アスカ、考えて

そにょ四

作・おち・まおさま


 

がたこーん‥‥がたこーん‥‥

 

超満員電車の中。アスカとシンジはその中にいた。

尋常じゃないこみ具合。全く身動きがとれなかった。

 

アスカはドアを背に、シンジと向き合って立っていた。

シンジと抱き合っている状態。

 

その状態をアスカは楽しんでいた。

シンジに必要以上にくっつく。

 

シンジの暖かさが伝わってくる。

そして、シンジの心臓の音も聞こえてきそうだった。

 

「‥‥‥」

 

シンジは何も言わない。

そして、アスカはそんなシンジをからかうように自分の胸を押しつける。

 

「アアアア、ア・スカ?」

「なーに?」

「い‥‥‥いや、何も」

 

うふふふふ‥‥

 

心の中で笑うアスカ。予想通りのシンジの反応だったのだ。

そして、アスカはそっと自分の手を、シンジの下半身へと‥‥(18禁モードへ、ニヤリ)

 

‥‥‥

 

「‥‥‥完璧だわ!!」

「え?何が?」

「何でもないわよ」

 

ここは学校の下駄箱だった。

最初っからアスカの妄想が爆発していたのだった。

 

「さぁ、急ぐわよ!」

「うわぁ、そんなに手を引っ張らないで」

 

校門から元気に出ていく二人であった。

それを窓際から見つめる、シンジの男子クラスメート一同。

 

「シンジの奴!」

 

トウジの言葉にみんなうなずく。

 

「あーあ、惣流と‥‥か、うまやら‥‥うらやましい」

 

ケンスケが意味ありげな言葉をいう。

そして男子一同の妄想タイム。

みんな、前屈みになってしまった。

 

そして駅。

丁度、アスカ達がホームに立つと、電車が入ってきた。

 

「さぁ、これからよ」

 

アスカは手に汗を握る。

精神集中のため、目を閉じて深呼吸をする。

 

と、シンジの声が聞こえた。

 

「アスカ、早く。座れないよ」

「はぁ?」

 

アスカはびっくりして、目を開く。

確かに、ドアから見える車両内はガラガラ。

 

(あ、あの情報はウソだったの‥‥)

 

ガックリ

 

その場に崩れ落ちるアスカ。

 

‥‥‥ドアが閉まりまーす。お気をつけ下さーい。

 

そんな声が聞こえたような。

 

「あ!アスカ!!」

「え?」

 

プシュ〜〜。ガチョン。ガタガタガタ‥‥‥

 

ドアが閉まって、電車が動き出してしまった。

とり残されるアスカ。

 

「あ〜〜ん、シンジィ〜!!待ってよ〜〜〜!!」

 

アスカの声がホームに響いていた。

 


http://icsserv.ics.nitech.ac.jp/~e12masa/index.html


 

みゃあと偽・アスカ様(笑)の感想らしきもの。

 

みゃあ「うっ…ぷぷ…」

アスカ様「………」

みゃあ「くっ…ざ、残念でしたねぇ、アスカ様…ぶわっはっはっは!」

アスカ様「……またしても、なんなのよぉ、これはぁっ!!」

みゃあ「なにって…うぷっ…へっぽこアスカ様の……ぷっ、だめだぁ!ぶはははははははっっ」

アスカ様「笑うの止めなさいっ!頭にくるわね!」

みゃあ「ひー、ひー。だってアスカ様、あんまりへっぽこで(笑)」

アスカ様「おち・まお!あんた、何考えてんのよっ!この美しくて、聡明で、ナイスバディ(?)なあたしが、なんでこんなへっぽこに書かれなきゃならないのよっ!」

みゃあ「だって、これが真実の姿ですもの。ねー、おち・まおさま(笑)」

 

バキっ!

 

アスカ様「ねー、…じゃないっ!」

みゃあ「い、いたひ……アスカ様、自分の本当の姿を暴露されたからって、八つ当たりは止めて下さいよ」

アスカ様「どこが本当の姿なのよっ!どこがっ!?」

みゃあ「…じゃあ、シンジくんとえっちしてる方が、本当の姿なんだ」

 

どばきゃっ!

 

アスカ様「なんであんたは、すぐにそっち方面に飛ぶの……」

みゃあ「あう…(^^ゞ)

アスカ、考えて4