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キエルは彼の顔の上にどっかりと腰を落として、両手をカーペットについて荒く息をついていた。
生まれて初めて体験した舌と他人の指での愛撫に、彼女はこの上ない満足感を感じていた。まさか、これ程心地よいものだとは思ってもいなかった。
一方、ロランの方は自分の口唇の上にキエルのぬるぬるに濡れた女性器を擦り付けられて、息苦しさを感じながらもキエルを絶頂に導けたことに深い満足感を感じていた。
あのキエルお嬢様を僕がイかせたんだ・・・。
自分の舌と指とが、愛しい令嬢を絶頂にまで導く一助を担ったのだ。そう考えると、彼の心の内は満足感で一杯だった。
暫くの間、彼女はその姿勢のまま絶頂の余韻に浸っていた。
「・・・はあ、はぁ・・・はあ・・・」
やがて、荒い吐息がようやくおさまると、キエルは恍惚で桜色に上気した裸体を起こしてロランの顔を見やって言った。
「すごい素敵だったわ・・・ロラン・・・。良く頑張ったわね・・・。約束どおりに、次はロランを気持ちよくさせて上げる・・・」
キエルはそう言うと、ゆっくりと立ち上がった。すると、彼の口唇と彼女の秘裂の間に白濁した粘液がつつーと糸を引いた後、ぷちんっと途切れた。
キエルは今度はロランの顔の方に尻を向けた。そして、また彼の顔を跨ぐと、悦楽の余韻で未だに気怠い躯を徐々に沈ませていった。
彼女が腰を落とせば、今度は必然的にキエルの双臀がロランの顔目掛けて降りてくる道理だった。むっちりと張り詰めた尻肉が、彼の眼前に晒されていた。
臀丘の狭間に、彼女の肛門が見えていた。その菊座は、くすんだ色をしていた。
そのまま一気に、キエルは腰をロランの顔の上に下ろした。その姿勢は、先程までの和式トイレを跨ぐ恰好を、丁度逆向きにしたようなものだった。
その姿だと、彼の目の前に今度は彼女の菊座がもろに曝け出されていた。
ボリューム感満点の、真っ白い尻肉のあわいに花咲く排泄器官は、異様なまでに魅力的だった。
放射状の細い皺が密集しているキエルの菊肉は、そこまで大胆な姿勢をとっている為に開ききって、周辺部はセピア色に色素沈着しているものの、中心部は鮮やかなピンク色をしている様子までが丸見えだった。
美少女の肛門が、ロランの直ぐ鼻先にあった。確かこの屋敷の全てのトイレには、ビデが備え付けられている筈だが、用を足した後念入りに洗っていなかったのだろう。キエルの菊孔からはほんの僅かに異臭が漂ってきた。だが、高ぶりきっている少年は、例えウンチの匂いがしたとしても何の不快感も感じなかった。今そこを舐めろと命じられたら、躊躇なく吸い付き、舐め回したことだろう。それ程までに彼女の肛門は猥褻な魅力を放っていた。
「うふふ・・・。今日の朝、用を足したときにわざとビデを使わなかったの。わたしの汚れをロランに舐め取ってもらおうと思ってね・・・」
それでここまで彼女の淫裂や菊座が臭うのかと、ロランは得心がいった。
あくまでも少年をいたぶろうと、そこまで用意周到に考えて行動していたこの令嬢のしたたかさに、ロランは到底敵わないことを改めて思い知らされた。
最早、その淫乱な素顔を明らかにしたキエルにとって、禁忌など存在しなかった。彼女は、何処までもこの背徳の遊戯を楽しもうと決心を固めていた。
キエルは彼の脇に膝を付くと、上体を倒していった。それは、丁度女性上位の６９（シックスナイン）の体勢をとろうと思ってのことだった。
その姿勢だと、勃起しきりのロランの肉柱が彼女の目の前に来る体勢だった。キエルの眼と鼻の先には、止めどなく先走りの汁を垂れ流した為に、先端部と臍の下辺りをぐっしょりと濡らした男根がひくついている姿が丸見えだった。
「さあ、次はロランが気持ちよくなる番よ・・・」
彼女はそう言うと、そっといたわるように肉棒の根本を掴んで捧げ持った。すると、初めて彼の肉柱を見たとき感じた違和感の正体が明らかとなった。
上から陽根の裏側を見ていただけだと、大して気にはならなかったが、少年の肉竿の先端部は勃起しきっているというのに半ばまで包皮を被ったままだったのだ。
「あら？・・・」
キエルの淫画集や様々な背徳の書物から得た知識からすると、そそり立った肉棒の先端は亀頭部が露出しきっている筈だった。それが、この美少年の場合にはあてはまらなかったのだ。
「ロラン、一つ質問ね。どうしてロランのオチンチンは勃起しているのに、先っぽが皮を被ったままなのかしら？」
自らの股間にあるロランの顔を見やりながら、怪訝そうな表情でそう問い掛ける彼女の顔を見て、彼は上気した顔を更に紅潮させて大いに恥じらいながら答えた。
「・・・ぼ・・・僕、包茎なんです・・・」
ロランの答えを聞いて、キエルは納得した。
へえー、これが包茎っていうんだ・・・。でも、後もう少しで全部剥けそう・・・。
彼女は好奇心のおもむくままに、手を肉筒の太さに合わせて握ると、彼の淫茎の先端部分の皮を引っ張り下ろしていった。
「・・・ああっ・・・」
ロランの口から、吐息とも喘ぎともつかない声が漏れた。
「どう？痛い？ロラン」
キエルはまた彼の顔を振り返って尋ねた。
彼は彼女の顔を見て、首を横に振って痛くないと意志表示した。
その姿を見て安心したキエルは、更にゆっくりと包皮を剥いていった。
もう、ロランのペニスに被さっている皮は、亀頭の鰓の張っている位置まで剥き下ろされていた。後一押しで、彼の全ての亀頭部は剥き出しになりそうだった。
「・・・つ、う・・・」
またロランの口から微かな声が漏れた。これ以上剥くと、少年が痛がるかもしれない。しかし、剥けきった肉棒を見てみたくてしょうがない彼女は、自らの口腔の中に唾液を溜め、それをつつーっと皮を被っている最後のくびれの所に垂らして潤滑油代わりにすると、一気に剥き下ろした。
「うあっ！」
少年の口から、素っ頓狂な声が上がった。その次の瞬間、ロランの肉竿は完全に剥けきり、敏感な亀頭粘膜を大気に晒していた。
「うわ〜っ！全部剥けたわよ、ロラン！」
生まれて初めて亀頭部を露出させた肉根を目の当たりにしたキエルは、歓喜の声を上げてそのペニスに見入っていた。
真性の包茎だと、これ程簡単に剥いたりなど出来ない筈だ。それがこうも簡単に剥けた理由は、彼の場合には本来は仮性包茎だったのに、性的に無知であったために勝手に自分は包茎だと思い込んで、自ら包皮を剥こうとせずに今日まで過ごしてきた、というのが実状だったのだ。
ん？何かしら、この匂いは・・・。
剥けきった男性のシンボルを暫しの間興味しきりに観察していると、そこから立ち上ってくる異臭が彼女の鼻をついた。その生臭い匂いの正体を知ろうと、キエルはロランの欲棒に更に鼻先を近づけて嗅いでみた。すると、匂いの元は亀頭の鰓の周辺部を覆っている、白い滓が原因のようだった。
これがきっとチコウっていうものなのね・・・。
彼女の明晰な頭脳は、今まで読んだことのある背徳の書物からの知識で、ロランの剥けきった先端部のカリ首の周囲に溜まっている滓が、恥垢と呼ばれているものだということに直ぐさま思い及んだ。
「ロラン、チンポの皮をぜんぶ剥いたのは今日が初めて？」
キエルにそう問い掛けられ、少年は恥じらいながら答えた。
「・・・はい・・・。今日が初めてです・・・」
ロランの素直な答えを聞いて、彼女は完全にそれが恥垢だと確信するに至った。
「ロランのオチンチンにね、恥垢がいっぱい溜まっているの。このままじゃあ汚くてフェラチオできないから、綺麗にしてあげるわね」
キエルはそう言うと、指先でカリ首にへばり付いている白い滓をこそげ取り始めた。
彼女が指を這わすと、白い垢は思っていたよりもずっと簡単にぽろぽろと剥がれ落ちて、彼の下腹部に溜まっていった。
その間、ロランの方は生まれて初めて剥き身にされた敏感な粘膜を指先で擦られる、痛いようなむず痒いような感触を味わっていた。
キエルが熱心にその作業を続けていくと、ほんの数分の間で彼の鰓の張ったようになっている亀頭部周辺の恥垢は、全て取り去ることが出来た。
恥垢を取り去り終えて、少年の下腹部に落ちた白い滓を無造作に手で払い除けると、彼女は言った。
「さあ、これで用意がととのったわ。ふふふ・・・。ロランのオチンチンって、剥くと先っぽが綺麗なピンク色で可愛い・・・」
キエルは肉棒の根本を右手で掴んで頭を擡げたようにすると、まだ幾らか臭う陽根の先端の鈴割れに少しの躊躇いもなく舌を這わせて、じゅくじゅくと滲み出している先走りの粘液を舐め上げた。
ちろっ・・・。
「ああぁっ！」
一口舐めると、仄かに塩辛いロランの味がした。
「うふ・・・。ロランのオチンチンの先から、薄い塩味のエッチなお汁（ツユ）が出てる・・・」
彼女は、敢えて少年にカウパー腺液の味を教え、この密戯を心から楽しんでいた。
一方ロランの方はというと、令嬢の手でおのれの肉柱を掴まれた時から、得も言われぬ快感を味わっていた。
キエルの掌の感触は、じんわりと温かく汗の湿り気を帯びていて、まるで媚薬入りの湿布で包まれたような錯覚を抱かせる程に素晴らしいものだった。その上、自慰の時も剥いた事さえ無い敏感な亀頭粘膜にざらつく舌先を這わされては、思わず情けない声を上げずにはいられない程に高ぶっていた。
一口舐めて少年の味を確かめた後、彼女はいよいよ本腰を入れてこの背徳の遊戯を楽しむためにロランに命じた。
「ロラン、わたしのお尻の穴をお舐めなさい。わたしの汚れをすべて舐め取るつもりで念入りにね・・・」
女性上位の６９（シックスナイン）の体勢をとっている為に、少年の眼前には唾液と蜜汁とでぐしょぐしょに濡れた秘裂と、菊孔が無防備に晒されていた。
ロランはキエルの命令を聞くと、歓喜さえしながら仄かに便の薫りがする肉孔に直ぐさまむしゃぶりついた。
ぺろっ、ぺろっ・・・ぺろんっ・・・。
まるで秘肛の細い皺の一本一本の奥に溜まった汚れを舐め取ろうとするかのように、彼は執拗に肛門を舐め回した。
舐め続けていると、放射状の細皺が刻まれたその部分はだんだんと蕩けるように柔らかくなってきて、ロランの舌先をかなり奥まで受け入れてくれるようになった。
「ふぅんっ！・・・。気持ち良いわ、ロラン・・・。もっとほじって・・・」
この美少女は、自らの躯の中で最も不浄な器官を少年に舐め清めさせることで、マゾヒスティックな悦びとサディスティックな悦びを同時に味わっていた。その感覚は相反するものであるにも関わらず、互いに敏感なキエルの性感を高め合い、相乗効果を発揮していた。
「あぁっ！・・・うくっ！・・・そうよ・・・。中まで舌を突っ込むつもりで舐め舐めしなさい・・・」
ロランの舌先は、肉の小菊の花心に彼が思っていたよりもずっとスムーズに入り込んでいった。それは、この令嬢が普段自慰をするときから、自らの排泄器官に背徳の書物からの知識の影響で異常な関心を抱いていて、熱心に肛門拡張に取り組んできた証でもあった。
「あっ！・・・ひっ！・・・素敵よ、ロラン・・・。もっと頑張ってお尻の穴を舐め舐めして・・・」
キエルの懇願を聞くまでも無く、彼は美少女の排泄器官を舌先で穿（ほじく）ることに夢中になっていた。舌先に僅かに感じられる便の苦いような味も、ロランの欲情を煽るだけで、むしろ少年の肛門への愛撫を積極的にさせていた。
ぺちゃっ、ぷちょっ・・・ぺろっ、ぺろんっ・・・。
「ひっ！・・・ひぃっ！・・・わたしも・・・ロランに・・・負けてられないわ・・・」
キエルはそう言うと、ロランの肉竿の根本をを捧げ持って、ミミズのように青い静脈を浮き立たせている裏筋に舌先を這わせて舐め上げた。
ちろんっ・・・。
「ああっ！」
欲情しきりの少年にとって、美少女の蕩けるような舌で自らのペニスを舐められることは、堪らない快感だった。舌を這わせられたその部分から、肉が融けてしまいそうな愉悦が背筋を通り、脳髄に到達した。必死に堪えていないと、あっという間に漏らしてしまいそうな程だった。
ちろ、ちろ・・・れろんっ・・・。
キエルはロランの高ぶりを知ってか知らずか、執拗に肉棒の裏筋を舌先で舐め擽る。彼は、早くも限界が訪れようとしていることを訴えた。
「あぁっ！・・・キエルお嬢様・・・僕・・・もう・・・」
ロランが喘ぎながらそう言うと、淫乱令嬢は肉柱の根本を掴んでいる手にぎゅっと力を込めて握り締めて言った。
「うふふ・・・。まだ始まったばかりじゃあない。二人で一緒にイクまで、絶対に出してはダメよ」
肉棒の根本を痛いほど力強く握られたことで、少年はなんとか射精を押しとどめることが出来た。ロランは、キエルのお許しが出るまで決して漏らすまいと心に誓った。本当に我慢出来るかどうかは自信が無かったが・・・。
目の前には、自らの唾液でてかてかとぬめ光っている菊門と、ヨーグルトのように白濁した淫蜜でぐっしょりと融けた秘唇が有った。その直ぐ下の股間を通して、美少女が自らの胸を押し揉む仕草をしている姿が眼に入ってきた。
そう、キエルは片手で少年の肉棒を掴みながら、もう片方の手で自分の乳房を愛撫していたのだった。
彼は取り合えず冷静になって、どうすれば自分の射精欲が限界に達してしまうまでの間に、彼女を絶頂に導くことが出来るか思案した。
女陰への愛撫の仕方は、先程の経験でなんとなく分かっている。ならば、片方の手と口は秘裂への愛撫に使って、もう片一方の手で空いている方の胸乳を愛撫すれば良いのではないかと思い立った。
勝手なことをしてキエルお嬢様がお怒りにならないだろうか？・・・。ええい、考えても仕方がない。こうなればいちかばちか即実行だ・・・。
ロランはキエルが握り締めた肉筒を、ゆったりとしたペースでしごき出すと同時に行動に出た。それは、この部屋へ入ってから初めて彼が受け身ではなく、自ら起こした動作だった。
ぬぷっ・・・。
ロランは自在に操ることが出来る利き手の人差し指を、彼女の膣孔に挿入した。そして同時に包皮から剥き出ているクリットに舌先を這わせ、更にもう一方の手をキエルが愛撫していない方の乳丘に伸ばした。
ぬるぬるに融けた媚肉は、難なく彼の指先を呑み込んでいった。と同時に、ボリューム感たっぷりの乳房を掌で包み込むようにして押し揉み、舌先でクリトリスを弾いた。
もみ、もみゅっ・・・。ちろんっ・・・。
美少女の胸乳は、しっとりとしていて温かく、手に吸い付いてくるような素晴らしい感触だった。揉みごたえも充分で柔らかく、たわわに実った果実からは１８歳という年齢の、女体としての成熟ぶりが指先と掌にダイレクトに伝わってきて、痺れるほどに心がときめいた。
一方キエルの側からすると、少年の思ってもいなかった意外な攻撃に驚くと同時に、嬉し過ぎる快美感をも感じていた。
「ああぁっ！！・・・ひっ！！」
彼女はロランの肉棒を握り締めたまま、突如襲ってきた快感に我を忘れて喘いだ。もう、少年の淫茎をしごくことなど全く忘れてしまっていた。
股間と両胸からもたらされる愉悦は、それ程までに素晴らしいものだった。キエルは、このまま主導権をロランに奪われる訳にはいかないと、精一杯快感を堪えながら彼に命じた。
「あっ！・・・ひっ！・・・ロラン、すごい素敵よ・・・。こんどはお尻の穴に親指を突っ込んでぇっ！」
彼女がオナニーをする際、絶頂が近くなると片一方の手の指数本を秘肛に挿入して、もう片方の手で女陰を愛撫するのがオーソドックスなやり方だった。
その甲斐あってか、アナル弄りの味を既に知っている彼女の菊門は、親指一本程度なら簡単に挿入出来る位の柔軟性を有していた。
キエルの命令を聞いて、ロランは右手の親指を彼女の肛門に這わすと、ゆっくりと押し込んでいった。
ぬるんっ・・・。
舌先で念入りに愛撫され、とろとろに蕩けたように柔らかくなった括約筋は、唾液のぬめりも手伝って少年の指先を難なく呑み込んでいった。
「ひっ！・・・良いわ・・・すご・・・いっ！・・・。わたし、もうすぐイッちゃいそうな位だわ・・・」
喘ぎながらそう言ったキエルは、一度失った主導権を取り戻そうと、握り締めたままだったロランの肉棒をしこしこ・・・としごきながら、舌を伸ばして先端部の鈴口を穿るようにした。
「ああっ！！」
今度は彼の方が喘ぎ声を上げる番だった。過敏な亀頭粘膜を穿られて、ロランは情けない声を上げてよがり泣いた。
彼女は決して何の知識の裏付けも無く、握り締めた少年の肉茎を上下にしごいていた訳ではなかった。
背徳の書物から得た知識で、男性器を手で愛撫する際にはこうすれば良いと知っていて、それを実践したまでだった。その行為が、『センズリ』と呼称されている、手淫の方法の一つであることも知っていた。
だから、必然的にキエルの愛撫は、まるで今まで何度も淫茎を扱った経験があるように的確なものとなった。
「あぁっ！・・・キエルお嬢様ぁっ・・・」
美少年のやや余り気味の包皮を、彼女はやんわりと握って擦り立てる。キエルの手が上下する度に、ロランの亀頭がぶわっと包皮から顕れたり、隠れたりしていた。美少女はその光景を目の当たりにして、心からそれを楽しみながら、同時にカリ首の裏側に這わせた舌で先端部を舐め回してやった。
「うぁっ！・・・僕、もう・・・出そうですっ！！」
その声を聞くと、キエルは抽送を止めてまた欲棒の根本をぎゅっと握り締め、彼の射精を遅らせる処置を取った。
ロランには絶体絶命のところで押し止められた欲望が、下腹部のところでどんどんと膨れ上がってゆくのが分かった。正に拷問のような彼女の仕打ちだった。
一旦射精欲求の限界を乗り越えられると、幾分冷静さを取り戻した彼は、今度はキエルに対して報復とも取れるように愛撫を再開した。
舌先で包皮ごと陰核をちろちろ・・・と舐め続けながら、膣孔に挿入した人差し指をすぽすぽと出し入れし、肛門に挿入した親指も抽送させる。
ぬっちゃっ、にっちょっ・・・ぺろ、ろんっ・・・ぺろんっ・・・。
そして同時に、左手で掴んだたわわな乳房をも揉みしだいた。
もみゅっ、むにゅっ・・・もみゅんっ・・・。
「あひっ！・・・ひぃっ！・・・すごいわ、ロラン・・・」
彼女は喘ぎ声を上げながら、手放してロランの愛撫を賞賛した。しかしキエルは、快感でぼうっとなってはいるが、その明晰な頭脳で少年が自分の愛撫に耐えられる程度に射精欲求が収まったかどうかを推し量ってもいた。
ロランのペニスは、血流が集中して漲りきってはいるが、ひくつきは収まりつつあった。
熱く堅く勃起した欲望器官を握り締めながら、キエルは彼が漏らさない程度に落ち着くまで、暫しの間ロランの愛撫を堪能することにした。
「あっ！・・・はぁんっ！・・・素敵よ、ロラン・・・。ひあっ！・・・もっと頑張って・・・」
彼女の秘割れからは、こんこんと湧き出た白濁した蜜がつつーっと糸を引きながら垂れ落ちてくる。それが、彼の顔の上に垂れて、口唇の周囲から鼻先までをも濡らしていた。
ロランの上気した身体の熱にほだされて、先程垂れた恥蜜は乾きつつあり、その為に少年の口の周辺からは濃密な牝の分泌液の生臭い匂いが立ち上っていた。
ロランの射精欲求は、キエルが肉竿の根本を力強く握り締めていてくれたお陰で、もう完全に収まっていた。ただ、何度も限界近くで強制的に押し止めた為に、陰嚢の辺りが気怠いような感覚がしてはいたが・・・。
少年は、ただこの淫らな令嬢を絶頂にまで導く為に、自分が考え得る精一杯の手だてを尽くして愛撫を続けた。
左手では先程見せられたキエルの仕草の見よう見真似で、ずっしりと重みのある乳房を押し揉み、その頂でしこり立っている乳首をくりくりと摘み、指先で弾くようにして刺激してみる。すると彼女は、あられもなくその美声を上擦らせて嬌声を噴きこぼす。
「ふうっ、んっ！・・・オッパイ・・・オッパイが感じるぅっ！・・・」
ロランはその声を聞いて自分の愛撫の方法が間違ってはいないことを確認すると、今度は無意識的に続けていた右手と口での攻撃のペースを上げた。
屹立しているパールピンクの肉芽を包皮ごと執拗に舐め回したり弾いたりしながら、今までよりも更に早いピッチで膣肉と菊肉に挿入した右手の指を出し入れする。
キエルの媚肉は、内奥から次から次へと新たに湧き出てくる新たな蜜汁で、彼の指を喰い締めながらも抽送を滑らかなものにしていた。
指先に感じられるひだひだとざらつきの感触から、ここに肉棒を挿入して思う存分腰を振り立てて抽送することが出来たら、さぞかし心地良いだろうことが想像できた。
驚くのは親指に感じられる彼女の秘肛の感触だった。
最初に舐め回したときの唾液以外に何の潤滑油のたぐいも塗り込められてはいないのに、美少女のアヌスは蕩けるような感触で、締め付けてきながらも出し入れはスムーズに出来た。膣と違って、その内部はつるりとした柔肉の指触りしかしなかったが、断続的な締め付けは膣肉を上回る程だった。
「ああんっ！・・・あひっ！・・・もうロランの方も大丈夫みたいね・・・。・・・ひぁっ！・・・今度はわたしの方が頑張らなくちゃあ・・・」
キエルはそう言うと、また欲棒をゆっくりとしたペースでしごきながら、舌で亀頭部を舐め擽り始めた。
しこしこ・・・。ちろっ、ちろちろっ・・・ぺろん・・・。
「うあぁっ！！」
ロランはまた股間からもたらされる快感に喘いだ。
今までの１５年間、外気に晒されたこともない敏感な亀頭粘膜を美少女のビロードの感触を連想させる舌で舐め回され、その上温かくしっとりと汗ばんだ掌でやんわりと掴まれた肉柱の表皮を上下に擦り立てられて、官能はどこまでも高ぶってゆくようだった。
だが、今度は少年の方も幾らか冷静だった。今まで二度にわたって限界寸前で押し止められた射精欲求は、今は小康状態を保っており、キエルの愛撫にもかろうじて耐えることが出来るだけの余裕があった。
ロランは、喘ぎ声を上げた為に、一瞬だけおろそかになっていた彼女に対する口唇と両手を使っての愛撫を直ぐさま再開した。
キエルの興奮を顕すかのように屹立しきって、肉莢から突出している淡いピンク色をした尊い真珠のような様子のクリトリスを、舌先で心から慈しむように転がしてみる。すると、普段はたおやかなソプラノボイスが上擦って、薔薇の口唇から悦びの淫声が上がる。
「あはぁっ！・・・そこそこ・・・もっとぺろぺろしてぇっ！」
懇願されるまでもなく、少年は口唇での愛撫を続けながら、アヌスと膣孔に挿入した指をハイペースで出し入れする。
ぺろんっ、ぺろぺろ・・・。ぬっちょっ、ぬっちゃっ・・・ぐっちょっ・・・。
指を差し入れた二穴から、粘膜と指とが擦れ合う猛烈に厭らしい音が湧き起こっていた。
その音は、主に膣肉に挿入された人差し指が立てているものだった。美少女の性感の高まるのと正比例して、膣奥から尽きることなく新たに噴出してくる蜜汁が攪拌され、泡立てられて白濁してゆく淫らな水音が主なものだった。
「ああぁっ！・・・ひぃっ！・・・すごいわ、ロラン・・・。こうなったら、わたしも容赦しなくってよ」
彼女はそう宣告すると、右手で肉竿をしこ、しこ・・・っと擦り立て続けながら、限界近くで蟠（わだかま）っている射精への欲求の為に睾丸が上がりきってしまい、その表皮の皺を更にくっきりと浮き立たせたようになっている陰嚢に狙いを定め、口撃を開始した。
キエルは形の良い唇から、その健康的な淡いピンク色の舌をべろ〜んと伸ばして、まるで少年の陰嚢の皺の一本一本をなぞるように舌先を這わせた。
れろっ、れろれろっ・・・。れろんっ・・・。
「うっ！・・・ぐっ！・・・」
ロランはクリットへの愛撫を止めぬように、そう呻き声を上げるのが精一杯だった。
肉のシャフトをしごき立てられながら、陰嚢を舌で舐めさすられるのは、また新鮮な驚きと悦びがあった。峻烈な快美が、しごかれている欲棒と舐められている玉袋から沸き起こり、劣情は何処までも高ぶってゆくようだった。
一方、彼女の方はというと、双乳と股間からもたらされる快感に我を忘れないように堪えながらも、その睾丸が収まっている皺袋に強い関心を抱いていた。
この中にタマタマが収まっているんだ・・・。ふふ・・・。可愛い・・・。
キエルは好奇心の赴くまま、口唇をあんぐりと開けると、彼の肉袋を口腔に納めていった。
か、ぽ・・・。
そして、口の中に陰嚢を片方すっぽりと含むと、内部で上がりきっている睾丸をころころと転がしてみる。
ぶよぶよとした感触の肉の袋に収まっているこりっとした感触の睾丸は、男性ならではの身体的特徴であり、自分には無いその質感に彼女は大いに興味を惹かれ、憑かれたように転がし続けた。
「くっ、うぅっ！・・・」
右側の睾丸を舌で転がしたかと思うと、今度は左側の玉を吸ってみたりもする。そのとても今まで男性器を扱った経験が今まで皆無だったとは思えない程の令嬢の口技に、ロランは必死になって愛撫の手を休めないようにしながら、くぐもった喘ぎ声を上げた。
カチャッ、ギイィ・・・。
その時、内側から鍵を掛けていた筈の扉の鍵が解かれて、扉がほんの少し軋む音を立てて僅かに開いた。だが、室内の二人は快楽を貪ることに夢中になっていて、気が付かなかったのだった・・・。
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(updete 2001/05/30)