るろうに剣心

■〜月之輪〜 操 編■

-3-

作・スイケンさま


 

 

 どの位抱き合っていたのだろう。長い時間がたった様な気がした。

 

 

 薄暗い月明かりがあたしたちを照らしている。

 

 

 

 

 神秘的な感じ・・・。

 

 

 

 

 蒼紫様がそっと体を離した。目を開けたら蒼紫様は心配そうにあたしを見つめて

た。

 

「  大丈夫・・。いいよ・・・。  」

 

 あたしは落ち着いたように見せた。ホントはどきどきしているけど、怖さはなく

なったから。

 蒼紫様なら・・・・。

 蒼紫様の指があたしの一番敏感な、まだ蕾の部分にそっとふれた。

 

「あっ・・・。」

 

 体がぴくんっと震えた。少しふれただけでこんなに声がでてしまった。

 恥ずかしさで顔が燃えている。でも蒼紫様がふれたところが一番熱かった。

 そこに全神経が集中する。

 自分の体がこんなになるなんて。其処に触れたとたん、あたしは自分の体なのに

 自分の体ではなくなったような気がした。

 

 変な気分。

 

 

 ぴちゃっ。

 

 今度は指が確実にあたしの熱くなっている部分を触った。

 丹念に。そして優しく。

 いやらしい音がする。

 

 ぴちゃ・・・。ぺちゃ・・・。

 

「あっ・・・うんっ・・・っつぅ・・。」

 

 あたしは反応する。

 

「見てごらん。」

 

 蒼紫様はあたしのアソコから指を離してあたしの目の前に持ってきた。

 蒼紫様の指の先があたしの愛液で光ってる。

 

 くちゃ・・・。

 

 そういってあたしの愛液のついた指を音をたてて舐めた。

 指を舐めている蒼紫様はとてもいやらしく、色気がある。 

 ちらっとあたしを見た。その目線が色っぽくてあたしはすごくどきっとした。

 あたしは蒼紫様に殺されそうで目を瞑った。

 あたしはいつの間に濡れていたんだろう。

 それすらも気づかなかった。

 

「下まで垂れてるぞ。布団が濡れてる。」

 

 あたしは余計に蒼紫様の顔が見れなかった。このまま恥ずかしさで死ねる・・・。

 そのくらい恥ずかしかった。目が潰れるくらい瞼を閉じた。

 こんな淫乱な自分が。

 蒼紫様の指がまたあたしの蕾に触った。

 蒼紫様の熱があたしに伝わってくる。

 今度は少し激しく。

 

「あっあんっ・・・っつ・・はあっ・・。」

 

 触られているうちに蒼紫様の指が快感に変わってきた。躰が浮いたように感じる。

 あたしの気持ちがいい部分を知っているかのように指が動く。

 震えて手が痺れたきた。しがみつきたい。

 あたしは仕方なく自分の顔を隠すのを止め、布団を握った。

 もっとさわってほしい。体もそう感じている。そう思ったとたん、蒼紫様の指が止

まった。

 

「あっ。」

 

 指が止まったのでびっくりして蒼紫様の顔を見た。

 蒼紫様は意地悪そうにあたしを見てこういった。

 

「してほしいか?」

 

 あたしは躰の中からじわっと恥ずかしさがこみ上げてきた。

 もっとさわってほしいなんて絶対言えない。

 

「言わないと何もしないぞ。」

 

「意地悪・・・・。」

 

 あたしは顔を背けた。

 

 そしたらあたしの足をめいいっぱい開かせ、太股を持ち上げた。

 あたしは自分の彼処が見えそうな体勢になった。

 

「やっやだ・・・。蒼紫様。」

 

 あたしは少し泣きそうだった。そんなに足を開いている自分が恥ずかしい。

 おまけにその格好を蒼紫様に見られいるから余計に。

 

 蒼紫様は何も言わずあたしの彼処をじっくり見ていた。

 

「・・見ないで。」

 

 あたしは顔を手で隠した。涙ぐんできた。蒼紫様の馬鹿・・・・。

 

「・・あんっ。・・・・・・・・・・・っつう。」

 

 指とは違う感触が体中に伝わる。

 あたしはちらっと蒼紫様の方を指の間から覗き見た。

 蒼紫様が自分の彼処を舐めている。蒼紫様は彼処を舐めながらあたしを見ている。

 舌は小刻みに動いている。愛液を吸ったり。蒼紫様の舌はいやらしく動く。

 見られているのが恥ずかしくてまた目を閉じた。

 そして皮を被っているところを舌で開き、軽く舐めた。

 

「ああっ・・・。」

 

 何とも言えない体の痺れが襲ってきた。

 

「ああああっーーー。」

 

 蒼紫様の舌はあたしのアソコをつついてくる。

 そして蛇のように這う。

 

 ぴちゃ・・・・。くちゅ・・・。

 

 体がガクガク震える。頭の天辺から足の指先までの全身の血が沸騰している。

 熱い。自分が溶けて無くなってしまいそう。目眩がする。あたしは布団をつかん

だ。

 布団が破れるくらい握りしめた。蒼紫様の舌が止まった。

 

「っはぁはぁ・・・・。」

 

 蒼紫様はあたしの足をゆっくりと降ろした。

 そうしてまた熱くなっている処を指で弄くりだした。

 蒼紫の冷たい指があたしの躰を過剰に反応させた。

 

「あっ・・・・。」

 

 声が出たとたん、蒼紫様の唇であたしは唇をふさがれた。

 

「んっ・・・。んんっ・・・・。」

 

 声が出したいけども、蒼紫様の唇で塞がれている。苦しくって蒼紫様の背中にしが

みついた。 

 きっと指の痕がついてるかもしれない・・・。

 

「んっ!!!!!!!!!」 

 

 指があたしの中に入ってきた。さっきとは違う快感が襲ってきた。

 花弁の中の部分を触られながら違う指はあたしを突く。

 そのうち体に異変が起きた。

 体に雷が通っているみたいにビリビリしている。

 足や手に力が入る。蒼紫様にしがみついてるのが精一杯。小刻みに体が震える。

 歯がガクガクしてくる。目が開けていられない。

 体の内側からジワジワと熱い物が襲う。体が燃え尽きてしまいそう。

 体の隅々まで熱い物が伝わっていく。じっとしていられない。

 

「んっあああぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・。っあっはぁはぁ・・・。」

 

 蒼紫様の指がゆっくりと止まった。

 唇が離れ、息をしようと思うがうまく出来ない。さっきのは何だったのだろう。

 苦しいけども気持ちよかった。そう思った。

 ゆっくりと目を開けたら少し心配そうな蒼紫様の顔があった。

 

「・・・・大丈夫か?」 

 

 あたしはまた手で顔を隠した。恥ずかしい。蒼紫様の前でこんなに乱れて。

 そうしたら蒼紫様はあたし手をゆっくりとはずした。

 あたしは目をゆっくり開けた。

 優しい瞳であたしを見つめていた。

 

「恥ずかしがらなくていい。」

 

 そう言ってあたしを抱き締めた。蒼紫様も熱い。

 

「気持ち・・・よかった・・・。」

 

 恥ずかしい・・・。

 っと思ったときふわっと頭を撫でられた。その手の感触かなんだかうれしくて。

 あたしは蒼紫様をぎゅっと抱きしめた・・・。

 んっ・・・???なんかが足に当たる・・・。蒼紫様の足でもない・・・。暖かい

・・・。

 そして・・・堅い・・・・。

 

 もしかしてこれはぁぁぁぁぁ・・・!!!!!!

 

 

「操・・・。入れてもいいか?」

 

 ・・・そうだ。肌をふれあうということは・・・。体を重ねると言うことは・・

・。

 ここまできたのだから・・・。あたしもいい加減、覚悟決めないと・・・。

 

 

 あたしはきっと震えている。緊張してる。怖い・・・。

 

 あっ、じいやのなら見たことあるけど・・・。

 

 あっ・・・。あのオカマのもある・・・。( 大鎌の鎌足です・・・。 )

 

 蒼紫様のなんか無いから・・・。( ほかのもないだろ! )

 

 さわったことなんか一度もないし・・・。( あたりまえ!! )

 

 でもあの頃より、大人になった・・・。( そりゃそーだ!!!! )

 

 でも・・・。

 

 

 

(つづく)


(update 2000/06/29)