『タイトル未定〜リレー小説〜』

第7回

作・謎のアスカファンさま

 


 

      リレー小説第7回               by 謎のアスカファン

 

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レイとアスカの目を見てリツコは一瞬怯んだが

 

すぐに冷静に戻りいつもの口調でこう言った

 

「調査は明日から始めるから、今日はもう帰りなさい。」

 

 

 

リツコの部屋を出た3人は押し黙ったまま自宅の方へと向かっていた。

 

その重苦しい状況の中で一番最初に口を開いたのは、やはり子供達であった。

 

「ママ、おなか空いたよぉ。」

 

アスカの子供(?)の女の子が一番最初に口を開いた。

 

「シンジ、この子はあなたに任せるからね!」

 

「え?なんで?」

 

アスカの言葉に対してシンジは

 

「だって、アタシの事ママって呼んでシンジのことをパパと呼ぶけどアタシは知らない

。だからあんたの子なんだからね。ちゃんと面倒見るのよ!!」

 

シンジは『そんな無茶苦茶な』と思ったが、

 

言い返したところでどうにもならないことがわかっているので言い返しはしなかった。

 

帰り道の途中でレイと別れ、3人でマンションへ向かっていると、

 

子供がいきなりこう言った。

 

「パパおトイレ・・・」

 

「え?」

 

『え・・・と、トイレ・・・でもこの子は女の子だし、僕がこの子を連れて

トイレに行くわけにもいかないし。ダメもとでアスカに頼んでみよう。』

 

「あ、アスカ」

 

「何よ!」

 

「この子がトイレ行きたいんだって」

 

「そんなのあんたが連れていけばいいでしょ!!」

 

「じゃあ、僕がこの女の子を連れて男子トイレに入れっていうの?」

 

「それでいいじゃない!」

 

「でもこの子女の子だし・・・」

 

「仕方ないわね。わかったわよ!!そのかわり明日のゴミ当番行ってもらうからね!!」

「一度もゴミ当番なんてやったことないくせに・・・」

 

シンジがぽつりとつぶやいた・・・

 

「なぁんですってぇ!!」

 

(バチン!!)

 

「痛いじゃないかっ!!」

 

「パパ、ママおトイレ・・・」

 

子供はいよいよ我慢できなくなったのかしびれを切らしたように言った。

 

「さぁ、行くわよ」

 

アスカはそう言うと子供の手を引っ張って公衆トイレの方へと歩いていった。

 

 

 

 

それから数分後、アスカと子供が戻ってきた。

 

 

 

マンションに着くと、アスカはさっさと自分の部屋に入り閉じこもってしまった。

 

(ぷしゅー)

 

玄関のドアが開く音がした。

 

「たっだいまー!」

 

いつもと同じく明るいミサトさんの声である。

 

「あっ!おかえりなさい。今日は早かったですね。」

 

「そうなのよ。リツコが早く帰れっていうもんだから」

 

ミサトはリツコが言ったように言ってはいるが、本当は子供を早く見たくて

 

しょうがなかったらしい。

 

子供を見つけると、さも楽しそうに

 

「あら、この子ね。噂のシンちゃんとアスカの子供は」

 

「誤解を招く言い方しないでくださいよ。」

 

シンジはうろたえていた。

 

その時アスカが自分の部屋の扉を開けて出てきた。

 

「ちょっとミサト何言ってるのよ!!」

 

アスカは部屋から出てくるなりそう言うと、また部屋に戻ろうとした時、

 

子供がアスカの手をつかんでこう言った。

 

「ママ、一緒にご飯食べよ」

 

子供は屈託のない笑顔をみせた。

 

アスカもその笑顔に負けたのか、テーブルにつく。

 

食事中にミサトはこう言った。

 

「子供の名前は決めたの?」

 

「シンジが勝手に決めるでしょ」

 

「なんで僕が・・・」

 

つぶやくシンジだったが、結局この後一晩中子供の名前について悩むのである。

 

(つづく)

 

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どうも、7話を書かせていただきました、謎のアスカファンです。

遅くなって申し訳有りません。m(__)m

うーんこんなのでいいんでしょうか・・・・(^^;

自分の未熟さを改めて実感してしまいます。

次に機会がありましたら、がんばらせていただきますので皆様よろしくお願いします。

 

ええと次は・・・

一回りしたようなので、

ヒロポン様にお願いしますね。

この、何も進んでない7話を何とかしてやってください。m(__)m

リレー7