というわけで番外編です(爆)
気軽に読めるショートストーリーを目指して書いてみました
ほとんど台詞しかない 想像型の小説です がんばってその場面を思い浮かべてください
アキトの性格がチト変
コンコン
「アーキト はいるよー」
「何だ ユリカか」
「なんだじゃないよ さっ行こ行こ」
「行くってどこに?」
「忘れたの? 今日はユリカの誕生日だからね 一緒にピクニック行くって約束したでしょ」
「そうだったけ」
^ワーイ うまくいった ヴィ^
「さっ 早く早く」
結局アキトは行く事になったが 場所は思いのほかほのぼのとしていた
「アキトー こっちこっちー」
「ん なんだなんだ 河じゃないか」
「違うよアキト 河の中を見て」
「河の中? 魚しかいないじゃないか」
「当ったりー お魚さんだよ はい これ」
パシッ
「これって釣竿だろ なにするんだ」
「うんもー アキトは鈍いんだから 釣竿ですることって言ったら釣りしかないないでしょ!」
「そんな怒らなくったっていいだろ それにピクニックだって言ったのはおまえだろ なんで釣りなんかするんだ? もしかして飯持ってきてないのか」
「えーと うんーと まっ 気にしない気にしない ねっアキト」
実は 食堂が使えなくなるからという理由で ホウメイ料理長に断られたのだ コックのアキトが用意すればよかったのだが そんな時間がなかった
「おまえなー」
「なーに アキト」
^がんばって 誤魔化さなくきゃ ユリカがんばる^
「もーいいよ 釣ればいいんだろ」
「うん アキトがんばってね」
「ユリカはしないのか?」
「うん 力仕事は男の子の仕事だよ アキト」
^何言ってんだよ ドアを叩き潰したりもしたくせに ちっとも楽しくないじゃないか俺は^
ピクッピクッピクピク
「アキトアキト お魚さんがひいてるよ」
「おっ これは大物だ ユリカも手伝え」
「はい! ユリカいっきまーす」
ぐい ぐい バッシャーン ピチピチ
「うわぁー おっきい これなら2人でも大丈夫だね」
「ふぅー 俺が釣ったんだからおまえが焼けよ」
「はーい」
^こんなこともあろうかと わたしお料理の勉強したんだから^
「えーと まず 塩をたーぷり塗って それからー どーするんだっけ? まあいいっか 愛情がこもっていれば何でもおいしいよね」
^はぁー 待つってのも疲れるもんだな 一匹釣るのに3時間か そういえば・・・ユリカに焼かせてるんだったっけ 大丈夫かな いや大丈夫なわけないか ユリカの料理の才能の無さは俺がよく知っているからな 何度倒れた事か !はっ そういえば 早く止めさせないと^
「ユリカー」
「あっアキト来ちゃダメー」
「どうしたんだ もしかしてもう駄目に・・・うわぁー」
あの苦労して釣った魚は ユリカによってとてつもない匂いを発する不気味な物にかわっていた
「アキト ごめんまた駄目にしちゃったみたい」
「モゴーモゴモゴー(とにかくそれを捨てロー捨ててくれー)」
「うん わかった」
さすがは自称アキトの婚約者 アキトの意味不明な言葉を理解したようだ
「御飯 無くなちゃったね」
「ああ!」
「うっ アキト怒ってる?」
「ああ!!」
「えーん ごめんなさーい ユリカは自分が一番いいと思った事をしたのにー」
「それが一番駄目なの!」
「ひどいっ ひどいよアキト」
「あーあー解ったから 泣くなよ」
どうしても心を鬼にできないアキト やはり自分から引いてしまう
「うん ユリカ泣かない」
「まあ 今日はユリカの誕生日なんだろ 俺が何とかしてやるよ」
「へっ 誕生日 だれの?」
「おまえのだろ」
「えっ うーんと・・・あっそっか わたしアキトにウソついたんだった ユリカ忘れてた いけない いけない」
アキトといるうちにすべてを忘れてしまっていたようだ
ブチッ
「ユリカーー!! いい加減にしろよな!」
「はい 何?アキト」
「誕生日ってのはウソなんだな!」
「あれ なんでアキト知ってるの?アキトもしかして超能力者? すごーい・・・へっ」
ボッチャーーーン
「俺は帰るからな!」
ユリカを河に突き落としさっさと返るアキト ついに切れてしまったようだ
「あーん まってよー アキトー」