たくです
すいません、前回送っている最中にPC吹っ飛んだので不完全なものになってしまいました。
碇シンジ。
あの人の息子。
私を作った人の息子。
私の部屋に最初に入った人。
私のもらったあの人の眼鏡に触った人。
私があの人から守るように命令された対象。
私のために泣いた人。
私にココロを教えてくれた人。
私に話し掛けた人。
私に『お母さんみたい』と言った人。
私を見てくれた人。
でも、今は私を見てくれない。
私は変わったから。
碇君は私を知ってしまったから。
水の中の私達を見てしまったから。
2人目の私は碇君と一つになりたかった。
でも死んだ。
そして私は生まれた。私は碇君を知らない。知っているけど、私は知らない。
でも2人目の『想い』は私にある。
碇君に見て欲しい。
碇君に触れて欲しい。
碇君と話したい。
碇君と一つになりたい。
それは傷つく事。
なにかを失う事。
血が流れる事。
でも私は血を流さないオンナ。
碇君と一つになれない。
ココロが痛い。
碇君が2人目にオシエタココロが痛い。
私のココロが痛い。
私じゃないココロが痛い。
一つになれない。
ココロが痛い。
一つニなれない
ココロガ痛い。
一ツにナレナイ
イタイ。
イタイ。
イタイ。
ココロがヒトツにナラナイ。
碇君が私を見てくれない。
私を見てくれない。
私を見てくれない。
私を見てくれない。
私を見てくれない。
私を見てくれない。
私を見てくれない。
私を見てくれない。
あのヒトを見ている。
私じゃない。
私じゃない。
あのヒトを見ている。
私を見てくれない。
ココロガイタイノニワタシをミテ
ワタシダケヲミテ
ミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテ
ワタシニハナニモナイカラ。
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夜の病室・・・303号室。
ここに碇君は居る。
ノックをして部屋にはいる。
部屋に入る前なノックをするものだと碇君に倣った。
「碇君。」
「綾波・・・何?」
やっぱり私を見てくれない。
あのヒトを見ている。
弐号機パイロット。
ココロが壊れたヒト。
自分で壊したヒト。
私を人形と呼んだヒト。
自分も人形になったヒト。
壊れたヒト。
でも碇君は私を見てくれない。同じナノニ。
私は碇君をミテイル
「用が無いなら出てってよ・・・」
私を見てくれない。
私を見てくれない。
わたしには何も無いから。
無くなったから。
碇君がいなくなったから。
わたしには何も無いから。
どうしてだろう。
私は服を脱ごうとしている。
「何してるんだよ!」
「必要、ないから。」
私はヒトではないからヒトがツケテイルモノを私はツケテイルのはオカシイカラ。
碇君が私を見ている。
碇君が私を見ている。
見ている。
ジャマなモノを総て取り払って碇君に歩み寄る。
「イカリ君。」
「来ないで!」
どうして?
「私では駄目なの?」
「何言ってるんだよ!綾波!」
碇君は私を受け入れない。
ココロのカベを作って私を受け入れない。
「どうして?」
「分からないよ、何言ってるんだよ、綾波!」
「あなたしか私にはないの。」
「なんだよ、それ!」
「アオイ水が無くなったの。」
「かはっ!」
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碇君のカオ、アオイ。
アナから零れるイロはアカイ。
チ。
「ヒトツになるの。」
イカリクンがワタシヲミテイル。
アオイカオデワタシヲミテイル。
でも体があのオンナのほうにある。
あのオンナはワタシのジャマをする。
イカリクンがみてしまう。ジャマヲスル。
アカイイロガモウヒトツ。
イカリクンと違うアカ。
ワタシはいらない。
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突然、部屋の扉が開く。
ちゃんとノックしてからって碇君は言っていたのに。
「レイ!」
アノヒトが私の前にいる。ワタシを見なかったヒトがいる。
「なんでしょうか。」
「何をしている!」
「イカリクントヒトツニナルノデス。」
「ならばどうして弐号機パイロットを殺す必要があった!」
「ジャマヲするから。あのオンナがいるとイカリクンはワタシを見てくれないから。」
「なっ!」
どうしてこのヒトはワタシのジャマをするのだろう。
「イカリクンがマってるから。」
「シンジは・・・・・グハッ!」
「サヨナラ。」
モウワタシのジャマをスルヒトはイナイ。
イカリクントヒトツにナレル。
ワタシの望みガカナウ。
「イカリクン。」
イカリクンは答えてくれない。
どうして?
ドウシテ?