『アスカ、考えて』

そにょ9(完結)

作・おち・まおさま

 


 

「‥‥スカ‥‥き‥‥てよ」

「う〜ん‥‥‥‥シンジィ☆」

 

とっても幸せそうな顔。

 

「お‥‥ア‥‥スカ‥‥遅刻‥‥」

「ダメェ☆‥‥ヤ〜〜〜ン☆‥‥‥もっとぅ☆」

 

クネクネと体をよじっている。

 

「ふぅ‥‥‥‥‥へっぽこ(ぼそっ)」

「ぬぁんですってぇぇぇぇ!!!」

 

がばっと起きる。そして周りを見回す。

側には、にっこりと笑ったシンジが立っていた。

 

「あれ?‥‥‥シンジ?」

「おはよう、アスカ‥‥何かいい夢でも見てたの?」

「夢?」

 

(あれ?‥‥おかしいわね‥‥‥‥確かシンジに‥‥)

 

(そう!!!襲われに行ったはず!!)

 

「早く起きないと遅刻するよ」

「あ‥‥うん、分かってる」

 

何事なかったように部屋を出ていくシンジ。

その姿を見送りながら、アスカは必死になって考えていた。

 

(どうなってるの?)

 

ベットの上に立ち上がる。

 

(いつから夢を見てたんだろう?)

 

ベットから降りて、鏡の前へ。

 

(どこからが‥‥)

 

そこで、鏡に写った姿を凝視する。

 

(‥‥‥可愛い)

 

(じゃない!!‥‥何でパジャマ着てるのよ?)

 

どうやら、計画を立てているうちに眠ってしまったらしい。

 

(あぁ‥‥折角のチャンスを‥‥)

 

しかし、そこで諦めないのがアスカだった。

 

「こうなったら‥‥絶対に!意地でも!!必ず!!」

 

「ヤってやるわよ!」

 

今日もアスカの絶叫が響いた。

 

いつも通りの朝だったとさ。

 

そしてアスカの挑戦は、シンジと結婚するまで続いたとさ。

 

 

おしまひ。

 

http://icsserv.ics.nitech.ac.jp/~e12masa/index.html


 

みゃあと偽・アスカ様(笑)の感想らしきもの。

 

コメントはしばらくお待ちください(^^ゞ。

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