ミサト大作戦

第四話「アスカ、ガイキチ」

作・DENTER.Tさま

 


 

(アスカだ・・)

 

シンジは、今最もこの状況を見られたくない相手の声を聞いていた

 

「ねえー、誰もいないのー」

 

居間の方から、何も知らないアスカの声がする。

 

一方ミサトの方はというと、真っ裸の姿のまま、またもや鞄の中からご

そごそと何やら探していた。

 

「ミサトさん・・何探してるんですか」

 

小声で聞くシンジ。

ミサトは、しーっ、と小指を唇の前に立ててシンジを黙らせ、まだ鞄の

中を探っている。

そして、目的のものを見つけたらしく、

 

「あった、あった」

 

と、ニヤニヤしながらスプレー缶の様なものを取り出した。

缶には[やりたがり二〇〇]と書かれている。

 

「ふふっ、アスカもイチコロよ。[稲中]のコレがあればね」

 

そう、[やりたがり二〇〇]とは[稲中]に登場する北里君が開発した

性欲だけを開放し、欲求不満度を200%までつりあげる媚薬である。

これはそのスプレー版であった。

しかし、セカンドインパクト後に生まれたシンジには、[稲中]など解

るはずもない。

 

「あまり嬉しくなさそうね。せっかくアスカも仲間に入れてあげようと

思ったのに・・」

 

ミサトの言葉を聞いて、ようやくそのスプレーの意味を理解する。

 

「まったく・・、このアスカ様の夕飯も作らないでどこほっつき歩いて

んのかしら、あのバカシンジったら!」

 

アスカの声がドアの向こうから聞こえてくる。

ミサトがそれを聞いて、ドアの方向に歩き出した。

 

ぎいーっ、という音がしてドアが開き、アスカの目の前にミサトの姿が

現れる。

 

「・・?あらミサト、帰ってきてたの?・・って何よその格好!?」

 

裸のまま出てきたミサトの姿に、アスカは思わず後ずさりする。

 

「逃げろ!!アスカ!!」

 

更に驚くべきことに、これまた裸のシンジが開いたドアの向こうで叫ん

でいる。

 

「な、何よこれ。いったいどうなってんの?」

 

信じられない光景を目の前に突きつけられて、アスカは身動きすら出来

ず、目を見開いたまま呟いた。

 

「ちょっちアスカも手伝ってちょうだい」

 

ミサトはアスカの問いには答えずに、つかつかと歩み寄り、ひるんだア

スカの鼻っ面にスプレーを突きつけ、ちょっと多めに吹きかけた。

 

「きゃっ!・・な、何すんのよミサト」

 

いきなり顔にスプレーを吹き付けられ、反射的に目をつぶりながら抗議

するアスカ。

 

しかし、その効果はすぐに表れた。

 

「・・あ!?」

 

見る見るうちにアスカの頬が桜色に染まり、目が潤み出す。

下肢から力が抜け、その場にペタンと座り込んでしまった。

 

「ずいぶんと効き目が早いのねえ。驚いちゃったわぁ」

 

小躍りしながら、喜ぶミサト。

 

「ふふ、アスカには初めてかも知んないけど、これが媚薬の効果なの。

アソコが熱くなって、体に力が入らないでしょ?」

 

ミサトはそう言うと、アスカの両脇を抱えるようにしてシンジのいる部

屋へと運び込んだ。

アスカは、足をじたばたさせて抵抗を試みるが、さして効果はなかった

ようだ。

 

「ちょ、ちょっとお!どうするつもりなの!?」

 

「イイ事思い付いちゃった」

 

ミサトはまだ何やらわめいているアスカの背中に回ると突き出した舌を

そのうなじへと這わせた。

 

「あっ」

 

ピクンとアスカの体がそれに反応し、上体がのけぞる。

ミサトは、それを確認するとすかさず今度はアスカの唇を奪った。

 

「・・!?」

 

先程シンジにしたような濃厚なキスだ。

アスカのくぐもった声が長くに渡って続き、やがて強ばっていたアスカ

の体から次第に力が抜けていった。

 

ミサトの手が、すっかりリラックスしたアスカの体を、後ろから抱きか

かえるようにしてまさぐり出す。

白いシャツの上から、その形を確認するように胸の辺りを揉みしだき、

アスカの漏らす声が次第に切なげなものへと変わっていった

 

「ねぇアスカ、感じてきちゃったんじゃない?」

 

ミサトが少し意地悪く言う。

 

「そ、そんな事ないわよ!」

 

慌てて否定するアスカだが、その言葉にはどこかしらいつものような勢

いがない。

 

「そうかしら?」

 

リボンを解き、シャツのボタンを外す。眩しいくらいに白いブラがシャ

ツの間からのぞいた。

スルッとそのブラの間にミサトの手が滑り込み、今度は直接その胸を弄

びだした。

 

「や、やめ・・」

 

アスカが思わず声を挙げる。ミサトはその間にもアスカのブラを外して

しまっていた。

シンジの目の前にアスカの透き通るくらいに白い胸とピンク色の乳首が

あらわになる。

ミサトの細い指が、まだ熟しきっていないアスカの胸の中心にある突起

を転がし、その度にアスカは声をあげる。その様子はまるでミサトが大

きな楽器・・、例えるなら、ハープを演奏しているようにも見えた。

 

「あんっ・・、ああっ!」

 

アスカの声はもはや喘ぎ声とはっきり分かる程になっていた。

それを頃合いとみたのか、ミサトは乳首への愛撫に集中しながらも、ア

スカの秘密の部分へと手を伸ばした。

スカートの脇にあるジッパーを下ろし、慣れた手つきでそれを脱がせる

と、純白のパンティーの上から秘裂をなぞるように指を動かす。

アスカのあらわになった太股がきゅっと締まり、その動きをはばもうと

するが、股間に密着したミサトの手は、アスカの体を何度も反り返らせ

る程の刺激を着実に送り込んでいた。

 

「い、いやっ、やめ・・はうっ!」

 

アスカの秘裂をなぞる指が、最も感じるパーツを捕らえ、優しく転がし

た。痺れるような快感がアスカの全身を走る。

しばらくそこを弄んだ後、ミサトはアスカのパンティーの間に直接手を

滑り込ませた。濡れた下着の上からでも解るその指の動きは、確実にア

スカを絶頂へと追いつめていく。

 

「あんっ!あくっ!」

 

ミサトの指の動きが速くなり、アスカの喘ぎもそれに呼応してリズムを

刻みはじめた。

水っぽい湿った音がシンジにも聞こえるほど、その動きは激しいものだ

った。

 

「ふふっ、もうそろそろイッちゃうかしら?」

 

女の感じる部分を知り尽くしたミサトの愛撫が激しさを増した。

指が秘裂を割って潜り込み、潤みはじめた狭い膣の入り口を刺激する。

もう一方の手がその上にある肉芽をこすり、

二つの刺激がアスカの頭の中で破裂した。

 

「うああああああっ!!!」

 

ひときわ大きい声をあげ、アスカの体がビクンと硬直する。

秘裂からは大量の愛液が溢れ出し、浅く入ったミサトの指を痛いくらい

に締め付けた。

 

「はあっ、はあっ」

 

他人の手でむかえた初めての絶頂に、何度も痙攣を繰り返すアスカ。

 

「意外と感じやすいのね、アスカって」

 

ミサトがアスカの秘裂から手を離し、愛液に濡れた指先を見せながらク

スクスと笑う。

 

「それじゃあ、アスカの準備も出来たことだし・・」

 

言いながら、シンジの方に目を向ける。

 

「シンちゃんの筆おろしといきましょうか」

 

「・・え?」

 

二人の壮絶なレズシーンに呆気に取られていたシンジは、いきなり自分

に話の矛先を向けられ、痴呆のように答えることしか出来なかった。

 

「アスカの方はそれでいいんでしょ?」

 

ミサトが、ようやく絶頂の余韻から醒めたアスカを肘で突っつく。

一度絶頂を迎えた後も、アスカの体はいまだ火照ったままだった。

むしろさっきより更に熱くなっているくらいだ。

確かに今、アスカはシンジが欲しくて仕方なかった。

 

(何でアタシが、シンジなんかに・・うそよ!)

 

わずかに残った冷静な思考で必死にその感情を否定する。

だが、それは無駄な努力だった。

シンジに対して欲望とは別の感情が沸き上がるのをアスカは抑えること

が出来なかった。

 

(どうして・・?いままでのアタシは嘘だったとでもいうの?

これまでシンジにしてきたことはこの感情の裏返し・・?

まさか!こんなのはあのスプレーのせいよ・・

でも、

じゃあなんで

あの時シンジにキスしたんだろう・・)

 

アスカは心の中、自問自答を繰り返す。

シンジの前で見せた痴態が、今まで自分を守っていた[虚勢]という名

の壁を崩壊させたことにも気付かずに。

 

「なによー、シンちゃんもアスカもはっきりしないわねえ。

だったら私がシンジ君の童貞もらっちゃうわよ」

 

「ちょっと待って!」

 

止めたのはアスカだった。

フラフラとした足取りでシンジの方に近づくと、小声で耳元に囁く。

 

「ちょっと、シンジ!アタシにお願いしますって言いなさいよ!」

 

「でも・・、そんな・・」

 

「それとも何? アンタ、アタシじゃなくてミサトに童貞ささげる気?」

 

本当ならば、シンジの答えなど聞かずに今すぐ自分がミサトに取って代

わりたい。

だが、それでは自分がなんだか酷く情け無いものに思えてしまうだろう。

アスカに最後まで残っていたわずかなプライドが、かろうじて言わせた

言葉であった。

 

(でも、シンジがアタシじゃなく、ミサトを選んだら・・

その時はアタシどうしたらいいんだろう・・。)

 

一抹の不安が頭をよぎる。

しかし、シンジの次の言葉がその不安を打ち消してくれた。

 

「ミサトさん。僕・・、やっぱりアスカがいいです」

 

それほど大きな声ではないが、きっぱりとした口調であった。

 

アスカはそんなシンジを多少の驚きとともに少しの間見つめていたが、

 

「ありがと」

 

短く言うと、少しはにかみながらシンジの唇に軽くキスをして、1枚だ

け残った下着を自ら脱いだ。

 

シンジの目の前に、全裸となったアスカの肢体がさらされる。

 

ややピンクに染まった肌。

膨らみかけの胸。

少しくびれた腰と小さめのお尻

その秘められた部分は薄い茂みが覆い、その奥にミサトと比べて随分シ

ンプルな秘裂が見える。

 

14歳の少女らしく、まだ発育しきってないアスカの体はとても初々し

く、まるで妖精が目の前に現れたかのようだ。

その光景に息を呑まずにはいられないシンジだった。

 

「や、やだ、そんなにじろじろ見ないでよ」

 

その視線に気付き、頬を赤く染めるアスカがとてもかわいく見える。

 

「ご、ごめん」

 

そんなアスカの様子に幾分戸惑いながらシンジは謝った。

 

「じっとしててね」

 

アスカがそう言って、緊張気味にシンジの上に跨る。

先程までアスカとミサトの行為を見せ付けられていたシンジの肉棒は、

カチンコチンに強ばっていた。

アスカはそれを恐る恐る掴むと、自分の中心にあてがう。

 

「あうっ!」

 

ついさっき、ミサトにイカされたばかりのアスカのそこはとても敏感に

なっており、シンジの先端がそこに触れただけで思わず声が出る。

それでも、ここまで来たらもう引き返すことは出来ない。

アスカは意を決してシンジの上に腰を落とした。

 

くちゅっ

 

という音がして、先端がアスカの中に埋まる。

同時にヌルっとした感触がシンジの先端にまとわり付いた。

さらにアスカが腰を落とし、今度はプチッ、プチッ、と処女膜を引き剥

がす感触がある。媚薬が効いているのかアスカの顔にそれほど苦痛の色

は見られない。

はあはあと荒い息を吐きながらも、アスカはシンジの肉棒を根元まで受

け入れた。

アスカの中はとても温かくぬるぬるしていて・・、

そして、とても狭かった。

 

アスカが息をするたびに、きつすぎる膣の粘膜が蠢き、シンジの肉棒を

心地よく包み込む。

 

「シンジの・・全部入った・・ね」

 

息を落ち着かせながら、潤んだ瞳でアスカがそれを確かめるように話し

掛ける。

やがて呼吸も落ち着くと、アスカはシンジの胸板に手をつき、

 

「それじゃ、動くね」

 

そう言うと腰をゆっくりと上下させはじめた。

包み込んでいた膣壁が一斉に肉棒を擦り上げる。

目一杯に押し広げられたアスカの秘裂に、静脈を浮き上がらせた肉棒が

出入りし、そのわずかな隙間からはアスカの破瓜の証である鮮血が愛液

に混じって伝い落ちる。

その痛々しい光景とアスカの健気な姿に、胸が締め付けられる。

 

処女膜を破られたときは、それ程痛みはなかった。

でも、最初は体を真っ二つにされるような痛みが勝って、ミサトの指か

ら与えられたような快感を感じることがアスカは出来なかった。

だが今は違う。次第に肉棒の大きさにも慣れ、肉棒に擦られる膣壁から

の快感がアスカを支配していた。

 

「はあっ、スゴイッ、ああっ!」

 

快楽に任せて、腰を激しく使いはじめるアスカ。

シンジはそれに耐えるように歯を食いしばった。

とうに限界は超えている。アスカを満足させたい。その想いだけがシン

ジを踏みとどまらせていた。

 

ぢゅぷっ、ぬちゅっ、・・

 

二人の結合部からは湿った音が激しく洩れ、二人の絶頂が近いことを如

実に物語る。

 

「はあっ、はあっ、シンジッ、あたし、もう、ダメエ!」

 

アスカが絶叫にも近い声を上げ、全身を硬直させる。

シンジの肉棒を包む膣壁がキュッと締まり、射精を促すかのようにそれ

を絞り上げた。

 

「・・!!」

 

さすがに耐え切れなくなったシンジは、声にならない叫びを上げる。

そして、アスカの膣壁の蠕動(ぜんどう)と温もりを感じながら溜りに

溜まった欲情をアスカの子宮の奥に注ぎ込んだ。

 

ビュクン!ビュクッ!

 

アスカはその脈動を体の奥に感じながら、絶頂の余韻に浸っていた。

 

「シンジ・・好きよ」

 

シンジに対する愛おしさが溢れ出し、言葉となって口から出る。

 

「ア、アスカ・・?」

 

(言っちゃった)

 

とうとう言ってしまった。

長い間自分でも気付かなかった気持ち。

気付いても口に出せなかった想い。

 

だが、決して後悔はしていない。

そしてこれからも後悔することはないだろう。

 

ただ、自分に素直になればいいだけなのだから・・。

 

 

 

 

シンジを抱きしめるアスカ。

肌を通して直に伝わるアスカの体温が気持ちいい。

その心地よさが絶頂の後の虚脱感を和らげてくれる。

 

その温もりを感じながらシンジが口を開いた。

 

「アスカ・・急なことでその、言葉がうまく浮かばないんだけど・・。

でも、僕もアスカと同じ気持ちだと思う。

アスカのほかに、

こんな気持ちを感じることはないと思うから・・」

 

少し照れくさそうだ。

シンジのその言葉を聞いた途端、

 

アスカの瞳が壊れた。

 

大粒の涙がその頬を流れ落ちる。

 

未だ繋がったまま見詰め合う二人は、自然と唇を重ねあっていた。

 

 

 

おし

  ま

    バキ!べキ!

 

「このまま終わるなんて、冗談じゃないわよ!」

 

すっかり脇役になってしまったミサトが、どこからともなく降りてきた

看板を力任せに引き剥がす。

 

ミサトはまた何やら始めていた。

このまま、シンジとアスカの[ラブラブモード突入]を許してはいけな

いという使命感に燃えて・・。

 

 

また、つづく

 

 

ENDING

Fry me to the Moon(ワンダーズ・バージョン)

 

 

次回予告

 

「主役はアタシ」

その想いを胸に、ミサトが最後の攻撃を開始する

再び「鬼畜」と化したミサトの股間に

突然現れるエントリープラグ

その残像にアスカとシンジの悲鳴が重なる

 

次回 「マグマ・カウパー」

来週こそはアタシが主役よ!


 

みゃあとミサトの感想らしきもの。

 

みゃあ「(ぶっ!…ボタボタボタ)は、はらぢが……」

ミサト「や〜ねぇ、このぐらいで……」

みゃあ「こ、このぐらい…って。……普段どんなことヤってるんですか、ミサトさん……」

ミサト「え〜…全然大したことヤってないわよ。縛りとか、ア○ルとか、浣……」

みゃあ「わ〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!も、もういいです!」

ミサト「……何よだらしないわね。こんな「汚れ」ページ運営してるんだから、もっとちゃんとしなさいよ」

みゃあ「ちゃ…ちゃんとって、あなた……(^^ゞ」

ミサト「大体、あたしの出番がほとんどないじゃないの……。次は大暴れするわよ、見てらっしゃい……うふふふ」

みゃあ「こ、コワイ…コワすぎる……」

ミサト大作戦4