頭…なんかおかしい。

 体も…なんか変な感じ。

 全部ふわふら。

 ふ〜わふわふ〜らふら。

 あ〜、判った、浮いてるんだ、私。

 そうらそうだ!きっろそうら!

 このままお家へ帰ろう。

 

 

 

お酒とレイと II
 
二日酔い

 

 

 

 あ〜、ん?

 えっと、私…えっと。

 あれ?確か、昨日は…。

 えっと、お酒。

 あ…れ?

 何時の間に寝ちゃったのかな?

 でも…ここ、私のベッド。

 気持良い、ぬくぬく。

 ねむねむ…。

 碇君…おやすみ。

 ………

 ……

 …

 あぁ〜!

 私昨日は碇君にご馳走しようと思ったんだ。

 でも、お金払って無い!

 多分碇君が払ってる、返さなきゃ!

 

 

 …はれ?立てない…はにゃ〜〜。

 なんで?

 足に、力…体も重い…。

 あ、駄目、倒れる〜〜!

 

 

 あれ?倒れて無い。

 寧ろ気持良い〜。

 暖か〜い!

 なんだかわかんないけど、とにかく抱き抱き〜。

 

 ん?これって碇君の匂い…。

 なんだ、支えてくれてるんだ…。

 あぁ〜、何かほっとしたら眠くなって…き…た。

 

「…イ!」

「レ…!?だ…じょ…ぶ?」

 

 ゴメン、何言ってるのか良く聞こえない。

 あ、駄目、瞼…重い。

 ……

 …

 とにかく…

「おやすみ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 あ〜あ〜、急に立とうとなんてするから…全く。

 でもまぁ良いか。

 初めての二日酔い…なんだか結構幸せそうだな〜。

 どんな夢を見ているのやら。

 

 レイが酔ったのは可愛かったけど…でも、ATFはもうゴメンだな〜。

 

 

 


 後書き

 

 おまけ♪