X指定小説大賞参加作(エヴァンゲリオン)

■Hなしんちゃん けだものバージョン■

作・那智HIDEさま

 


第3新東京市・某マンション・PM9:00

「ふぁー、いいお湯だった。」
「あ、アスカ。あがったの?次、ボク入るか・・。ぶっ。」
シンジが振り向くとそこには、紅毛青眼の湯上がり美少女が、バスタオル一枚で歩いてる。
アスカー!そんなカッコで歩かないでってなんべん言ったら分かるんだよー。」
「なんでよー?」
「なんでって。そりゃー、そんなカッコで歩くとよくないからだよ。恥ずかしいだろ?アスカだって。」
「別にー。だってここにいるのってアンタとアタシだけでしょ?」
「それって・・・。」
なにやら淡い期待を胸に秘めるが。
「だって、アンタって子供でしょ。お・こ・さ・ま、なのよね。」

ムカッー。
「そんなこと言ったって、初めの頃は”ジェリコの壁よー。”なんていってたクセに。」
「あたりまでしょー。あってすぐの男に気を許す程アタシは甘くないわ。」
そー言いながら、牛乳をコップにも入れずに飲む。
ごく、ごく。
ゴクリ。
バスタオル一枚で牛乳を飲む姿に、思わずつばを飲み込む。

「あッ、ぁ、アスカ。ちゃちゃんとコップで飲まなきゃダメじゃないか。」
「ほら、アンタ。恥ずかしいとか何とか言っちゃって、結局覗いてるじゃない。」
「そ、そんなことないよ。」
「あーあ、これだからイヤなのよねー。口先ばっか。
まー、アタシがなまやしすぎるから、シンジみたいなお子さまでひきつけちゃうのよねー。つ・み・な・あ・た・し。」
「どうしてボクがお子さまなんだよー!」
「当たり前でしょ。全然頼りないし。すぐ一人で悩むでしょ。”逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ”って。
アンタ、ホントに男なの?」
「あたりまえだろ。」
「ハイハイ。よい子は早くお風呂に入って寝なさいよ。」
と言って、自分の部屋に帰ってしまう。

クッソー、
絶対ボクが男だって見せつけてやるんだ。

こんこん、
どれだけ男らしく見せつけよーと思っても、最低限のマナーは守る。こんなのでいけるのか?
「なによー、まだ髪乾かしてんだから邪魔しないで。」
「入るよ!」
がらっ
「キャッ。」
まだバスタオル一枚のままでいる。
さすがにその状態で狭い密室に入られると、いくらシンジとはいえ警戒する。
「な、なによー。あんた。」
怖さを隠して強気に出るが、いかんせんいつもの迫力はない。
「ボクが男だってことを見せつけに来たんだよ。」
「ど、ど、どうする気よ?」

一瞬の静けさ。
「あっ、アスカに。き、キスしてやるんだ。」
(声が裏替えってるわね。ははーん、あたしよりびびってんじゃないの。ここでアタシが”シンジさま、ごめんなさーい。愚かなアタシを許してー。”なんて言ったら、どうせ”分かれば良いんだよ”なんて言って逃げる気ね。そうわいかないんだから。)

「できるもんならやってみなさいよ。こんな密室で、2人きりで、しかもバスタオル一枚のこのアタシに”キス”できるもんならやってみなさい。」
うっ。
(ど、どうしよー。こんなはずじゃなかったのに。アスカが謝ればそれでよかったのに・・・。あ、謝ってでていこーかな。
だっ、だめだ。こ、今回だけは絶対引けない。で、でもどうしよー。)
追いつめらるシンジ。
(逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ。)
やっぱしそうなるか。
追いつめられるシンジ。しかしその目の前にあるのは世界の人口の半分は憧れるアスカ様。
次回、ヤルならヤル



ボカッ
イテー。ヤッパ良いところで終わると後が怖いので続きをどうぞ。

(ど、どうしよー。・・・うん。この匂い。すごくいい匂い。アスカの匂いだ。)
先ほどまでドライヤーで乾かしていたため、リンスの匂いが強烈に香る。
(すごく良い匂い。・・・はっ。駄、ダメだ。”勃っちゃダメだ。勃っちゃダメだ。”
匂いは時として視覚よりダイレクトに本能を刺激する。
(アスカが欲しい!)
(この辺が限界ね。まぁこれくらいで許しといてあげるか。)
「あっ、アスカ。目を閉じて。」
(うそー!これって。)
だんだんと近づいてくるシンジ。ベッドに腰掛けていたために逃げることができない。
(これって、メチャ。ピーンチ。)
シンジの手が腰に掛かる。
だんだんと大きくなっていくシンジの顔。
アスカの体は緊張で固くなる。
アスカの瞳が捕らえるものはシンジの優しい瞳、そして赤い唇。

「アスカ。」
その優しい言葉と共に自然と瞳を閉じる。
(ウソ。ど、どうして。相手はシンジなのよ。どうして目閉じちゃうの。どうしてこんなにドキドキするの。アタシのバ・・・)
最後の一言が紡ぎ出される前に、2人の唇は重なる。

永遠のような一瞬。

少しづつアスカの腰に掛かる手の力も大きくなる。胸と胸がぶつかり合い。アスカの手がシンジの腰を抱きしめる。
(ウソよ。こんなはずないじゃない。だって、こんな気持ちいいなんて。)
(アスカ、すごく柔らかい。唇も体も。さっきよりも更に良い匂いがする。ヤッパしアスカの匂いだったんだ。)
はぁー。
息を吸う。しかしその時さえも惜しいかのように唇を求めあう。
(ウソ、シンジのしたが・・・)
アスカの明快な頭脳を持ってしても処理しきれない快感。
(ボクがアスカの中には入る。)
絡みあう舌。どんどんと交換される唾液。甘く、更に快感を誘う。

(この布が邪魔だ。もっとくっつきたい。)
シンジの指が少しづつバスタオルを緩くする。
ストン
「キャッ。」
全裸になるアスカ。シンジから体を離し、手で胸と股の部分を隠す。
しかし、片手ではアスカの豊満な胸は隠すことはできない。
「アスカ。キレイだよ。」
「みちゃダメ!」
「どうして?」
「どうしてって、あっ。」
ベッドに押し倒される。
「ダメよ、これ以上は!アタシたちまだ子供よ。」
禁句。”子供”。もともとはその言葉を訂正させるためにシンジは来たのだから。
「アスカ大好きだよ。」
と言って、自分のシャツを破り捨てる。
「だ・」
アスカの言葉を防ぐようにシンジの唇が再び重なる。
絡みあう唇。
自分の胸をアスカに押しつけることで胸の感触を知る。
体を上下に揺することで、アスカの乳首を刺激する。
少しづつ、大きく、固くなる、ピンクの乳首。
そして、ゆっくりとシンジの手はアスカの胸に降りていく。
(だめ!・・・あっ。)
(なんて柔らかいんだ。この白さ。この弾力。まるでおもちみたい。)
ゆっくりと胸をもてあそぶシンジ。
指が乳首に触れるとアスカの体がビクンビクンする。

シンジは唇を離し、胸へと移行する。
「だ、ダメ!」
自由になった唇で最後の抵抗をするが、舌で乳首をもてあそばれると、その努力もむなしい。
「アッ、アッ、アッーン。ダ、ダメー。」
舌と指の協奏曲。そして歌うはエロスの歌姫。
「アスカ、すっごくきれいだよ。それにすっごくかわいい声。」
だんだんとシンジの唾液とアスカの汗で、体がてかってみえる。

(ダ、ダメヨ、アスカ。このままじゃいけない。しっかりするのよ。
で、でも。気持ちがいいのよ。シンジが、シンジがこんなに一生懸命になってるのよ。アタシのために。
ダメよ、そんなこと大人になってからで良いじゃない。
で、でも、我慢できないのよ。シンジとずっとこうしていたいのよー!)

ふとシンジが離れる。
「だめ。」
(離れちゃイヤ。)
「アスカ、ちょっと待ってね。今すぐ脱ぐから。」
そう言うとズボンと同時にトランクスも脱ぐ。
(ウソ、それってそんなに大きいの。)
シンジのあれは準備万端、びんびんの状態。
中学生平均よりずば抜けて大きい。
ズル剥け、しかもカリの部分がひときわ大きい。

「アスカ、準備は良い?」
「ダ、ダメヨ、まだよ。まだまだ。」
「そっかなー。でもこんなに濡れてるよ。」
アスカの股からでた液体はシーツにたまっている。

「バカ!!・・・ダ、ダメよ。そんなとこ舐めちゃ。汚いわよ。」
「アスカの体で汚いとこなんてないよ。それにさっきお風呂に入ってただろ。」
(ふーん、変わった味がするんだ。こんな匂いもはじめてだよ。このお豆さんすっごく赤くなってる。)
ペチャペチャ、
シンジの舐める音が更に興奮をあおる。
「ダメー。シンジ。気持ちイー。ヤメテー。・・ヤメナイでー。」
「どっちなの?」
「はーはー、もういい。準備は良い。」
(これ以上やられたらいっちゃうわ。)

「それじゃ、いくよ。できるだけ優しくするからね。」
「うん。」
(でもあれってすっごく痛いんでしょ。優しくするってどういうこと?)
善処するってことです。
シンジは肩をアスカの口元に持っていき、アスカの手を自分の腰に回さす。
「痛かったら、かんでいいからね。ひっかいても良いから。」
(そうなんだ。前に見た映画じゃ、女の子シーツもって我慢してたのに。)

「シンジ?アタシのこと愛してる?」
「うん。世界で一番愛してる。いくよ。」
そう言うと自分のモノをアスカにあてがい、ゆっくりといたわるように入れていく。
くっー、ホント痛い。ナイフでぐさぐさ刺されてるみたい。でもシンジが中には入ってきてるってすっごくわかる。)
(いったー。アスカホントに痛いんだ。すっごく噛んでる。絶対背中も血が出てるよ。でもすっごくきもちい。アスカと一緒になってるって、ホントうれしい。)
アスカの純潔さを表す、赤き血。太股を伝いシーツへと流れる。
「アスカ、後少しだからね。」
(ウソ、まだ入ってくるの?もう限界よ、裂けちゃう!)
ゆっくりとアスカの奥深くへと侵入していくシンジのモノ。
シンジの肩の痛みが増す。
「はー、はー。アスカ、全部入ったよ。」
声一つ出すことができず、必死に痛みをこらえる姿が愛おしい。
アスカの紅い髪を優しく撫で、
「アスカ、大好きだよ。アスカ、アスカ、アスカ。」
(シンジがあたしの名前を呼んでる。なんだか少しづつ痛みが和らいでる。髪を撫でなれただけでこんなに安心するなんて。)
(だんだん、ましになってるみたいだ。)
自分の肩の痛みが和らいでいることで、アスカの状態を知る。
「アスカ、大丈夫?」
「うん、まだ痛いけど。シンジ、動いて良いよ。」
やっと肩から離れ、痛みをこらえながらもそう言う。
その姿はあまりに美しく、可憐で。シンジの理性を壊すには充分であった。
「アスカ!」
そう呼びながら腰を前後させる。少し動く度にアスカの顔はゆがむ。

少しづつ痛みが和らぐとともに、体中を快感が包んでくる。
しかし、依然として痛みの方が強い。
(シンジ、お願い。早く終わって。)
「ハ、早く・・・。」
そのか細い声を聞き、
「分かったよ。」
といい、腰を振るスピードを上げる。
(イタタタ、分かってないじゃないの。早く終わって言ってるのに。)
言ってません。まあ、早く終わるのと、早く”イク”っていうのは同じ事ですし。
「はー、はー、アスカー!アスカー!」
腰は獣のように動き続け、アスカの名を連呼する。
2人の息は荒くなり動きが加速する。
「「はーはー」」
荒い息もユニゾンしあう。
「シンジ」「アスカ」「シンジ」「アスカ」・・・・
2人はそこにいることを確かめあうようにあえぎ、呼びあう。

「シ、シンジ!!!」
今までよりひときわ大きな声。
今までも十分狭かったアスカのあれが更に狭まる。
シンジのモノが急激に締め付けられる。
「ア、アスカ!!!」
ドピュッ
シンジのモノの血管が波打ち、アスカの穴に白い液体、いやゲル状のモノを吐き出す。
(あっ、熱い。)
更に血管が波打ち、最後の一滴までもそそぎ込む。

はーはーはー・・・・・。
2人の荒い息は少しづつ静寂を取り戻しつつある。
そして再び熱いキスを交わす。自分たちの健闘を讃え合うように猛烈に、情熱的な熱いキス。
唇が離れると、唾液が糸を引き、淫らな感じがする。

「あっーーーーー!!!アンタ、中に出したでしょ!!!赤ちゃんできたらどーすんの?」
「だ、だ、だーって。ボクだって初めは外にだそーかな?ッて思ったんだけど。・・・・アスカが締め付けるから抜けなくなったんだよ。」
めちゃくちゃ焦ってる。
(はハーン、この焦り具合は。)
「ウソおっしゃい、アンタはじめかっら中に出す気だったでしょ。どーしてウソをつくの、ウソを。」
「だってー、アスカが怒るからじゃないかー。」
「そんなことより、早く抜いてよね。まだ痛いんだから。」
「ご、ごめん。」
そう言ってゆっくりとアスカからでる。先ほどまで努張したままの(若いネしんちゃん)ものが栓をしている状態であったため、アスカからシンジの出した白いモノがたれてくる。

「アスカ。大好きだよ。」
先ほどまで男の本性丸出しで、襲いかかっていたとは思えない、シンジの明るい微笑み。
(ハー。こんな顔で言われちゃったら、アタシがムキになるとバカみたいじゃないの。もう出したもんは仕方ないんだし、しょうがないか。)
しょうがなくないが・・・。
ツンツン。
「アスカの乳首かわいいね。」
と、指でツンツンするシンジ。
「調子にのるなー!!!」
「ごみんなひゃい。」
アスカに両側の頬を引っぱられてるためにちゃんと言えない。
(ハー、なんでこんなアンポンタンにアタシの大事なもの、あげなきゃなかならなかったんだろ?はーぁ。)

「あーあ、せっかくお風呂に入ったのにー。またこんな汗かいちゃっただじゃないの。バカシンジ。」
「また入ればいいだろ。」
「ハイハイ。」
そう言って立ち上がろうとするが、疲れたためかよろめいてしまう。
がしっ。
しっかりとアスカの腕を持って支えるシンジ。
「大丈夫?アスカー。」
「大丈夫にきまってんでしょ!」
(全然大丈夫じゃないじゃないか。どう見たってフラフラだろ。よし。)
ひょい。
「な、何すんのよ、アンタ?」
「わかんない?抱き上げてるの。」
「そ、そりゃ分かるわよ。だ、だ、だから降ろしなさいって。危ないわよ。」
「イヤだよ。」
「もう、子供なんだから。」
一瞬にしてあきらめる。というよりこの状態がうれしいのだ。真っ赤になりながらもすごく満足そう。
(シンジってこんなに力持ちなんだ。ヤッパし男の子なんだ。)
これでいいのか?
しかし2人は満足そう。端から見ると裸の男の子が裸の女の子を抱えている。すごっくエッチで、しかも何かまぬけな姿。

「着いたわよ、ありがとシンジ。降ろして。」
風呂場に着き、素直に礼を言うアスカ。
「ダメ。」
「な、なんでよ。」
「一緒にはいるの。」
「ぶっ。」
(ウソでしょ。いくら何でも冗談よね。)
「入りまーす。」
と、抱えたまま風呂場に入り、やっとそこで降ろす。
「いっぱい汗かいたから、先にシャワーで流そうね。」
(フー、アスカそんな目でボクを見ないでよ。ボクだって恥ずかしいの我慢してやってるんだから。ここで引いたらアスカと口がきけなくなっちゃうような気がするんだ。)
(シンジ、何か変わったわね。男らしく見えるモノ。)
アスカが桶でお湯をくむ。
ドバッ。
「アツー!!熱いじゃないか、クソー。これでもくらえー。」
今度はシャワーで応戦するシンジ。
「ア、アツーイ。シンジ、それって反則よ。アンタは手でくみなさい、手で。」
「イヤだよー。」

先ほどまで性交渉をやっていたとは思えない2人。どちらかといえば幼稚園のプールッといった感じさえする。
「こ、降参よ。シンジ。アタシの負け。」
「ヤッター、初勝利。・・・それじゃ、湯船に入ろ。ア、アスカ?」
「うん。」
2人は真っ赤になりながら湯船にはいる。一人では十分広いが、いかんせんマンション。2人ではいるには、肌が触れ合っている。
「いたたたー。」
「どうしたのシンジ?」
「わかんないんだけど、背中が痛いんだ。ちょっと見てー。」
「うん、いいわよ。・・うわぁ、すっごい傷だらけよ。アタシひっかきすぎたみたいね。ごめんね、シンジ。」
「いいよ、気にしなくて。こういうのって、”名誉の負傷”っていゆうんだよね?」
「そっかなー。うわぁ、肩もすごい事なってるわよ。見える?」
「うん、少しだけ。でも、アスカはもっと痛かったんだろ?」
「その傷見たらわかんないわよ。」

ふとアスカがシンジの目を見ると、視線が下の方。
「シンジー?そんなにアタシのおっぱいが気になる?」
こく、こく。
「良いわよ、触るぐらい。」
「うん。」
そう言うと、ゆっくりとおっぱいを愛撫しだす。

「そんなにおっぱい好きなの?」
「アスカのだからだよ。」
「ふーん、まぁ柔らかいしね。」
「アスカも自分でもんでんるんだ。」
ぱしーん。
「そーいうことは言わないの。今度はアンタのをよくみしてよ。さっきはちゃんと見る暇なかったから。」
シンジはゆっくりと立ち上がる。完全に勃起したモノがアスカの面前にある。
(これがさっきアタシに入ってたモノね。よくこんなの入ったわね。でも、すっごくへんな形ね。)
ヒィッ。
アスカにツンツンされ、あまりの気持ちよさに声を上げてしまう。
(おもしろーい。)
「や、やめてよ。アスカー。お願いだから。」
「いやよ。アンタもやめてくれなかったでしょ。」
「そ、そんな。ボク舐めるのやめたじゃないか。」
「あ、そっか。それじゃ仕方ないわね。」
やめてもらってうれしさ2割哀しみ8割。
(ヤッパしやめてもらうんじゃなかった。)

「シンジ、アタシ先に体洗うわね。」
「うん、いいよ。」


ギロッ。
「アンタ、どこみてんの?」

「ええーと・・・。」
「ごまかすんじゃないの!女の子の下半身ばっかしみつめるンじゃないの。わかる!」
「ごめんなさーい。でも気になるんだよ。」
「何がよ!!!」
「下の方も赤いの・・」
ガン。
風呂桶が顔面に炸裂。
「バカ。」



2人はもう風呂から上がり、バスタオルで体を包む。
「ねぇ、アスカ。」
「ナニよ?」
「アスカ、今日ボクのベットで寝なよ。」
「ぶっ、調子に乗るなってなんべん言わせたら気が済むの。」
「そ、そんなんじゃないよ。アスカ?あのベットで寝る気?」
「アタシのベット?・・・あっ。」
シーツはめちゃくちゃ、汗まみれ、液まみれ。
(そうだ、アタシの血で汚れちゃったんだ。ムカッ、シンジのこぼれた精液も。)
「そうね、仕方ないわね。明日あらっといてね?」
「イーヤ。」
「ナニがイーヤよ。アンタも汚したんだから、アンタが洗いなさい!」
「ダメだよ、アスカ。・・・だってあれって、記念だろ。ボクたちの。せっかくアスカがボクのために血を流してくれたんだから、とっときたいよ。新しいシーツは明日買いに行くから。」
「わ、分かったわよ。アンタがそこまで言うんだったら。別に良いわよ。」
「うん。」


「ほら。」
アスカがシンジに体を預ける。
「な、なに?」
「バカネー。さっきみたいに、ダッコしていってって言うってんじゃないの。そんなことも分かんないの!!」
いつもどおり、強気に文句を言うが、顔が真っ赤で照れていては仕方がない。
「よいしょ。」
「掛け声かけないの!アタシが重いみたいじゃないの!」
「重いよ。」
『なにー!!!』
「それだけ大事だってイミだよ。」
(もうシンジッたら、恥ずかしいんだったら言わなきゃ良いのに。ホントに。)

「ねぇシンジ。さっきの続きしたい?」
こくこく、
首がマッハで動く。
「アンタのベットまで10秒で連れていったらやっても良いわよ。よーいドン!」
「絶対間に合わせる!!」
「いーち。にーい・・・」
ものすごいスピードでアスカを抱えたまま走る。



シンジとアスカの暑い夜はまだまだ続く・・・。





 

 

 

 (update 99/04/01)