『Ich liebe dich ewig.... nur du allein Liebhaber....〜永遠(とわ)〜』

第一話「灰燼」

作・D・Sさま

 


 

ど〜もD・Sです

 

お待たせしました!!

 

新作書いてます(笑)

 

待ってねーという声が聞こえますが....気にしない、気にしない(馬鹿)

 

しかも待つというよりアップが早かったりして(^.^;;

 

でもガンガン行きますよ!!

 

今回の題名は

 

『Ich liebe dich ewig.... nur du allein, Liebhaber....〜永遠(とわ)〜』

 

です

 

意味は『あなたを愛します、永遠に....あなただけを、愛する人....』

 

って感じです

 

日本語での題名は『愛をあなただけに』です

 

では行きますか


 

   『Ich liebe dich ewig.... nur du allein, Liebhaber....〜永遠(とわ)〜』

 

                〜プロローグ〜

 

僕はアスカの横で眼を覚ました...

 

いつもと変わらぬ

 

日常

 

 

 

 

 

アスカ....

 

僕はアスカを起こさないように注意しながらベッドを降りた

 

可愛い寝顔...

 

アスカが僕の傍にいる

 

今だに信じられない

 

自分は世界一の誰よりも幸せだろう

 

愛する人が傍にいる....それだけで....もうなにもいらない

 

僕にはアスカがいる....それで十分だった


 

   『Ich liebe dich ewig.... nur du allein, Liebhaber....〜永遠(とわ)〜』

 

              〜第一話『壊塵』〜

 

 

僕は母さんと父さんと一緒に暮らすのは拒否した

 

『そうか...残念だ...ユイはお前に会いたがっていたがな』

 

『そうですか....でも決心しました...僕は今の家に』

 

『二号機パイロットの存在か』

 

『それもあります』

 

『他にあるのか?』

 

『僕は父さんに...捨てられたと思っています』

 

『そうか....わかった』

 

 

 

僕は色々考えた....

 

僕は母さんを求めていた

 

いつも....いつも...

 

辛いとき...悲しいとき...嬉しいとき...頑張ったとき...苦労したとき...

 

いつも母さんを求めていた....そして父さんを...

 

でも今はいる...この世界に...心の中ではなく

 

それが僕を満たしている...それで十分だった

 

僕にはアスカがいる....それで十分だった

 

 

 

 

 

 

 

『おはよ、アスカ』

 

『えっ、あっ、おはよ』

 

僕はいつも通りの朝食作り

 

ミサトさんは今日も帰ってこない

 

ここ何週間も家には帰ってこない

 

加持さんとの約束を果たすために....危険な橋をゆっくりと渡っている

 

アスカもそれを心配している

 

ミサトさん...どうか、ご無事で....

 

 

 

 

僕はそんなことを考えつつもアスカをみた

 

ちょっと僕の頬に赤みがさす

 

しかし、アスカは僕の方を申しわけ程度に見て、すっと横を通り過ぎた...

 

僕はモーニング・キスを心待ちにしていた...らしい

 

自分の中では否定はしていたが...

 

『アスカ、どうしたの?』

 

『えっ、大丈夫よ...シャワー浴びるの』

 

『そう..』

 

ちょっと残念な感じがする僕....心での否定は続いていた

 

アスカは少し上の空だったが...朝だからかな?

 

 

 

 

 

 

(あたしは....大バカだ...)

 

シャワーを浴びながらアスカはそう...つぶやいた...

 

 

 

 

 

 

『アスカはよくないですね』

 

『そうね...これはちょっと問題ね...』

 

『アスカ...2日目だから』

 

『ミサト...身的障害はシンクロとは関係ないのよ...』

 

『わかってるけど...あのアスカが...こんなことになるなんて...信じられないの』

 

『あなた...保護者なのよ...もっと監(み)てあげなきゃ』

 

『そんな、私はちゃんと』

 

『それじゃぁ、家には帰らないのはなぜかしら?』

 

『それは...』

 

『これは...友人としては最初で最後の警告よ』

 

『わかったわ』

 

『アスカのシンクロ率さらに低下しています』

 

『これは....』

 

『ひどいですね...起動ができるか....五分五分ですね』

 

『そうね....本当に...』

 

 

 

 

 

アスカのシンクロ率はひどい有様だった...

 

つい3日前までは上昇を続けていた...それが起動が難しくなるとは誰が予想できたか

 

『アスカ...残ってもらえる?』

 

『いやよ...私急用があるの』

 

『こっちも急用なのよ...人類の運命がね』

 

『........』

 

『いぃ、アスカ?』

 

『シンジとレイには帰ってもらって...』

 

『アスカ?』

 

『いいの...シンジは先に帰ってて...』

 

『....わかったよ...夕飯を作ってる』

 

『うん...』

 

シンジとレイは続いて部屋を後にした

 

『綾波?アスカはどうしたんだろう?』

 

『どうして私に聞くの?』

 

『なんとなく...僕には分からないんだ』

 

『碇君...あなたが分からないことは...私にも無理よ』

 

『そうか....ごめん』

 

 

 

 

 

 

 

理由は聞けば簡単だった

 

残ったのはミサト、リツコ、アスカの3人だった

 

ミサトは爆笑していた...アスカは言う前に絶対笑うな、と忠告したのだが...

 

もともと忠告は人間性と思っているミサトには通じない...

 

人間は笑いたいときに笑う、それがミサトの中に息づいた最初の言葉だったから....

 

リツコもアスカの手前、なんとか堪えようと試みたが...

 

ミサトの馬鹿笑いは全ての試みを壊塵に帰すには十分だった

 

リツコも最後は声を少し上げ笑っていた

 

 

『だからー、笑うとおもったのよ!』

 

一通り笑い終えたミサトはごめんごめんと形ばかりの謝罪...

 

涙まで出たようだ....ハンカチで目尻を拭く...

 

『でもね〜、それがシンクロ率にまで影響するとは...すごい幸せなのね〜♪』

 

ミサトの声の響きはもはや酔っ払いの絡みに匹敵する

 

アスカの耳が紅潮していく

 

『そっそんな....あたしは真剣に悩んでんのよ』

 

『わかった、わかった♪』

 

『全然分かってないわよ〜!』

 

リツコは慌てて口を出す...今この状況で一番シラフなのは自分だけ...と感じたからである

 

『ちょっと待って、ミサト...これは結構大事な問題よ』

 

『わかってるわよ』

 

『わかってないわ...これがシンクロ率の低下に関わるのなら....話は別よ』

 

『だからあたしは探そうと思って急用だって』

 

『じゃ、急いで帰るわよ』

 

『だめよ!』

 

アスカが強い口調でミサトを制す

 

『なんで?』

 

『もう家にいるから』

 

『こうなったらしょうがないじゃない』

 

『駄目といったら駄目なの』

 

『わかったわよ....でもどうするの?もう無かったら』

 

『ある!絶対あるわ、あたしは分かるの』

 

『分かったわ...明日一緒に探そう..?』

 

『うん、必ず』

 

 

 

 

 

 

シンジの夕飯はハンバーグだった

 

あたしの大好きな....心配かけてるわね...

 

『じゃー、食べましょう?』

 

『『いただきます』』

 

遅めの夕飯....あったかい...シンジの夕飯...

 

ありがとう...

 

 

 

 

 

 

 

 

それは真実だった....

 

なんで僕は気付かなかったんだろう?

 

---それは君が今の生活を永遠と思い込んでいるから...----

 

えっ?

 

---そうだろう?君は現実をそのまま受け止め、疑問を感じていない-----

 

そういえば...

 

---君は思い込んでいたんだ...この生活が現実と---

 

そうなのかな?

 

---そう...そして君は真実を知った...現実ではない真実を---

 

そうなのかな?

 

---そう、全ては壊塵と帰す---

 

でも、信じるのは悪い事じゃ....

 

---君にはふさわしくない台詞だな---

 

僕は変わったんだ

 

---それはない...変わった気がするだけ...元は同じなのだから---

 

そうなのかな?

 

---そう、全て君は知らなかったんだ---

 

でも...本人に聞いてみたい...真実を...

 

---信じることは裏切られたときの痛みを増大させる...----

 

そうなのかな?

 

---そう、これは君の出した真実だ---

 

僕は変わった...それは真実じゃない

 

---では...聞いてみるのかい?---

 

でも...怖いんだ....僕は弱い人間だから...

 

---では...真実を正面から受け止めることだ---

 

 

 

 

 

 

朝...一睡も出来ず...朝を迎えた...

 

あたしはシンジを見たくなかった....

 

見れば何かが漏れてしまう...心配は...かけさせられない...

 

すぅ..とふすまを開けると...シンジはいなかった

 

代わりに朝食があった

 

書き置きがあり、早めに学校に行く、とだけあった

 

 

 

 

安心している自分が..ばれたと感じ苦悩する自分を見つめていた

 

多分シンジは知ったのだろう...

 

涙が止めど無く溢れ...床に当たり、小さな...小さな王冠を形作る....

 

いくつも、いくつも.....

 

シンジッ、シンジッ、シンジッ、シンジッ、シンジッ、シンジッ、シンジッ、シンジッ、

 

 

第一話『』完

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ど〜もD・Sです

 

がんばりますよ〜疲れてますよ〜(笑)壊れてますよ〜(自爆)

 

ちょっと今回はだらだら長くなって....

 

でもこういう風に書かないとギャグがでるんです(馬鹿)

 

今回はあまりに単純なことを題材に頑張ってみてます

 

こんなんで全2話とは...恥ずかしいですね

 

でもこれでみゃあ様の感想が二回も聞けるんです(卑怯者)

 

一応

 

次回

  『Ich liebe dich ewig.... nur du allein, Liebhaber....〜永遠(とわ)〜』

 

              〜第二話『責任』〜

 

アスカは、シンジは苦悩する

 

自分たちには何が必要か

 

それはシンジに今までと違う愛の形を示す

 

そしてアスカはそれに応えられるのか

 

ではみゃあ様主演、監督アスカ様(偽)、総指揮アスカ様(偽)の爆笑コント(失礼)

 

『みゃあと偽・アスカ様(笑)の感想らしきもの。』どうぞ!!

 

D・Sでした

 


 

みゃあと偽・アスカ様(笑)の感想らしきもの。

 

みゃあ「はい、爆笑コントのお時間がやって参りました!」

 

スパーン!

 

アスカ様「何が爆笑コントなのよ……」

みゃあ「あっつー……アスカ様、スリッパでつっこみを入れるのは止めてくれませんか」

アスカ様「あっそう……じゃあこの特製ハリセンでぶっ叩いてあげましょうか?」

みゃあ「げっ……な、なんですかその金属製のトゲトゲがついたハリセン(?)は…」

アスカ様「あたしの特製だって言ったでしょ。さ、こいつを食らいたい?」

みゃあ「あ、アスカ様ぁ〜……こんなことしてるからどつき漫才って言われるんいですよぅ」

アスカ様「…さっきは爆笑コントって言ってたじゃない」

みゃあ「まあ…似た様なもんじゃないですか」

アスカ様「それはあんただけよ。あたしは典雅で上品で気品高いんだから」

みゃあ「………うそつけ(ぼそっ)」

アスカ様「…んっんっん……どーやらこれでどついて欲しいみたいね」

みゃあ「い、いや……まず、は、話し合いましょう。話し合うことから解決の道が…」

アスカ様「問答無用っ!」

みゃあ「ぎゃああああっ!助けてぇ〜〜〜〜〜っ!」

愛をあなた〜1