いまや身体の熱は全身を焼けつかせるかの様に強くなり、それはある一点に集中しようとしていた。
「お、おい リナ。」
ガウリィがあたしを揺さぶっている‥‥あたしの身体で‥‥
‥‥‥あたしの‥‥身体‥‥‥
ずくん
−−−−−−!!
あたしはガウリィを突き放しその場にへたり込む。
はあっ はあっ はあっ はあっ はーっ。 はーっ。
あたしは暴走しかけた衝動をなんとか押え込んで、荒い息を落ち着かせようとする。
‥‥‥今、とんでもない事考えちゃった‥‥まずい、ひっじょーにまずいいいい!!
何がどの位まずいかって、メシ屋で出された食事を食ったとたん、
思わず竜波斬ぶちかましちゃう位くそまずい‥‥実話じゃないからね、これ。
‥‥‥しんじてね‥‥‥
−−−だれに、なに説明してるんだか。
我ながら混乱している、
こんな事でも考えて気を紛らわさないと、またやばくなる事は目に見えている。
‥‥さっきから、どーしようも無く腫れてて辛いのよ、‥‥野郎どもの主張とやらが。
うー、頭クラクラしてきた、貧血か?これ。
ガウリィが相変わらず心配顔で見てはいるものの、この事態は把握できていないらしい、
それが良いのか、悪いのか。
「リナ‥‥まさか‥‥便所か?」
こけけけけっ!
「ちっ違うわよっ!!」
だあっ! この事態をして、ボケまくった台詞をはくこひつは、
‥‥犯したろかコイツ。
はうーっ! ナニ考えてるんだあたしは!
ああっ! いよいよもってヤバくなったか?! んな事考え付くなんて、どうかしてるわ
‥‥いや、どうかしてるのは確かなんだけど‥‥
「おい、ホント大丈夫かよ。」
そう言って、ガウリィはあたしの前にしゃがみこむ。
あっ、あっ、あたしの身体で今のあたしにちかづくなあああああああっ!
今までのあたしの努力を無駄にする気かあっ!!
ずざざざざっ!
という、情けない擬音を残しつつ腰が砕けた様に後ずさる。
それは必然的に突っ張りきったその部分をさらす事になった。
唖然とした表情でそこを見るガウリィ。
「−−−リナお前、まさかとは思ってたが‥‥‥その気があったのか。」
「前から、それっぽい主張の多いやつだとは思ってはいたが‥‥」
なっ、なによ『その気』ってのはあぁぁぁぁぁっ!
まるであたしが自己愛主義者かなんかみたいじゃないの!
もしそうだったら、逃げたりせずに一息に襲いかかっとるわあ!!!
あっ!その困った奴を見るような目であたしを見るんじゃないっ!
ごすっ
あ‥‥思わずグーで突っ込んじゃった、ゴメンねあたしの身体。
「痛ってーっ!ポンポン殴るなよリナ、自分の体だろうが。」
涙目になりながらガウリィが文句を言っている。
がしかし、今あたしの耳にはそんなモン聞こえちゃいない。
−−−かっ可愛いぢゃない、あたしってば。−−−
そこの人、突っ込まない様に・・・この異常な状態だから言ってるんだからね。
‥‥やば、気が緩んだらやっと押え込んでたものが‥‥
‥‥マジでちょっとまずいぞこれは。
ガウリィお願いだからこっちこないでね。
「まったく、人がおとなし・お?!」
ぐち垂れながら立ち上がろうとしたところで、グラリと体勢を崩し‥‥‥
ぽてっとあたしに向かって倒れ込んで来る。
言った端からくるなあああああああっ!!
ぷちっ‥‥という音は聞こえやしなかったが、はっきしいってあたしは切れた。
猛りまくった(ピー)の衝動が限界にきていた上、可愛い女の子が手の内にあるのだ。
ここで切れなければ、あたしの身体に失礼だ!!
そーわ思わないか!世の男性諸君!!
−−−って力説してはみるものの‥‥‥最後の一歩は踏み出す勇気が‥‥‥
だって‥‥だって‥‥‥だってあたしはまだ清い身体なんだもん!!
そこの君、ずっこけるんぢゃない!
さっきからエキサイトしまくってるけど、単なる照れ隠しだから気にしないよーに。
「ふむーっ!むーっ!ふんむーっ!!」
さっきから腕の中で暴れてるのが約一名いるけど、これも気にしない様に。
「とゆーわけだから大人しくしてね、ガウリィ(はあと)」
「なっなにが、とゆーわけだあっ! 離せえぇぇぇぇ!!」
「もー我慢できないのよっ!さっきの変なアイテム発動させた責任取んなさい!!」
「無茶苦茶言うなあっ!!なにが悲しくて自分自身に犯られなきゃならんのだあっ!!」
「あたしが覚悟決めたんだからあんたも覚悟決めなさい!!!」
「いやだああああああっ!!」
すでにくんずほぐれつの様相を呈しているが、今の状態ならば間違いなくあたしが有利、
ぶっちぎれ状態のあたしは、組み伏せた身体から服を脱がし始めた。
んで、抵抗空しく組み伏せられたガウリィはといえば、
体力使い果たしたらしく、ぐったりしたまま口での空しい抵抗を試みている。
「なあっ、リナ考え直せ、ここで人生投げたりしちゃいかんぞ。」
「あたしの身体だもん、自分で納得してれば良いじゃない。」
「今は、俺の身体だああああっ!」
そーこー言ってる間に服も全部剥いじゃったもんね。
‥むう‥‥‥わかっちゃいたけど‥‥‥改めて見ても‥‥‥
ちっちゃいなあ‥‥はあ。
他人の目でみたら余計によく分かるのね‥‥‥
んーむ、
むに むにむにむにむに
もぞもぞ
んーー?
つん すりすりすり ぴんぴんっ
びくっ ぴくぴく びくくっ
「ほほうっ?!」
「ほ‥ほほうっ、じゃない!」
「お?!そーいう口きく?」
ん゛ちゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ
「−−−っお゛っ−−−くっ−−−!」じたばたじたばたびくっひくひく
・
・
「ふう。」
あれ?動かなくなったわね…ガウリィってば、
ふーむ…紅い顔・荒い息・反応激しく後、弛緩した身体……とくれば?!!
「うふ…んふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ…。」
なんか世のすけべぃジジイ達の心境を垣間見たような気がする!!
・・・・・あんまし嬉しくない・・・・。
「でもこの感じからしてガウリィもしっかり影響受けてたんじゃない、我慢は身体に毒よお。」
行動がすっかり、ひひジジイかそのスジのねーちゃんと化したあたしは
(T^T)
次のステップに移る。
「−−−さてと準備おっけい!それじゃ‥‥いっただきまあす(はあと)」
「うわあああああぁぁぁぁぁっ!!」
限界まで腫れきった(ピー)をそこに導き。
−−−さらばあたしの清き日々!!
みちっ
カチン
「へ?!‥いっ!いっ!!」
「痛ったああああああああいっ!!」
「痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛いあああいいいっ!!!」
なんでだ?男も痛いって話は聞いた事ないぞお?!
−−気が付けば目に映るは‥‥‥ガウリィ?!
しまったあああ!こんなとこで元に戻るか、ふつー?!
「‥リィナァ‥‥立場逆転だな‥‥」
ひいいいい、目が据わってる。
「がっガウリィ?ももちろん続けるなんて‥言わないわよねぇ‥‥」
「‥安心しろ、‥言わな‥い。」
おおっ!偉いぞガウリィ!!
・・・・・・痛いから早くどいてね・・・・
みちみちぃ!
「あふひいいいっ!!!」
言わないだけかあぁぁっっっ!!! こいつわあっ!!!
心の中で必死の突っ込みを入れる間にも、引き裂かれるような痛みが身体を貫く。
「あつっ!い゛だだだだっ!」
半泣きになりながら、耐えているとガウリィの動きが緩くなる。
「‥すまん‥‥リナ。」
あ‥‥我慢すんの辛いよね‥‥そりゃ‥‥
見れば、その表情は欲望のままというより、それに抗いつつも‥‥といった顔付き。
あれを耐える辛さは、今の今迄自分で味わっていた所為でよく分かる。
元は自分で始めちゃったことだし。
でもそれとこれでは話は違う!痛いもンは痛いっ!!!
頼むからせめて早く終わってくれえええっ!!!
みしっ・ぎしっ・ぎちっ
「うーっ!ぐっ!あうっ!!」
ひーっ!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛いって!
どの位痛いかって、以前に腹に剣ぶっ刺された時を遥かにぶっちぎって痛い!!
−−−比べるなよ、そんなもん。
自分のボケに自分で突っ込みを入れながらあたしは耐える−−−
こーでもしないと痛くてたまんないのよおぉぉぉぉっ!!
−−−必死に堪え忍んだおかげで何とか開放のときが、
「リ‥‥リナ。」
突如ガウリィの動きが変化し、あたしを抱きすくめる。
へ‥‥まさか‥こらっちょっと待てえい! まさか中−−−
どくん!
わああああああああああっ!信じらんないコイツ!!
子供でも出来たらどーすんだああああああっっ!!!
−−−騒ぎまくってもすでに後の祭り、ともあれこれでやっとおわ
ぐっ!
ぐちっ!ずりゅっ!
ってないいいいいいっっっ?!!
だっ誰でも良いから助けてくれえええええっ!!
・
・
「はっ はあっ あっ はっ」
「を゛‥くっ‥が‥。」
ぴくぴくぴく
と、これは何時の間にやらあたしの下に居る(にやり)ガウリィの情けない痙攣。
「ちょと…もうオシマイ?ガウリィ。」
「か……………………勘弁してくれ…。」
「駄目よ!やっと良い感じになってきたのに!」
「こうなったからには元を取るまで付き合ってもらうからね。」
「たっ助けてくれぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜‥‥」
‥‥‥この後アイテムの影響が切れるまで、さんざんヤリ倒してしまった訳だが‥‥‥
最後の方でガウリィが口からアワ吹き始めた為に、さすがにそこまでになった。
ちっ、たかが10回や20回位でアワ吹くとは軟弱な。
‥‥無理ないかも知んない‥‥
一応言っとくが、これはあくまであの『怪しいアイテム』とガウリィの行動に原因があるのであって。
決してあたしが淫乱だとかいう訳ではない!
‥‥‥‥ほんとだってば‥‥‥‥
B>(ーー;)・・やらしくなんなかったな・・痛いほうに傾いてしまった・・。
B>オリジに近づけようとしたのが敗因か
「ちょっとお!なによ上のアレは!!」
B>なにって・・見たままだろ。切れて自分の身体を襲ぶっずごしゃあっ
「ゆうなあっっっ!!」
「まったく、此処の連中わどいつもこいつも・・」
って・・・動かなくなったわね、これ・・・ま、いーか。
画面フェードアウト
みゃあと偽リナの突発的感想らしきもの
みゃあ「だぁ〜はっはっは!(>_<)/」
リナ「なっ、なんなのよ、これわっ!!」
みゃあ「ぶわ〜はっはっは!自分に欲情する主人公!大笑いですな(笑)」
リナ「炸弾陣(ディル・ブランド)ぉ〜っ!!」
きゅどごごむぅ・・・!!
みゃあ「はうう〜・・・・」
吹き飛ぶみゃあ。
ぼて。
あ、落ちた。
みゃあ「む、むごひ・・・」
リナ「フッ・・・あたしを愚弄する奴は、みんなこーよー目に合うのよ!覚えときなさい、BUN!!」
みゃあ「既に作中でぶっ飛ばされてるよーな気もしますが(^-^;」
リナ「気のせーよ(きっぱり)」
みゃあ「はぁ・・・」
リナ「ところで、突発的にコレ付けはじめてから2本目だけど、余裕あんの?」
みゃあ「いえ、全然(^-^;。まさに突発的にネタ浮かんだ場合のみつけてますんで、見つけた方は「宝くじに当たった!」と思って下さい(^-^;」
リナ「そんないいモノか、これが・・・」
みゃあ「うっ・・・(^-^;」