Evirgin(Eバージン)−−第一話変身−−
−2018年第三新東京市−
「ね・・・碇君・・・これってギャグ?」
「え?」
「ここでのデートよ!」
「もっといいとこあるじゃん」
「高校生にもなってここじゃねえ」
「やっぱオタクだしねえ」
「そ・・そんな・・・ナナミちゃん・・・」
「さっきだって映画見て喜んでたじゃん」
「くすっ・・」
「とにかく、あたしこの後ジオフロント行って、買い物して帰るから・・じゃあね」
「あ・・そだ・・EVA見て楽しい?」
「え・・?あ・・うん」
「あそ・・一生見てれば〜〜」
「ナ・・ナナミちゃん・・」
−−−−−−−−−−それは−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−もう二度と恋などするものかとちかって−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−5時間後のことだった。−−−−−−−−−−
「ただいまー」
家に帰ると玄関にはミサト姉さんがいた
「ミサト姉さん・・」
「ふっ・・聞いたわ・・・フラれたんだって?さっき・・」
『何で知ってるんだ?!』
シンジが驚くのも無理はない、シンジがフラれたのはついさっきなのに、
帰ってきたら姉がすでに知っていたのだ。
『つけてたな・・』
シンジは確信した。
「しってた?リツコ姉さんもフラれたんだって・・さっき」
『何で知ってるんだ?!』
シンジは自分の姉に得体の知れない恐怖を感じた。
しかしこうやってフラれたことを実感させられると涙がでそうになってきた。
「無様ね」
後ろからリツコに声を掛けられた。突然のことにシンジはビクッと驚く。
「シンジ・・あなた・・何涙ぐんでるの?!」
「フラれたのね?」
シンジはコクッと頷く。
「女はみんな白馬の王子を待っているのに・・・」
シンジがもう一度頷くもう彼は泣きそうである。
「あなたはそれになれなかったのね」
シンジは耐えきれずに膝から崩れ落ちる。しかしリツコが抱え上げた。
「そうだわ・・なってよシンジ。完璧な白馬の王子に、」
「なれる男もいることを証明してよ!!」
「そしてみんなを見返してやるのよ!!特訓よ!」
「ね・・姉さん」
『そ・・そうだ、それだ・・変身して世界中の女の子を僕の物にするんだ!!』
−−−−−−−−−−−−そして1年半・・−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−−僕は生まれ変わった!!−−−−−−−−−−
「シンジ、あとはこの薬を飲むだけよ」
「姉さんこの薬にはどういう効果があるの?」
「この薬には体力や知能はそのままで少しだけ時間をさかのぼる効果があるのよ」
「だいたいこの量だと高校入学くらいまでね」
「ふーんそうなんだ、じゃあぼくは高校生活を今のままでもう一度やり直せるんだ」
ゴクッ
「うわぁぁぁーーー!!」
叫び声を残してシンジの姿が消え去った。
「この薬は失敗ね」
リツコはそう呟くと手に持っていたボードのような物になにやら書き込んで何もなかったように部屋から出た行った。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Tea time.−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「バカシンジ!!」
いきなり枕元で怒鳴られたシンジはびっくりしてベッドから転げ落ちた。
「何よそんなに驚くこと無いじゃない!」
いつもどうりの事をやったのにこんなに驚かれてはやった方が驚いてしまう。
シンジはいきなり罵声を浴びせかけた少女の方を向いてみる。
かわらしい少女だと思うが全く見覚えがないので、思い切って聞いてみる。
「ねえ、キミ誰?」
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第2話へ続く
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nasubi@purple.plala.or.jp
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<後書き>
いかがだったでしょうか?Eバージン第一話最後まで読んで下さった方有り難うございました。
おもしろくなかった。もっとここをこうしろ!。もっとアスカ様をだせ!!
などいろいろご意見はあるでしょうが、それはメールで知らせて下さい。
なお、私は一応アスカ人のつもりなのでアスカ人の方よろしくお願いします。