【Doll】

第6話Aパート

作・setuさま


 

 

「あすか、ぼくのことスキ?」

 

 

 

黒い髪のどこかたよりげのない男の子。

茶色の髪、青い瞳のはつらつとした女の子。

 

 

3、4才くらいの2人の子供。

 

 

2人は広い庭のかたすみで遊んでいた。

子供が好きな遊び、泥んこ遊び。

2人の手足はすでに泥だらけ。

洋服や顔にも、はねたのだろう、泥がついていた。

 

あすかと呼ばれた女の子は、長い髪を高いところで1つに結んでいる。

赤いレースのリボンで結んでいる。

しゃがみこみ、赤いシャベルで穴を真剣にほっていた。

男の子は穴をほるのを手伝っている。

 

 

「な・・・な・・、なにいってるのよ。バカシンジのくせに!」

 

 

女の子は赤いシャベルを男の子になげつけた。

女の子の顔は真っ赤。

本当は好きといいたい。

でも、はずかしい。

おさない2人。

 

「ひどいやーーー!あすか・・・・。グス・・・。」

 

男の子はワッと泣き出してしまった。

「バカシンジ」といわれたことと、シャベルを投げつけられたことがショックだった

らしい。

 

「ふん。シンジが悪いんだからね。」

 

しかし、その青い瞳は心配そうに男の子を見ている。

言い過ぎたと、反省しているみたいだ。

 

「ぼく・・・、なんにも悪くないもん」

 

男の子は泣きながら反論する。

これが、女の子のかんにさわったらしい。

 

「バカシンジ!なまいきだーーー。」

 

そう叫ぶと、女の子は男の子につられたのか、とうとう泣き出してしまった。

 

2人はワーワーと座り込んで泣いている。

背後には、

グリーンハウス・・・・・・。

 

風がそよぎ、グリーンハウスをおおうツタやシダの葉がサワサワと揺れていた。

 

 

 

 

これは・・・・・・、なに?

男の子はシンジって呼ばれてる・・・。僕のことだ。

2人の幼子。

女の子はアスカなのかな・・・・。

今まで夢でみても、名前がわからなかった。

でも、僕は女の子のことを「あすか」って呼んでる。

 

僕の失ったカケラ?

 

 

 

僕の記憶の1つなの・・・かな・・。

 

 

 

第6話aパート終わり

 


 

第6話aパート書きました。

1限の授業中に下書き書いてしあげてしまった。

授業中になにしてるかって?

だって、ねむくなりそうだったもん。

 

さて、6話もわかれてしまった。

本当はわけないで完成する予定だったのに(^_^;)

えっと、今回はシンジがみている夢とゆう設定。

夢にみえますか?

夢みたいに書けてるか心配です。

次回はシンジが目覚めるとこから始まります。

 

6話は少々、悪戦苦闘してま〜す。

 

By setu

 

 

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