【Doll】

第8話Aパート

作・setuさま


 

 

アスカ・・・・。

 

アスカ。アスカ。アスカ。

 

アスカが僕と出会って、僕らの家にやってきてから数日がすぎた。

僕とアスカがベッドで寝ていたのは、僕も家につく前に寝てしまったらしく、家の前に車が到着したとき、ミサトさんとレイが寝ている僕とアスカを部屋にうつしたからだった。

後でミサトさんが話してくれた。

その時、アスカが僕の右手をしっかりつかんではなさなかったから、運ぶのが大変だったらしい。

 

アスカはレイと気があうのか、レイのすることをよく真似している。

 

たとえば、料理、掃除やレイの何気ないしぐさなんかも真似している。

 

レイはそんなアスカが気になるのか、最初はとまどっていたが、今ではアスカに自分からいろいろ教えていた。

 

アスカはこの世に目覚めてまもない。真っ白で無垢なアスカの心・・・・・・。

一般的な知識はしっていても、アスカは実際に知っている知識について体験したわけではない。

 

アスカの心

 

これから、レイやミサトさんと僕と、触れ合っていくだろう。

僕たち以外の人とも出会い、いろんなことを体験し、吸収してアスカは成長していくだろう。

アスカだけじゃなく、僕も、レイも成長していけたらいいな。

 

レイはどこか近寄りがたい雰囲気をもっている。

レイ自身、他人を拒絶していた。

アスカのようにレイの心の中にはいれた人は初めてかもしれない。

僕の友達の中にも、レイに惹かれて、レイに話しかけた友達がいた。でも、レイ自身が人との接触を拒絶していた。

 

「ドール」とゆうだけで、好奇の目でみられてきたレイ。

「ドール」は思ったよりも人権が弱い。。認められてなかった。

 

人が作り出した命、ドール・・・・。

 

ネルフですらそうなのだから、他国にもし、ドールがいたらどんな扱いをうけているか・・・。

僕がしっている限りでは、アスカとレイをいれてドールは4人。

 

NO,4 渚カヲル

 

NO、7 キア・上月

 

カヲルくんは、レイと同じでマスターがいない。

どこかほかのドールと違い、マスターに執着してない。だから、マスターだった冬月おじさんが亡くなったとき、狂いもしなかったし、悲しみもしなかったそうだ。

冬月のおじさんは、父さんの数少ない友人。

おじさんの息子の薫くんが事故で死んで、悲しんでいるおじさんを思って父さんがドールのカヲルくんを作ったと聞いている。

カヲルくんの見た目の年齢は、20才。

おじさんの息子の薫くんが死んだ年と同じ年齢。

20才で時間がとまったままのドール、カヲルくん・・・・。

 

カヲルくんは、どうもレイのことが気になっているらしい。

ミサトさんの感だと、カヲルくんはレイに好意をもっているらしい。

ミサトさんはこれは良い事だって言っていた。

ドールはマスター以外に好意をもつこたが滅多にないからだそうだ。

 

レイにとってアスカがそうゆう存在になってほしいと願う僕とミサトさんだった。

 

 

「レイ・・・・。」

 

カヲルくんは遊びにくるたびに、こういう。

レイの名前を聞こえるか聞こえないかくらいの声でつぶやく。

レイに呼びかけても、レイはカヲルくんを見ようともしない。

見ているほうが切なくなってくるくらいだ。

 

カヲルくんはレイになにを求めてるんだろう。

なにを・・・・・・。

 

 

 

 

キア・上月

 

黒い髪に茶色の大きな瞳。

髪は肩までのばし、ドール特有の肌の白さが髪にはえている。

アスカも可憐だけど、キアはアスカと違った可憐さをもっていた。

美少女という言葉がぴったりと当てはまる。

アスカもだけど・・・・。

 

清楚、ピュア、たとえるなら、白いゆり。

 

見た目の年齢は15才。

マスターは、僕の幼なじみのアキラ・上月。現在、23才。

上月家はネルフのなかでも、有数の資産家。

ドールが人間とかわらずに生きていけるのは、ミサトさんや他の人形師たちの力もあるが、上月家の力も大きかった。

 

アキラは小さいころからナルシストで、それをおもしろがった父さんがアキラにそっくりなキアを作った。

アキラはとてもキアのことを愛している。

アキラはいつも言っている。

 

 

「キアは、オレが子供の時は姉で、今は恋人。そして、いつかは妻に、娘に、孫に

なっていくんだよ。」

 

おそらく、アキラはキア以外は愛せないだろう。

キアと僕は気があう。

よく、いっしょに料理をしたり買い物にいったりする。

アキラは時々、僕に嫉妬しているらしい。

でも、キアが絶対アキラを裏切ることがないと信じているアキラ。

この2人は見ていてうらやましいくらい仲がいい。

こっちが赤面してしまうくらいだ。

 

僕らにはわからない絆が2人にはある。

 

 

羨ましいくらいだ。

僕とアスカもアキラとキアのようでありたい・・・・・・。

そのうち、アスカにもカヲルくんとキアとアキラを紹介しないとな。

3人ともいい人達だ。

僕が心と許している数少ない人たち。

いっしょにいて、安心する。

 

 

僕は人に執着するということが少ない。

なんでだろう・・・。

でもアスカは違った。

アスカ・・・・。

もう、はなさないよ、アスカ。

 

 

アスカ・・・・。

 

 

 

 

 

第8話aパート終わり

 


 

aパート書きました。

今回のタイトルは深い意味がこめられています。

 

「新しい家族」とゆうのは、シンジ、レイ、ミサトにとってアスカが新しい家族。

「初めての家族」とゆうのは、アスカにとって、3人が初めて家族となっていく存在。

とゆう意味がこめられています。

私自身、「家族」という言葉から思ったことを文章の中で書いてみたいと思っています。

aパートのなかでは、まだそのことについて触れていませんので。

キアとアキラはオリジナルのキャラです。

このごろ、ssの中に自分の考えとかを織り交ぜて書いているなあと思うsetuです。

 

 

By setu

 

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