機動戦艦ナデシコ

■こんな日もあるさ■

 (1)

作・yuashiさま

ジャンル:一般


 

MIYAさんが書いた「すき」に触発されて書きました

テレビアニメのように表現して書こう!

と 書き始めたものの 文の組み立てがめちゃくちゃな上に

書く時の機嫌によって感じが違うというふざけた内容になりました

ホント 周りの作家さんはすごいですね(++;)

始まりは単純にアキト+ユリカです 理由は書きやすいからです(笑)

でわ 始まり始まりー

 

 

 

 

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廊下

 

 

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「アキトー この仕事が終わったら2人でどこかに行こうよ それから・・・」

 

 

いきなり妄想モードに入るのは現ナデシコ艦長ミスマル・ユリカ 隣を歩くのはテンカワ・アキトだ

 

 

2人は幼なじみだがアキトはユリカが苦手だった

その証拠に 彼は勤務時間が終わったことよりも 隣を歩く幼なじみと離れられる事に開放感を感じている

 

 

^まったく ユリカも俺のどこがいいんだか知らないが

私の王子様とか言って追っかけまわすのは ホントいい加減にしてほしいよなー^

 

 

隣にいるユリカのことが頭から離れ 部屋に帰って何をしようかと考えにふっけていると

 

 

「ねえアキト ちゃんと聞いてる?」

と ユリカが話し掛けてきた

 

いつの間にやらユリカは普通にもどっていたらしい どうやらアキトのほうが妄想モードに浸っていたようだ

かなりの間気付いていなかったのか ユリカの目は少なからず潤んでいた

 

 

^えっと えーと^アキトは気付いたが とっさに何をいって良いか頭に浮かばず黙りこむ

 

 

^ひどいよ アキトそんなに無視しなくたっていいのに^

アキトのそんな行動を完全な無視だと誤解したユリカはどうにかして自分に振りか向かそうと

 

 

「アキト!ちゃんと私の話を聞いて!」

と怒鳴りかけてきた 

 

 

滅多に見せないユリカの怒鳴り声に アキトはさすがに焦り

 

 

^やっやばい どうにかしないと^

「なッ 何だよ急に」

と慌てて答えてみるが

 

 

「急に?私はずっと話し掛けてたよ なんでアキトはそんなにユリカに意地悪するの」

 

 

いつもなら気にしない言葉だったが 今日のユリカは違うようだ

一方アキトは とっさに出た言葉だったが どうやらさらに怒らせたような様子に

アキトはさらに口が開かなくなっていた

 

 

その様子にユリカはさらに苛立ったが とりあえず

 

 

「ねえアキト これでもユリカはナデシコの艦長さんなんだよ アキトもそれなりの態度をして!」

^最後はきつく言っちゃッたけど だいじょうぶだよね^

 

 

少し心配になり ちらっとアキトの顔を覗き見た

 

 

思っていたよりユリカが怒ってなさそうだったのにアキトは安心し いつもの調子で答える「それなりの態度?なんだよそれ」

^そんなのはユリカが一番ダメだと思うけどな^

 

 

彼のとぼけた返事にユリカはどんどん不機嫌になっていく

 

 

「アキトはユリカのことバカだと思ってるでしょ!!」

ついにユリカが癇癪を起こした

 

 

しかし アキトは気にした様子もなく

「それがどうかしたのか?」

と いつものおとぼけぶりだ

 

ユリカは最後のチャンスをアキトにあげたつもりだったが

返ってきたのは それをまったく否定しない答えとそれがどうしかしたのか?というようなアキトの顔だった

^もう! アキトのバカ^

 

 

その場に居ずらくなった彼女は

「もういい!!!」

と声を上げ 顔を真っ赤にして走り去っていった

 

 

アキトは少し罪悪感に襲われ 追いかけようか迷ったが

^なんで俺が追いかけなきゃならないんだ べつに俺は悪くないはずだろ^

 

 

 

「テンカワ・アキト〜」

考えにふけっている時の急な後ろからの声にアキトはなぜかしゃがみこんでしまう

 

いつの間にやらアキトの周りには ウリバタケ+女性パイロット3人組みがニヤニヤしながら立っていた

偉そうに話し掛けてくるのは整備班長のウリバタケだ

 

 

「おまえなぁ〜 いまのはちょっとひどいぞぉ〜 普通なら謝って はい おしまいだろが!」

いきなり現れて何か偉そうに言いだした 

 

 

「あっ そうなんすか?」

アキトは納得したような顔でウリバタケを見ている さっきの事もアキトにしてみればなぜ怒っているんだろう程度なのかもしれない

それで完全に調子に乗ったウリバタケはさらに続けて話し出す

 

 

「うむ 俺の女性経験から言って間違い無い 女の子とはどんと俺にこぉ〜い」

さらに調子に乗るウリバタケだったが

 

 

「女性経験あったんすか?」

と するどーい質問をしてみる

アキトにすればさっきユリカを泣かしたことより事より こっちの事のほうが興味があるようだ

 

 

急なアキトの質問にウリバタケは少々驚き 一瞬言葉を無くすが

「なっ なにを!俺にだってそのくらい〜〜・・・」

さらに続けようとするが

 

 

「あるわけないよな」「そうですよねー」「ウソはいけねーぜ 無理すんなって」「そうそう」

 

 

今まで話に入れずうずうずしていた3人は ここぞとばかりにしゃべりだした

その話の内容はアキトにも納得の行くものだった

 

 

^そうだよな ある分けないよな^

と 一人納得して無意識なうちにうなずいていた

 

 

その行為を目のあたりにしたウリバタケは

^やばいおれの信頼がぁ〜 なにくそ〜^「くっそー バカにしやがってぇ〜 俺だって俺にだって・・・」

と反撃するが またもや最後まで言い終わらないうちに

 

 

「で 無いんだろ」

リョーコのキツーイ 一撃が決まった

 

 

 

少しの間 間があったが

「くぅー 覚えてろ」

 

置きゼリフと一緒にダッシュするウリバタケ どうやらあっさり敗北を認めたようだ

 

「大人って見栄ばっか張って大変ですね」

その様子を見ていたルリが一人静かにつぶやく

 

 

 

 

 

 

 

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モニター室

 

 

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怪しげにモニターを見つめる人影が2つ イネス・フレサンジュとエリナ・キンジョウ・ウオンだ

 

 

 

「うーん やっぱり彼は感じ方がほかの人間と違うわね」

イネスが不気味な顔をしてしゃべり出す

 

「そうね でも彼にはまだがんばってもらわなくちゃ」

イネスの不気味な顔も動じずエリナはそれに続ける

 

 

「彼のこと随分気に入ったようね あなたは」

 

 

「なっ なに言ってんの 私は彼をただ純粋に!」

イネスの急な話にエリナは否定をしようとする

 

 

しかし イネスはそれを許さず

「ただ純粋に実験材料として興味を持っているだけ! とでも言いたいの? 本当かしら」

イネスの有無を言わせぬ口調にエリナは声が出せない

そんなエリナを尻目にイネスはさらに続ける

 

 

「あなたはそれをいいわけにして自分を納得させようとしている

要するにあなたは自分の肩書きのせいでどうせ敵わぬ恋だと自分で諦めようとしている」

そこまで言った時 ついにエリナが口を開いた

「なに馬鹿な事言ってんの そんな事ある分けないでしょ!」

 

 

「ホントかしら?」

 

 

「当たり前よ」

^フッ うまく行ったわ^

その言葉にイネスは自分の勝利を確信していた

 

 

 

数秒後 イネスの期待していたものが訪れた

 

 

ピ・ピピピ ピ・ピピピ

 

 

いきなりの電子音にエリナは驚いた よく見てみると手に何かくっついている

 

 

いぶかしく思ったエリナは疑問の目をイネスにぶつける

「これはなに? 私に何したの」

 

 

エリナの質問にイネスは勝ち誇った顔で答える

 

 

「それはウソ発見器よ」

 

 

「ウソ発見器?」

意外な答えにエリナは問い返す

 

 

「そう これであなたがテンカワ・アキトに並々ならぬ好意を抱いている事が証明されたわ」

 

 

「笑わせないでよ なにがウソ発見器よ そんなもの当てになる分けないでしょ」

^何かと思ったら こんなものふざけるのもいい加減にしてほしいわ^今度はエリナが勝利の声を上げる

 

 

しかしイネスは気にした様子もなく さらに話を続ける

「このウソ発見器はね 私が開発した新型でウソの発見率はほぼ100% 実験データがそう証明しているわ」

^これでどうかしら?^

イネスはエリナの敗北宣言に期待する

 

 

しかし これでもエリナはネルガルの会長秘書 持ち前の頭の回転の速さで脱出の糸口を見つけていた

「ほぼ100%なんでしょ ほぼ その本の僅かな確率で鳴っちゃたかもしれないでしょ

それにそれが私に有効に働くとは限らないわ 人間はみんな一人一人違うのだから」

 

 

エリナは今度こそとイネスを睨み付けるが

「その確率は0.0000000000793% つまり2度測れば大丈夫ということになるわ

それにこれの開発にあったって実験した人間は123兆人になり 人間の個性は約50兆通りと言われているから

充分な数のデータがあるわ それにあなたは特に特別だという事はないわ」

と 自分がいつも言っている科学的な説明が出てきた

 

 

「・・・・・・・・・」

^なにか・・・・・・^

エリナはさらになにか言い訳を探そうとするが イネスの言うように自分が特別だと思ったことはない

ついにエリナは諦めるしかなくなってしまった

 

 

^フフフッ 落ちたわね 思っていたよりてこずったけど^

 

 

イネスのさらに不気味な笑みを見たエリナは もう一つ方法があるのに気付いた

^ここでイネスを亡き者にすれば誰にもこの事は・・・でも^

 

 

エリナの殺気に気付いたイネスは先に手を打ってきた

「べつにみんな知らせるつもりはないわ ただ」

 

 

自分が殺人者になるのかと迷っていたエリナはイネスの言葉に興味を持った

「ただ なに?」

 

 

エリナの答えにイネスは満足そうな笑みを浮かべ

「少しあなたに協力してほしい事があるの 協力してくれればさっきの事は忘れてあげるわ」

^知らせる必要はないかもしれないけど フフッ

 

「協力?・・・何をすればいいの」

取り付く島のなかったエリナは少し迷ったがすぐに答えを返した

 

 

その言葉に大きく目を開いたイネスは

「交渉成立ね 話は後でするわ」

と だけ言い残しその場を去っていった

 

 

残されたエリナは自分が汗を掻いているのに気付き とりあえずシャワールームに向かった

 

 

 

 

 

 

 

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おまけ

 

 

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「次のお話はユリカとアキトの・・・」

 

「ちっが〜〜う 次はこの俺の愛しのエステちゃんが大活躍するずぉ〜」

 

「なら俺様の出番だな わっはっはっはー」

 

「ガッ ガイ おまえ死んだんじゃなかったのか」

 

「こんな目立てるところがあるのに俺様が死んでどうするー みんなーよく聞けよー 俺様はガイ 魂の名はダイゴウジ・ガイだーーー」

 

バンッ

 

 

「今みんな盛り上がっているところなんだ 帰ってくれ じゃ そういう事で次回の主人公は・・・」

 

「ゲキガン・フレアー」

 

 

ぐわっ ドン バキ グシャ

 

「あの2人はほっといて〜たまには脇役も〜」

 

「ダメですっ! 主人公はアキトさんに決まっているじゃないですか そして私と・・・」

 

「ダメ〜〜ッ アキトは私の王子様なんだよ だ・か・ら〜」

 

「ダーーーッ なんで俺が目立てないんだよ 俺が主人公のはずだろ?」

 

「そうだよ!」「ちがうだろ!」

 

 

「ムッ」

 

バチッ バチバチッバチッ

 

「うー」「むー」

 

 

「という事で次回もよろしく」

 

 

 


(98/10/18update)