エヴァ

■悪夢■

-13-

作・すとらとさま


 

夕食を終えた後、僕たち三人はリビングのソファーでテレビの野球中継を見ながらくつろいでいた。

夕食は焼き肉だった為に、僕たち三人は食後に歯を磨き終えていた。

マヤさんはアスカを虐めていたのを僕に止められた後、随分と憎々しげにアスカのことを見ていたが、その後シャワーを浴びてから夕食の用意をしてくれて、食後、食事の後片づけまで一人でしてくれた。

アスカはマヤさんに虐められていた所を僕に助けられた後、シャワーを浴びてきてからというもの、すっかり僕に依存しきっている様子で僕の隣に座っていた。その様子は、僕の良く知っていたあの気が強くてプライドの高いアスカにしては、随分としおらしい姿だった。

そして、野球中継が終わり、映画放送が始まってから時間が経ち、時計の針がちょうど11時を指した時、マヤさんが立ち上がって僕だけをダイニングキッチンへ誘って連れていった。

マヤさんは小声で僕の耳元へ囁くようにして言った。

「ご主人様、この後のアスカちゃんの調教の事なんですけれど・・・」

僕はそれを聞き、またかという思いで少々うんざりしながら正直に僕の気持ちを言った。

「マヤさん、もう今日は許して上げようよ。今日は朝からアスカを責めっぱなしだし、アスカも疲れているだろうから、今日はもう休ませて上げようよ」

僕がそう言うと、マヤさんは断固としてそれを受け入れないという風にして言った。

「ご主人様はあの牝奴隷に対して何時も優し過ぎるんですよ。今日が調教の最後の夜なんですから、絶対にこのわたしの考えた調教の計画を実行しますよ」

マヤさんのその態度に圧倒され、僕は取り合えずマヤさんの言う調教の計画を聞いてみる事にした。この優柔不断さが僕の悪い所なのだ。

マヤさんは僕の耳元でその調教計画を囁く。

「・・・うん。・・・うん。・・・へえ、僕がその役をやるんだね。・・・うん。・・・うん。分かったよ、マヤさん」

マヤさんの立てた調教プランを聞くうちに、僕はその詳細に計算され綿密に立てられたプランに大いに興味を引かれた。

結局、僕はその調教計画に荷担する事を納得した。何よりも、昼間からアスカの痴態を見せられ続けていて、ずっとお預けを食らったままだったので、欲望に負けてしまったというのが正直な所だった。

リビングに一人取り残されたアスカは不安げな表情を浮かべて僕たちの方をじっと見つめている。

僕とマヤさんの二人はリビングに戻り、またソファーに座ると、マヤさんがアスカに向かって命令した。

「アスカちゃん、これから今日の調教の総仕上げよ。アスカちゃん、今着ている服を全部脱ぎなさい」

マヤさんにそう言われて、アスカは縋り付くような眼をして僕の方を見つめた。僕はそれを振り払うようにして冷たく言い放った。

「アスカ、アスカももう分かっているだろう?マヤさんの言うとおりにしないとどれだけ酷い目に遭うかっていう事を。さあ、早く命令されたとおりに着ている物を全部脱ぐんだよ」

僕に冷たくそう言い放たれて、アスカは悲しげな表情を浮かべると俯いていたが、総てを諦めた様子でソファーから立ち上がると、着ている物をゆっくりと脱ぎ始めた。

先ず、Tシャツを脱ぎ去る。Tシャツの下にはまばゆいばかりの純白のシンプルなデザインのブラジャーを着けていた。そして、ショートパンツを脱ぎ去る。ショートパンツの下にはこれもブラジャーとお揃いの純白のややハイレグカットのきついショーツを着けていた。

あれだけ僕たちの前で幾度と無く全裸の姿を曝したというのに、アスカは未だに下着姿を曝すと羞恥心を忘れない。アスカが恥ずかしさで身体中をうっすらとピンク色に上気させたままブラジャーのホックを外すと、その形の良い豊穣な美乳がぷるん、とまろびでた。そして、恥じらいながら、両手をパンティーの両脇に掛けると、ゆっくりとそれを下ろしていって足先から抜き取った。アスカのふっくらとした恥丘も、その上に淡く萌える恥毛も、くっきりと割れた秘割れも露になる。

アスカは全裸になると、両手で乳房と股間を隠しながら立っていた。マヤさんは立ち上がり、自分の部屋へと入っていった。そして少しの間待たされた後、その手にレインコートと小さなバッグと赤い首輪を持ってリビングに戻って来た。マヤさんはアスカの所に首輪を持って歩いて来て、その首輪をアスカの首に取り付け、南京錠の鍵を掛けた。

「いくらマゾの露出狂の変態中学生でも、全裸のまま屋外へ連れ出すのはまだ可哀想だからレインコートを着る事を許して上げるわね。アスカちゃん」

マヤさんはそう言うと、アスカの首輪から繋がった鎖を僕に手渡した後、その手に持ったレインコートをアスカに手渡した。

マヤさんは言った。

「さあ、アスカちゃん、それを着なさい。着替えたら直ぐに出発するわよ」

マヤさんに手渡されたレインコートを手に持って、アスカは暫しの間逡巡していたが、直ぐに総てを諦めた表情になり、レインコートに袖を通すとコートの前のボタンを一つ一つ閉じていった。

マヤさんはアスカがレインコートを着終えるのを確認すると言った。

「さあ、アスカちゃん、それにご主人様、出発しましょうか」

マヤさんを先頭にして、僕、そして僕に首輪から繋がった鎖を引っ張られながらアスカの順番で僕たちは玄関まで行き、そしてサンダルを履くと屋外へと出た。

夜の帳が降りていて、辺りは闇に包まれていて、街灯の光だけが周囲を照らしていた。虫の鳴き声だけが近づく秋の気配を伝えてきた。

昼間の酷暑の残滓が未だに残っていて蒸し暑い。昼間の間に蒸された空気がべったりと濃密な澱(おり)のように沈殿している。風も殆ど無く、正に真夏の熱帯夜だ。

未だにこれだけの暑気が残っているというのに、アスカの雨が降ってもいないのにその長袖のレインコートを着た姿はいかにも奇異に映った。

マヤさんは車のドアを開けると、僕とアスカにも乗るように促した。

僕とアスカは車のドアを開けると、後部座席に乗り込み座った。

マヤさんは車のエンジンを掛け、エアコンのスイッチを入れると、後部座席の方を振り向いて言った。

「車で15分程かかるけれど、今回の調教にちょうど良いロケーションの場所が有るんです。今からそこに行きましょう」

マヤさんはそう言った後、前を向きライトを点灯させると車を発進させた。

時折すれ違う対向車のライトと街灯の光に照らされるアスカの横顔を僕は横目で見ていたが、その表情はこれからその身に降りかかるだろう調教への不安感と、コートの下に何も着ていないという事に対する羞恥心で、上気した顔を強ばらせていた。

改めてアスカの顔をじっと見つめていると、羞恥にうち震え、不安におののくその表情は、ひどく魅力的だった。

綺麗な碧い大きな瞳は長い睫に縁取られていて、見るもの総てを魅了せずにはおかない。すっと鼻筋の通った美しく形の整った鼻梁はアスカの顔の印象をことさら魅力的に見せている。そして、愛らしい薔薇色の唇はきゅっと引き締められ、その愛らしい相貌に精悍な印象を与えている。この気が強くてプライドの高い美少女が羞恥にうち震え、被虐の快楽にその美しい顔を歪める時、僕の加虐心はこれ以上無い程に深く満たされることだろう。

僕がそんな事を考えていると、マヤさんが夜の公園の駐車場に車を静かに滑り込ませた。

マヤさんは車のライトを切り、エンジンを止めると言った。

「ここはこの街の市立公園よ。昼間なら結構人気も多いけれど、流石にこの時間になると殆ど人は通らないわ。居るとすれば痴漢かホームレスくらいなものね。さあ、此処がアスカちゃんの今日の最後の調教の舞台になるのよ。アスカちゃん、それにご主人様も、行きましょうか」

マヤさんはそう言うと、小さなバッグを手にして運転席のドアを開けて外に出た。

僕もドアを開けると外に出た。しかし、アスカは車の外に出ようとはせずに躯を固くして俯いて座ったまま動こうとはしなかった。

マヤさんはふうっと一度溜息をついた後、アスカの座っている方の後部座席のドアを開けると、中で躯を固くして俯いて座っているアスカに向かって言った。

「アスカちゃん、世話を焼かせないでね。もう何度同じ事をわたしに言わせれば気が済むの?早く出てこないとお仕置きよ。それにあのビデオの事だってまさか忘れた訳じゃあ無いでしょう?」

マヤさんに手招きされて、僕はアスカの座っている側の後部座席へと回り込んだ。そして、マヤさんに手渡されたアスカの首輪から繋がった鎖の端をグイッと引っ張る。

「・・・あぐっ!」

アスカは苦しげな声を上げて力無く車の外へ片脚を出した。そこを狙って僕は更に首輪に繋がった鎖を力一杯引っ張る。アスカはもはや抵抗しようとはせずに引っ張られるがまま車外へと出た。

ようやくアスカを車外へと引きずり出すと、マヤさんは後部座席のドアを閉め、キーレスエントリーキーで車のドアをロックした。

「さあ、行きましょうか」

マヤさんを先頭にして、僕、続いて僕に首輪から繋がった鎖を引っ張られながら嫌々とついてくるアスカの順番で僕たちは公園の中へと入っていった。

駐車場を抜け公園の敷地に入ると、先ず広くて長い階段が眼に入った。所々に常夜灯が灯っていてかなり明るい。僕たちは黙ったままそれを上っていった。

階段を上っていくと、公園の中心になっている噴水とその中心に立っているオブジェが徐々に姿を現してくる。噴水はもうこの時間はとっくにその水流を止められていて、既に水音はしない。

階段を登り切ると、その公園の中心部の全貌が明らかになった。

広場の中心には噴水とオブジェが据えられていて、その円形広場の周囲をぐるっとベンチが置かれ、手入れされた木々が取り囲むように生い茂っている。林の所々には遊歩道としての舗装された歩道がのびていて、そこには常夜灯が灯っている。

林の濃密な闇の中、僅かな常夜灯と月明かりに照らされたそのオブジェは、僕に打ち捨てられた廃墟を連想させた。

マヤさんは言った。

「此処はまだわたしが大学に入り立ての頃、家族と旅行に来た時に見つけたんです。その時は星が見たくて来たんですけれどね・・・」

マヤさんは懐かしそうにそう言った後、アスカに向かって言った。

「どう?アスカちゃん。何をされるか分からなくて怖いでしょう?」

マヤさんにそう言われ、アスカはそれには答えずに、ただぎゅっと下唇を噛み締めると俯いた。

「可愛げの無い子ね。少しは怖がってくれれば面白いのに」

マヤさんがそう言うと、アスカはやっと口を開いて言った。

「・・・どんなにアタシが怖がったり、嫌がったりしたって、どうせ調教は止めてくれないんでしょう。それならアタシだって耐えてみせるわ!アタシにはご主人様がついているもの」

アスカがそう言うと、マヤさんはそれまでのさも面白そうにニコニコと微笑んでいた表情を一変させて、険しい表情を浮かべて答えた。

「あら、良く分かっているじゃあない。でも、忘れてもらったら困るわよ。この調教にはご主人様も納得ずくで参加しているっていう事を。ねえ、ご主人様」

マヤさんにそう言われて、僕は縋り付くような表情をして僕の方を見ているアスカに向かって言った。

「ああ。マヤさんの言うとおりだよ。僕も納得してこの調教に加担しているんだよ、アスカ」

アスカは僕のその答えを聞くと、絶望的な表情を浮かべてまた俯いた。

「調教って言っても、大した事じゃあ無いわよ。ただアスカちゃんに夜のお散歩に付き合って貰いたいだけだから。さあ、行くわよ」

マヤさんはそう言うと、遊歩道目指して歩き始めた。僕もアスカを伴ってマヤさんについていった。

その遊歩道を歩き出してから10分程経った頃、マヤさんは良く手入れされている木々の内、ちょうど枝振りの良い木を見つけると、立ち止まってアスカの方を見やり、アスカに向かって言った。

「さあ、此処からが露出調教よ。アスカちゃん、レインコートを脱いで貰うわよ」

マヤさんはそう言うと、アスカのレインコートのボタンに手を伸ばすと、コートのボタンを外そうとした。

「い、いやっ!・・・こんな所で裸になるなんてイヤっ!」

アスカはそう言って、マヤさんにレインコートのボタンを外されないように自らの胸の前で両手を交差させるようにして身を捩らせ抵抗した。

「アスカちゃん、この期に及んで往生際が悪いわよ。さあ、早くコートを脱ぎなさい。脱がなかったらお仕置きよ」

マヤさんは『お仕置き』という所を強調して、嬉しそうな表情を見せてそう言った。

しかし、アスカはそう言われても、頑なにレインコートを脱ごうとはせずに、両手を胸の前で交差させたまま俯いていた。

「ふう、しょうがないわね。これでお仕置きは決定ね。ご主人様、ご主人様もこの子のコートを脱がせるのを手伝って下さい」

マヤさんにそう言われて僕は黙ったまま頷くと、アスカの背後に回り込み、背後からアスカの両手を引き剥がすように掴み、捻り下げ後ろで手を組ませた。マヤさんもアスカの前に回り込むと、左手でアスカの片手を掴み、僕が捻り下げるのを手伝うようにして力を込めながら、右手でアスカのレインコートの前のボタンを一つずつ外していった。

「ああっ!・・・イヤっ!イヤああぁぁっ!」

ボタンを外されている間、アスカは狂ったように抵抗したが、男の力で後ろから腕を捻り下げられ、更にマヤさんにそれを補佐するように力を込められていては、虚しい抵抗だった。

マヤさんは手際よくアスカのレインコートのボタンを総て外し終えると、レインコートの襟に手を掛け、アスカの肩から一気にそれを引きずり下ろした。

夜眼にも艶やかなアスカのクオーターならではの白い白磁のようなすべらかな肌が露になる。僕は捻り下げていたアスカの左手を解放して、腕の先に引っかかったコートの袖の部分を脱がした。そして今度は、右手を解放して僅かに引っかかっているコートの袖を抜き取った。ファサッと布擦れの音を残して、レインコートはただの布切れと化してアスカの足下に落ちた。

「・・・あ・・・あっ・・・ああっ・・・やあぁぁ・・・」

アスカは全裸になると、右手で股間を、左手で胸を隠しながら、屈み込むような姿勢をしてわなわなと震えていた。マヤさんはアスカの足下に落ちたレインコートを拾い上げると、アスカに向かって言った。

「アスカちゃん、本当はアスカちゃんが抵抗しなければその格好で此処から車まで戻るだけで調教は終わりにして上げようと思っていたけれど、アスカちゃんが抵抗したからもっと厳しいお仕置きをして上げるわ。アスカちゃんには此処で少しの間曝し者になって貰うわよ」

マヤさんはそう言うと、小さなバッグから電灯の光を浴びて銀色に冷たく輝く手錠を取り出すと、アスカの右の手首に有無を言わさず掛けた。

「あっ!・・・やあっ!」

叫び声を上げて嫌がるアスカに構わずに、マヤさんは今度はアスカの左の手首に手錠を掛けた。そうやって両手の自由を奪われて、アスカは乳房と股間を同時に隠すことすらままならなくなり、両手で股間を隠すようにするとその場にしゃがみ込んでしまった。

「ご主人様、この子をあの木の所まで連れていって下さい」

マヤさんにそう言われ、僕は黙ったまま頷くと、アスカの首輪から繋がった鎖を強引に引っ張った。

「・・・ぐえっ!」

アスカは苦しげな呻き声を上げると、その場で倒れてしまわないように渋々と立ち上がり、両手で股間を隠した前屈みの格好のまま僕に引きずられるようにしてついてくる。その姿は無惨で哀れだった。しかし、アスカの姿が無惨で哀れであればある程、僕の加虐心は満足し、満たされていくようなのだ。正直言って、僕は自分にこれ程残虐な心が秘められていた事に驚いていた。

アスカをマヤさんの指差した木の根本まで連れて来ると、マヤさんが言った。

「アスカちゃん、手を差し出しなさい。言うとおりにしなかったらお仕置きよ。何なら今此処でお浣腸しても良いのよ」

勿論、それはただの脅しだろうが、マヤさんにそう言われるとアスカはびくんっと躯を震わせて、渋々と手錠を掛けられた両手を差し出した。

マヤさんは小さなバッグの中から赤いロープを取り出すと、アスカの手錠の鎖の部分に幾重にも巻き付けて厳重に縛り付けた。そして、その縄のもう一端を大きく張り出している太い枝の部分に掛けると、それを思いっ切り引っ張った。

アスカの腕がその木の枝から吊り下げられているように上がっていく。マヤさんは嫌がるアスカの抵抗を振り切るようにして全体重を掛けてその縄を引っ張った。

そして遂に、アスカは両手をその木の枝から吊り下げられて完全に万歳をしている格好になってしまった。

「ご主人様、手伝って下さい」

マヤさんにそう言われ、僕はマヤさんがそのアスカを吊り下げているロープの一端を木の幹に縛り付けるのを手伝った。

そうやって二人がかりで縄を引っ張られ、木の幹の部分に巻き付けられ縛られると、いくらアスカが抵抗しても無駄なあがきだった。

木の幹に完全にロープを縛り付け終えると、マヤさんは改めてアスカの目の前に立って言った。

「どう?アスカちゃん。アスカちゃんはこれから全裸で此処に放置されるのよ。あらかじめ言って置くけれど、この公園には夜になると痴漢が出るそうだから気を付けてね。それからホームレスも居るそうだからそれにも気を付けてね。と言ってもその格好じゃあ抵抗したくても出来ないわね」

マヤさんはそう言ってアスカの恐怖心を更に煽る。

アスカは全裸で首輪だけ付けた格好のまま、両手を木の枝から吊り下げられて自由を奪われて、ぶるぶると震えていた。

「・・・あっ・・・ああっ・・・イヤあぁっ・・・助けて、ご主人様・・・」

アスカは羞恥心の為に全身をにピンク色に上気させて、恐怖心の為にわなわなと震えている。少し離れた所に有る常夜灯の光に照らされて、アスカの真っ白な裸身が映える。

「アスカちゃん、恥ずかしいでしょう?生半可に周囲が見えるから恥ずかしいのよ。この目隠しを付ければそんな事は無くなるわ」

マヤさんはそう無茶苦茶な論理を言うと、小さなバッグの中から黒いアイマスクを取り出して、嫌がって首から先を振るアスカの両の耳に両端のゴム紐になっている部分を掛け、アスカの綺麗な碧い瞳を塞いだ。

「それじゃあね。アスカちゃん。わたしたちは暫く経ってからまた此処に戻って来るから。バイバイ、アスカちゃん」

マヤさんはそれだけ言うと、きびすを返してまた元来た遊歩道を引き返してゆっくりと歩いて行く。僕もそのマヤさんについて行く。

僕たちの足音が遠離っていくのを聞いて、アスカは叫ぶように言った。

「ちょっと待ってっ!本当にアタシをこんな格好でこのまま此処に置いて行っちゃうつもりなのっ!?嘘でしょう?ねえ、本当は冗談なんでしょう?お願いだから許してっ!ねえ、助けてっ!助けてぇっ!ご主人様ぁぁっ!!助けてぇぇっ!シンジぃぃぃっ!!」

アスカのその叫び声に、僕は後ろ髪を引かれる思いだったが、これは調教なのだ。此処まではマヤさんの計画どおりに進んでいる。此処でそれをぶち壊す訳にはいかないと自分に言い聞かせながらその場を後にした。

また元来た遊歩道を引き返して円形広場まで辿り着くと、僕は言った。

「マヤさん、もう良いでしょう。早く薬を出してよ。このままじゃあ本当にアスカに身が危険だよ」

僕がそう言うと、マヤさんは言った。

「あんな子、ぼろぼろにされちゃえばあ良いんですよ・・・」

僕はそれを聞いて、愕然として言った。

「マヤさん!それじゃあ話が違うよ!さあ、早く薬を出してよ!お願いだから・・・」

僕がそう言うと、マヤさんはさも仕方無さそうにバッグの中から小さな小瓶を取り出した。

「この薬が先輩特製の声を変える薬です。即効性の有る薬なんだそうで、飲めば直ぐに効いてきて声が変わると思うんですけれど・・・」

マヤさんがそう言い終える間を惜しむようにして、僕はその薬を手に取り、キャップを開けて中に入っている液体を飲み込んだ。苦くて嫌な味がした。

「あーー。あー。あー。本当だ。もう声が徐々に変わってきたよ」

薬を飲んでまだ一分も経っていないと言うのに、僕の声は徐々に嗄れ声に変わってきた。その声は、まるで中年男性の声のようだった。

「それじゃあ行ってくるよ。マヤさん」

僕がそう言って遊歩道を引き返そうとすると、マヤさんが言った。

「ちょっと待って、ご主人様。くれぐれもアスカちゃんに気付かれないように言葉使いには気を付けて下さいね。それからアスカちゃんが抵抗した時に脅す為にコレを持って行って下さい。それじゃあわたしは車の中で待っていますから」

マヤさんはそう言うと、バッグの中から折り畳みナイフを取り出して僕に手渡した。

僕は少しイヤな気がしたが、黙ってそれを受け取った。

「ああ。分かったよ、マヤさん」

僕はそう言うと、遊歩道に入っていった。

 

もうどれ位の時間、アタシは放置されているのだろう。目隠しをして暗闇に包まれている為、アタシの時間への意識さえあやふやなものになっていて、聴覚だけが鋭く研ぎ澄まされていた。

その時、アタシの方に向かって歩いてくる足音が聞こえた。どうやら一人だけのようだ。

「誰っ!?ご主人様なのっ!?お願いっ!早くこの縄と手錠を外してっ!」

アタシは足音の方に向かって縋り付くように言った。

「へっへっへっ・・・。こんな所に裸のお姉ちゃんがいるぜ」

アタシで愕然とした。聞こえてきたその声は、聞き慣れたご主人様のものでは無かったのだ。

その声の主は、ゆっくりとした足取りでアタシの方に近づいて来る。

「い、いやっ!こっちに来ないでっ!アタシに近寄らないでっ!」

アタシはその嫌らしい嗄れ声に向かって叫ぶように言った。

「へっへっへっ・・・。そう邪険にするなよ。お姉ちゃんだってヤッて貰いたいからそんな格好してそこに居るんだろう?」

その声の主はアタシの目の前に立つとそう言った。

「い、いやっ!あっちへ行ってっ!行かないと大声出すわよっ!」

アタシはそう言ったが、自分でも情けない位に声が震えているのが分かる。

「へへっ・・・。良いぜ。出しなよ。こんな時間に此処に来る人間なんて誰も居やしねえよ。それに人が来たらお姉ちゃんだってこんな恥ずかしい格好を人に見られる事になるんだぜ」

その男はそう言うと、いきなりアタシの左の乳房を掴んだ。

「イ・・・イヤああぁぁっ!!」

アタシは叫び声を上げると、不自由な躯を捩らせてもがく。

「へっへっへっ・・・。見れば見る程可愛いお姉ちゃんじゃねえか・・・。今日のオレは本当についてるぜ。こんな可愛い子ちゃんとヤれるなんてよお」

その男はそう言うと、アタシの左の胸乳をやわやわと揉みしだく。

「い、いやっ!イヤああぁぁっ!助けてっ!ご主人様っ!助けてぇっ!ご主人様ぁっ!ああっ!シンジぃぃぃっ!!」

アタシは何処に居るかも分からないご主人様に向かって必死で助けを求めた。羞恥心と恐怖感と絶望感で、こみ上げてくる涙を堪えきれずに、アタシの瞳から溢れ出した涙が頬を伝ってぽろぽろとこぼれ落ちた。

「へへへっ・・・。泣いているのか?そんなに悲しがる事は無いじゃあねえか。これからこのオレが嬉し涙をいっぱいこぼさせてやるからよお」

その男はそう言うと、アタシの左の乳房を揉みしだきながら、アタシに抱きつきアタシの右の首筋を舐めた。ナメクジが這い回るような感触、気持ち壱かった。

「ううぅ・・・気持ち悪いよぉ・・・」

アタシが呻くようにそう言っても、その男は執拗にアタシの首筋を舐め回すのだった。

「ああ・・・。可愛い子ちゃんのオッパイ・・・すべすべで、マシュマロみたいに柔らかいのに指を弾き返してくる弾力もあって、芯はまだ硬くて最高の手触りだぜ・・・」

その男は嬉しそうにそう言いながらアタシの胸乳をやわやわと揉みしだいていたが、今度はその愛撫の矛先をアタシの左の乳首に変えた。

その嫌らしい男はアタシの乳首を二本の指で乳輪から引っ張り上げるように摘み上げ、こりこりと捻るような動きでこね回し、徐々に立ち上がってきた乳首を時に指先で弾くようにして刺激し責め弄る。そうされると、アタシの意志とは無関係にアタシの乳頭はぷっくりと立ち上がっていき、男の愛撫に答えるように屹立してしまうのが分かった。

「ああっ!・・・イヤっ!・・・イヤあぁぁっ!・・・」

アタシは自分の躯が自分の意志とは無関係に女としてのメカニズムの為に反応してしまうのが悔しくて、またぽろぽろと涙をこぼした。

(どうして?どうしてアタシの躯は勝手に反応してしまうの?アタシはご主人様以外の男に抱かれるなんて絶対にイヤなのに、こんな男の愛撫に反応してしまうなんて・・・)

「へへっ・・・。乳首がおっ立ってきたぜ・・・。何だ?可愛い子ちゃんもしっかりと感じているんじゃあねえか」

その男は嫌らしい声でそう言うと、今度はアタシの右の胸乳に攻撃の矛先を変えた。

その男は、男にしては細く長い指で乳首を挟み、ころころと転がすように愛撫する。そうやって弄られると、既に左の乳房で感じてしまっていて僅かながら充血して勃起してしまっていた乳首は、造作も無く膨れ上がり、たちまち硬度を増して男の愛撫に答えてしまうのだった。

「ん・・・んんっ・・・イヤっ!イヤあぁぁっ!・・・助けてぇっ!ご主人様ぁぁっ!!」

アタシがそう叫ぶと、男が苛立った様子で言った。

「うるせえぞっ!どんなに泣き叫んだって誰も助けになんか来てくれねえよ!」

その男はそう言うと、今度はアタシの首筋を舐めていた舌をゆっくりと脇の下を舐め回しながら下へとなぞるように降ろしていってアタシの右の乳房に這わせて、敏感になって勃起してしまっていた乳首を舐め上げた。

「はうっ!・・・」

アタシはくぐもった声を上げ、その男の愛撫に反応してしまう。じゅん、とアタシの身体の奥で熱い何かが溢れた。

「へっへっへっ・・・。上がこんなになっているんじゃあ、下はどうなっているのかなあ?」

その男は嫌らしい声でそう言うと、アタシの股間に手を伸ばし触れてきた。男の手はアタシの柔毛を撫でさするようにして微妙な愛撫を加えながら更に下へと降りてくる。

「ひっ!・・・い、いやっ!」

アタシはそう言って必死に両腿を摺り合わせるように閉じて、その男の指の侵入を拒む。

しかし、アタシの両の腿は肉付きが薄い為に、その抵抗も全く意味を為さずに男の指の侵入を許してしまう。

男の手がアタシの秘所に触れた。

「ああぁっ!・・・」

アタシの声が夜の公園に絶望的に響く。

男が指を割れ目に沿って滑らせる。露出の快感で、既にそこがアタシには湿り気を帯びている事が分かっていた。男はそれを確認すると、満足そうに笑った。

「へへへっ・・・。もう濡れているじゃあねえか」

アタシは絶望的な思いでその声を聞いていた。

男はアタシのクレヴァスに沿ってその細くて長い指を撫でさするように動かす。そして、くいっ、と二本の指でアタシの割れ目を押し広げ、敏感な花びらを挟み込むようにして刺激する。すると、アタシの敏感な小陰唇は男の愛撫にしっかりと反応して、徐々にだが充血して立ち上がってくるのが分かった。アタシの下肢から力が抜け、アタシは摺り合わせていた両腿を維持する事が出来ずに、少しだけ脚を広げてしまう。またとろん、とアタシの躯の芯から熱い何かが溢れた。

「えへへっ・・・。ビラビラが大きくなってきたぜ・・・。お姉ちゃんの躯、相当感度が良いなあ。それなら此処を弄られたらどうなるかなあ」

その嫌らしい男はそう言うと、今度はアタシの包皮に隠れたクリトリスを肉鞘の上からくにゅくにゅと繊細なタッチで弄り回しはじめた。

「・・・ひっ!・・・だ、駄目ぇっ!・・・」

男は繊細なタッチで包皮の上からクリトリスを弄る。アタシの呪わしい感じ過ぎる肉芽は男の愛撫にしっかりと答えて徐々にだが充血して硬くなり、包皮から半露出するのが分かった。男は、きゅるん、と音をさせるように優しくアタシのクリトリスを肉鞘から剥き、剥き出しにした肉粒を摘み上げ、くりくりと繊細なタッチで弄り回す。またとろとろと新たな蜜液がアタシの奥から溢れ出した。

もはやアタシは完全に下肢から力が抜けて、両腿を僅かに開いて男の愛撫を受け入れてしまっていた。

(ああ・・・。アタシはこんな嫌らしい男に責めなぶられて感じてしまっている・・・。ごめんなさい、ご主人様・・・)

アタシは溢れ出てくる涙を止める事すら出来ずに、ただ涙をこぼしながら恥辱と羞恥と被虐のない交ぜになった絶望感にうちひしがれ、震えていた。

「・・・あっ・・・あっ・・・やあっ・・・ああっ・・・」

堪えきれずに、声を上げてはいけないのに、アタシはその嫌らしい男の愛撫に反応し、小さな喘ぎ声を上げた。

その男はアタシの敏感なクリットを肉鞘から剥き出しにして弄り回しながら、アタシの双の胸乳を交互にやわやわと揉みしだき、膨らみの頂にある乳頭をぺろぺろと舐め、赤ん坊のように吸い付き、しゃぶり、舌先でころころと転がし、時に優しく甘噛みして責めなぶるのだった。

その男の愛撫は丁寧で、アタシの感じるスポットを熟知していて巧みで執拗だった。

双の胸乳を交互に舐めしゃぶり、双丘を唾液でべとべとにしながらやわやわとアタシが痛みを感じない程度の力加減で揉みほぐし、たぷたぷと揺さぶり、アタシの乳房から快感を的確に送り込み続けている。

そして、もう一方の手では、アタシの快楽に堪えきれずに開いてしまった股間の敏感なクリトリスをこれも的確に弄り回し、悦楽に緩んだ花びらをなぞるように刺激して、アタシの躯の奥から新たな蜜汁を湧き出たせて、その愛蜜をすくってアタシの肉芽になすりつけ、陰核をぬるぬるにして弄り回し、アタシの被虐の快楽を引き出していくのだ。

「えっへっへ・・・。そろそろ可愛い子ちゃんのオマンコの中はどうなっているのか確認しないとな」

その男はそう言うと、探るような動きで、その男にしては華奢な指先を一本だけアタシの膣肉に突き刺した。

「はうっ!・・・」

媚肉に指を突き立てられて、アタシはくぐもった呻き声を上げた。

男は、アタシの肉壁の中で探るように指を奥深くまで侵入させると、中を攪拌するように抉る。この四日間の間に躯に叩き込まれた調教のせいで、アタシ自身が信じられない位、アタシの躯は淫蕩になってしまっていて、その指をくわえ込むように肉壁をきゅっと締めた。

「へへへっ・・・。可愛い子ちゃん、あんた処女じゃねえな。きゅうきゅうと締め付けてきて、最高に良く錬れた膣だぜ・・・」

男はそう言うと、指を抜いた。そして言った。

「おらっ、もっと脚を広げろっ!お姉ちゃんのオマンコをぺろぺろしてやるからよお」

そう言われると、快楽に融けてしまったアタシは、このままではいけないと自分に言い聞かせながらも、男の両手で腿を掴まれて広げられると、力の抜けてしまった両脚を肩幅まで広げてしまって、まるで男の舌を待ち焦がれるような姿勢をとってしまうのだった。

男の舌が、アタシの身体を舐め回しながら徐々に乳房から滑るように這い降りてきて、アタシのお臍で一旦止まって、アタシのお臍を舐め回したかと思うと、そこから更に舐め続けながら降りてきて、アタシの柔毛の所で繊毛を啄(ついば)むようにされると、アタシの背筋に躯に微弱な快感が走り抜けた。

そして、遂に男の舌がアタシのクリトリスを覆っている包皮に触れた。

「ひあっ!・・・ああっ!・・・」

声を上げてはこの男の思う壺だと分かっているのに、アタシは明らかに快感から発する喘ぎ声を上げた。

男は繊細な舌をアタシの秘所に這わせている。湿った、粘つく音が耳に届いて、アタシは身体中を上気させた。

その嫌らしい男はアタシの反応に満足したのか、アタシの奥から流れてくる愛蜜をじゅるじゅると音をさせて啜り上げた。

「い、いやっ!・・・そんな音・・・聞かせ、ないで・・・は、恥ずかしい・・・ああっ!・・・」

アタシは顔を快楽と恥辱に歪まさせる。その男は、悦楽に緩んだ花びらを唇で挟み、アタシの躯の芯から溢れ出る濃い蜜を舌で絡め、啜り続けた。時折、花芯を舌で巻き込むように刺激する。

アタシは上半身を何度も何度も捩った。男が嬉しそうに言った。

「おおっ!可愛い子ちゃんのオマンコ・・・。凄え綺麗な色をしてるし、形も凄え可愛らしいなあ・・・。へへっ・・・。あんまり使い込んでいねえみたいだなあ?ええ?」

その男は更に愛撫に手を加えていった。すっかり皮が剥けた肉粒をころころと転がすように舐め、しゃぶりながら、細い指でそっと花びらを広げる。充分すぎる蜜汁で、すっかり潤み、濡れそぼった花唇の奥で既に熱くたぎっている蜜壺が、アタシの意志に反して何かを待ち受けているようにひくり、ひくりと脈打ってしまっているのが分かった。

男は、先ずは探るように華奢な指を一本入れて、くるりと掻き混ぜる。

「はうっ!・・・ああっ・・・」

アタシは意に反して甘い声を上げ、力の抜けた両脚をぶるっと震わせた。男はその両脚を更に押し広げるようにして、指をもう一本、更にもう一本追加する。捻るように回し、それぞれの指を小刻みに震わす。そうされると、挿入された三本の指の圧倒的な太さにアタシの全身が緊張する。

「ああっ、んんっ・・・いやっ!・・・止めてぇっ!・・・」

アタシはよがり声とも、呻き声とも、拒否の声ともつかぬ声をあげた。

「えっへっへ・・・。どうだ?オレって結構テクニシャンだろう?味も匂いも最高だぜ、可愛い子ちゃんのオマンコ・・・」

その男は嫌らしい声でそう言うと、皮が剥けてすっかり固くなったクリトリスを舌先でちょんちょんとつつきながら、アタシの秘粘膜に突き立てた三本の指を男性器に見立てるように纏め、何度も突き刺す。

「あっ・・・はあっ・・・ああっ・・・駄目っ!・・・い、いやっ!・・・駄目ぇっ!・・・」

アタシは上半身を何度も捩り、もうすっかり力の抜けた下肢でその男の顔を挟み込むようにした。

もう完全に拒絶する事が出来ない。アタシが嫌がって腰を引くと、まるでもっと愛撫をせがんでいるかのように膝が曲がってしまう。男はそれを分かっているように執拗に三本の指を差し入れ、膣壁までこね回すように愛撫を続けながら、舌ではアタシの悦楽の肉芽を慈しむようにころころと転がす。アタシの奥からともどもなく蜜液が溢れ、滴り落ちていくのが分かった。

「ふぅっ・・・んっ、あぁっ・・・や、止めてぇ・・・だ、駄目っ!・・・イヤぁっ!・・・」

口では必死に抵抗しているのに、躯の方はアタシの意志に反して更に快感を貪欲に貪ろうとするかのように男の指を締め付けてしまうのだ。

「おおっ!・・・もう我慢出来ねえっ!可愛い子ちゃん、ぶち込むぞっ!今からオレのぶっといチンポをぶち込んでやるからよおっ!」

その男は叫ぶようにそう言うと、アタシの左脚の関節部分を抱え込み、持ち上げた。

「ひっ!い、いやっ!駄目っ!助けてぇっ!ご主人様ぁっ!!ああっ!シンジぃぃぃっ!!」

アタシは恐怖に駆られ、叫び声を上げると、狂ったように不自由な躯を捩らせ抵抗した。

「ううっ!・・・おいっ!おとなしくしろっ!おとなしくしねえとその綺麗なお顔がずたずたになるぞっ!」

その男は苛立った声でそう言うと、パチリ、と音をさせた後、何か冷たい鋭利な金属のような物をアタシの頬に突き付けた。

(ナイフだ!・・・)

アタシは直感的に悟った。

「ひっ!・・・い、いやっ!止めてっ!・・・」

アタシは脅えきってそう言った。抵抗する気力が一気に萎えしぼんでいく。

その男はアタシが抵抗を止めた事に満足したのか、その冷たい金属をアタシの頬に突き付けたままアタシの左脚を大きく上げさせて、その男の執拗な愛撫の為に潤みきったアタシの媚粘膜に熱くたぎった欲棒の先端をあてがった。

(・・・犯される!)

アタシはそう悟った。

アタシの脳裏にご主人様の優しい笑顔が浮かんだ。アタシの瞳から涙が次から次へととめどもなく溢れ出してきて、アタシの頬を伝って流れ落ちた。アタシは胸に仕舞い込んでいたご主人様との大切な思い出を思い出していた。

 

幼稚園の時、一緒に家まで帰る途中、野良犬に追いかけられて、遂にアタシが噛まれそうになった時、シンジがアタシを庇ってアタシの代わりに腕を噛まれた事・・・。

 

幼稚園の時、アタシの眼が碧い、髪の毛が栗色だという理由で虐められていた時、シンジはケンカが弱い癖にアタシを虐めた連中に向かっていって逆に一緒に虐められた事・・・。

 

小学校の遠足の時、アタシがママに無理を言って初めてシンジの為に作った失敗作のお弁当を「美味しい」と言ってくれて、最後まで残さずに食べてくれた事・・・。

 

決して頭は悪くないのに、要領が悪いせいでテストの点が悪かった時、アタシが勉強を教えて上げてシンジの成績が上がった時、アタシが自分の事のように喜んだ事・・・。

 

中学校に入って、少しシンジがもてだして、下駄箱の中にラブレターが入っていた時、シンジがアタシの気も知らないで困ったような照れ笑いを浮かべていた事・・・。

 

それでも、女の子はアタシ一人を見ていてくれた事・・・。あの子が転校して来るまでは・・・。

 

そんな、今まで積み重ねてきた想いをこんな男に踏みにじられるのが悔しくて、男を喜ばせるだけだと分かっていても、涙が溢れ出てくるのを止めることが出来なかった。

「おおっ!ぶち込むぞっ!」

その嫌らしい男はそう叫ぶと、一気に腰を突き出した。ぬるぬるになっていたアタシの膣孔にその男の欲棒の先端がズルリッとめり込んだ!

「・・・うはあっ!!・・・ああぁっ!・・・シンジいいぃぃぃっ!!」

アタシは絶望的な叫び声を上げた。

男はそのままアタシの狭隘な肉路を押し広げるように腰を繰り出していった。ズルッ、ズルッ、といった感触で、どんどんとアタシの肉壁を掻き分けながら、男の肉茎がアタシの中に押し入ってくる。

ご主人様に勝るとも劣らない、圧倒的な量感だった。

「いやっ!・・・イヤあぁぁっ!・・・止めてぇぇっ!」

アタシは泣き叫んだ。涙が止めどもなく溢れ出してきてどうすることも出来なかった。

その男はアタシの叫び声などお構いなしに、肉柱をアタシの最深部、子宮口まで貫き通すと、一旦そこで腰の動きを止め、アタシの膣肉の締め付けを味わっているという風なのだ。

「おおっ!可愛い子ちゃんのオマンコ・・・。きゅうきゅうとオレのチンポを喰い千切りそうに締め付けてきて、中のひだひだがざわざわと蠢いてて、こんなに狭くて、吸い込まれていくようなオマンコを味わったのは初めてだぜ・・・。可愛い子ちゃん、あんた、最高の名器だぜ・・・」

男は嫌らしい声でそう言うと、更に小刻みに腰を揺すってアタシに圧倒的な充溢感を与えながら肉竿をアタシの最奥まで押し込んでくる。その動きまでがご主人様そっくりだった。

まるで喉元まで丸太ん棒を突き込まれたような衝撃、凄い圧迫感だった。

「ううぅっ・・・いやあぁっ!・・・抜いてぇっ!・・・」

アタシが涙をこぼして呻きながらそう言うと、その男は言った。

「こんな気持ち良い事、途中で止められるかよっ!おらっ!動かすぞっ!」

その男はそう言うと、ゆっくりと腰を引き、亀頭の鰓の張ったカリ首の部分でアタシの肉壁をずるずると巻き込み、削り取りながら膣孔まで肉柱を引き抜いた。そうされると、既に男の愛撫でぬるぬるに融けてしまっていたアタシの膣肉から、甘美な快楽が電流のように流れ出し、アタシの背筋を貫くのだった。

「・・・あはぁっ!・・・」

堪えきれずに、食いしばった歯列が綻び、アタシの口から歓喜の喘ぎが迸った。

(ご免なさい、ご主人様・・・。アタシ、こんな男に犯されながら感じてしまっている・・・)

こんな男の欲棒に感じてしまうアタシの躯が恨めしくて、悔しくて、アタシの両の瞳から、またぽろぽろと大粒の涙が溢れ出し、頬を伝って流れ落ちた。

男は、そんなアタシの気持ちなどお構いなしに、亀頭部を肉孔まで引き抜いていた肉根をまたアタシの子宮口にぶつかるまで一気に繰り出した。

アタシは、また胎内の奥深く、最深部まで逞しい陽根で貫かれ、苦しげな呻き声を上げた。

「・・・はぐうぅっ!」

その男は内臓の奥深くまで貫くと、またゆっくりと肉棒を引き抜いていく。またアタシの呪わしい感じ過ぎる肉壁が削り取られ、巻き込まれる。

「・・・ひあぁっ!・・・駄目ぇっ!」

アタシは明らかに快感から出る嬌声を上げた。

その男はゆったりとしたペースで差込と引き抜きを繰り返した。肉茎を子宮口まで押し込まれていく時はアタシの口から圧倒的な充溢感から出る呻き声が迸り、引き抜かれていく時はアタシの敏感過ぎる媚粘膜を削り取られ、巻き込まれる事によって快楽から出る嬌声が迸った。

「はぐっ!・・・ひっ・・・やあっ!・・・駄目っ!・・・駄目ぇっ!・・・」

男はゆったりとしたペースで数回腰を使った後、もう堪えきれないという風に言った。

「おおっ!・・・もう駄目だっ!・・・可愛い子ちゃんのオマンコ、気持ち良すぎるっ!出るっ!出ちまうっ!」

その男はそう言うと、小刻みに腰を揺すり、アタシの胎内に突き込んでいる淫茎を早いピッチで抽送させた。

男がアタシに抱きつき、アタシの耳元でハアハアと荒く息をつきながら腰を揺する。そして、遂に恐れていた事が現実になろうとしていた。男がこみ上げてくる射精欲を堪えきれない呻き声を上げたのだ。

「ううっ!・・・駄目だっ!・・・出るっ!・・・出るうぅぅっ!!・・・」

「ひっ!・・・いやっ!・・・駄目っ!駄目ぇっ!・・・ああっ!・・・シンジいいぃぃぃっ!!」

男の身体がアタシの躯に抱きついたまま、びくんっびくんっ、と痙攣した。アタシの胎内の奥深くに、熱い男の樹液が何度も何度も吹きかけられるのを、アタシは真っ黒な絶望に深く沈みながら感じていた。

(・・・ああ・・・ご免なさい、ご主人様・・・。アタシ、汚されちゃった・・・。アタシ、もう、シンジに抱いて貰う資格の無い躯になっちゃった・・・)

その男の大量の体液を次から次へと躯の奥深くに浴びせかけられながら、アタシはまたぽろぽろと大粒の涙をこぼしながら深い絶望の海に沈み込んでいくのだった・・・。

 

僕はアスカの躯に抱きついたまま、放出の余韻にうっとりと眼を閉じて浸っていた。本当はこんなに早くイッてしまう予定ではなく、もっと堪えるつもりだったが、昼間からアスカの痴態を見せつけられてずっと我慢し続けていた事と、アスカを強姦しているというこの状況と、大好きなアスカが他の男に犯されているという風にも捉えられるこのシュチュエーションに自分でも信じられない位興奮してしまっていたという事と、アスカの蜜肉のあまりにも素晴らし過ぎる締め付けと蠕動とに我慢できなくなってしまって、こんなに早くイッてしまったのだった。

たった今、放出を終えたばかりだというのに、僕の欲望器官はまだ隆々とそそり立ったまま、アスカの秘粘膜を犯し続けている。

「ああ・・・。可愛い子ちゃんのオマンコがあんまり気持ち良すぎたんで、オレもつい我慢出来ずにイッちまったぜ・・・。安心しな、可愛い子ちゃん。次は可愛い子ちゃんをイかせてやるからよお」

僕はそう言うと、またゆっくりと腰を使い始めた。

アスカはもはや抵抗しようとはせずに、ただ涙をこぼしながら震えている。僕はもう必要無くなったナイフを、パチリ、と音をさせて刃の部分を閉じ、ポケットに仕舞込んだ。

この四日間の調教で、アスカの感じるスポットは知り尽くしている。もう簡単にイッたりなどせずに、好きなだけアスカの躯を弄んでやるつもりだ。

そして僕は、アスカの綺麗な形をした耳元に唇を寄せると、アスカの愛らしい耳朶をそっと口に含み、舐め回し、優しく噛み噛みしてやりながら、両手をアスカのたわわな果実に這わせ、やわやわと揉みほぐし、たぷたぷと揺さぶりながら、頂上で既に硬くなってつんっと上を向いている杏飴のような乳頭をこりこりと指先で摘み上げ、弄り回す。そうしてやると、アイマスクの下で涙をこぼしながら震えている美少女の口から、堪えきれずに淫声が噴き上がるのだった。

「・・・はうっ・・・うくぅっ・・・い、いやっ・・・やあっ・・・」

そうやっている間も、僕は腰の律動を止めてはいない。探るような動きでゆったりと腰を使いながら、アスカの最も感じるスポットに狙いを定めていく。

肉の記憶だと、秘肉の奥、少し上の方に、それは有る筈だった。

そして遂に、僕の肉茎の先端部が、それ、を捉えた。

「はぁぁんっ!・・・ああっ、あぁっ・・・そこはっ!・・・」

アスカの口唇から、明らかに快感を訴える嬌声が噴きこぼれた。

僕はその一点に狙いを定めると、早くて短いストロークの深突きをアスカのそこに向かって繰り出していった。アスカの首から先ががくんっと大きくのけ反り、快楽を訴える声が次から次へと発せられる。

「あ、はあんっ!・・・ひっ・・・い、いやっ・・・駄目っ・・・駄目ぇぇっ!」

相変わらずアスカの胸乳に愛撫を加え、耳朶を噛みながら、僕はハイピッチでアスカのGスポットを抉り、わざと意地悪い声で言った。

「へへへっ・・・。此処だな。此処が可愛い子ちゃんの最も感じる所だな。中がうねって絡み付いてくるぜ・・・。良い具合だぜ・・・」

しかし、僕がそう言っても、アスカは首から先をのけ反らせて白い喉を曝したまま、ぷっくりとした愛らしい下唇を噛み締めながら、必死にこみ上げてくる懊悩を堪えているという風なのだ。

「おらっ!どうした?可愛い子ちゃん。イッても良いんだぜ?ほらっ!早くイッちまえよっ!」

僕がそう言うと、アスカは必死になって喘ぎ声を押し殺しながら言った。

「・・・ひっ!・・・あ、あんたなんかに・・・はうっ!・・・ぜ・・・絶対に・・・あはぁっ!・・・イ・・・イかされたりなんかしない!・・・」

アスカのその健気な態度に、僕は余計に嗜虐欲を刺激され、アスカのたわわな乳房を責め弄っていた両手のうち、右手を離した。そして、その右手を結合部に這わすと、アスカの快楽に充血しきって屹立している小粒の真珠を摘み上げ、弄り回し始めた。

そうやって、耳朶と胸乳とクリトリスとGスポットの四点同時攻撃を受けると、いくらアスカが快楽に抗おうとしても時間の問題だった。

直ぐに食いしばった歯列がほつれ、その薔薇の口唇から淫声が迸る。

「あはあっ!・・・ふあぁっ・・・だ、駄目っ・・・止めてぇっ・・・ひっ!・・・ああっ!・・・」

僕はアスカのGスポット目がけて激しい嵐のように腰を突き立てる。結合部で僕が大量に注ぎ込んだ快感液と、アスカの胎内から溢れ出した蜜液とがじゅぶじゅぶと淫らな音を立て、泡立って垂れ落ち、アスカの内股までをも濡らしていく。

「ひあっ!・・・駄目っ・・・駄目ぇっ!・・・あ・・・あんたなんかに・・・イかされない・・・イッちゃあ駄目なのに・・・ああっ!・・・もう、来るっ!・・・ひあっ・・・もう・・・来るぅぅっ!」

僕は執拗にアスカのそこを責め続けた。アスカを強姦しているという状況が、そしてアスカが絶望感に打ちひしがれ、涙をこぼしている姿が、僕の加虐心をこれ以上無い程に高めていた。

「おらっ!イけっ!イけよっ!イッちまえっ!おらおらっ!」

僕は叫ぶようにそう言うと、腰を狂ったように振り立て、肉竿の先端をアスカのそこに向かって突き立てながら、耳朶を噛み、たわわな乳房を荒々しく揉みしだき、敏感なクリットを摘み上げ、弄り回した。その行為を行っているのは、僕、ではなく、他の見知らぬ男だった。そして、その見知らぬ男に大好きなアスカが好きなように弄ばれている姿を見て、これ以上無い程に興奮しているもう一人の僕が居た。

「ひっ!・・・やっ!・・・駄目っ!・・・イッちゃあ駄目なのに・・・もう・・・来るっ!・・・もう、我慢・・・出来ない・・・ひああっ!・・・やああああぁぁっ!!」

アスカはそう叫ぶと、びっくんと背中を弓なりに反らせて絶頂に追いやられた。

アスカの肉壁の素晴らし過ぎる締め付けでそれを確認した僕は、アスカにオルガスムスの余韻と、こんな男にイかされてしまったんだという絶望感に浸る合間を与えてやる為に、一旦腰の律動を止めた。

僕はアスカの耳元で言った。

「えへへっ・・・。どうだ?可愛い子ちゃん。口ではイクのを嫌がってたみたいだけれど、躯の方は正直だなあ?イッた瞬間、可愛い子ちゃんのオマンコ、オレのチンポを喰い千切りそうに締め付けてきたぜ。良かっただろう?オレのチンポは。あん?」

アスカはそれには答えずに、ただがっくりと項垂れて荒く息をつきながら、しゃくり上げて泣いているのだった。

「・・・う・・・ううぅ・・・グスン・・・グスン・・・ヒック・・・」

僕はアスカの顎を掴むと、正面を向かせて言った。

「おいっ!泣いていねえで答えろよっ!どうだった?オレのチンポの味は。あん?」

僕が正面からアスカの顔を見据えながらそう言うと、アスカはペッと僕の顔に向かって唾を吐き掛けてきた。

アスカの唾をまともに頬に浴びせられて、僕は暫しの間呆然としていたが、その唾を右手で拭って舌で舐め取ると言った。

「へへへっ・・・。お姉ちゃんの唾、美味しかったぜ。まだそれだけの元気が有るなら、もっと責めてやっても大丈夫だな」

僕はそう言うと、また腰を使ってアスカの秘肉に突き立てたままそそり立っている肉柱の抽送を始めた。

今度は焦らすようにゆったりと腰を使ったりはせずに、アスカの果肉の奥深く、最も感じるスポット目がけて抉るように思いっ切り腰を使う。

そうやって責められると、未だエクスタシーの余韻にひくっ、ひくっと蠢いていたアスカの秘粘膜は、直ぐにちろちろと熾き火のように燻っていた官能の炎を燃え立たせ、美少女の躯の芯に快楽を送り込み始めるのだ。

アスカのノーメイクなのに艶やかな桃色の唇からそれを僕に伝える甘い呻き声が次々に上がる。

「ひっ・・・やあっ!・・・ああっ・・・あはぁっ!・・・」

僕はハイピッチで腰を突き引きする。結合部を見やると、肉棒を押し込んでいく時には僕がアスカの胎内に大量に注ぎ込んだ精液とアスカの胎内からとめどもなく湧き出てくる蜜汁とがぐちゅぐちゅと泡立ち、白濁していく光景が眼に入り、引き抜く時にはアスカの体液と僕の体液とが混ざった混合液が僕の肉竿にまとわりつき、てらてらと常夜灯に照らされて光っている淫猥この上ない光景が眼に入った。

既に性の高原状態を彷徨っているアスカの躯と精神を二度目のオルガスムスに導くのは造作も無い事だった。

「ああっ!・・・ふあっ・・・ひあっ・・・やあっ・・・また・・・来るっ!・・・イッちゃあ駄目なのに・・・またっ・・・イクっ!・・・やあっ!・・・ああっ!・・・ああああぁぁぁっ!!」

程無くしてアスカは二度目の高みへと上り詰めた。アスカの媚肉の締め付けでそれを確認した僕は、しかし、今度はアスカに絶頂の余韻に浸る暇を与えずに、イク前と同じペースで腰を振り立て肉柱を使ってアスカの秘肉を抉り続けているのだった。

そのまま、僕はたて続けにアスカを二回イかせた。イク度毎に、アスカはその余韻を味わうことすら許されずに、今漂っている高みの更に上へ、そしてまた更に上へと追い詰められていく。

被虐の快楽と羞恥心とに、アスカの裸身は汗にまみれ、全身がピンク色に上気している。抱え上げたしなやかな脚の指先が何度も閉じたり開いたりして、この美少女がこの上ない愉悦に翻弄されている事を僕に伝えてくる。

随分前から息を荒げていた為に、今のアスカは酸素不足で意識すら朦朧とし始めている筈だ。

それでも、この美少女は悦楽に翻弄され、自らの腰を振り立てて僕の欲棒を貪ろうという気配は見せずに、健気に僕に翻弄されるがままにこみ上げてくる官能と必死に戦い続けているのだ。

「おらっ!可愛い子ちゃん、自分で腰を振ってオレのチンポを味わっても良いんだぜ。そうすればもっと気持ち良くなれるんだぜ?ええ?」

僕がそう言うと、アスカはのけ反らせた首をぶるぶると左右に振って、拒否の意志表示をした。

「・・・はうっ!・・・ど・・・どんなに・・・うくぅっ!・・・あ・・・あんたなんかに・・・あ、はぁんっ!・・・か、躯を貪られたって・・・ひっ、ああっ!・・・ア・・・アタシの・・・ふぁぁっ!・・・こ、心までは・・・思いどうりになんか・・・な、ならない・・・」

僕はそのアスカの健気過ぎる態度に、この美少女が忠誠を誓っている僕に対して、もう一人の僕は嫉妬心すら覚えて嗜虐欲を余計に刺激され、肉棒を激しくアスカの媚肉に突き込み、引き抜きを繰り返した。その動きは、普通の14歳の少女にとっては痛みに泣き喚く程激しいものだったが、既に悦楽に融けてしまっているアスカの媚肉には、被虐の快楽を更に煽り立てるものでしかない。

僕は五度目のエクスタシーに向かってどんどんとアスカを追い詰めていく。アスカの素晴らし過ぎる秘肉の締め付けとざわめきの前に、僕にもそろそろ二度目の放出の瞬間が迫っていた。後は、二人でその愉悦の瞬間を共に享受するだけだった。

アスカの悦楽に潤みきった少女器官を僕は狂ったように貪り尽くす。結合部からは、アスカが止めどもなく垂らした蜜汁と、僕の大量に注ぎ込んだ白濁液の混合液が溢れ出し、アスカの内股だけでなく、地面にまで糸を引いて垂れ落ちて点々と小さな水たまりを作っている。

僕は荒々しく腰を振り立て、アスカの至高の青い果実を貪り尽くす。そうされると、アスカの唇から堪えきれない淫声が噴き上がるのだ。

「あはぁっ!・・・ひっ、やっ!・・・駄目ぇっ!・・・もう・・・これ以上は・・・許してっ・・・お願いっ・・・」

追い詰めらたアスカの唇から許しを乞う淫らな泣き声が上がる。無論、許してやるつもりなど更々無い。

僕はアスカの14歳の少女器官を狂ったように貪り尽くす。

そして、汗ばみ、肉欲に薄桃色に染まったアスカの裸身の感じる部分を、耳朶を、乳房を、肉芽を執拗に愛撫する。

「はあはあ・・・。良いんだろう?コレが気持ちよくてしょうがないんだろう?言えよ。何処が気持ち良いのかはっきりと!」

しかし、アスカは肉欲の泥沼にどっぷりと浸かっているというのに、頑なに首を左右に振って僕の問い掛けに答えようとはしない。

「はうっ・・・あっ、はあんっ!・・・駄目っ!・・・駄目ぇっ!・・・そんな事・・・い・・・言えないっ・・・」

僕はまた抽送のペースを一段と上げて、アスカの果肉を貪る。

「はあ、はあ・・・。おらっ!良いんだろう?言えよっ!オマンコが気持ち良いですってっ!言えっ!言えよっ!」

そう言われても、アスカはぶるぶると首から先を左右に振り、頑なに僕の問い掛けには答えようとはせずに、こみ上げてくる懊悩と未だに必死になって戦っているという風なのだ。

僕はアスカに淫語を自ら言わせる事は諦めて、攻撃の矛先をアスカの薔薇色に艶めく愛らしい口唇に定めた。

「おらっ!可愛い子ちゃん、キスするぞっ!キスしてやるからよおっ!ちゃんと口を開いてオレの舌を受け入れろよっ!」

僕がそう言ってアスカの唇にキスしようとすると、アスカは顔をのけ反らせ、唇をきゅっと締めて絶対に僕の口づけ受け入れようとはしないのだ。

「おいっ!言うことを聞けよっ!キスさせろよっ!」

僕がそう言うと、アスカは顔を背けたまま、やっと口を開いて言った。

「ああっ!・・・あ・・・あんたなんかに・・・ふあっ!・・・ぜ、絶対に・・・ひ、ああっ!・・・キスなんかさせてやるもんですかっ!・・・」

僕はアスカのその健気な態度に感動すら覚えていた。この少女は、四度も立て続けにイかされたと言うのに、未だにもう一人の陵辱者としての僕を決して受け入れようとはしないのだ。僕はご主人様としての僕に対してまた嫉妬すら覚えていた。

僕はアスカにキスする事を断念して、ただひたすらアスカの果肉を貪る事に集中する事にした。何しろ、僕にとっても放出の瞬間が迫っているのだ。ここでだらしなく先にイッてしまっては元も子も無い。

僕は肉竿の抽送のピッチをこれ以上無い程に上げ、アスカの少女器官を責め立て続ける。

アスカの口唇から淫声が次から次に迸る。

「ひっ、ああっ!・・・いやっ!・・・またっ!来るっ!・・・またアタシっ!・・・イッちゃうっ!・・・もう・・・駄目ぇっ!・・・許してっ!・・・お願いっ!」

「もうイクのかっ!?良いぞっ!好きなだけイッちまえっ!おらおらっ!」

僕は憑かれたように腰を振り立てアスカの果肉を抉る。アスカの悦楽に潤んだジューシーな果実を味わい尽くす。

アスカはもはや被虐の快楽に翻弄され、その美しく整った顔をぐちゃぐちゃに歪ませている。アイマスクの下から頬を伝って顎に至るまで流れ落ちた涙でぐしょぐしょに濡らし、愛らしい口唇の端からは涎さえ垂らしている。ずっと以前から荒く息をついていた為に酸素不足に陥って口をパクパクと開けていて、その表情は愉悦に歪んでいるというより、苦悶に歪んでいるという方が正しい気さえする。

それなのに、この美少女は此処まで追い詰められているというのに、自らは決して腰を振り立てて僕の欲棒を貪ろうという気配は見せずに、健気に、いや、健気すぎる程に自らの奥底から沸き上がってくる官能の渦と戦い続けているのだ。

「やあっ!・・・あはぁっ!・・・駄目っ!・・・また・・・来ちゃうぅっ!・・・もう・・・ア・・・アタシ、我慢・・・出来ないっ・・・また・・・イクっ!・・・ああっ!・・・やああぁっ!」

アスカの唇から迸る嬌声が一オクターブ上がった。それが、アスカが悦楽の瞬間に追い詰められている事を僕に知らせる。

僕はいよいよ狂おしく腰を振り立てて、愉悦に融けた果肉を抉り、こみ上げてくる射精欲と必死になって戦いながら言った。

「うあっ!もうイクのかっ!?良いぞっ!オレも一緒にイクぞっ!ほらっ!イけっ!イッちまえっ!」

「いっ、いやっ!・・・また・・・来るっ!・・・また・・・イッちゃうぅっ!・・・駄目ぇっ!・・・イッちゃあ駄目なのに・・・許してっ!・・・ご主人様っ!・・・また・・・イクっ!・・・ああぁっ!・・・許してっ!・・・シンジっ!・・・シンジいいいいぃぃぃっ!!」

アスカは最後には僕の名前を叫びながら五度目のエクスタシーの高みへと登りつめた。

アスカの背中がぴいんっと弓のように反り返った。そして、アスカの少女器官が、そこだけ別の生き物のようにきゅっ、きゅっと素晴らし過ぎる収縮を繰り返して、僕の欲望器官を絞り上げる。

僕は、堪えきれずに、耐えに耐えていた欲望の引き金を引いた。腰の一点が極度に緊張し、欲棒の根こぶが張り裂けそうになった後、悦楽の弛緩状態がやってくる。猛り狂った灼熱したマグマのような樹液が僕の輸精管をとおり、アスカの胎内の奥深く、最深部目掛けてドピュッ、ビュッと鈴割れの部分から吹き出している!

「ひあっ!ああっ!熱いいいぃぃぃっ!!」

アスカはそう叫ぶと、ぴいんっと弓なりにのけ反らせていた裸身からぐったりと力を抜いた。どうやら意識を失ってしまったようだった。

胎内の奥深くに次から次へと快感液を浴びせられる度に、意識を失ってぐったりとしているしなやかな裸身が条件反射のようにひくんっ、ひくんっと痙攣する。

やがて、長く激烈な射精もようやく終わった。一度目の射精からさほど時間をおいていないというのに、自分でも信じられない位大量のスペルマを放出した事に、僕は驚いていた。

僕はうっとりと眼を閉じながら、アスカの耳朶を口に含んでいた。そして、ゆっくりと眼を開けると、アスカはぐったりと項垂れたまま全身が弛緩しているのだった。

本当は、マヤさんの計画ではこのままアスカを放置しておいて、僕はマヤさんと合流してからもう一度此処に戻ってくる予定だったが、アスカの健気過ぎる態度に僕は心を揺さぶられて、此処でアスカを解放してやる事にした。

僕はアスカの瞳を覆っていたアイマスクを外した。アイマスクはアスカの流した涙でぐしょぐしょに濡れていた。そして、アスカの膣肉から萎えた肉棒をヌルッと抜くと、ポケットティッシュで肉茎を拭い、それをズボンに仕舞い込み、ジッパーを閉じた。

「アスカ、ほら、眼を覚ますんだよ」

僕はそう言うと、アスカの頬を平手で何回か軽くペチペチと叩き、アスカの眼を覚まさせようとした。すると、アスカはゆっくりと泣き腫らした瞳を開き、虚ろな瞳で僕を見やった。

「・・・ああ・・・ごめんなさい・・・ご主人様・・・。アタシ汚されちゃった・・・。アタシ、もうシンジに抱いて貰う資格の無い躯になっちゃった・・・」

アスカは僕の顔を見やると、またぽろぽろと大粒の涙をこぼしながら、力無くそう言った。

僕は黙ったまま木の幹の部分に縛り付けていた縄を解いた。アスカの手が自然に股間の位置まで下がる。

僕は沈黙を続けたままアスカの手錠にしっかりと縛り付けてあった縄を苦労しながら解いてやった。そのロープを一括りにして手に持つと、僕はやっと口を開いて言った。

「アスカ、何も心配する事無いよ。最初から僕がアスカの事を責めなぶっていたんだよ。この声はマヤさんに薬を貰って変えていたんだよ」

アスカは僕の声を聞くと、驚愕の表情を浮かべた。そして、また泣き腫らして赤く充血した碧い綺麗な瞳からぽろぽろと大粒の涙をこぼし、声を上げて泣きじゃくりながら手錠で括られた不自由な両手で僕の胸をドンドンと叩きながら僕に縋りついてきた。

「・・・う・・・ううぅ・・・ご主人様のバカァッ!・・・グスン・・・グスン・・・シンジのバカッ!バカァァッ!・・・ヒック・・・」

「ごめんね、アスカ。ごめんね・・・」

僕はアスカを抱き止めたまま、僕の胸板をアスカに叩かれるがままにしていた・・・。

 

ようやくアスカの嗚咽が収まってきた頃合いを見計らって、僕は言った。

「ごめんね、アスカ。手錠の鍵はマヤさんに貰ってきていないんだ。恥ずかしいだろうけれど、そのままの格好で車の所まで歩いて行って貰うよ。ごめんね」

僕はそう言うと、アスカの首輪から繋がった鎖を手に持って、遊歩道を歩き始めた。アスカはもはや抵抗しようとはせずに、僕に黙ってついてくる。

幸い、遊歩道では誰にも会わなかったが、円形広場に辿りついた時に、広場に置かれたベンチの所でカップルがお互いの躯をまさぐり合い、ペッティングに耽っている所に遭遇してしまった。アスカは広場に出るのを嫌がったが、このままでは何時まで経っても車まで戻る事は出来ない。僕は無理矢理鎖を引っ張って円形広場を横切っていった。

二人の声が聞こえてくる。

「凄いわね、あのカップル・・・」

「ああ・・・。まだ高校生?いや、中学生位じゃないか?」

「最近の中学生って進んでいるのね」

「あの女の子、凄え可愛い顔しているじゃあねえか!それにスタイルも抜群だし・・・」

「可愛い顔をしていて、よくあんな格好出来るわね。恥ずかしくないのかしら・・・」

「お前もあんなプレイしてみたくないか?」

「イヤよ。あんな恥ずかしい格好とても出来ないわ」

アスカは顔から耳にかけてまでだけでなく、全身を朱色に上気させて俯いたまま、僕の陰に隠れるようにして歩いている。

僕はなるべく足早にして、その円形広場を後にした。

次は階段の番だった。此処も明るくて、全裸のアスカにとってはひどく羞恥心を煽る場所だろう。おまけに道路からは丸見えだった。

僕は出来るだけ早足で階段を下りていった。殆ど走るようにして駐車場の入り口へと入ってゆく。

ようやく駐車場に辿り着くと、僕たちはマヤさんの車の所まで行き、運転席の横の窓を叩いた。

電動式のパワーウインドウが下がり、中からマヤさんが顔を見せ、僕たちを見やった。

「あら、ご主人様、話が違うじゃあないですか。本当は二人でアスカちゃんを迎えに行く予定だった筈ですよ」

マヤさんはかなり険しい表情を浮かべて僕たち二人を見ていた。僕は言った。

「良いだろう。僕の気が変わったんだよ。マヤさん、車のドアのロックを外してよ。さあ、早く」

カタッと音をさせて、マヤさんは車の集中ドアロックを解除した。僕とアスカはそれぞれ後部座席のドアを開け、車に乗り込んだ。

僕たちが車に乗り込み終えると、マヤさんが後ろを振り向いて言った。

「困りますよ、ご主人様。勝手な事をされちゃあ。これじゃあせっかくわたしの立てたプランが台無しじゃあないですか。この調教はアスカちゃんが他人に犯される事に意味が有ったのに・・・」

マヤさんにそうなじられて、僕は少々うんざりしながら言った。

「良いんだよ、マヤさん。アスカが僕以外の誰にも心までは許さないって事が分かったんだよ。アスカは躯はどんなに気持ち良くても、心までは絶対に僕以外の誰にも許さないって事が分かったんだよ。それだけで十分じゃあないか」

僕がそう言うと、マヤさんはまだ納得いかないという風に言葉を続けようとした。

「でも・・・」

「うるさいな!マヤさん、これ以上話す事は何もないよ。マヤさんは忘れているんじゃあないか?マヤさんも僕の奴隷だっていう事を。さあ、早く車を出してよ。早くしないと今度はマヤさんがお仕置きされる番だよ」

僕がそう言うと、マヤさんは恭しく頭を下げた。

「分かりました。ご主人様。今夜はもう遅いですし、明日の調教に差し障りが有っても困りますから、もう別荘に戻りますね」

マヤさんはそう言うと前を向き車のシフトレバーを操作して車を発進させた。

僕は車窓から夜の風景を眺めていた。すると、アスカが手錠を掛けられたままの両手をそっと僕の膝の上にのせていた手の上に重ねてきた。僕はぎゅっとその手を握り返してやるとアスカの方を向いて言った。

「どうしたの?アスカ。何か心配な事でも有るの?」

僕がにこっと微笑みながらそう尋ねると、アスカは首を左右に振って答えた。

「ううん。ただこうして居たいだけ・・・」

アスカは頬を赤らめてそれだけ言うと俯いた。未だに全裸で赤い首輪だけ付けた格好のままのアスカの姿を見て、僕はその姿に引き込まれてゆくような魅力を感じていた。

真っ白な裸身は車内の薄暗がりの中でも映え、引き締まったしなやかな裸体は見る者を魅了せずにはおかない。恥じらうその表情は、僕に天上から降り立った天使を思わせた。

羽の無い天使の掌の暖かみを感じながら、僕は至福の時を味わっていた。

バックミラーごしに僕たちを見るマヤさんの表情が険しいのを感じながら、僕たちは夜の国道を滑るように走る車の揺れに身を任せていた・・・。

 

 

 


(update 99/09/18)