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彼女はそう言うと、ゆっくりと左足を上げてロランの頭を跨いだ。
予想だにしていなかったキエルの行動に、彼は驚きから大きく眼を見開いた。下から見上げると、丁度彼女の花芯が一望出来る位置にあった。
プラチナブロンド恥毛が、キエルのさっくりと割れた秘裂の上端辺りまでふんわりと生い茂っていて、肉唇に近い部分はしっとりと湿り気を帯びていて、窓から射し込む陽光に照らされてきらきらときらめいていた。
肉唇と言っても、まだその姿勢のままだと、ほんの僅かに桜色の肉が恥丘から続くふっくりとした大陰唇からはみ出ているに過ぎず、ビラビラというのには程遠い風情だった。とは言っても、知識でさえ女性性器の構造を理解していないロランにとっては、それだけでも十二分に卑猥な眺めだったが・・・。
「・・・いいこと、ロラン。これからはわたしが言ったとおりにするのよ・・・」
彼女にそう命じられ、彼は掠れた声で答えた。
「・・・は・・・はい・・・。分かりました・・・」
キエルはその答えを聞くと、ピンク色に染まった裸身をゆっくりと下に向かって沈ませていった。
ロランはこの美少女が一体どういうつもりで自分の顔目掛けて腰を沈ませているのか分からずに、上目遣いにキエルの表情を窺った。すると、彼女はシャープな視線を興奮で潤ませながら彼の顔を見据えていて、何かしら淫猥な意図を持って行動していることを窺わせた。
「ロランは女の子のアソコがどういう構造になっているのか知らないのでしょう?」
ゆっくりと、更にゆっくりと淫裂をロランの顔目掛けて近づけてゆきながら、キエルは言った。
「・・・は、はい・・・」
彼がそう答えると、彼女は言った。
「じゃあ、今からわたしが女の子のアソコがどうなっているのかレクチャーして上げる・・・」
この聡明な美少女は、ロランが知識としてさえも女性性器の構造を知らぬであろうことを敏感に察していた。そして、この少年では愛撫さえおぼつかないであろうことに考え及んだ。しかし、それではこれから先に行おうとしている淫靡な遊びに差し障りが出てしまう。せっかくの絶好の機会なのに、楽しみの奥行きが浅くなってしまうことは極力避けるべきだと思い立ったキエルは、敢えて自らの女性器の構造をロランに教え、より深い背徳的な遊びに興じようと思い立ったのだった。
キエルが腰をゆっくりと落としてゆくと、必然的に彼女の淫裂はロランの顔に近づいてゆく道理だった。その姿は、ちょうど和式トイレにしゃがみ込む姿勢に良く似ていた。
その恰好を思うと、ハイム家の長女としては耐え難い程はしたない、恥ずかしい姿ではあったが、今は羞恥を感じるよりも、ロランに自分の感じるポイントを教え込むことの方が、この密戯をもっともっと刺激的にする為には必要なことだと考えたのだった。
うわ!どんどんキエルお嬢様のアソコが僕の顔に近づいてくる・・・。
少年はそんなことを思いながら、刻一刻と自分の顔目掛けて近づいてくる秘裂と、キエルの顔を交互に見やった。すると、そんなポーズをロランの目の前でしている為からか、彼女の顔は耳までうっすらと上気していて、キエルがかなりの羞恥心を感じているか、または興奮していることが窺えた。そして、その洞察は正しかった。
彼女の秘肉が、丁度彼の目の前に来る位の位置まで腰を下ろすと、美少女は言った。
「さあ、今から授業の始まりよ・・・」
少年の顔からほんの僅かな距離に、キエルの媚肉があった。
間近で見ても、彼女の秘割れは美しいものだった。
こんもりと盛り上がった恥丘の上には、豊かに生い茂った逆三角形の金色の繊毛が、まるで洪水の後の川草のように花芯目掛けて姿良く生え揃っていた。更に視線を移すと、肉付きの良い大陰唇が視界に入ってくる。並の女陰ならそんな姿勢をとって脚を広げていれば、自然にぱっくりと口を開いて内部の構造を露にしてしまうところだが、キエルの割れ目はまだひっそりと口を閉じたままで、僅かに薄桃色の肉唇をはみ出させているだけに過ぎなかった。
彼女は慎ましやかに口を閉じている陰唇に、そっと左手の人差し指と中指をV字型にして添えると、一気にぐいっと押し広げた。
ロランの目の前に曝された媚粘膜の色は、眼に滲み入るような鮮やかなピンク色だった。既に興奮している為か、ほの白い蜜汁が湧き出ていて、花唇だけでなく大陰唇の辺りまでを濡らしていた。
周辺の肌色から、微妙なグラデーションでピンク色のぷりっとした内側の花弁のような部分にまでいたるその様は、少年の股間を疼かせるにはあまりに刺激的な光景だった。もうロランは、見ているだけで漏らしそうだった。
「いいこと、ロラン。この外側のビラビラが大陰唇。そしてこの内側のぴらぴらしている部分が小陰唇って言うの・・・」
ロランは彼女の説明を聞きながら、またごくっと唾を呑み込んで頷いて答えた。
「は、はい・・・」
少年の素直な答えを聞くと、少女は自らが感じている羞恥心を振り払うかのように、にこっと妖しい微笑みを浮かべた後、今度はその小陰唇を押し広げて、膣前庭の尿道孔や膣孔、クリトリスまで露にして右手で指差しながら説明を続けた。
「次はここ。この穴が膣口。ここにオチンチンが入るのよ。でも、わたしはまだバージンだから、入れるのは指一本までにしてね・・・」
ロランは、鈴割れからじゅくじゅくとカウパー腺液を滲ませながら、もう声も出すことが出来ずに頷いた。
こくん・・・。
キエルは彼が頷いたのを確認すると、更に説明を続けた。
「そして、わたしが最も感じるのが、このちっちゃいお豆みたいなところ、クリトリスよ・・・」
彼女が指差したそのポイントは、小陰唇から続く桃肉が縦長のフードのようになって被さっていて、その肉鞘の中からちょこん、と豆粒大の肉粒が顔を覗かせていた。その部分はもう既に興奮している為か、ぴんっとしこり立っていて、周囲の薄桃色の肉の色合いよりも更に高貴な感じさえさせるパールピンクだった。
「どう?ロラン。これで女の子のアソコの構造は大体分かったでしょう?次はいよいよ実技でわたしを感じさせてね・・・」
キエルはそう言うと、更に腰を沈めた。もう彼女の秘割れはロランの口唇にくっつきそうな位置にあった。
その距離までキエルの秘粘膜が近づくと、今度は彼女の媚肉の匂いがロランの鼻孔にダイレクトに感じられた。
微かな尿臭と共に、汗と脂に女の分泌液がミックスされ、乳製品が発酵したような濃密な牝臭が、むわ〜んと漂ってくる。少年はその匂いに包まれて、このまま窒息しても悔いは無いとさえ思った。
「さあ、まずはお舐めなさい」
キエルにそう命じられ、ロランは意を決して口を開くと、舌を突き出してがむしゃらに美少女の肉割れに吸い付いた。そのままただ夢中になって舐め上げると、仄かな塩辛さと共に、胸が切なくなるような甘酸っぱさが感じられた。
これが・・・。これが女の子のアソコの味なんだ・・・。
少年はそんなことを思いながら、生まれて初めて味わう女性器の味に酔いしれていた。
舌を這わせてみると、キエルの蜜肉は蕩けそうに柔らかかった。その柔らかさの中に、ぷりっとした弾力をも秘めていて、その摩訶不思議な感触に少年はどうしようもなく高ぶった。
「あっ!・・・んん・・・お上手よ、ロラン・・・」
高ぶっているのは、彼女もまた一緒だった。美少年の目の前でこんなはしたない恰好をして、自らの性器を曝しているという事実。生まれて初めて男性に自分の性器を舐められているという事実。そして、それが憎からず想っているロランの舌であるという事実。それらが相まって相乗効果を上げ、キエルの性感を高めていた。
彼女が感じていることを証明するかのように、キエルの秘肉からは多量の蜜液がこんこんと湧き出てきて、それはロランの口の周囲だけでなく、鼻の頭を濡らす程の量だった。
「あ・・・ああっ・・・ぅんっ・・・」
彼は溢れかえる程大量の花蜜を念入りに舌で舐め取りながら、上目遣いに彼女の表情を窺った。すると、彼女はシャープな眼差しを恍惚で潤ませて彼の顔に見入っていて、キエルがロランの愛撫を現時点では悦んでいることを窺わせた。
だが彼女は、下半身の愛撫を少年に任せながらも、空いた両手を使ってそのたわわな果実を押し揉み、頂でしこり立っている乳頭をくりくりと摘んだりして弄りながら、更に自分の性感を高めようとしていた。その姿を見て、ロランは自分が考えていたよりも、ずっとこの美少女が欲望に貪欲であることをを知った。
「あんっ・・・あぁっ・・・素敵よ、ロラン・・・。もっと頑張って・・・」
キエルはそう言うと、腰を更に落として女陰を彼の口唇にぐりぐりと押し付けるようにした。そうすることによって、ふさふさと豊かに繁る美少女の陰毛が、さわさわと少年の鼻先を擽った。
ロランは最早舌で舐めるだけでは到底舐め取れない程の多量の粘液を何とかする為に、口を彼女の女性器全体に被せるように開いて、まるでタコのように吸い付くと、猥雑な音を立てて啜った。
ずるっ・・・じゅる、じゅるっ・・・ずずっ・・・。
「あはぁっ!」
自分の淫裂を啜られ、更に自分の花蜜を啜る音を聞かされて、そのはしたなさに感極まったキエルは、隠すことなくあられもないよがり声を上げた。
先程まではサディストとして少年を鞭打ったり、足蹴にしてその性感を高めていた彼女だったが、今度は自分のあまりにもはしたない姿を思って、マゾヒスティックな悦びを感じていた。
古来から語られているように、本来マゾヒズムとサディズムは表裏一体のものである。場面次第によって、同一人物にそのどちらの特性が顕れてもおかしくない。だから、真のSMを追求している者たちは、そのどちらのプレイにも応じられるように探求し続けている。その良い例が、偽物でない本物のSM嬢たちである。彼女たちは、女王様を生業にする者も、一連のマゾヒストとしての訓練は受けている。そうでなければ、真のSMを追求することなど出来ないからだ。それ程までにSMとは奥深いものなのだ。
閑話休題。
キエルがそういった世界の存在を知り、大いなる興味を抱き始めたのは、早熟だった彼女がまだ自慰を覚えたばかりの10歳の夏、父の書斎で『マルキド・サド』の作品を中心とする背徳の書物の数々と、SMを題材にした一連の淫画集を見付けた時からだった。
外出中の父親の書斎で、家人たちに気付かれないようにこっそりとその膨大な蔵書たちを眺めていて、気が向いたら書物を手に取ってページを捲るのは、キエルの知識欲や探求心を満足させてくれる、お気に入りの時間だった。
ある日、いつものように書斎に忍び込んだ彼女は、今までは気が付かなかったが、本棚が二重構造になっている部分を見付けた。そしてキエルは、何の気無しにその表側の本棚をスライドさせてみた。するとそこには、『マルキド・サド』の作品の数々、『悪徳の栄え』や、『ソドムの百二十日』などと共に、何冊もの淫画集が揃えられているのを見付けたのだった。
心臓をドキドキとさせ、細心の注意をはらって廊下に人の気配が無いことを確認した後、彼女は取り合えず淫画集の中から一冊取り出して、開いて眺めた。するとそこには、あろうことか全裸で緊縛された女性が鞭で打たれている絵が描かれていたのだった。それは、まだ幼い少女にとっては、あまりにもインパクトの強い画であった。
震える指先で数ページ捲ってみて、そこに描かれていた拘束具を付けられた女性が放尿している画や、三角木馬に跨り蝋燭を垂らされている画などを眺めた後、キエルは画集を元の位置に戻すと、今度は胸を高鳴らせながら『サド』の作品を手に取って読み始めた。
その内容は衝撃的なものだった。SMを通して少女たちの内面を抉り取り、描写しているそのあまりにも背徳的な内容の虜となった彼女は、それ以来家人の眼を盗んでは画集を眺めたり、作品群を読み耽るようになった。そしてそれは、必然的にキエルの自慰の内容に強い影響を与えるようになった。
こうして彼女は、18歳になる頃には確固たるSMに対する妄想を抱くようになった。
キエルは本質的には、自分がサディストの特質を持っていることを自覚していた。彼女の妄想は、年下の美少年を自らの玩具として徹底的にいたぶるという内容のものだった。
じゅるっ・・・ずるっ・・・ぺちゃ、ぴちょっ・・・。
目の前では、ロランがうっとりと眼を閉じたまま、自分の女陰を啜ったり舐め回したりしている。長年想い続けてきた妄想が今、実現しているのだ。キエルの感慨はひとしおだった。
彼女は最初のうちは、少年の何の技巧も凝らしていない、ただがむしゃらな愛撫でも満足していた。それは、このひどく背徳的なシュチュエーションにキエル自身が酔って満足感を感じていた為だったが、彼女はそろそろ物足りなさを感じ初めていた。
ロランの舌は、ただ陰唇の表面を舐め擽っているだけで、時折偶然に感じる箇所に舌が当たるものの、キエルが望むように女性が感じるポイントを的確に捉えてはいなかった。彼女はそろそろ、もっと具体的に自分の感じる場所を責めて欲しくなってきた。
「いいこと?ロラン。ただがむしゃらにアソコを舐め回しているだけではダメ。これからはわたしの指示にしたがって愛撫してちょうだい・・・」
キエルの台詞を聞いて、彼は眼を開けて彼女の淫裂から口唇を一旦遠ざけると、頷いて答えた。
「はい・・・」
遠回しに自分の愛撫が下手だと言われたことで、彼は大いに自信喪失したが、ろくに性的知識の無い童貞少年にとってはそれも無理からぬことではあった。
「まずは小陰唇、ビラビラを唇で挟んで・・・」
キエルの指示に従って、ロランは小首を傾げるようにして口の角度を調節した後、大陰唇からはみ出ている右側のラビアをそっとついばむようにした。
「ふぅん・・・そうよ・・・。左右両方とも挟んで、ひっぱったりして刺激して・・・」
少年がついばみ続けると、気のせいだろうか?柔らかな中にもぷりっとした感触のある右の花弁は充血してきて、しこり立って大きくせり出してきたような気がした。それが快感を感じている証なのだと、ロランは何となく理解した。
暫くの間右の花唇をやんわりと唇で愛し続けた後、彼は今度は左側の小陰唇に矛先を変えると、また口唇で挟むようにして愛撫し始めた。
「ああっ・・・んっ・・・そうよ、素敵よ・・・ロラン・・・」
挟み続けると、左の秘唇も右側と同じ様にしこり立ってきた。ロランの唇の感触だと、肉唇はクリトリスに近い方が突出してきているように感じられた。
存分にラビアを口唇で愛し続けていると、彼女は更に新しい注文を出した。
「ん・・・今度は膣に指を入れてちょうだい・・・。一本だけよ・・・。優しくね・・・」
さっき聞いた台詞からすると、キエルはまだバージンの筈だ。指など挿入したら、処女膜が破れてしまうのではないだろうか?そう考えた彼は、躊躇って媚肉から口を一旦離すと、恐る恐る尋ねた。
「あの・・・キエルお嬢様。指なんて入れたら、お嬢様の大切な処女膜が・・・破れてしまうんじゃあないですか?」
そう尋ねたロランに対して、彼女は言った。
「処女膜っていうのはね、ロランが考えているみたいに、指を一本入れたくらいで破れたりしないわ。でも、慎重にね・・・」
薄い膜がベリッと破れる破瓜のシーンを今まで思い描いていた彼は、キエルの答えを聞いて初めてヒーメンというものが思ったよりも柔軟に出来ていて、指一本入れた位では破れたりしないものだということを知った。
それを知ったロランは、キエルの要求に答えるべく右手を差し出すと、彼女が先程教えてくれた膣前庭の下の方、僅かに桃色の肉が窪んで密集しているようになっている膣孔に、慎重に中指を挿入していった。
ぬぷっ・・・。
充分に興奮し、たっぷりと時間を掛けて愛撫されてきた結果、秘孔はゼリーのようにとろとろに融けていた。その膣肉は、大量の蜜液と彼の唾液のぬめりとも相まって、ロランの中指を難なく受け入れていった。
「ああーっ!!」
少年がゆっくりと指先を突き立てると、それだけでキエルはそれまでの美声よりも一オクターブ高い喘ぎ声を上げた。
ロランは、処女膜を傷つけないように細心の注意を払って指を侵入させていった。そして、中指の第二関節辺りまで挿入すると、そこで一旦動きを止めた。
「んんっ!・・・あっ・・・今度は指をすぽすぽ出し入れしてぇっ!」
確実に高まりつつある自らの性感を隠そうともせず、彼女はそう言った。彼は求められるがままに、右手の中指を抽送させ始めた。
ぬっちゃ、にっちゃっ・・・ぬちょっ・・・。
出し入れする度に、秘粘膜と指とがこすれて猥雑なサウンドを奏でる。ロランの指は、キエルが愉悦を感じている為にきゅんきゅんと締まる膣肉に締め付けられていた。
指先に感じられる彼女の内部は、温かかった。とろりと蕩けた蜜肉が、まるで指全体に絡みついてくるようだった。肉壁全体が彼の指を更に奥に引きずり込もうとしているかのように感じられた。
「ひっ!・・・ああっ・・・もっと・・・もっとぉっ!・・・」
両手で自らの胸を揉みしだき、頂上でびんびんにしこり立っている乳頭を摘んだり弾いたりして責め弄りながら、キエルは貪欲に快感を貪る。ロランは彼女の要求に答えるべく、更に早いピッチで中指を出し入れする。
膣孔がきゅんきゅん締まる度に、熱くたぎった花蜜が内奥から絞り出され、その粘度の高い白濁した蜜汁にまみれた彼の指は早くもふやけてしまっていた。もう、ロランの指にキエルの牝臭が染み付いてしまったことは確実だった。
「んっ・・・はぁっ!・・・ロラン、お口の方がお留守になっているわよ・・・。今度は舌でクリトリスを舐め舐めしなさい・・・」
そう命じられて、彼は視線を秘唇の上の方、縦長の肉のフードからちょこんと半露出している肉粒に定めると、舌先でちろちろ・・・と舐め上げていった。
「あふうぅっ!!・・・感じるぅっ!!・・・」
彼女の方からすると、それは先鋭的な体験だった。
今までの自慰の経験からすると、胸に主眼を置いて愛撫すると必然的に股間の方はおろそかになるし、かといって股間の方に愛撫を集中すると、胸への愛撫が出来なくなる。だから、今のように股間の愛撫はロランに任せておいて、自らは胸乳の愛撫に集中出来る状態は、正に長年夢見ていた最高の体勢だった。
その体勢で享受出来る悦楽の素晴らしさに、キエルの性感はどこまでも高ぶっていった。
「あっ!・・・ひっ!・・・すごいわ・・・素敵よ、ロラン・・・」
彼は舌で肉芽を舐め擽りながら、媚肉に突き立てた指を出し入れし続けていた。尽きることなく花筒から溢れ出す淫蜜は、糸を引きながら垂れて、ロランの顎や首筋までをも濡らす程の量だった。
彼女にとっては、少年のざらざらした舌が肉粒を舐め擦り上げる時だけでなく、普段はクリットに被さっている包皮を舐め上げられるだけでも、背筋に快美の電流が走っていた。
これ程までに心地よい体験は、生まれて初めてのことだった。キエルは普段はクールに映る美貌を恍惚で歪めながら、自ら腰を上下に振り立ててロランの指と舌の愛撫を存分に味わっていた。
「あひっ!・・・ひっ!・・・あぁっ!・・・すご・・・い・・・。あはぁっ!・・・」
少年の顔に擦り付けるようにグラインドする腰の動きについてゆく為に苦労しながら、ロランは必死でクリットを舐め回し、中指をすぽすぽと膣肉に出し入れし続けていた。
「ああっ!・・・オマンコっ!!・・・オマンコ素敵ぃっ!!・・・。もっとわたしの中を掻き回してぇっ!」
彼女の口から、その麗しい美貌にそぐわない猥褻な四文字言葉が発せられた。それ程までにキエルが高まっていることを知って、彼は自分の愛撫が確かにこの美少女に快感を与えていることを誇らしくさえ感じていた。
「んんっ!・・・もう・・・イクッ!・・・イきそう・・・あっ!・・・ひっ!・・・」
キエルのしなやかな腰が、ロランの顔の上で小刻みに上下する。彼は必死になって彼女の淫裂を追いかけ、愛撫し続けた。
熱病にかかった患者のように、キエルは股間から湧き起こる愉悦と、自らが愛撫し続けている胸からの快美感に溺れきっていた。鼠径部は痙攣をおこしたかのようにぴくぴくと震え、膣孔は貪欲にロランの指を食い締めながら、また新たな愛液を噴きだしていた。
ぬっちゅっ・・・ねっちゃっ、ぬっちょっ・・・。
彼女の股間からは、猛烈に厭らしい音が途絶えることなく湧き起こっていた。その音はキエルの耳にも届き、彼女の高ぶりきった牝の本能を更に刺激した。
「ああっ!!・・・も・・・う・・・来るっ!!・・・来ちゃうぅっ!!・・・ひっ!・・・ひぃっ!・・・」
一度目の絶頂は、もうすぐ目の前に迫っていた。後は心置きなくその瞬間を享受するだけだった。それ程までに、キエルはこの背徳的なシュチュエーションに酔いしれていたし、彼女の肉体の性感度が高いことを証明していた。
「あひっ!!・・・もうっ!・・・イクッ!!・・・ああっ!・・・すご・・・いっ!・・・イクッ!!・・・あっ!・・・はぁっ!・・・」
ロランは情欲に押し流されて、しこり立って肉莢から露出しきっている肉芽を舌先で弾いた。と、同時に、蜜肉に突き立てていた指を抉るように回した。それは、別段こうすればキエルを絶頂に導くことが出来ると確信した訳ではなく、ただ本能的にそうしたのだった。
だがそれは、絶頂を目前にした彼女にとっては願ってもない愛撫の仕方だった。電流のように快美感が背筋を走り、キエルは一気に頂上へと押し上げられた。
「ああぁぁーっ!!イクうぅぅっ!!」
彼女は最後には悲鳴に近いよがり声を上げながら、ピンク色にきらめくエクスタシーに身を委ねたのだった・・・。
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(updete 2001/05/30)