プロローグ
かつて、天才人形師といわれた男がいた。
その人形師の名は碇ゲンドウといった。彼の作る人形は今にも動き出すかよう、生き
ているかのようであった。
ゆえに、その人形に魅せられた人間もいた。魅せられくるった。
精巧な人形。どんなにお金を積まれても彼は人形を作ろうとはしない。
気まぐれで作っていた、といってもいいだろう。
数の少なさに彼の人形は、高値がついた。
そして・・・、
うわさによると、彼の人形には魂を宿すものもあったという。