ENDLESS NUDE
第二話
作・あかねさま
「はぁっ、もう・・・お願い、止めてシンジ・・・だめなのぉ」
アスカの顔は、汗や唾液にまみれてグシャグシャだった。
「そんなこといったってもう無駄だよ、アスカには責任取ってもらわないと。」
僕はよりいっそう、アスカの胸に刺激を与える。
直に口に含み、舌でコロコロと転がす。
「ああぁーっ、こんなのいやぁ・・・違うの・・・シンジ違うのぉ・・・」
涙声のアスカに、立場が逆転していることを再確認する。
最低なことは分かってる。でも、今更止めるなんてできない。
「何が違うの?もっとされたいの?」
そう言うと、僕はアスカが誰にも見せたことのない場所に、手を伸ばす。
そこは信じられないほどの潤いを帯びていて、僕の指を吸い込むような感覚がおそう。
クチュッ・・・ピチャ・・・ピチャ・・・・・・
アスカの身体がびくっと小さく痙攣した。
「やっ、ちょっと・・・くぅダメ、ダメダメダメェ!!」
「いつものアスカの勢いはどうしたのさ?こんな僕にイカされちゃっていいの?」
僕はかなりの嫌みをこめて言った。
その権利が僕にはあるからだ。いや、あるはずだと思っていた。
その瞬間、アスカの潤んだ大きな瞳が真っ赤になっていくのが分かった。
頬をつたう大粒の涙。
「ヒッ・・・ヒック、ごめん・・・ごめんなさいぃぃぃ、シンジごめんなさいぃ」
それだけ言うと、ウワァンと、怒られた子供のように泣き出したのだ。
僕は、何がなんだか分からなくなってしまった。
・・・アスカが泣いてる。
いつも僕の前であざ笑ってたアスカが。
僕にごめんなさいって謝ってる。
目の前の出来事が、まるで昨日見た夢のようにぼやけている。
気がつくと、僕はアスカの頭を膝に乗せ、やさしく撫でていた。
栗色のアスカの髪。さらさらだ。
初めて僕の中に、誰かを守らなくてはという気持ちが生まれた。
アスカは女の子なんだ。
どんなに傲慢に振る舞おうとも、女の子なんだ。
「ごめん、アスカ。僕、ひどいことした。
いつもアスカが僕を見下してるって気がして・・・。
見返してやりたいって気持ちだけで・・・アスカが嫌がってんのに・・・
最低だ。僕はホントに最低だ・・・。」
いつの間にか、アスカの泣き声はおさまっていた。
落ち込む僕の顔をのぞき込むようにして、アスカは話しだした。
「違うの、シンジ・・・、私ね、ホントはシンジと仲良くしたかったの。
シンジの方が私より何でもできちゃうから・・・くやしくて、
どうしても負けたくないって思って・・・。
だからいつもシンジを突き放しちゃったの。
今日もミサトがいなくて、シンジと二人きりで・・・。
ホントはすごく嬉しかったのに、すなおじゃないから・・・。」
アスカの声が、またかすれてきた。
自分の気持ちを出してしまって、気持ちが高ぶってきたんだ。
「だから・・・シンジが悪いんじゃないの・・・。ゴメンね、シンジゴメンね・・
・。」
僕はアスカを抱きしめた。
これ以上何も言わせたくない。
華奢なアスカの肩。
震えてる。まだ泣いてるんだ。
ごめんねアスカ・・・。
真上から見下ろすように満月の明かりが僕ら二人を照らす。
アスカの身体が青白く透けるように。
今にも消えてしまいそう・・・。
僕らは、二人の存在の意味を確かめるために。
お互いの唇を吸い寄せた。
明日にも終わってしまうかもしれない世界で。
<つづく>
あーあ、だらだらと長くなってしまった。
なんか、ダメだなぁ。またつづくだって。
もう終わりが見えなくなってしまっている。
どうなってしまう事やら。
でも、見捨てないでくださいね。
あかねでした。
みゃあと
偽・アスカ様(笑)の感想らしきもの。
みゃあ「ううっ…またあかねさまが投稿してくださいましたよ。しかも2本連続で。う、嬉しいですぅ……(T_T)」
アスカ様「……ちょっと、みゃあ」
みゃあ「をををっっ!?あ、アスカ様…いらしたんですか?」
アスカ様「いたわよ。それよりあんた……なんで前回はあたしを呼ばなかったの?」
みゃあ「…だっ、だって、初投稿の方に失礼があっちゃいけないと思って」
アスカ様「……どういう意味よ」
みゃあ「そのまんまの意味です」
ずごしっ!
みゃあ「あうっ!」
アスカ様「……ぶつわよ」
みゃあ「も、もうぶってるじゃないですかぁ〜(T_T)。うっうっう…作中ではあんなに可愛かったのにぃ……」
アスカ様「(真っ赤)なっなっな、何言ってんのよっ!あんたはっ!!」
みゃあ「『
「ヒッ・・・ヒック、ごめん・・・ごめんなさいぃぃぃ、シンジごめんなさいぃ」』…とか言って泣いちゃったクセに」アスカ様「ちっ、違うわよっ!あれは……」
みゃあ「あっ、そうか!ホントは止めてほしくないのに、シンジくんが止めちゃったから悲しくて泣いちゃったんですね!?」
どがめしっ!
アスカ様「……違うわよ」
みゃあ「あぅぅぅぅぅ……つ、次につづく」
みゃあ「あかねさま、いつもありがとうございます。みゃあは、『もう何も言わせたくない』っていうのと『明日にも終わってしまうかもしれない世界で』っていうのにもう、じーーーーんっ、ときちゃいましたっ!!」