていい。」

 

そう言うとレヴィンは姿勢を起こし、自分のズボンの帯に手をかけた。

 

すると半立ちになったフュリーはそれを脱がし、その中にある興奮しているしている

レヴィンのものに手をかけた

 

「っ・・・」

 

彼女がそれを握るとビクッとレヴィンの体が動く。

 

「あっ・・・」

 

「大丈夫だよ・・・続けて」

 

フュリーは無言でうなずくと、それをだんだんと口に近づける。

 

そして、はち切れんばかりの怒張を、小さな口で包んでいく。

 

「ぅ・・・くっ!・・・」

 

ちろちろと自分のものの先をを這う舌先・・・すぐに我慢の限界が来る。

 

「フュリー・・・出しても・・・いいか?」

 

何も答えない。しかし、明らかに顔はまだダメだと言っている。

 

「んふ・・・ぅん・・・ん・・・」

 

彼の物をしゃぶりながら、フュリーはまた、声を上げる。それがまた、彼の股間に刺

激を与える。

 

「だ、だめだ・・・出る・・・」

 

耐えかねない激情が、股間に集中する。

 

(がまんしろ!がまん・・・)

 

しかし、堰を切るように、彼から何かが抜けて行くような感覚が襲いかかる。それと

共に、すさまじい快楽が彼を支配する。

 

ビュッ!

 

「んん!」

 

彼はフュリーの口の中で、射精していたのだ。彼女の口元から、溢れた精液がこぼれ

落ちる。

 

「ふぁ・・・んん・・・」

 

口から出された、性器からさらに射精が行われ、それもまた、フュリーの顔を汚して

いく。

 

 

 

「フュリー・・・」

 

レヴィンは彼女の顔を自分の服で拭いてやる。ここまでしてくれる、彼女の愛に。ど

う答えるか?再びその疑問詞が彼の前に立ちふさがる。

 

(答えはもう分かっている!・・・)

 

レヴィンは、フュリーの両肩に手をかけ、力に任せて彼女を押し倒した。

 

無言のままスカートをめくり、その中にある、しろい下着に手をかけた。

 

「あっ!・・・」

 

フュリーはいきなりの展開に、困惑はしたが、抵抗はしなかった。ただされるがまま

に自分の秘所を許した。

 

 

 

下着を脱がし始めたレヴィンだが、その下着が、異様に濡れていることに気づいた。

 

「?どうしたんだ、濡れてるよ?」

 

「あっ・・・」

 

また、顔を真っ赤にする。レヴィンはそれを見てくすっと笑うと、それ以上深入りせ

ずに、また下着を脱がし始めた。

 

少しおろすと、明らかに濡れてひくひくいってる秘部が、目に飛び込んだ。それを見

 

「フュリー・・・綺麗だ・・・」

 

そう、口から漏れだした。

 

太股を過ぎ、腱を越し、足から下着は外れる。露わになった秘所に、レヴィンは唾を

呑んだ。

 

「いくよ・・・」

 

「・・・・・・」

 

無言でこくっとうなずいた。レヴィンは彼女の太股を脇に挟み、空いた手で彼女をの

胸を愛撫する。

 

そしてゆっくりと、自分の性器をフュリーの中に沈めていく。

 

「ああああっ!!」

 

先が入り込み、フュリーが体をのけぞらせる。

 

「全部・・・入れるからな・・・」

 

「あ・・・ぁ・・・は・・・い・・・」

 

目が、これまでにないほど潤んでいる、押し寄せる快感を、目をつむって待つ。

 

レヴィンは胸をぎゅっと握り、腰に力を入れ、一気にものを挿入していく。

 

「あ!あぁぁっ・・・・」

 

挿入していく内に、何かに突き当たる。

 

(そうだよ・・・フュリーは初めてなんだ・・・)

 

そう考えると、急に彼女との日々が、走馬燈のように蘇る。

 

子供の時、喧嘩して泣かせたときの彼女の涙。あの時国を出たときの彼女の涙。マン

スターで、再び出会った時の彼女の涙。愛を告白したときの彼女の涙。

 

(なんだ、俺、フュリーを泣かせてばかりじゃないか・・・)

 

蘇る記憶が、彼を止める?いや・・・彼が彼女を愛すための最後の扉。

 

「フュリー!俺はもう、お前を悲しませたりしないから!お前だけを愛すから!」

 

「レヴィン様!」

 

「一緒に・・・な・・・」

 

フュリーは、こく・・・と、涙を浮かべた瞳で答える。

 

レヴィンは再び腰に力を入れ、自分の体ごと、彼女に沈めていく。

 

ぐちぃ・・・!

 

と言う音を立て、レヴィンが、全てフュリーの中に入った。そしてそのまま出し入れ

を始める。

 

「あぁ!ああぅ・・・」

 

結合部から、血と愛液が混ざった物をまき散らし、二人の秘部は激しく結合する。

 

同時に、彼女の胸に沈めている頭が彼女の乳首を刺激する。

 

「・・・レヴィン・・・さまぁ・・・い・・・いっちゃう・・・ぅ・・」

 

「・・・わかった・・・いく・・・よ・・・」

 

レヴィンは性器の動きを早め、自分を極限に誘っていく。そして・・・

 

「あぁっ!いく!あぁ!」

 

お互いを壊すほどに抱きしめあい・・・

 

「フュリー!」

 

「レヴィンさまぁぁぁぁぁぁっ!

 

自分が持つ全ての愛を、フュリーの中に注いでいく。

 

「ああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

 

フュリーが絶頂に上っていく!

 

「ああああああああああああああああああああああーっ!」

 

 

 

 

 

レヴィンにもたれかかる形で、寄り添うフュリー。そんなフュリーの頭を、手でそっ

と包んでやる。

 

「寒くないか?」

 

「いえ・・・全然まだ、熱いくらい。」

 

「痛くなかったか?」

 

「レヴィン様こそ」

 

「あはは・・・」

 

「うふふ・・・」

 

抱きしめ会いお互いに笑いあう。

 

「嬉しかったですよ。・・・私を愛してくれて。」

 

そういい、フュリーは、レヴィンに唇を重ねた。

 

 

 

 

 

エピローグ(おまけ。あくまで純愛路線なため)

 

 

 

「何せ、出陣前だからな、大した用意もできずに・・・すまんな」

 

「気にするなよ、シグルド。そもそもシレジアでは、婚儀は内輪で慎ましやかにやる

のが風習だからさ」

 

「そう言ってくれるとありがたいな」

 

ふふ・・・と、レヴィンが笑いかける。

 

「こっちこそ無理言わなかったか」

 

シグルドはじっとレヴィンを向き、言った。

 

「婚儀と言うのはな、大事だぞ。これがないと、かみさんに一生言われ続けるそう

だ。」

 

真顔で・・・

 

「ぷっ・・・真顔で言うセリフかよ!」

 

「ははははは!」

 

 

 

「お〜いみんなー!今日のメインの登場だよ!」

 

でゅーの声と共に、教会のドアが開く。

 

「おぉー・・・」

 

と言う声が、口々にあがる。皆その美しさに・・・見とれていた。

 

「さて、花嫁を迎えてやれ。」

 

ぽん、とシグルドはレヴインの背中を叩いく

 

それに押され、レヴィンは花嫁・・・フュリーの前へ立つ。

 

「綺麗だ・・・」

 

そう言ったまま、レヴィンが動かなくなる。

 

「レヴィン様・・・花嫁に見とれてどうするんですか・・・」

 

フュリーが半眼でうめく。

 

「あっ・・・ああ。ごめん」

 

フュリーの手を取り・・・そして歩き出す。

 

 

 

この時だけは、神よ、愛する二人に、全ての幸を・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき)あぁ、やっと終わった。長っ!以上

 

 

 

 


(update 99/10/10)