「あなた、はやくいきましょう」
「まってくれ、すこし休もう ユイ」
「あらさっきも休んだばかりですわ」
「年をとったからな、きみはきれいなままだが」
「あなたったら・・・もう」
−−−−−−−− REI SIDE−−−−−−
「さあ、あなたはどうするの?」
私は聞いていた。究極の選択を。人の形を捨てるか保かを
碇君が人類補完計画を否定してくれたおかげで私はまた元の体つまり
碇 ユイ・・・お母さんのからだで再生した。でも私には新たな使命が
できた。それは碇君の周りの人に選択の答えを聞いてまわること。
碇君の友達の多くは何らかのトラウマや心に傷をおっている為、
心が不安定で碇君の選択を否定し、悲しい道を歩むおそれがあるから
「さあ、あなたはどうするの?」
でもこれが終わった後どうするのだろう。碇君の両親は家族として迎えて
くれるというのだけど・・・・碇君は惣流さんと。
「だけど、いまのままでいるなら君は一人だ。しかし彼らの所へいけば
君は家族として迎えられる。ひとりぼっちにならない。さあ、君はどうする?」
私はあたりをみまわした。でもだれもいない。
「だれ」
「君には見えない所にいる。第17使徒・フィフスチルドレン 渚 カヲル」
「・・・・・」
「さあ君はどうする?」
「あなた、なぜ私にそんな質問するの?あなたと同じ忌まわしき存在なのに」
「君は我々とはちがう。そしてシンジ君を悲しませたくないからだ」
「碇君が悲しむ?」
「そう、シンジ君はやさしい。彼の想いを裏切ることは彼を悲しませる」
「碇君・・・・」
「リリス・・・いやもう君は綾波 レイだ。使徒はすべて死んだ。存在そのものが
この世界から消え失せた。君はもう自由だ、いかなるものにも束縛されない」
「・・・・・」
「悲しい役はすべて僕が引き受けるよ」
「でも・・・」
「たのむ、シンジ君を悲しませることはしないで、そして僕はもうできないが
シンジ君を祝福してあげてほしい」
「わかったわ・・・渚 カヲル 、いいえカヲルくん」
「ありがとう」
「それはこちらの言葉よ、ありがとう」
私は微笑んで言った
「それじゃあ・・・さよなら」
「うん、渚 カヲル・・・ありがとう。そしてさよなら。」
そして私は歩き出した。立ち止まらずに碇君とみんなに会うために
6th Day END
後書き
あくあ@ねお・・・・・・短くてすいません&ゲンドウのキャラクタ−破壊して
もうしわけないです。
次回最終回です。LAST day 夢の終わりに