初めまして 新参者です
遊びながら書いたものなので文法やらなにやらめちゃくちゃです
さて 内容ははっきりいって暗いです
それにRuriruriが可哀相な目に会います
以上のことを 気にする方は読まないほうがいいでしょう(爆)
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「お名前は?」
「ホシノ・ルリです! みなさんよろしくお願いします」
これからのことに 希望と不安の入り混じった明るい声が響く
^友達何人できるかな? 恋人もつくりたいな〜^
「はいみんな 今日からみんなのお友達になることになった ルリちゃんです
ルリちゃんは みんな知っているようにマシンチャイルドだけど みんな仲良くしてあげてね」
「はーい」
滅多にこない編入生が はじめてみるマシンチャイルドだということに 教室にいる誰もが興味を持っていた
そう 私はいろいろあったせいで今まで学校に通ったことがなかった
それが 晴れて小学校に編入することになったのだ もちろんルリの学力を考慮して 5年生から始めることになっていた
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教室の中は編入生の話題で持ちきりで ルリはみんなに取り囲まれ いろいろな質問を受けている
そんな中 一人面白くなさそうな顔をしている少年がいた
「なんでい みんなあいつの事なんかで楽しそうにしやがって」
彼はルリに話をしに行こうか行くまいか迷っていた 彼女ははっきし言って自分の好みだ
しかし 彼はロボットが嫌いだった あの温かみのない声 そして行動 すべてがきらいだった
だからマシンチャイルドも好きになれない 思いが交互に交差し 彼の頭は混乱している
「マシンチャイルドなんて魂のある人形じゃないか」
まだ自分をはっきりさせれない自分に彼は苛立ちを感じていた
ふと 彼は自分の言った言葉で妙案が浮かんだ
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「なあみんな知ってるか?」
彼は友達数人を呼び 話を切り出した
「なに?」
もちろん判る訳も無く 聞き返す
「マシンチャイルドって機械だから 叩かれたりしたって 何されてもなんともないんだぜ」
「えっ ホント」「そんな訳無いだろ」
「この俺が信用できないのか」
意外な反応に彼は顔をしかめる
「マシンチャイルドは特別な特技を持っている人間だって習っただろ」
なにバカな事を言ってるんだという顔をして答えた
「じゃあ 本当にそうだって言えるのかよ」
「教科書に載ってたんだから間違い無い」
「おまえは教科書 教科書ってなんでも信じすぎるんだよ!」
「おまえよりは正確だ!」
「なにを!」
二人は今にも飛び掛りそうな気配で言い合いを続けているが
見かねた1人が口を挟み 1つの提案を出した
「まあまあ じゃあ 試してみようよ」
2人は納得したわけじゃないがとりあえずその話に賛成する
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バシッ
響きのいい音が教室中にひびき みんなの視線がそこに集まる
私は訳もわからず叩かれた
^痛っ・・・何だろう? この土地の挨拶かな?
あんまり痛くなかったし みんなとはやく仲良くなりたいし 笑顔 笑顔^
とりあえず話を聞こうと口を開いた
「なに?」
しかし 答えは返ってこなかった
「ほら 見てみろよ 叩かれたのに笑ってるぜ 気持ち悪い」
鬼の首を取ったような威張った口調で言い これでもかと隣にいる人物に視線を当てた
その人物はまだ納得していなかったが 周りは勝手なことばかり言っている
「ほんとうだ〜」「へー マシンチャイルドって便利だな」「ホント ホント」
幾人かの女子が抗議に声をあげるが 彼らはとりあわず ひとつも悪びれた様子が無い
それどころか事実を証明したとばかりにはしゃいでいた
^!? 便利?^
当の本人は意味がわからずにいた が この話は急速にみんなの知るところになった
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その時から 私はみんなによく叩かれるようになった
はじめは軽くだったのが どんどんきつくなって・・・
我慢できずに泣いた 大声で
^なんで叩かれるの? 私 何も悪い事してないのに^
あまりの大声に周りにいたみんなは慌ててルリをなだめた
そのうちに話は罪の擦り合いになった
「おまえが叩いたから泣いたんじゃないのか」
「おまえだって叩いてただろ 俺は叩いても大丈夫だって聞いたから なあ」
周りに同意を求めるが
「いや俺は知らないぞ」「し〜らない!」「なんだよ あっちいけよ」
と みんな自分のせいになるのを恐れ 誰ももうなずかなかった
「本当は痛いんじゃないのか 泣いてるじゃないか」
「だれだ〜 なんともないなんて言ってたのは〜」
「え〜 やっぱりうそだったの〜」
^そうよ! 私はみんなと同じ・・・^
みんなの抗議の目が一人に集まる
「ちっ 違う違う えっえーと こいつは機械だから ある程度以上痛かったら 泣くようになっているんだよ
ほら 今までいくら叩いたって笑っていたのに 急に泣き出しただろう ちょっと変だとおもわないか?」
慌てて彼は反論する
^そんなんじゃない!^
ルリは自分の心の中で叫ぶ
「あ〜 それって知ってる〜 擬態って言うんだろ」
「そーじゃなくて 擬似的っていって 本当はそうじゃないのに 本当のように見せてるんだ」
「へ〜 物知り〜」
半信半疑だったみんなはその言葉で納得してしまった
^みんなとと一緒なのに 姿もしゃべり方も 泣いたり笑ったりもするのに なんで?なんで?^
ルリは心の中で絶望しながらも抗議を続ける
「じゃあさ〜 笑ったりするにのもそれな訳?」
^違う 違う!^
「そーだよ」
ルリの抗議もむなしく 期待された言葉は出てこない
「じゃあ本当は 何も考えてないの?」
いつのまにかルリが機械だということは事実のように扱われている
「あたりまえじゃないか 機械なんだからこいつは
でも機械だから勉強は 完璧なんだよ だから前のテストで 僕を抜いてトップになったんだ
機械と人間が勝負したって 人間が勝てるわけないのに こんなんじゃ対等の勝負なんかじゃないのに」
「じゃあ偉くもなんともないんだ」
「そーいうこと」
^違う違う違う違う違う違う!
みんなと仲良くなりたかったから 何かきっかけがほしかったから
がんばって勉強したのに なんでそんな風に考えるの・・・もういい!^
どんどん自分のことを悪く言っていくみんなに ルリは諦めてがでてきた
「じゃさ〜 紛らわしいから笑ったりしなければいいのに」
「ホントホント」
^・・・^
「そいえばさ〜・・・」
みんなの話はどんどんエスカレートしていく
^・・・・・・^
^・・・・・・・・・^
気が付くと私の目にあんなに溜まっていた涙が消えうせ
そして 私から感情が消えていた
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「ここで話はおしまいです」
「へ〜 ルリちゃんそんなことがあったんだ」
「意外だな 俺はてっきり元からだと思っていたけど」
その言葉に皆うなずく
それを見て 心なしかルリの顔が赤らむ
「おい みんな 人の過去をいじくりまわすのは失礼じゃないか
ルリちゃんが可哀相だと思わないのかよ」
「一緒に聞いていたやつが言うことじゃないな」「うっ」
「そうですよアキトさん 誰にでも辛い事ぐらいあるんです
いずれ解るんだから 自分の中に溜め込むより 自分から話したほうがいいんです」
「メグミちゃんまで」
「テンカワさん大丈夫です 私気にしてませんから」
ルリが静かにそう答えると アキトはみんなから疑問の目で見られ
「あー わかったよ俺が悪いんだろ」
まだ納得してない投げやりな口調で答える
「じゃあ罰ゲームだ 次は君が話すんだ」
いきなり話を振られあせるアキト
「なにぃ〜 俺にもしゃべらせおぉ〜 俺とエステバリスちゃんの愛と勇気の物語を〜」
「じゃああたしが〜 私とアキトのロマンチィックなおはなしをしてあげる〜」
が 助け舟がどんどん・・・
「あたしお話してみた〜い」「じゃ じゃあ俺も」「それでは 私のネルガルでの苦労話でも」「ぼ 僕も」
出過ぎてパニック状態(‘‘;)
「バカばっか」
ナデシコにのってから身についた口癖が思わず口に出る
^ホントにバカ みぃ〜んなバカ でも・・・・・・あたし元気になれそう^
(98/10/18update)