ミサト大作戦
第五話「マグマカウパー」(完結)
作・DENTER.Tさま
「何よ、シンジとアスカったら二人だけの世界作っちゃって!この話の
主役はアタシよア・タ・シ!」
ミサトはブーブーと文句をたれながら、また例の鞄から黒い物体を取り
出した。
それは革製の下着だった。しかしその下着からは見慣れないものが突き
出ている。
二つの頭を持つ弓形のバイブだった。
「はうっ」
ため息にも似た喘ぎとともに、その一方を自分の蜜壷に埋め込む。
アスカとシンジの行為を見せつけられ、すっかり濡れていたミサトのそ
こは、たいした抵抗も見せずにバイブを全部飲み込んでしまった。
うっとりとした表情を顔に浮かべながら、申し訳程度に秘所を隠す下着
に取り掛かり、その端に付いているバンドを腰骨の辺りでキュッと絞め
る。
「最初は、シンちゃんに使おうと思ってたんだけど・・」
そう呟くミサトの腰のシルエットは、男性そのもののように見える。
ミサトは自分の外に突き出たバイブに、透明なゼリーを愛しむように塗
りはじめた。
その作業の生み出すわずかな振動さえも、ミサトに快感を与えた。
やがてゼリーも塗り終えると、ゆっくりとシンジ達のベッドへと歩み出
す。白い肌を締め付ける黒い下着がとても卑猥にうつる。
そして、シンジとまだ繋がったままのアスカの臀部を鷲づかみにすると、
その奥に隠れていた薄墨色のすぼまりにバイブの先端をあてがった。
アスカはそこに至って初めて、ミサトの存在に気付いたようだった。
「ミサト!?」
「前の方はシンちゃんにあげちゃったから、アタシは後ろの処女をもら
うわね」
最初から同意など求めてはいなかったが、一応声を掛けるとくすぐるよ
うにアスカの脇腹に指を這わせる。
「きゃっ!」
アスカの注意がそこに集中した瞬間、ミサトの腰が突き出された。
バイブの先端がゼリーの潤滑にまかせて、アスカのアナルを押し広げ、
メリメリと埋没してゆく。
「あうっ・・くあっ!」
「力を入れちゃダメ、裂けちゃうわよ」
想いも寄らなかった部分への侵入に混乱するアスカ。
ミサトはそんなアスカにもお構いなしに、バイブを押し込んでいく。
黒光りしたバイブが根元までアスカのアナルに押し込まれ、ようやくミ
サトの腰の動きが止まった。
息苦しそうに呼吸を繰り返すアスカのアナルからは、わずかな出血が認
められた。
「ごめんね、ちょっと裂けちゃったみたい」
謝るミサトの息も荒い。
もう一方のバイブが、挿入の刺激をダイレクトにミサトの中にも伝えて
いたからだ。
アスカを犯すと同時に、まるで自分自身も犯されているような感覚。
その錯覚に酔う。
(これって、凄い・・)
バイブを飲み込んだすぼまりが、呼吸のたびにヒクヒクと蠢き、その映
像はミサトを狂喜させた。
(もう我慢できない)
ミサトの腰が前後に動きはじめ、無機質な物体がアスカの最も恥ずかし
い部分を蹂躪した。
ようやくバイブの大きさに慣れたばかりのアナルを乱暴に犯されたアス
カは、呻き声をあげることしか出来なかった。
ひと突きごとに、内臓を直接えぐられるような激しい痛みが走る。
シーツをつかむ手に力がこもり、目からは涙が溢れ出した。
だが、その痛みもそれほど長くは続かなかった。
痛みも快感へと変化させてゆく媚薬の効果。
ともすれば笑い出してしまいそうな、切ない快感がそこに芽生えはじめ
ていた。
アスカの体から緊張が次第に解けてゆく。
ゼリーの潤滑も手伝っているのだろうか、最初は出し入れさえも困難だ
ったアスカのそこは、スムーズにバイブを出し入れできるほどになって
いた。
ぬちっ、ぬちっ、
バイブの動きが激しさを増す。
そこから洩れる卑猥な音に、アスカとミサトの喘ぎ声が重なった。
「うあっ、・・くうっ!」
「あっ、ああっ、いいわ・・スゴイ!」
アスカはシンジとミサトに二つの穴を同時に責められ、頭の中が真っ白
になってゆくのを感じていた。
一度は萎えかけたシンジの肉棒だが、アスカの膣のきつい締め上げに再
び力を取り戻していたのである。
「うあっ、あっ、あっ・・」
処女を失ったばかりのアスカにとって、それは激しすぎる快感であった。
瞳は大きく見開かれ、唇は半開きになったまま断続的に喘ぎを漏らす。
(だめ・・また、・・イッちゃう)
快感が頂点に達してゆくのを、アスカは感じていた。
ミサトの腰の動きが倍の速さになった。
アスカの華奢なオシリにミサトの腰が激しくぶつかり、四つん這いにな
ったアスカの栗色の髪が、シンジの胸板をくすぐる。
ぬちゅっ、ぬちゅっ・・、
二つの穴から同時に湿った音が洩れる。
アスカは知らぬ間に自ら腰を使っていた。
先程の射精とアナルへの刺激で潤いを増したアスカの膣壁が、痛いくら
いにシンジのモノを締め付ける。
加えて、ミサトのバイブの動きが薄い膣壁を通してシンジの肉棒にも伝
わる。
何度目だろうか、シンジもアスカの中で最期の瞬間を迎えようとしてい
た。
(もう・・、どうなってもいい)
アスカがそんな事を考えた時、
びゅくっ、びゅくっ!
子宮に熱い体液が注ぎ込まれるのを感じる。
それとほぼ同時に、ミサトも絶頂を迎えていた。
腰をせり出し、ビクンと体がのけぞる。
「ああっ、凄いわ・・。これって最高!」
ミサトが叫ぶ。
薄れゆく意識の中、
アスカも同じ言葉を心の中で叫んでいた。
おしまい
ENDING
Fry me to the Moon(ハードロック・バージョン)
おまけ 〜「親子丼」〜
三人が快楽に溺れている頃。
ネルフ本部内、無人の廊下を歩くリツコの姿があった。
カツ、カツ・・
靴音がやけに響く。
(今頃、ミサトはうまく犯ってるかしら)
確信はある。
あのクスリを飲ませさえすれば、シンジなどイチコロだろう。
(でも、私だったら、クスリなんて使わなくてもシンジ君くらいどうと
でも出来るのに・・)
本当の事だ。
マルドゥック機関を完全に自分の私物と化していたリツコは、
そこで選出された数人の美少年たちを力づくで、手込めにしていた。
ミサトとは違い、意外と腕力のあるリツコにはそれが可能だった。
「そういえば・・」
リツコはつい数週間前、そうやって襲った一人の少年のことを思い出し
ていた。
たしか、名前を[カヲル]とかいうリツコ好みの美少年であった。
「まあまあだったわね・・、少し変わった子だったけど」
騎乗位で跨るリツコに対し、[リリス]がどうとか「僕は[使徒]・・」
とか言っていたような気もする。
後でマヤから聞いたことだが、彼を襲っている間、弐号機が勝手に動き
だしたりもしたらしい。
だが、快楽を貪るリツコにとって、そんな事は些細なことでしかなかっ
た。
もちろん、襲ったことなどバレないようにしてある。
その少年にはたっぷりと麻酔をかがせて、ダミーシステムの生産工場の
中にある、例の水槽の中に放り込んでおいた。
見つかる訳が無い。
万一見つかったとしても、それを見つけた[彼]が引っくり返るだけの
ことだ。
どの道、表に出ることはないだろう。
彼女は今、その[彼]のところへ向かっていた。
今までの少年たちとは違って、[彼]の場合力づくでは叶わない。
リツコが[ショッターDX]を造った本当の理由である。
リツコは木製の両開きのドアの前に到着すると、軽くノックをした。
「入れ」
短い返事が返ってくる。
それを確認すると、重いドアを開け中へと入る。
豪華な椅子に腰掛けこちらを見据える、一人の男。
リツコは、その鋭い眼光にも平然としている。
「コーヒーをお持ちしましたわ」
リツコは、白いコーヒーカップを手にしていた。
「そんなものを頼んだ覚えはない」
夜でもサングラスをかけ、しつこいほどの髭を顎まで伸ばしたその男は、
感情のこもらない声でそう答えた。
手にはめた白い手袋が[彼]のセンスの悪さを助長している。
「たまには休息も必要ですわよ」
リツコは微笑を浮かべて、その男が座る机の上にコーヒーを置く。
男はしばらくその黒い液体を見つめていたが、
「それもそうだな」
と、カップを口に運んだ。
数分後
リツコの勝ち誇ったような、高らかな笑い声
そして、先程の男のものと思われる悲鳴が
[司令室]と書かれたドアの向こうに響き渡った。
完
作者あとがき
最後まで読んでいたただき、ありがとうございます。
「ミサト大作戦」いかがでしたでしょうか。
作品名はもちろん「スパイ大作戦」からもじったものです。
最初は全編ギャグモードで行こうと思ったんですけど、途中から怒涛の
エッチモードに。しかもアナルもの・・(汗)。
ま、最後でオトしたからいいかな?
というわけで(どういうわけだ?)
それぞれの話の解説などを。
第1話「ショタに金棒」
このタイトルが一番気に入ってます。
リツコとミサトの怪しい雰囲気を押し出し伏線も張って、と後で困るの
も知らず、ノリノリで書いてしまいました。
エンディングは[小柳ルミコ]。
意味は推して知るべし(爆)。
第2話「シンジ捕獲計画」
タイトルは「人類補完計画」から。
最初の場面で登場するトウジにはかわいそうなことをしました。
というのも会話が少ない。理由は僕が関西弁を知らないからです。
ごめんよトウジ、いろんな意味で(笑)。
あと、ミサトの[パターン 青]。
自分では一番のヒットかなと思ってます。(次点:「逃げちゃダメだ」)
あと、個人的に好きです。こういう場面。
第3話「ハヤすぎた経験」
このタイトルは掛け言葉です。わかりますよね?
ここらへんから頭が痛くなりました。
だって、エッチばっかりなんだもん(苦笑)。
最初の下書きではミサトのフェラもあったんですが、その場面だけで4
ページ。読んでて疲れるので削ってしまいました。
アスカ様を登場させるため、無理矢理続けるという行き当たりばったり
の話となってしまいました。反省。
第4話「アスカ、ガイキチ」
意味の無いタイトルです。何となく語呂がよかったので。
アスカとシンジのラブラブモード、書いてて誰かとかぶってるなと思っ
ていたら、しっかりかぶってました。
みゃあさま、それから他の方々、ごめんなさい。
しかもこの場面、稚拙な文章で、自分の文章力の足りなさに絶句するこ
ともしばしば。ま、基本がギャグだからいっか!と開き直る。
教訓:出来ないことはやらないほうがいい
エンディングはワンダース。
これも稲中ネタ。一体誰がわかるんだ?
第5話「マグマ・カウパー」
タイトルは「マグマ・ダイバー」より。
ミサトが主役というより「鬼畜」と化しています。
しかもアナルもの・・。いいのか?こんな事して。
それでもシンジがやられるよりは・・と、アスカに決定。
「おまけ」
サブタイトルは「親子丼」。
この意味も推して知るべし。
D.Sさまの要望にお応えして、少年の名前を出しました。
んでもって、ちょっと加筆。
リツコ恐るべし(笑)。
各話の話は以上として、
全体としては、まあ、読める程度にはなったかなと・・(苦笑)。
でも、ミサトのイメージが最後に崩れてしまったのがちょっと残念にも
思われます。(作者はミサト大好き)
それから、エッチが多すぎるのもなにかと・・(汗)。
今度書くときは、エッチ無しにも挑戦したいなあと思う今日このごろで
す。
最後に
みゃあさま及び感想を下さった全ての皆様に、最大の感謝を申し上げて。
平成9年10月22日 DENTER.T
みゃあと
ミサトの感想らしきもの。
みゃあ「どっひゃ〜〜〜〜〜〜っっ!!な、何やってんですかミサトさんっ!?」
ミサト「なによ……ただのア○ルじゃないの。バ○ブだって、初心者向けに細身なのよ?」
みゃあ「そ、そういう問題じゃ……(^^ゞ)
ミサト「な〜に言ってんのよ。あなただって以前『シンジくんとアスカ様のヤってみよう!』でこれよりもっと凄いア○ルプレイやってるじゃないのよ」
みゃあ「そっ…それは……」
ミサト「うりうり……」
みゃあ「あ、あれは……教祖kouさまへのプレゼントで……」
ミサト「でも書いたのはあなたでしょう?」
みゃあ「うっ……ま、まあ一応……」
ミサト「なら、こんなことの一つや二つでごちゃごちゃ言わない!」
みゃあ「で、でも仮にも女性同士なんだし……」
ミサト「ふっ……愛に性別は関係ないのよ」
みゃあ「……あんたの行為のどこに愛があった」
みゃあ「DENTER.Tさま、お忙しい中いつも投稿してくださって、ありがとうございます。そして完結おめでとうございました!今後ともどうぞよろしくぅ〜」