2つの記憶

第三話

作・D・Sさま

 


 

僕は慎重に言葉を選んだ....

 

なぜかそうすることが大切に思えた....

 

『僕はあまり知らないんだ.....母さんのこと』

 

『そう.......』

 

『でも、これは覚えてる....とてもやさしかった......』

 

『そうね......あなたの優しさは父親からじゃなさそうだもんね.......』

 

アスカはそういった.....でもその言葉にはなんら刺はなく、逆に心が解き放てる....

  そんな安心感をくれる言い方だった......

 

『お母さんの消失事故のときあなたは見ていたって聞いたけど.....?』

 

『そう....あのとき確かに僕はあの場にいて、母さんの声を聞いていた.....』

 

『そしていなくなった....』

 

『よく覚えていないんだ......でも、母さんは最後まで笑っていた......』

 

『やっぱりあなたの優しさは母親譲り........』

.

.

.

.

.

.

僕は何が起きているのかわからなかった....

 

気付くと、アスカの唇が僕の唇の上にあった....

 

. . .僕らはキスをしていた. . . . . . .

 

この前のアスカの無理やりとは違う...甘いキス....アスカのいいにおいがした......

 

今回はアスカからはなれた....

 

わけがわからず ボー としている僕にアスカは微笑みをくれた...

 

 

 

アスカの頬が赤くなっているのが暗くてもわかった....

 

とてもきれいだった....

 

 

『次はあたしの番ね』

 

アスカも慎重に言葉を選んでいた.....

 

(第三話完)


 

ど〜もD・Sです

 

次でラスト!

 

次回はアスカ様にもここに来てもらう予定です

 

(また長くなるなぁ)

 

少しでも面白いと思った自暴自棄、いえ、素晴しい人頑張って読んでください

 

では


 

みゃあと偽・アスカ様(笑)の感想らしきもの。

 

アスカ様「ハイ、アスカよ。今日はみゃあが急病でこられないの」

アスカ様「……えっ?さっきまでいたろうって?……いいのよ。細かいこと気にする男はもてないわよ」

謎のうめき声「ふむーっ!ふむーっ!」

アスカ様「さて、と……D・S。少しはまともな話を書くようになって来たじゃないの。…だけどひとつだけアンタは勘違いしてるのよ…それはね」

アスカ様「あたしからシンジにキスするなんてことは、天地がひっくり返ってもないってことよっ!!」

アスカ様「いい……そこんトコをもっと理解してくるのね」

謎のうめき声「ふんむっ!」

パサリ。

アスカ様「……あら?何かしら、この紙きれは。何か書いてあるわね」

『アスカ様ばっかり喋ってると、文字が赤だけで読みずらいです』

アスカ様「……あらそう?別にあたしはどーでもいいわ。あら?続きが裏に書いてあるわね」

『<してっ!してっ!シンジ、あたしのソコを思いっきり弄り回して…>』

アスカ様「…って!」

 

どばきゃっ!

 

アスカ様「こんなもの読ませるんじゃないわよっ!」

謎のうめき声「ふんむっむっ!」

アスカ様「ふん。今回はこれで終わりよ」

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