エヴァ

■悪夢■

-7-

作・すとらとさま


 

 

 

調教三日目。アスカは朝食をとっていた。昨日の調教がよほど身にしみてこたえたのだろう。昨日の昼食、夕食と、アスカは残すことなくちゃんと食事をとっていた。

朝食をとり終えると、マヤさんはまたアスカの目の前に薬と水の入ったコップを置いて言った。

「さあ、アスカちゃん、わたしは食事の後片づけをしているから、その間に今日は自分でちゃんと飲めるわね?」

アスカはマヤさんがキッチンに立ち去った後、しばらくの間、俯いたままじっとしていたが、意を決した様子で二錠の薬(昨日と一緒で、一錠は避妊薬、もう一錠は媚薬だろう)を手に取ると、一気に薬を口に入れ、コップの水で飲み込んだ。

しばらくして、食事の後片づけを終えてマヤさんは戻ってくると言った。

「あら、今日はちゃんと自分で飲んだのね。偉いわ。それじゃあアスカちゃん、立ち上がって下だけ脱いで」

アスカは椅子から立ち上がると、下唇を噛みしめたままじっとしていた。

「覚えの悪い子はお仕置きよ。さあ、早く下に着ている物を脱ぎなさい」

昨日の浣腸がよほどトラウマになっているのだろう。アスカはマヤさんの『お仕置き』という言葉を聞くだけでびくりと身体を震わせた。

そして、総てを諦めた様子で、アスカはのろのろとショートパンツを脱ぎ、ブルーと白のストライプの清楚なデザインのショーツに手をかけると、ゆっくりとそれを脱いでいって足先から抜き取った。

アスカはショーツを丸めて持った手で、自分の股間を隠しながら言った。

「・・・ああ、また、なにか恥ずかしい事をさせる気なの・・・」

すると、マヤさんは言った。

「期待を裏切っちゃってごめんなさいね。違うわよ。あなたのアナルプラグを交換したいだけよ」

そう言うとマヤさんは自分の部屋に入っていった。そして、なにやら黒いバッグを持って戻ってきた。

「さあ、アスカちゃん、お尻をこっちに向けて脚を広げて、そうしたら両手で両足首を持って」

マヤさんはそう命令した。

アスカは、のろのろとだがちゃんと言われたとうりの格好をした。アスカの長くてしなやかな脚が強調されて、一つの美しい芸術品のようだった。淡い下生えから、淡いピンク色をして僅かに口を開いた可愛らしい女性器、さらには黒いアナルプラグが挿入されて広がった菊座までもが曝し出された。

僕は思わずごくりと唾を呑んだ。

「良い格好ね。アスカちゃん。あなたはスタイルが良いからそうゆう格好がよく似合うと思ってたのよ」

マヤさんはそう言うと、バッグの中から今度は直径二センチほどの黒いアナルプラグを取り出した。

「すぐに終わるからお尻の力を抜いて、楽にして・・・」

マヤさんはそう言って、アスカの肛門に入っていたアナルプラグをゆっくりと引き抜いていった。

「・・・ううぅ・・・イヤぁ・・・」

アスカは、排泄器官から異物を引き抜かれる感覚に、全身をピンク色に染めて身悶えする。

ずるりと音を立てるようにしてアナルプラグが引き抜かれた。

アスカの肛門は内側からめくり返り、鮮紅色の直腸があらわになる。

「ほら、抜けたわ。粘膜がついて汚れちゃったわね・・・見る?シンジ君」

僕は顔を赤く染めて首を横に振った。

「さあ、今度は昨日より太いわよ。ちゃんと力を抜かないとお尻の穴が切れちゃうから気をつけなさいよ」

そんな恐ろしいことを平然と言うと、マヤさんは新しいアナルプラグをアスカの菊座にあてがい、ゆっくりと押し込んでいった。

「あうっ・・・イヤぁっ!・・・」

どんどんとアナルプラグがアスカの肛門の中に飲み込まれていく。再び排泄器官に異物を挿入される感覚に、アスカはピンク色に染まった全身を震わせた。

「はい、これで終わり。ちゃんと根っこまで入ったから抜け落ちる心配はないわよ」

マヤさんはそう言った。

「さあ、今日はいい天気だし、三人でビーチに出かけましょう。せっかくここまで旅行に来たんだから楽しまなきゃ損よ」

マヤさんは楽しそうにそう言うと、ニッコリと笑った。

アスカは身体を起こすと、両手で股間を隠しながら言った。

「あのぅ・・・もう服を着てもいいですか?」

アスカがそう言うと、マヤさんは思い出したように言った。

「そうそう、忘れてたわ。えーと、これこれ・・・」

マヤさんはそう言いながらバッグの中を探した。すると、出てきたのは、僕もマヤさんとのプレイの中で何度か使った事もあって名前を知っていたピンク色をしたパールローターだった。

「これをビーチに行くまで付けていってもらうわ。さあ、アスカちゃん、こっちを向いて、手をどかして脚を広げて」

渋々とだが、アスカは言われたとうりにマヤさんに向かい、手をどかして脚を広げた。

マヤさんはパールローターをアスカのぴったりと閉じた淫裂の上、ちょうどクリトリスのあたりに押しつけると、セロテープを長めに切って張り付けた。

「これでよしっと、さあ、アスカちゃん、服を着ても良いわよ」

マヤさんがそう言うと、アスカは急いでパールローターの上からショーツを履き、ショートパンツを履いた。

アスカが服を着終わると、マヤさんはまったく無造作に、パールローターからのびたコードの先に付いたコントロールボックスのスイッチをスライドさせた。

「あうっ!」

アスカは小さな悲鳴を上げると、前屈みになって股間を押さえた。

ジージーと耳障りで機械的な作動音が静かな部屋に響く。

「ほらほら、どうしたの?早く海に行く準備をしなさい。それからこのコントロールボックスのスイッチを勝手にいじったりしたらお仕置きだからね?」

マヤさんはそう言うとコントロールボックスをアスカのショートパンツのポケットの部分に押し込んだ。

アスカはよろめきながら、自分の部屋に入っていった。

「さあ、シンジ君も出かける準備をして」

マヤさんに促され、僕も自分の部屋へと向かった。

海水パンツと、バスタオル等、必要な物をバッグに詰め込み、そのバッグを持ってリビングへと向かう。

僕がリビングに行くと、まだ二人は準備が終わっていないようで誰もいなかった。

僕は考えた。いったいどういう風の吹きまわしでマヤさんはビーチになんか行く気になったのだろうかと。

(ビーチに着いたら、またマヤさんはアスカに何かする気なんだろうか?)

しばらくすると、マヤさんが、続いてアスカがリビングにやって来た。

「さあ、二人とも準備は出来たわね。忘れ物はないわね?それじゃあ出発しましょう」

アスカははバッグを持って、下唇をぎゅっと噛みしめたままよろよろとマヤさんと僕についてきた。玄関を出ると、ここへ来るときに乗ってきた車に乗り込んだ。マヤさんは一度トランクを開けてクーラーボックスをしまい込むと、その後運転席に座った。僕とアスカは後部座席に座った。

「・・・くうっ・・・ふ、ぁっ・・・」

座席に座り込むとき、アスカは小さな声を上げて身を震わせた。

車内という狭い空間だと、バイブレーターの発するジージーという作動音は室内に居たときよりも、もっとはっきりと聞こえてきた。

「どうしたの?アスカちゃん。ビーチまではまだまだ時間がかかるわよ?」

マヤさんはバックミラーを見ながら楽しそうにそう言った。

車内は、まだ午前中の早い時間だというのに、締め切っていたため、蒸し風呂のような暑さだった。

マヤさんはエンジンをかけると、エアコンが利いてくるまでそのまま車を停めていた。

「ああっ・・・早く、早く海まで行ってちょうだい・・・お願い・・・」

アスカはそう言うと、荒く息をついた。

車内では、エンジンの音と、エアコンの音、それにバイブレーターの音とが混じり合い、複雑な響きを奏でていた。

「しょうがないわね。出発しましょうか」

マヤさんは、さも面白そうにバックミラーを眺めていたが、そう言うと、車を発進させた。

ここへ来るとき、確か15分ほどビーチから別荘までかかったから、15分ほどでビーチに着くはずだった。

しかし、海沿いの道路に出ると、シーズン中だけあって道路は渋滞していた。

「あら、こんなに混んでたら、ビーチまで30分以上はかかるわね。ごめんなさいね。アスカちゃん」

マヤさんは、さしてすまなそうな表情も見せずにそう言うと、こちらを向いてニッコリと微笑んだ。

車窓から見える景色は、素晴らしいものだった。空は真っ青に晴れわたり、海はどこまでも青く、澄んだ色をしていた。

しかしアスカは、そんな車窓から見える景色などはほとんど見ようともせずに、俯いたまま顔を真っ赤に染めて、両膝の上に置いた掌をぎゅっと握りしめ、下唇を噛みしめたままじっとしていた。下唇を噛みしめているのは、もし、そうしなければたちまちあさましい淫らな声がその愛らしい唇を通して流れ出てしまう為だろう。何しろ、今この瞬間も、バイブレーターはアスカの股間を責め弄り続けているのだ。

「二人とも、黙っていないで何か喋ったらどう?せっかく三人でドライブなのに」

マヤさんはバックミラーを見ながら命令口調でそう言った。

車は相変わらずのろのろとしか進んでいなかった。

マヤさんの言葉が命令的な響きを帯びていたので、僕は無理をして言葉を探して言った。

「ア、アスカと海に行くなんて久しぶりだね」

「あんっ・・・そ、そうね・・・きょ、去年はプールに行った・・・ふあっ・・・行った・・・だけだもんね・・・」

アスカは無理をして僕の言葉に相づちをうってくれた。

「ア、アスカは僕が泳げないのを知っているから、なるべくそういう所へは行こうって言わないもんね・・・」

僕はそう言った。

「べ、別にアンタが・・・ああっ・・・お、泳げないからって・・・あうっ・・・ア、アタシが行きたい場所を・・・くうぅ・・・制限したりなんか・・・しないわ・・・」

アスカは精いっぱい強がって見せるが、バイブレーターのせいでその言葉は途切れがちで、むしろ痛々しく思われる。

「やっと会話が弾んできたじゃない。そう、それでいいのよ」

マヤさんはバックミラーを見ながら楽しそうにそう言った。

「アスカちゃんは泳ぎは得意な方なの?」

マヤさんは前方を見たまま、アスカにそう尋ねた。

「・・・ひっ・・・は、はい・・・まあ人並みには・・・うぅ・・・」

アスカは、口をついて出る淫らな声を必死に押し殺しながら、そう答えた。

「そう、それじゃあ今日はアスカちゃんの華麗な泳ぎが見られるわね。楽しみ」

マヤさんはそう言うと、楽しそうに笑った。

「・・・か、華麗だなんて・・・うくっ・・・そ、そんなこと・・・」

アスカは途切れ途切れにそう言った。

「いいえ。今日はビーチの男たちみんながアスカちゃんのこと夢中になって見るわよ」

マヤさんはバックミラーを見ながらそう言った。

「・・・あっ・・・男たちが・・・夢中?・・・」

アスカはそう言った後、いぶかしげに首を傾げた。

「そう、夢中になってアスカちゃんのこと見るわよ。わたしが保証するわ」

確かに、アスカは何処へ行っても人目を引く程の美少女には違いなかったが、マヤさんが言う、『夢中になって』という意味には別の意味が隠されているようで不気味だった。

そんな会話をしているうちに、車窓から砂浜とそこで遊ぶ人々が見えてきた。駐車場までは後少しだった。

車内では相変わらずバイブレーターのジージーという耳障りな作動音が響いていた。

駐車待ちの車の列の中で、ついにアスカはギブアップしそうなことをマヤさんに告げた。

「ああっ・・・アタシ・・・もう・・・」

アスカは肩をかくんかくんとさせながらマヤさんに言った。

「イきたいなら勝手にイきなさい。誰も止めたりしないわよ」

マヤさんは突き放すように、冷たくそう言い放った。

そう言われて、アスカは持ち前のがんばりを発揮して掌をぎゅっと握りしめ、下唇を強く噛みしめてその波を乗り越えた。

駐車場の入り口で、係員から駐車チケットを貰うためにマヤさんが車窓を開けたとき、アスカはバイブレーターの音が係員に聞こえるのではないかと気が気でない様子で、俯いたまま顔中を真っ赤に染めて身体を硬くして座っていた。

係員の指示に従ってマヤさんが車を駐車スペースに入れて止めると、アスカは顔をのけ反らせ荒い息をついた。

「・・・くうっ・・・ふ、あ・・・ああっ・・・」

アスカは顔をのけ反らせたまま、びくっびくっと全身を震わせた。

「よくここまで一回もイかずに我慢したわね。偉いわよ」

マヤさんは運転席から後ろを振り向いて言った。

「さあ、アスカちゃん、パールローターを外してあげるから身体をもっとこっちに移動させて」

マヤさんはそう言うと、運伝席から身を乗り出すようにして後部座席の方に身体を向けた。

「ああっ・・・早く取ってください・・・早く・・・くうっ・・・」

アスカは狭い車内で苦労しながら身体を移動させ、股間をマヤさんに向けた。

「あらあら、もう服だけじゃなくシートまで濡れているじゃない。どうしてくれるの?せっかく父から借りた車なのに、これじゃあ帰ったらカークリーニングに出さなきゃ駄目じゃない」

マヤさんは、原因を作ったのは自分だというのに、一方的にアスカを責めた。

確かに、アスカの座っていた部分は縦長に楕円を描くようにして黒いシミができていた。

無理もない。何しろアスカは媚薬を飲まされて性感が何倍にもなっているのだ。

「これも、あなたが感じやすい、いやらしい躯をしているのが悪いのよ。反省しなさい」

マヤさんはそう言うと、アスカの股間からのびているコードを掴んだ。

「あうっ・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・だから早くこれを取って・・・お願いします・・・ひっ・・・」

アスカはそう言うと、遠目でもはっきりと判るくらいにグッショリと濡れたショートパンツを履いた腰を、もどかしそうに左右に振った。

「しょうがないわね。今、取ってあげる」

マヤさんはそう言うと、アスカの股間からのびたコードを一気に引っ張った。

「ひうっ!」

ベリッという音がして、30分間以上にわたってアスカを苦しめてきたバイブレーターはあっさりと外れ、マヤさんの手の中に戻った。

マヤさんはアスカのポケットの中のコントロールボックスを取り出すと、スイッチを切った。

「あら、もう本当にびしょびしょじゃない。見てごらんなさい。あなたが垂らしたのよ」

マヤさんはそう言うと、パールローターを人指し指と親指で撫でた後、アスカの目の前でにちゃにちゃと指をすり合わせて糸を引かせて見せた。

「うう・・・イヤあ・・・」

アスカはもともと座っていた場所に戻ると、顔を真っ赤に染めて目を伏せた。

「なにがイヤなもんですか。あなたが垂らしたんじゃない。本当にいやらしい子」

マヤさんは言葉でアスカを責めなぶった。

「お仕置きに、あなただけこの車の中で水着に着替えて貰うわ。それもバスタオル無しでね。いいわね」

マヤさんはそう言うと、エンジンを止めた。

「そんな・・・それじゃあ誰かに見られちゃいます!・・・お願い、許してください・・・」

アスカは思わず声を大きくしてマヤさんに抗議した。

「大丈夫よ。両方のサイドウィンドーはわたしとシンジ君が隠してあげるから」

マヤさんはそう言うと、後部座席の両側のサイドウィンドーを開けた。

「締め切ったままだと着替えるとき暑いだろうから、開けておいてあげるわ。それから、水着はこれを着なさいね。わたしからのプレゼントよ」

マヤさんはそう言うと、助手席に置いた自分のバッグから真新しい紙の袋を取り出して、アスカに渡した。

「あのぅ、水着ならアタシ持ってきてますけど・・・」

アスカはそう言った。

「わからない子ね。わたしが持ってきた水着を着ろって言ってるのよ?」

マヤさんは少し怒った様子でそう言った。

「は、はい・・・解りました・・・」

アスカはそう言うと、紙袋を開け、中に入っていた水着を取り出した。

メーカーのロゴが大きく入ったビニール袋に水着は包まれていた。

競泳用だろうか、色は黒だった。

アスカはサイズを確認しようと、袋のシールを剥がして中から取り出して広げて見る。

「えっ・・・?」

目の前に広げた水着を見て、アスカは言葉を詰まらせた。

黒い生地は大胆にハイレグカットされていて、後ろはTバック。

背中はほとんど丸出しで、まるで金太郎の前掛けのようだった。

サイドも大きくカットされていて、首と腰に細い紐が付いていてそれだけで結びとめる代物だった。

「どう、気に入った?」

マヤさんは楽しそうにそう言った。

「ア、アタシこんなの着られません!!」

アスカは顔を真っ赤にして抗議した。

「言ったでしょう?これはお仕置きだって。あなたには拒否する権利なんてないのよ。まさか、あのビデオのこと・・・忘れてなんかいないわよねえ?」

マヤさんはそう言うと、ニッコリと悪魔のような微笑をうかべた。

「さあ、わたしとシンジ君は車の外へ出て外から中が見えないように隠すから早く着替えてね」

マヤさんはそう言うと、運転席のドアを開けて外へ出た。そして、アスカの側のサイドウィンドーの所へ立つと車の中を覗き込んで言った。

「さあ、シンジ君も車の外へ出て中が見えないように隠して」

僕は言われたとうりドアを開けて、車の外に出てサイドウィンドーの位置に立った。

アスカは、身体を硬くしたまま水着を握りしめ、ただ俯いて座っていた。

「早く着替えろって言ってるのよ?それに、早く着替えないとそれだけ人に見られる可能性が出てくるわよ」

マヤさんは冷たくそう言い放った。

アスカは総てを諦めた様子でもう一度水着を広げた。

「ちょっと・・・マヤさん、この水着パッドがどこにも付いてません!!」

市販の水着なら胸と股間の部分にパッドが付いていてアンダーショーツ等がなくても、大事な部分を濡れても透けないように隠してくれるのに、その水着にはそれが無いようだった。

「当然よ。だってそれが無いのをわざわざ選んで買ってきたんだから」

マヤさんは事も無げにそう言うと、アスカを急かした。

「さあ、早く着替えなさい。もう、あなたに拒否する権利なんてないのよ」

マヤさんがそう言うと、アスカは総てを諦めて急いで着替え始めた。Tシャツを脱ぎ、白いシンプルなデザインのブラジャーを脱ぎ捨て、ショートパンツごとショーツを脱ぎ捨てた。

もはや、アスカは車内で全裸になってしまった。車内の薄暗がりの中で、アスカの透けるように白くてしなやかな裸体が映えた。

アスカは急いで水着に脚をとうし、股間の部分まで引きずりあげる。形の良いお椀を伏せたような形の胸の所まで水着を引っ張りあげると、首の所と腰の所の紐を結びつけ、着替えは完了した。

「ああ・・・マヤさん、せめてウインドブレーカーを着てもいいですか?」

アスカはすがりつくようにそう言った。

「しょうがないわね。いいわよ」

マヤさんの許しを貰い、アスカは自分のバッグからウインドブレーカーを取りだして水着の上からそれを着た。

アスカが着替え終わると、マヤさんは運転席に戻って後部座席のサイドウィンドーを閉めた。

「さあ、二人とも、行くわよ」

マヤさんはそう言うと、僕たち二人がバッグを持って車の外へ出るのを待ってから車のキーをロックした。そして、車のトランクを開けると中からクーラーボックスを取り出して僕に持たせた。

マヤさんを先頭にして僕たち三人はビーチへと降りていく。その間、アスカはしきりにお尻のあたりを気にしてウインドブレーカーの裾を引っ張りおろしていた。

 

Tバックになったお尻のあたりがスースーする。アタシはそれが気になって仕方がなかった。少しでも人目につかぬように、ウインドブレーカーの裾を右手で引っ張りおろしながらシンジたちについてゆく。前も大胆にハイレグカットされているが、アタシは恥毛が薄くて狭い範囲にしか生えていないので、とりあえずははみ出したりする心配は無かった。それでも、やっぱり恥ずかしいことには変わりない。

二人はどんどんと先に歩いて行くが、アタシはついさっきまでバイブレーターに責め弄られていたために脚に力が入らなくてふらふらする。それに、濡れたままになっていたアソコの上から水着を着た為、アソコがぬるぬるして気持ちが悪いし、頂上を極める寸前で無理矢理押しとどめた官能の余韻がまだ躯に残っていて、躯の芯もぼんやりと熱い。

ビーチに降りると、マヤさんは一番混んでいる綺麗な海の家へと入っていった。アタシはなるべく人目につかない空いている海の家にして欲しかったのに・・・。

海の家の入り口で、マヤさんは三人分の使用料を払って、荷物を入れるロッカーの鍵を受け取った。アタシとシンジはそれぞれ一人ずつロッカーの鍵を渡してもらう。

「それじゃあわたしとシンジ君は更衣室で水着に着替えてくるから、アスカちゃんはここで待っててね」

マヤさんはそう言うと、女性用と書かれた更衣室に入っていった。シンジも男性用の更衣室に入っていく。

(アタシだけあんなに恥ずかしい思いをして車の中で着替えたのに、二人とも酷いわ・・・)

アタシはそう思った。でも、仕方がない。アタシは必要な物だけ取りだして、バッグをロッカーに仕舞いに行った。

戻ってくると、マヤさんとシンジは着替え終わってそこに立っていた。

マヤさんはブルーのワンピースの水着を着ていた。シンジは相変わらず野暮ったいデザインのダークブルーのトランクス。

アタシはマヤさんの水着を見て思った。

(アタシにだけこんな格好させておいて、自分は普通のデザインの水着を着るなんて酷いわ・・・)

でも、もう着てしまったものはしょうがない。要はウインドブレーカーを脱がないようにすれば良いことなのだ。

マヤさんは海の家で貸し出しているパラソルのレンタル料を払うと、クーラーボックスとパラソルをシンジに持たせて、自分は大きなビーチマットをバッグから取り出して持って言った。

「アスカちゃん、わたしとシンジ君はとりあえず荷物をロッカーにしまってくるから、ちょっとの間ここで待っててね」

ひ弱なシンジは、ふうふう言いながらパラソルとクーラーボックスを持っていたが、それをアタシの横に置くと、自分のバッグを持ってマヤさんについていった。

こうして、真夏の午前中て海の家に居て、賑やかな人混みの中で相変わらずひ弱なシンジを見ていると、まるで昨日、一昨日の事が夢のようだった。

いくら、いつかはあげるつもりの相手だった大好きなシンジだとはいえ、無理矢理処女を奪われた事。そして、その大好きなシンジの見ている目の前で、『お仕置き』と称して無理矢理お漏らしさせられて、その後でセックスして何度もイかされた事。それら総てがまるで悪い夢だったような気がしていた。

そんな事を考えていると、マヤさんとシンジが戻ってきた。そして、マヤさんの一言がアタシを悪夢のような現実に引き戻した。

「さあ、アスカちゃん、ウインドブレーカーを脱いで、ロッカーにしまってきなさい」

「そんな・・・」

アタシは絶句した。

「何度も同じ事を言わせる子はお仕置きよ。さあ、早くウインドブレーカーを脱いでロッカーにしまってきなさい」

マヤさんが『お仕置き』というせりふを言った時、その顔が嬉しそうにほころぶのをアタシは見逃さなかった。きっと、ここで言うことを聞かなければ必ず何か恥ずかしい事をさせられるだろう。

アタシがそんなことを考えながらぐずぐずしていると、マヤさんは言った。

「ふう、しょうがないわね。これでお仕置き一回は決定ね。ほら、手をどかしなさい。わたしが脱がせてあげる」

マヤさんはそう言うと、ウインドブレーカーのジッパーに手をかけてそれを一気におろした。

「あっ!・・・やあっ!!」

アタシは、思わず大きな声を上げて、大きく開いてしまったウインドブレーカーの前の部分を、ウインドブレーカーの胸の部分を両手で掴んで胸の前で交差させるようにしてカバーした。

周囲の人たちが、何事かと思ってこちらを見ている。

「そう・・・あなたがどうしても言うことを聞かないっていうなら、あのビデオ・・・公開するしかないわね」

マヤさんはアタシの耳元で囁くようにしてそう言った。

あんなビデオがインターネットで流されたら、アタシは次の日から生きてゆけなくなる。アタシは総てを諦めて、そして言った。

「わ、分かりました・・・自分で・・・自分で脱ぎます・・・」

そして、アタシは自分の手でウインドブレーカーを脱いでいった。まず前を広げて、ゆっくりとそれを肩からおろし、最後に両方の手首から抜き取った。もはやウインドブレーカーはただの布切れと化してアタシの手に握られていた。

「さあ、アスカちゃん、ウインドブレーカーをロッカーにしまってきなさい」

ロッカーへ行く途中、小さな男の子がアタシの方を見て言った。

「ねえねえ、ママ、見て。あのお姉ちゃんお尻丸出しだよ!」

アタシは顔を真っ赤にしてロッカーの前に立ち、ロッカーを開けてウインドブレーカーを中にしまいこみ、鍵を掛けてシンジたちの元へと戻っていった。

男たちの視線が躯中に突き刺さるように感じた。

(駄目っ!みんな見ないで・・・)

顔を少しだけ上げて、周りを見渡すと、露骨にアタシの躯を舐めまわすように見ている中年男や、連れの女性の方から目を逸らしてこちらをじっと見つめる若い男などが目に入った。女性客のほとんどは、まるで汚いモノでも見るように軽蔑の眼差しでこちらを見ている。

アタシはこの場から今すぐに消えてしまいたいと思いながら、マヤさんとシンジの待つビーチへの入り口へとたどり着いた。

「良い格好ね。アスカちゃん。あなたはスタイルが良いからその水着、とっても良く似合っているわ。あんまり女性の評価は良くないみたいだけれど・・・」

マヤさんはそう言った後、大きなビーチマットを持って立ち上がった。

「さあ、二人とも、砂浜に出て場所取りに行きましょう」

マヤさんはそう言うと歩き始めた。

後からシンジもクーラーボックスとパラソルを持ってついて行く。

アタシも暗い気持ちのまま、二人の後をついて歩き出した。

砂浜に出ると、太陽が眩しかった。アタシはこんな格好を白日の下へさらけ出していることを思い知らされて、顔から火が出そうなくらい恥ずかしかった。

もともと、アタシは自分のルックスには自信を持っていた。人前に出て、人目を引くのにも慣れていたし、アタシはそれが自分にとって相応しいと思っていた。幼稚園の時、アタシの髪が栗色だ、目が碧えという理由でいじめられた時、シンジから『きっとそれは、みんながアスカの事を素直に可愛いって言えないからだよ』と、教えられて、それからアタシは自分が人目を引く事は当然だと思って生きてきた。でも、こんな格好をしてこれだけの人々の前に出て、アタシは自分のルックスが人目を引く事を呪わしく思った。

マヤさんとシンジはどんどんと先に歩いて行く。

横をとうりすぎた男二人組が言った。

「見ろよ、あの女。Tバックだぜ!」

「ひゅー、イカしてんなあ」

アタシは、無駄だと分かっているけれど、思わず右手でお尻を隠した。

(駄目!お願い、見ないで・・・)

被害妄想かもしれないが、周囲の男たちみんながアタシを見ているような気がする。胸に、お尻に、アソコに、突き刺さるような視線を感じる。

視線を感じながら、アタシはぼんやりと躯の芯が熱くなってゆくのを感じていた・・・。

「ここにしましょう。シンジ君、パラソルを立てて」

マヤさんがそう言うのを聞いて、アタシはハッと我に帰った。

シンジが苦労しながらパラソルを砂浜に突き立てている。アタシはそのシンジの作業を手伝った。

「ありがとう、アスカ」

二人がかりで、ようやくパラソルは砂浜に突き立った。パラソルの傘の部分を開く。

マヤさんは出来た日陰にビーチマットを広げると、シンジの持ってきたクーラーボックスを開けて缶ジュースを取り出してアタシとシンジに渡した。

「二人ともご苦労様。さあ、座って一息ついて」

アタシはシンジが座った後、ビーチマットの上に座った。ちょうどシンジを挟むようにして、アタシとマヤさんが座る格好になった。

アタシはとりあえずホッとしていた。立っているよりも、座っている方が人目につきにくいし、何よりも、もっとも恥ずかしいTバックになったお尻の部分を座ることによって隠す事ができるのが嬉しかった。

ホッとすると、別荘を出たときから今までずっと緊張のしどうしだった為だろう。アタシは急に喉がひどく乾いている事に気がついた。マヤさんから貰ったジュースの缶のプルトップを開けると、一気にごくりごくりと喉を鳴らしながらジュースを飲んだ。

「シンジ君にはパラソルをここまで運ばせちゃって悪かったわね。二人はまだ若いから分からないでしょうけど、わたし位の歳になるとお肌の事を考えると日焼けしたくないって思うようになるのよ」

マヤさんはそう言った後、ふうっとため息をついた。

「そんな事ないです。マヤさんは今でも十分若いじゃないですか」

シンジはそう言った後、頬を赤らめた。

「ありがとう、シンジ君。あなたは優しいのね。アスカちゃんがシンジ君の事、好きになった理由が分かる気がするわ」

マヤさんはそう言った後、アタシの方を向いてニッコリと微笑んだ。

「ア、アタシは別に、こんなヤツのこと好きなんかじゃあありません。ただの幼なじみ、くされ縁です」

アタシは顔を真っ赤にしてそう言った。

シンジは俯いてしまって暗い顔をしている。アタシはこの期に及んでまだ素直になれない自分の事が恨めしく思った。

「アスカちゃん、あなたにはまだ調教が足りないみたいねえ?自分の大切なご主人様に向かって『こんなヤツ』呼ばわりするなんて」

マヤさんはそう言うと、少し怒った顔をしてアタシを見た。

「ひっ、ごめんなさい・・・そんなつもりで言ったんじゃあないんです・・・」

反射的に、アタシはマヤさんに謝ってしまった。いったいアタシはどうなってしまったのだろう。つい二日前まではアタシはこんなにびくびくと人の顔色をうかがうような性格じゃあ無かったはずだ。この二日間の間受けたマヤさんの言う『調教』のせいで、アタシはこんな風になってしまった。こんなのアタシらしくない、アタシはそう思った。

「まあ良いわ。今回は特別に許してあげる。シンジ君、わたしの背中に日焼け止めクリームを塗ってくれる?」

マヤさんはそう言うと、小さなバッグの中から日焼け止めクリームを取り出してシンジに渡した。

シンジは日焼け止めクリームを手に取ると、マヤさんの背後に回り込んでそれをマヤさんの背中に塗り始めた。

アタシはずっと気になっていた質問をマヤさんにしてみようかどうか迷っていた。けれども、迷うのはアタシらしくない。結局アタシはその質問をマヤさんにしてみることにした。

「あのう・・・マヤさん、マヤさんとシンジはどうゆう関係なんでしょうか?」

アタシがそう言うと、マヤさんはこちらを見てニッコリと微笑んだ。

「それはどうゆう意味?もしかしてわたしとシンジ君に肉体関係が有るかっていう事?」

マヤさんはそう言った。マヤさんの背中にクリームを塗っていたシンジの手が止まった。

「は、はい、そういう意味です」

アタシはそう言った。

「有るわよ、もちろん。それも何回も数えきれないくらいにね。ねえ、シンジ君」

マヤさんはそう言った。シンジは暗い顔をして俯いたままじっとしている。

アタシはある程度覚悟していたとはいえ、ショックだった。シンジとマヤさんがセックスしていた。それも、数えきれないくらい何回も・・・。

「・・・シンジ、本当なの?」

アタシはシンジに向かってそう尋ねた。

シンジは相変わらず暗い顔をしたまま俯いて黙っている。

「本当かって聞いてるのよ?!」

アタシは思わず声を荒げてそう言った。

「本当だよ、アスカ・・・」

シンジはこちらを向いて、暗い表情のままそう言った。

アタシは声も出せなかった。ここに連れてきてアタシを陵辱するそのずっと前から二人は深い関係になっていたなんて、許せなかった。アタシは二人の事を不潔だと思った。

「ふ、二人とも、不潔です!」

アタシはそう言った。すると、マヤさんが言った。

「あら、そんなことないわよ。だってわたしが経験した始めての男性がシンジ君だったんだから。もっとも、わたしの場合それ以前に処女は別の人に捧げていたけれどね・・・」

「い、いったい、いつ頃から二人は関係をもっていたんですか?」

アタシはそう尋ねた。

「あれは・・・そう、あなた達が夏休みに入る一ヶ月程前の事だったかしら」

アタシは思い出した。夏休みに入る一ヶ月ほど前というと、ちょうどシンジがアタシを避けだした頃だ。これで総てが納得できた。どうせシンジの事だ。うじうじと一人で悩んでアタシを避けていたのだろう。

そうと分かっても、アタシはシンジの事を許せそうになかった。アタシはシンジに裏切られたような気がしていたのだ。なんの根拠も無いのだけれど、シンジはアタシの所有物だと子供の頃からずっと思いこんできた。その大好きなシンジが、他人の手垢にまみれてしまったような気がして許せなかったのだ。いや、シンジだけでなくマヤさんも許せなかった。アタシの大好きなシンジを奪っておいて、その上、アタシをこんな性の泥沼に引きずり込むなんて・・・。

アタシは悔しさで涙がこぼれ落ちそうになるのを必死で堪えて言った。

「二人だけで乳繰りあっていればよかったのに、何でアタシまで巻き込んだんですか?!」

「ちょっと、アスカちゃん、声が大きいわよ。周りの人たちに聞こえちゃうわ」

マヤさんにそう言われて、アタシはハッと我に帰って思わず口を右手で押さえ、周囲を見回した。

「しょうがないわね、教えてあげる。あなたシンジ君にキスしたでしょう?シンジ君の家の前で。その時わたし、全部窓から見ていたのよ。その時決めたの。この子を絶対にマゾの性奴にしてやるって」

マヤさんはそう言った後、ジュースを一口飲んだ。

アタシは驚いた。あの時の事を総て見られていたなんて。それにしても納得出来なかった。何故キスしただけでアタシをこんな風にいじめる必要が有るのかと。

「何で、何でアタシをそんな風にしようと思ったんですか?アタシはシンジにキスしただけなのに・・・嫉妬ですか?」

アタシはマヤさんにそう尋ねた。

「嫉妬・・・、そう、それも有るけれど、何よりもあの時あなたは初々しくて可愛らし過ぎたのよ。わたしにはそれが許せなかった。それで、わたしと同じマゾにしてやろうと思った訳」

マヤさんはそう言った後、海の方を眺めた。

「そんな・・・初々しくて可愛らしいからってアタシをここまでいじめてきたんですか?そんなの理由になってません」

アタシは思わず声が大きくなりそうなのを堪えてそう言った。

「あら、理由になっているわよ。人は美しい物を見ると嫉妬するし、この手で壊してやりたいって思うようになっているのよ」

マヤさんはそう言うと、こちらを向いてニッコリと微笑んだ。

「そんな・・・そんな理由で・・・アタシの事を今までいじめてきたんですか・・・」

もはやアタシは、言葉を発することができなかった。悔しくて悔しくて、そして、どうしようもなく悲しくて、涙が溢れ出してきそうになるのを堪えるだけで、精一杯だったのだ。

「アスカちゃん、そんなに悲観することないわ。だってあなたにはマゾの素質があるんだから」

マヤさんはこちらをじっと見つめてそう言った。

「アタシに・・・マゾの素質?・・・そんな事ありません!」

アタシはこぼれ落ちそうになる涙を堪えてそう言った。

「いいえ、この二日間の調教で確信したわ。あなたにはマゾの素質があるのよ。だって始めて処女を無くした時にあんなに何回もイったでしょう?それに昨日だってシンジ君にあんなに何回もイかされたでしょう?」

マヤさんはそう断言した。確かに、アタシは始めてのセックスで何度もイかされた。それに昨日もお漏らしをさせられた後、シンジに何回もイかされたことは事実だった。

「これで分かったでしょう?あなたにはマゾの素質が有るのよ。さあ、お喋りはこれでお終い。あなたにはお仕置きが残っているのよ」

マヤさんはそう言うと、嬉しそうな顔をしてアタシを見た。

「お仕置き・・・また何か恥ずかしい事をアタシにさせる気ですか?」

アタシはこぼれ落ちそうになる涙を右手で拭ってそう言った。

「そんなに恥ずかしい事じゃないわよ。あなた車の中で言ったわよねえ?泳ぎには自信が有るって」

マヤさんはそう言った。

「アタシは人並みにはって言っただけです」

アタシはそう言った。

「どっちでも良いのよ。わたしにその泳ぎを見せて欲しいの。どう?簡単なお仕置きでしょう」

マヤさんはそう言うと、ニッコリと微笑んだ。

「そんな・・・」

アタシは絶句した。この水着にはパッドが何処にも付いていないのだ。水に浸かったら、もちろん大事な部分が全部透けて見えてしまうだろう。これだけの人混みの中で、マヤさんはそれをやれと言うのだ。

「そんな事、アタシ出来ません!」

アタシは思わず声を大きくしてそう言った。

「何度も同じ事言わせないでね。アスカちゃん、あなたには拒否する権利なんて無いのよ。ゼロなの。あのビデオが有る限り、あなたはわたしの思うがままに動くしかないのよ」

マヤさんは冷たくそう言い放った。

確かにそうだった。あのビデオがマヤさんの手元に有る限り、アタシはマヤさんに言われるがままに行動するしか無いのだった。

「でも、こんな人混みの中で泳いでくるなんて・・・何か別のお仕置きにして下さい・・・」

アタシは哀願するようにそう言った。

「駄目よ。よく考えてみるのねえ。ここでもう二度と会わないかもしれない人たちの前で恥をかくのが良いか、それともあのビデオを公開されて一生消えない恥をかくのが良いか」

マヤさんは突き放すようにそう言った。

そう言われて、アタシは覚悟を決めた。

「わ、分かりました・・・泳いで・・・泳いできます・・・」

そう言うと、アタシは立ち上がった。

「あそこに浮いているブイの所まで泳いで行って、そうしたら、ここまで戻ってきなさいね。それから、戻ってくる時、手を使って胸やアソコを隠したら駄目よ。その時はまた別のお仕置きが待っているからね」

マヤさんは沖の方に見えるブイを指さしながらそう言った。

「そんな・・・」

早くも、立ち上がったアタシを視姦する視線を感じながら、アタシはそう言った。

マヤさんは濡れたらきっと透けて見えてしまうアタシの水着を分かっていながら、手を使って隠すなと言っているのだ。

アタシは無言のまま、マヤさんの方を見た。

「さあ、早く泳いできなさい。わたしの言ったとうりにしなかったらお仕置きだからね」

マヤさんは『お仕置き』というところを強調してそう言った。

アタシは総てを諦めて、波打ち際の方に向かって歩き出した。

男たちの視線が痛い程だった。アタシを視野に納めた男たちは、みんなじっとこちらを見ている。まるでアタシの全身を舐めまわすように。視線を感じながら、アタシは再び躯の芯がぼんやりと熱くなっていくのを感じていた。まるで、恥ずかしさに正比例するように躯の芯がじんじんと熱くなってゆく・・・。いったいアタシの躯はどうなってしまったのだろうか。

ボーとしたまま、アタシは波打ち際までなんとかたどり着いた。脚が水に漬かると、ひんやりとして心地よかった。

アタシはどんどんと水の中に入っていった。腰のあたりまで水に浸かると、一気にクロールで泳ぎだす。

沖の方に見えるブイめがけて、アタシは泳いでいった。30ストロークと少しで、アタシはブイまでたどり着いた。

アタシはブイに掴まると、少しの間、そのまま息を整えていた。砂浜の方を見やると、マヤさんが手を振っているのが見えた。

アタシは暗い気持ちになって、ブイを後にして、再びクロールで砂浜目指して泳いでいった。

脚がつくくらいの深さになると、アタシは立ち上がった。

アタシは自分の胸を見てみた。そこにはポッチリと乳首の形が分かるように水着が膨らんでいた。アタシは股間の部分に触れてみた。すると、くっきりとアソコの割れ目にそった形に水着が食い込んでいた。

水から上がるのには、かなりの勇気が必要だった。アタシはマヤさんとシンジの方を見た。すると、マヤさんが早く水から出て来るようにと、手招きをしていた。

アタシは、もう総てを諦めて、波打ち際へ向かって歩き出した。もう水の深さは腰のあたりまでしかなかった。

波打ち際で、ビーチボールで遊んでいる男たちのうちの一人がアタシの方を見て、そして言った。

「おい、見ろよ!あの女」

その男の隣にいる男が言った。

「ああ・・・凄えな・・・」

アタシはその横をとうり過ぎる。水の深さはもう膝のあたりまでしかない。

アタシは、両手を使って胸とアソコを隠したい衝動を我慢しながら歩き続ける。

人混みの中で、アタシはついに水から上がってしまった。こちらを見て、アタシに気づいた何人かがどよめく。

「見ろよ!あの格好・・・」

「凄え、可愛い子じゃねえか!」

「あんな格好して、恥ずかしくないのかしら・・・」

「わたしだったら、恥ずかしくてとてもあんな格好できないわ」

「あんな可愛い子が・・・」

「可愛い顔して、変態じゃないかしら・・・」

「あんないやらしい格好、よくできるわね」

「やべえ、オレ勃っちまったよ」

周囲の視線がアタシの元へと集まる。男たちは好色な視線を。女性たちは軽蔑の眼差しを。

(駄目っ!お願い、みんなこっちを見ないで・・・)

そう願いながら、アタシはシンジたちの方に向かって歩き続ける。

僅か十数メートルの距離なのに、アタシには遥かに遠い距離に思えた。

身体が、熱い・・・。

まるで熱にうなされている時みたいに・・・。

周囲の視線を一身に浴びながら、アタシは躯の芯がどんどんと熱くなってゆくのを感じていた。

アタシはその奇妙な感覚に戸惑っていた。

さっきも何回か感じたこの感覚・・・。

(アタシは人に見られながら感じている・・・。嘘よ、そんな事あり得ないわ!)

でも、アタシの股間は恥ずかしいお汁(ツユ)でぬるぬるに濡れていた。

アタシはそれに気づいて、上気した顔をさらに耳まで赤くした。

恥ずかしさで気が遠くなりそうになりながら、アタシはようやくシンジとマヤさんの待つパラソルの所までたどり着いた。

「お帰りなさい。アスカちゃん。どうだった、気持ちよかったでしょう?」

マヤさんは意味ありげにそう言うと、ニッコリと微笑んだ。

「・・・気持ちよくなんかありません!・・・」

そう言って、ビーチマットの上に座り込むと、アタシは両膝を抱え、そこに頭をつけてめそめそと泣き出してしまった。

「ううぅ・・・もうイヤ・・・もう・・・イヤぁ・・・」

「あらあら、ちょっといじめすぎたみたいね・・・。いいわ、アスカちゃん、ウインドブレーカーを取りに行きましょう」

マヤさんはそう言うと、立ち上がってアタシの肩にバスタオルを掛けてくれた。

「さあ、アスカちゃん、立ち上がって。別に胸もアソコも隠しても構わないから」

マヤさんはアタシの耳元で優しくそう言った。

「ううぅ・・・グスン・・・グスン・・・うう・・・」

アタシはしゃくり上げながら、よろよろと立ち上がった。

「シンジ君、少しの間、ここで待っててね。少し時間がかかるかもしれないけれど」

マヤさんはそう言うと、アタシの肩を抱き抱えるようにして海の家に向かって歩き始めた。

アタシは胸を右手で、股間を左手で隠しながら、マヤさんに付き従って歩いて行く。

相変わらず、周囲の視線を一身に集めたままアタシは歩き続けた。

見られている事に気がつくと、再びアタシの躯の芯はジンジンと熱く疼いてきた。

(ああ・・・いったいアタシの躯はどうなってしまったの?・・・)

マヤさんは優しくアタシの肩を抱きながら歩いて行く。

やっと、海の家にたどり着いた。

アタシは手首からロッカーの鍵を抜き取ると、マヤさんと一緒にロッカーに向かって歩いて行く。

ロッカーの前に立ち、ロッカーの鍵を開ける。アタシは中からウインドブレーカーを取り出した。

アタシがウインドブレーカーを着ようとすると、マヤさんが言った。

「アスカちゃん、濡れた躯の上から着ちゃうと気持ちが悪いでしょう?わたしが拭いてあげるから、女子更衣室で着替えましょう」

マヤさんにそう促されて、アタシは無言のまま頷いた。二人で、女子更衣室の中へと入って行く。

女子更衣室の中は、五つの個室に分かれていた。その中の一つにアタシとマヤさんは入って行く。個室の中に入ると、マヤさんは入り口のカーテンを閉めた。

マヤさんは、アタシの肩の上に掛けていたバスタオルを手に取ると、優しくアタシの髪を拭いてくれた。そのまま優しくアタシの胸、背中、そしてお腹のあたりまで拭いてくれた。

「あの・・・マヤさん、もう結構ですから」

アタシはそう言って、マヤさんからバスタオルを受け取ろうとした。

「駄目よ。これからあなたがマゾかどうか調べるんだから」

マヤさんはそう言うと、いきなりアタシの股間に右手を伸ばして、ハイレグカットされた水着の横からアソコに手を入れてきた。

「きゃあ!マヤさん、一体何をする気ですか?!」

アタシは思わず大きな声を上げて股間を隠そうとする。

「大きな声を上げないの。あなたはわたしの言うとうりにじっとしていなさい。もしも抵抗したら、あのビデオ・・・分かっているわね?」

マヤさんはそう言うと、水着の横から差し入れた指をアタシのアソコのクレヴァスの部分に突き入れてきた。そうしながら、空いた左手でアタシの水着の背中の紐を一本ずつ解いていく。

マヤさんはアタシのアソコに入れていた右手の指を抜くと、アタシの目の前にもってきて、にちゃにちゃと指をすり合わせて糸を引いているところを見せつけながら言った。

「やっぱり、わたしの思っていたとうりあなたはマゾの素質があるみたいねえ・・・。見てご覧なさい。あれだけの人たちに見られていただけで、もうこんなにびしょびしょになっているのよ」

アタシは耳まで真っ赤にしながら、マヤさんのせりふを聞いていた。

「イヤですっ・・・もう止めて下さい・・・」

アタシはそう言うと、真っ赤に染まった顔を力なく左右に振った。

「こんなに濡らしててイヤなもんですか。わたしの言うとうりにすればちゃんと天国まで連れていってあげるわ・・・」

マヤさんはそう言うと、アタシの着ていた水着を脱がし始めた。とは言っても、もう背中の紐が総て解かれている状態では、ただ腰の部分に手を掛けて引きずり下ろすだけでアタシは全裸になってしまった。

マヤさんは引きずり下ろした水着をアタシの足先から抜き取ると、アタシに向かって命令した。

「さあ、アスカちゃん、両脚を広げて、お尻をつきだして、そこの壁に両手をつきなさい」

アタシは渋々と、マヤさんに言われたとうりに入り口の反対側の壁に両手をついてお尻をつきだした。

「うふふ、こんなに濡らして、可愛い子・・・。今すぐにお姉さんが気持ちよくしてあげるからね・・・」

マヤさんはそう言うと、右手でアタシのアソコを、左手でアタシの胸を責めだした。

マヤさんは左手でアタシの両方の胸を交互に揺さぶりながら、優しく揉みほぐし、頂上で既に硬くしこった乳首を人指し指と親指で摘み、くりくりとこね回すようにしたかと思えば、時に軽く引っ張るようにして責め弄る。

右手では、アタシのクリトリスの部分を優しく弄り回しながら、指をアタシの膣内に差し込んで出し入れして、時にはもう完全にしこりきったクリトリスを優しく指で弾く。

マヤさんの女の感じる部分を知り尽くした愛撫の前に、もうアタシは目の前に霞がかかったようになっていた。

「くうっ・・・う、く・・・ふぁ・・・」

アタシは、ここが女子更衣室だということを思い出して、出てくるあえぎ声を必死に押し殺す。

「うふ・・・クリちゃんをこんなに大きくして・・・。そんなに露出が気持ち良かったの・・・」

マヤさんはそう言いながも、愛撫の手を休めてはいない。

ぬちゅ、くちゅ、ちゅぷ・・・。アタシのアソコが立てる淫らな音が狭い個室に響く。

「・・・ううぅ・・・くうっ・・・ひっ!・・・あっ!・・・」

アタシは口をついて出るあえぎ声を必死で押し殺すが、堪えきれずに淫らな声が漏れる。

「駄目よ、アスカちゃん。大きな声を出しちゃあ。これでもくわえて我慢していなさい」

マヤさんはそう言うと、さっきアタシの躯を拭ったバスタオルをアタシの口にくわえさせた。

「ふうっ・・・ふむっ・・・むうっ・・・」

マヤさんの愛撫が次第に激しさを増してきた。

アタシの膣肉に入れた指を激しく出し入れする。

指を出し入れするその度に、ぴちゅ、ぷちゅと淫靡な音がアタシの耳に響く。すると、突然、胸とアソコを責め弄っていたマヤさんの手が離れた。

「ふむっ?・・・むうっ?・・・」

アタシが振り向くと、マヤさんは跪いていた。

マヤさんはアタシの両脚を掴むと、今度は口をアタシのアソコにつけて繊細な舌をアタシの秘所に這わせ始めた。

ちゃぷ、ちゅぷ・・・。アタシの顔は紅く染まり、荒い呼吸が空気を熱く変える。

「んっ・・・ふうっ・・・ふむっ・・」

アタシの腰がぴくぴくと緊張する。時々ふっとアタシの意志に反して快感に耐えられなくなって尻肉が揺れる。まだ包皮は完全にはむけていないが、すっかり固くなったクリトリスを、マヤさんは舌の先でちょんと、つついた。

「ふむっ!!」

とろん、と愛液がアタシの奥から流れ出てくる。、マヤさんは悦楽にゆるんだ花びらを唇で挟み、蜜を舌で絡め、啜り続けた。時折、クリトリスを舌で巻き込むように巻き込むようにして刺激をくわえる。

アタシは上半身を何度も何度もよじった。濡れた髪は乱れて、目尻からわずかに涙がこぼれた。

ずずっ、ずるっ、ずずずっ、と、音を立てながら、マヤさんはアタシのアソコを啜り上げる。

びんびんにしこりきっているクリトリスや、充血して広がってしまった小陰唇を啜り上げられる度に、アタシの背筋に電流のような快感が走る。

「むうっ・・・ふうっ!・・・ふむぅっ!・・・ふっ・・・むっ・・・」

アタシは頭をのけ反らして啜り上げられる快感にうち震える。すると、またも突然に啜り上げられるのが止まった。そして、今度は指が二本アタシの膣内に差し込まれた。

「ふふ・・・アスカちゃんのマンコ汁、ちょっと海水の塩分が残っててしょっぱかったけれど美味しかったわよ」

マヤさんはそう言うと、アタシの膣内に差し込んだ指をゆっくりと抉るように出し入れしながら、舌を使ってアタシのしこりきったクリトリスを舐めまわし始めた。

「・・・ふむっ・・・ふうっ・・・むっ・・・ふうっ・・・」

手を変え品を変え責めてくるマヤさんの愛撫のテクニックの前に、アタシはただよがり泣きをこぼし、腰から下の力が抜けそうになるのを堪えるだけで精一杯だった。

マヤさんは一方の手でアタシの蜜壺をかき混ぜながら、もう一方の手でアタシのクリトリスを肉鞘から剥き出しにして舌を使って舐めまわす。

「ふうっ・・・むうっ・・・むふっ!・・・ふっ!・・・」

ぴちゃぴちゃと卑猥な音を立てながら、マヤさんは剥き出しにしたクリトリスを舐め上げる。一方では、アタシの胎内から尽きることなく湧き出る愛液をじゅぶじゅぶと泡立てながら、アタシの膣内に差し込んだ指を激しく抉るように出し入れする。

「うふ・・・白く濁ったお汁(ツユ)が溢れてきたわ・・・アスカちゃん、そんなに気持ちが良いの?」

マヤさんはそう言いながら、更に激しくアタシの蜜壺に入れた指をかき混ぜるようにして動かす。

「むっ!・・・ふうっ!・・・ふっ!・・・」

ぐちゅ、ぴちゅ、と、アタシのアソコはアタシの意志に反して恥ずかしい淫らな音を立てる。

マヤさんの指が蠢くその度に、アタシの背筋にゾクッ、ゾクッと快感の奔流が迸る。

「ふふふ・・・こんなのは序の口よ。もっと狂わせてあげるわ。ほーら!」

マヤさんはそう言うと、また左手をアタシの自慢の下を向いても型くずれしない、つんと上を向いた胸にまわして優しく揉みほぐしながら、人指し指と親指を使ってびんびんに勃起している乳首をくりくりと摘み責め弄った。

そうしながらも、アタシの媚肉に沈めた指を激しくかき混ぜるように動かすことは止めない。

「ぐふっ!・・・ううっ!・・・むっ!・・・ふうっ!・・・」

ぐちゅ、ずちゅ、ぬちゅ、びちゅ・・・。恥ずかしい音がアタシの耳をうつ。

アタシの垂らした愛蜜で、アタシの股間はもう内腿のあたりまでグッショリと濡れていた。いや、それどころか糸を引きながら垂れ落ちる愛蜜が床にまで垂れて小さな水たまりを作っているのが見えた。

もはやアタシは、思わず膝の力が抜けて座り込みそうになるのを必死で堪えて、ただお尻を突きだしているだけだ。

「ううっ!・・・むふっ!・・・ふうっ!・・・」

マヤさんは一度アタシの胎内に突き入れていた指を抜くと、今度は三本の指をアタシの膣内に差し込んできた。

その圧倒的な太さにアタシは思わず苦しげな呻き声を上げた。

「・・・ううぅ・・・ふむぅ・・・」

マヤさんは三本の指をアタシの胎内に差し込むと、ゆっくりとピストン運動を開始した。

三本の指の圧倒的な太さにアタシが呻いていると、今度はアタシの胸を責め弄っていた左手でアタシのアナルプラグを掴むと、それをゆっくりと出し入れしだした。

(ひイッ、内臓ごと出し入れされているみたい・・・ああっ、とんじゃうぅ・・・)

びくっ、びくっとアタシは頭をのけ反らせながら、次々に襲ってくる新たな快感に耐える。

アタシは、マヤさんがピストン運動させているアナルプラグの周りの部分が、熱く溶けてゆくように感じていた。

「・・・ううっ!・・・ぐふっ!・・・むふっ!・・・ふっ!・・・」

ぐちゅ、ぬちゅ、びちゅ・・・。マヤさんが三本の指をピストン運動させているアタシのアソコが、尽きることなく恥ずかしいお汁(ツユ)をこぼしながら、アタシの意志に反してマヤさんの指を締めつけ、更にもっと快感を貪ろうと奥まで引き込もうという動きすら見せる。

「ふふ・・・そう、お尻の穴がそんなに良いの・・・。アスカちゃんのオマンコ、まるでわたしの指を食いちぎりそうに締め付けてくるわよ」

マヤさんはそう言うと、アタシの膣内に出し入れしている指の角度を上向きに変えた。そして、アタシのお尻の穴で出し入れしているアナルプラグの角度を下向きに変えた。アタシの胎内の肉壁を挟んでアナルプラグとマヤさんの指がぶつかった!

「ぐふぅぅ!!」

ビクンッと、アタシは頭と背中を弓のようにのけ反らせた。

脳天を突き抜けてゆくような峻烈な衝撃。

あまりの快感に、アタシは膝の力が抜け床にへたり込みそうになる。

「ほら、駄目よ、アスカちゃん。膝に力を入れてちゃんとお尻を突き出しなさい」

マヤさんはそう言いながらも三本の指とアナルプラグのピストン運動を止めてはいない。いや、むしろ先ほどよりもその抽送のスピードを上げて、激しくアタシのヴァギナとお尻の穴をかき混ぜる。

「ぐふっ!・・・ううっ!・・・むふっ!・・・むっ!・・・」

アタシは、もう此処がどこで誰に何をされているかも分からなくなってきた。何かの拍子に、これではいけないと自分を励ますのだが、それもすぐに欲望の濁流に呑み込まれていく。

「さあ、そろそろイかせてあげるわ。アスカちゃん、あなたのGスポットは何処なの?わたしの指がそこにあたったら頭を振って教えなさい」

マヤさんはそう言うと、アタシの膣肉に差し込んだ三本の指を探るように抉り始めた。そうしながらも、アナルプラグを激しく出し入れする事は止めていない。

アタシは、お尻の穴が熱くとろけそうになってゆく感覚を味わいながら、びくんっびくんっと頭をのけ反らせてアタシの自慢の栗色をした髪を振り乱す。

ついに、探るようにアタシの膣内を抉っていたマヤさんの指先が、アタシのもっとも感じるGスポットに触れた。

「ふぐぅぅ!!」

アタシはマヤさんに分かるように、髪を振り乱しながら何度も頷いて答える。

「ふふ・・・そう、ここがあなたのGスポットなのね・・・分かったわ。アスカちゃん、すぐに天国にイかせてあげるわ」

マヤさんはそう言うと、Gスポットに狙いを定めて三本の指を抉るように激しく出し入れし始めた。その間も、相変わらずアナルプラグを激しく出し入れすることは止めていない。

アタシは腰から下の力が抜けそうになるのを、膝をがくがくと震えさせながら必死に堪える。

じゅび、じゅぶ、ぴちゅ・・・。とめどもなく溢れ出るアタシの体液が、マヤさんの指で泡立て、かき混ぜられ、白く濁ったお汁(ツユ)となって床に垂れ落ち、また新たな水たまりを作っていくのが目に入った。しかし、今のアタシにはそんなことはもうどうでも良かった。混濁した意識の中でも、真っ白に輝くエクスタシーが目の前に迫ってくるのが解っていたから。

「ふぐぅ!!(イクぅ)・・・ふうっ!(ああっ)・・・ふっふぅうぅっ!!(イっちゃうぅっ)」

アタシはそう叫ぶと、真っ白に輝くエクスタシーに身をまかせた。

「ふうっ!(ひいっ)・・・ふぐぅぅ!!(イクぅぅ)」

気が遠くなるようなエクスタシーだ。朦朧とした意識のなかで、アタシはこれでこの性の泥沼が終わる事を信じていた。しかし、マヤさんの愛撫はこれで終わった訳ではなく、まだイった瞬間と同じペースでマヤさんの指とアナルプラグがアタシの体内で出し入れされている事に気づくのにそんなに時間はかからなかった。

「うふ・・・もう一回イっちゃったみたいね。アスカちゃんのオマンコの締め付けで分かったわ・・・でも、まだまだこれからよ」

マヤさんはそう言うと、アタシの膣内とお尻の穴とに差し込んだ指とアナルプラグとを、相変わらず激しく抽送させながら、今度は回転運動を加えてきた。

アタシの胎内の肉壁を挟んでマヤさんの指とアナルプラグが何度も激しくぶつかる!

「ふうっ!(ああっ)・・・むう(もう)・・・ふむっ!(駄目っ)・・・ふうっ!(またっ)・・・ふむっ!(来るっ)・・・ふうっ!(ああっ)・・・ふむぅぅっ!!(来るぅぅっ)」

あっという間に、アタシは二度目のオルガスムスに無理矢理押し上げられた。目の前が真っ白にスパークする。

それでも尚、マヤさんの愛撫は止まなかった。ぐちゅ、びちゅ、ちゃぷ、ちゅぷ・・・。恥ずかしい淫らな音を立てるアタシの蜜壺をかき混ぜながら、空いた親指でアタシのクリトリスをこねるように弄りまわす。

アタシはもう、此処が何処で、自分が誰で、誰に何をされているかも分からなかった。快楽に濁った意識の中で、早くこの悦楽の嵐が過ぎ去ってくれることだけを祈っていた。

「さあ、アスカちゃん、これで最後よ。思う存分イっちゃいなさい!」

マヤさんはそう言うと、最高潮にまで指とアナルプラグの抽送のスピードを上げた

「ふうっ!(ひいっ)・・・ふむっ!(駄目っ)・・・むう(もう)・・・ふぐぅ!!(イくぅ)・・・ふうっ!(ああっ)・・・ふっふぅうぅ!!(イっちゃうぅ)」

アタシは頭をのけ反らせ、背中を弓のように反らしてびくんっびくんっと躯を震わせた。アタシの両目からぽろぽろと涙がこぼれ落ちた。

真っ白にきらめくエクスタシーにアタシの全身が包み込まれた。気が遠くなるような感覚の中で、アタシはマヤさんの指が抜かれ、アナルプラグが再び根本まで差し込まれるのを感じていた・・・。

 

 

 

 

 

(つづく) 

 


(update 99/04/30)