『タイトル未定〜リレー小説〜』
第9回
作・DEADENDさま(2)
リレー第9回
「で、結局どうだったの!?」
エビチュの缶を口にしてるミサトにアスカが突っかかるように尋ねる。
子供たちは先に寝かせて、今はシンジ、レイ、アスカ、ミサトの4人がテーブルに付いている。
「ん〜、なにが?」
「なにがじゃないわよ、まったく、、、 検査の結果。 聞いてるんでしょ。」
「あら? リツコから聞いてなかったの?」
「リツコさんが“ミサトから聞いて”って、、、そのまま忙しそうに立ち去ったから、、」
「ふぅ、、やれやれね。」
ため息交じりにそういうと、今日の検査結果とそれから導き出された
(とりあえずの)結論を説明してくれた。
あの子達が僕たちのATフィールドであると同時にちゃんとした人間であり
(遺伝子的にみても)僕らの子供である事。
意識の侵食と、それによって相手と長時間離れる事で不安定な状態になる事。
各人に何かあった場合、その影響は相手にも生ずる事、、、。
「、、、、で、当分ファーストはここにいる事になる訳ね。」
「そーゆーこと。 さすが回転は速いわね、アスカ。」
「でもミサトさん、自分の影響が相手にも及ぶってことは、、、」
「あ、些細な事は何とも無いのよ。 ただ、、、」
「出撃の時にその要素はかなり不利ね。」
「綾波、、、」
「そういうことね、、、、何にしても早く原因究明してもらわないと、、、」
「まだ、この事態の解決方法はわかんない訳?」
「ええ、まだ当分時間がかかるらしいわ。」
みんなの間からため息が漏れる。
「とにかく! 一気に4人も住人が増えたんだし、ミサト!なんとかできないわけ?」
「そうね〜、余った部屋がある訳じゃないし、、、」
「あ、僕がここで寝ますよ。 綾波に僕の部屋を、、」
「わたしは別に碇くんとでも、、、」
「な、、あんたなに馬鹿な事いってんのよ!!」
「(かわいいわね〜みててあきないわ。)」
「「ミサト(さん)!!」」
「え!? あ、はい、、、 (・・;)」
「あんた、子供の面倒見た事あるの?」
「え、、、あ、あるわけないじゃな〜い、押し付けようったってそうは、、、」
「そう、、、じゃあんたが一番邪魔ね。(ニヤリ)」
「それって、、、どういうことよ?」
「簡単よ。 私たち3人のプライバシーの保護、3人が離れて生活できない状況。
で、バックアップになれそうも無い保護者、、、結論は出たじゃないの。」
「じゃ、なによ。 私が出てけってこと?」
「そーゆーこと♪」
「そんな、あんまりじゃないかアスカ、、、」
「この場合は合理的判断だと思うわ。」
「あ、綾波まで、、、それじゃ、僕たち3人で生活して、この子達の面倒を見るの!?」
「あ〜ら、子供の面倒はあんたが見るのよ。 あったりまえじゃない、あんたの子供なんだから!」
「僕の子供って、、、じゃあ、アスカは何にもしない事になるじゃないか??」
「う、、、あ、あんたが面倒見られない時くらいはわたしがやるわよ!!」
「ちょっと〜アスカ、じゃあ私はどうしろってのよ。」
「ミサトの部屋をファーストに明け渡して、ミサトは本部にでもいれば問題ないでしょ?」
「いやよ私は。 私の安らぎの場を奪って行く訳?」
「ミサトのは“安らぎ”じゃなくてアルコール飲める場所でしょ!」
「(うみゅう、、、、)」
「とーにーかーく!! 事態が収まるまではミサトがここを離れてもらった方が何かと
いいわけよ!! わかった? ミサト!」
「はいはい、、、、、とりあえず今夜はどうしようもないから。 明日にでもその手配をしておくわ。」
「(ふぅ、、、、、)じゃ、今夜は僕がここで寝ますから。 綾波は僕のベット使って。」
「ちょ、、、」
「わかったわ、、、そうする。」
「じゃ、今日はもう寝ましょう、、、何だか疲れたわ、、、」
(事態が異常だから監視兼保護者として私がいないと、、、、、)
(でも、結局は私じゃ何もしてやれないし、、、、、)
(はぁぁぁぁ、、、、、まさか自分が出てかなきゃなんないだなんて、、、。)
予想してなかった不幸に、こころの中で泣くミサトだった。
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(子供、、、か。)
一人寝付けずにまたベランダに出ているシンジ。
最近、ふとひとりになりたくなる時がある。
それだけ、周りの人間とのつながりが出来たということなのだが、本人はまだ気づいていない。
「碇くん、、、」
「! 綾波、、、」
振り返って視界に入ったのは蒼い光。
月光に照らされて不思議な光を見せている。
綾波はそのまま当然のようにシンジの横に立つ。
何も無いまま、ふたりで月を見続ける。
それだけでこころがやすらぐ。
「こども、、」
「え、、、?」
「碇くん、こども、、、欲しいと思った事は?」
「うん、、、こどもはかわいいと思うけど、、、欲しいとは、、、考えてなかったな。」
「こども、好きなの?」
「うん。 なんか、きれいだから、、、、、。」
「きれい、、、分かる気がする。」
「綾波は? こども欲しいって思った事あるの?」
「わからない、、、けど今はあの子達がいとおしい、、、。」
また、静かな時間が訪れる。
ずっとこのまま永遠に続くような心地よい沈黙。
しかし終わりが訪れる。
(シンジにとっては)意外な形で。
「、、、、、碇くん、戻りましょう、、。」
「あ、、、そ、そうだね、、、。」
シンジが顔を向けて、次の瞬間に感じたものは
唇への、少し冷たい、やわらかな感触。
(え、、、、、?)
そのまま音も立てずに立ち去る綾波。
その後ろ姿に何も言えずに立ち尽くすシンジ。
そして、そう経たないうちに朝が訪れた。
-to be continued-
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大丈夫、きっと僕はやって行けるさ、、、 ってはじめたのに、、、
やっぱり、、、、、最低だ、俺って、、、。 (T_T)
全然話進んでないし、、、ミサトさん追い出しちゃうし、、、伏線処理も何も、、、
ごめんなさ〜〜〜〜〜い、、、(しくしくしくしくしくしくしくしくしくしく、、、)
どう書いてもこれ位が限界だったんです。
次の人が補完してくれる事を祈ります。(世間ではこれを無責任という、、、(T_T)、、、)
次のご指名ですが、、、申し訳ありません!! 三月さま、お願いできますか?
伏せてお願いいたします。 こんなのの後でまことに申し訳ないのですが、、、なにとぞ!!