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「あすか、ぼくのことスキ?」
黒い髪のどこかたよりげのない男の子。
茶色の髪、青い瞳のはつらつとした女の子。
3、4才くらいの2人の子供。
2人は広い庭のかたすみで遊んでいた。
子供が好きな遊び、泥んこ遊び。
2人の手足はすでに泥だらけ。
洋服や顔にも、はねたのだろう、泥がついていた。
あすかと呼ばれた女の子は、長い髪を高いところで1つに結んでいる。
赤いレースのリボンで結んでいる。
しゃがみこみ、赤いシャベルで穴を真剣にほっていた。
男の子は穴をほるのを手伝っている。
「な・・・な・・、なにいってるのよ。バカシンジのくせに!」
女の子は赤いシャベルを男の子になげつけた。
女の子の顔は真っ赤。
本当は好きといいたい。
でも、はずかしい。
おさない2人。
「ひどいやーーー!あすか・・・・。グス・・・。」
男の子はワッと泣き出してしまった。
「バカシンジ」といわれたことと、シャベルを投げつけられたことがショックだった
らしい。
「ふん。シンジが悪いんだからね。」
しかし、その青い瞳は心配そうに男の子を見ている。
言い過ぎたと、反省しているみたいだ。
「ぼく・・・、なんにも悪くないもん」
男の子は泣きながら反論する。
これが、女の子のかんにさわったらしい。
「バカシンジ!なまいきだーーー。」
そう叫ぶと、女の子は男の子につられたのか、とうとう泣き出してしまった。
2人はワーワーと座り込んで泣いている。
背後には、
風がそよぎ、グリーンハウスをおおうツタやシダの葉がサワサワと揺れていた。
これは・・・・・・、なに?
男の子はシンジって呼ばれてる・・・。僕のことだ。
2人の幼子。
女の子はアスカなのかな・・・・。
今まで夢でみても、名前がわからなかった。
でも、僕は女の子のことを「あすか」って呼んでる。
僕の失ったカケラ?
僕の記憶の1つなの・・・かな・・。
第6話aパート書きました。
1限の授業中に下書き書いてしあげてしまった。
授業中になにしてるかって?
だって、ねむくなりそうだったもん。
さて、6話もわかれてしまった。
本当はわけないで完成する予定だったのに(^_^;)
えっと、今回はシンジがみている夢とゆう設定。
夢にみえますか?
夢みたいに書けてるか心配です。
次回はシンジが目覚めるとこから始まります。
6話は少々、悪戦苦闘してま〜す。