X指定小説大賞参加作(まもって守護月天)
■犯して守護月天■
作・すとらとさま
 

 

その日、シャオは太助を驚かすつもりで太助の部屋の前に立っていた。ルーアンは職員会議で遅くなることになっていたので、その日の午後は久々に太助とシャオの二人っきりの時間がもてたために、シャオは太助のためにケーキを焼いていたのだった。ケーキの出来は自分でも満足するほどの改心の出来だった。そのため、シャオは太助を驚かせてやろうと普段なら考えられない悪戯心を働かせたのだった。 

「太助様、入りますよ」

そう言うとシャオは、いきなりノックもせずに太助の部屋のドアを開けた。 

しかし、そこでシャオが目にした光景は、あまりにも衝撃的なものだった。 

太助は、スウェットとトランクスを脱ぎ捨てて下半身裸になり、あぐらをかいて右手でおのれの一物を握りしめ、左手で白い下着を顔の前にもってきて匂いを嗅ぎながらオナニーをしていたのだった。 

「シャ、シャオ、いったい何で・・・」

太助は完全に凍り付いたままでそう言った。

「た、太助様・・・いったい何をやっていらっしゃるのですか?・・・」 

そういった知識に疎いシャオは、太助が何故そんなことをしているのか全く分からなかった。しかし、太助の持っている下着には見覚えがあった。それは今朝朝シャンをしたときに脱いだ自分のパンティーだった。 

二人は完全に凍り付いたままその場から動けなかった。 

「た、太助様、そ、それ、わたしの下着、返してください!」 

シャオは顔を真っ赤にしながらそう言った。

そういう知識のまったくないシャオは太助の一物を見たためか、それとも自分の下着を太助が持っているためか、自分が何故顔を赤くしているのか全く分からなかった。 

いきなり動いたのは太助の方だった。

「シャオ!!」

そう言うと、太助は下半身裸のままいきなりシャオに襲いかかった。 

太助のいきなりの動きに、シャオは全く受け身を取ることも出来ずに、廊下に押し倒されてしまう。押し倒された拍子に、シャオはしたたかに後頭部を床にぶつけてしまい、意識が朦朧となってしまった。 

意識が朦朧となったシャオを、太助は自分の部屋に引きずり込んだ。そして、支天輪を取り上げると、しゃにむに、シャオがいつも家で着ている衣装を脱がしにかかる。 

あっと言う間に、シャオは衣装の前をはだけた格好になってしまった。 

その裸体の美しさに、太助は息を呑んだ。

透けるように真っ白でしなやかな裸体の胸の部分を白の清楚なデザインのブラジャーが覆っていて、きゅっと引き締まった腰と股間の部分は、白とブルーのストライプ柄のシンプルなデザインのパンティーが隠していた。 

太助はブラジャーのホックを外すのももどかしく、ブラジャーをそのまま上にずり上げた。シャオのバストが曝し出された。 

思っていたよりもずっと豊かで真っ白な膨らみがあらわになる。その膨らみの頂点では、淡いピンクの乳輪が小さく色づいていて、その中心には小指の先ほどのこれも淡いピンクの乳首がひっそりと身を縮めている。 

太助はその魅惑的な胸には構わずに、両手をブルーと白のストライプのパンティーにかけると、一気にそれを引きずりおろし足先から抜き取った。 

そこには、髪の毛と同じ色の淡い下生えが恥丘のごく狭い範囲に柔らかに萌えていて、その下のあたりからぴったりと閉じた秘裂さえもがあらわになる。 

太助は、シャオの長くてしなやかな両脚を掴むと、それをM字型になるように両手を使って持ち上げた。 

ついに、夢にまで見たシャオの全貌が明らかになった。 

強く押し広げられた両脚のつけ根には、以前に友達から借りたビデオで見たのよりも、比べものにならないくらい綺麗で可愛らしい女性器が亀裂を穿っていて、そこは僅かに口を開いていて、中の淡いピンク色をした肉唇の部分が顔を覗かせている。さらには、その下のセピア色をした菊座までもがあらわになった。 

太助は夢中になって、シャオの秘裂にむしゃぶりついた。 

僅かに小水の匂いが鼻をつく。が、太助はかまわずに淡いピンクの肉唇の部分を舐め上げた。 

「あん・・・ああ、いったいどうなって・・・」 

シャオはやっと意識がはっきりとしてきた。

「ああっ!!イヤあっ!!何でわたし裸なのっ!!太助様、いったい何をしていらっしゃるのですか!?」 

シャオは叫び声をあげると、必死で身をよじって逃れようとした。しかし、がっちりと太助に腰をつかまれていて逃れることは出来ない。星神を喚ぼうと支天輪を探したが、支天輪は太助の手の内にあった。 

太助はかまわずにシャオの淫裂を舐め続けた。

「イヤあっ!!太助様、そこは、そこは汚いです。そんなことしないでください・・・」 

そういうことに疎いシャオにとっては、排泄の為の場所でしかないところを、太助に今、舐められているのだ。その汚辱感と羞恥心とでいますぐにでも消えてしまいたいくらいだった。 

「ああ、太助様、お願いします・・・支天輪を、支天輪を返してください・・・」 

シャオは羞恥のあまり身体をピンク色に染めて哀願した。 

「ダメだよ、シャオ、今、支天輪を返したら星神達を使ってここから逃げるつもりだろう?シャオが悪いんだ!あんなところに急に入って来るから・・・」 

太助はそう言うといっそう激しくシャオの淡いピンク色をした淫裂を舐め上げた。 

「ああぁ!!イヤです、そこは汚いです・・・やめてください・・・」 

シャオはあまりの汚辱感にピンク色に染めた全身を震わせた。 

「シャオ、シャオはオレだけの守護月天なんだろう?だったらオレのものになってくれるよな?なってくれるよな?」 

太助は舐めるのを止めると、欲望に染まった目でシャオを見て、そして言った。 

シャオは太助の『オレだけの守護月天』というせりふに弱かった。太助のことをすべてをなげうってもお守りしなければならないご主人様だと思い出した。がっくりと力を抜き、すべての抵抗を止めて、そして今は太助の思うがままにすることにした。少しの間ガマンすれば、いつもの優しい太助様なら、きっとこんなわたしがイヤがることを止めてくれる。シャオはそう思った。 

しかし、太助の方は、シャオの抵抗が止まったのをいいことに、さらに執拗にシャオの秘裂への愛撫を続けた。 

今度は、指を使って肉唇の部分を広げてみて、淡いピンク色をした肉の鞘に納まった小さな真珠のようなクリトリスから小さな口をぴったりと閉じた膣孔さえ露出させると言った。 

「シャオ、シャオのオマンコ、とっても綺麗だ・・・」 

オマンコという卑わいな四文字言葉を聞いてシャオは全身をピンク色に染めてイヤイヤをする。 

「シャオ、今すぐ気持ちよくさせてあげるからね・・・」 

太助はそう言うと、肉の鞘の上からシャオの肉芽を舐め上げた。 

「ひいっ!!」

未体験の感覚に、シャオは思わず情けない声を上げる。 

「ああっ・・・もう止めてください・・・そこは、そこは汚いですからぁ・・・」 

シャオはすがりつくようにそう言った。

しかし、太助は淫裂への愛撫を止めようとはしない。いや、むしろ先ほどのシャオの反応に自信を得て、さらに肉鞘の上から敏感な肉芽の部分を集中的に舐め始めた。 

「いや・・・いやぁ・・・ああ・・・汚いです・・・汚いですからぁ・・・」 

シャオは全身をピンク色に染めて汚辱感と羞恥心とを感じながら、必死で太助の愛撫に耐えていた。しかし、そのうちに汚辱感でも羞恥心でもない妖しい感覚が自分の躯にじわじわとわき起こってくるのを感じていた。 

その感覚は、明らかに太助が愛撫している場所を中心にわき起こってきたものだった。生まれて初めてのその感覚に、シャオは戸惑った。 

「ああ・・・いやぁ・・・ああ・・・駄目ぇ・・・」 

シャオの上げる声に僅かだがだんだんと甘い嬌声が混じってくる。 

太助は左手で肉の鞘からもっとも感じる肉芽をくるりとむき出しにして舌先で舐め上げた。 

「ひゃうぅぅっ!!」

シャオは情けない声を上げて、腰をびくんっと浮き上がらせた。 

そのうち、シャオの淫裂から太助の唾液とは明らかに違った透明な粘液がしみ出てくるのが分かった。 

太助は右手の人指し指と中指を使ってその粘液をすくいとり、シャオの顔の前に突きだすとにちゃにちゃと指を擦りあわせて糸を引かせると言った。 

「シャオ、シャオも感じてくれてるんだね。こんなに濡れてきたよ・・・」 

シャオは、何故、自分の躯がそんな反応を示すのか分からなかった。ただ、何故だかとても恥ずかしい気持ちがして両手で真っ赤に染まった顔を隠すとイヤイヤをした。 

太助は、右手を使って肉唇の部分を広げると、愛液を垂らしている膣孔から小さな尿道孔に至るまで、口を使ってずるずると音を立てて啜り上げた。 

「ああっ!!・・・いやぁっ!!・・・汚いですっ!!」 

シャオは陰部を啜られる汚辱感にわなないた。

しかし、太助はかまわずにずるずると続けて啜り上げると顔を上げて言った。 

「シャオ、汚くなんてないよ。シャオのマンコ汁とっても美味しいよ・・・」 

シャオは、太助の卑猥なせりふを聞いて、真っ赤に染まった顔を力なく左右に振った。 

太助は啜り上げるのを止めると、今度は右手の中指をシャオの垂らした粘液にからめて濡らすと、ゆっくりとシャオの膣肉の中に沈めていった。 

「・・・ああ・・・イヤぁ・・・」

シャオは、自分の胎内に異物が侵入してくる感覚に全身を震わせた。 

太助は、膨らみ始めたクリトリスを舌先で何度も舐め上げながら、ゆっくりと中指を膣肉の奥へと進めた。そのうちに、指先が柔らかな壁にぶつかる。二度三度その感触を確かめたあと、太助は言った。 

「シャオ、初めてなんだね。オレ、嬉しいよ・・・」 

シャオは、何が初めてなのか、それすらも分からなかった。ただ、僅かだが、太助に今の行為をもっと続けてほしいと思う気持ちがどこからか芽生え始めているのを感じていた。 

太助は、右手の中指で膣内の浅いところをやさしく抉りながら、ぴちゃぴちゃと淫らな音を立てて、だんだんと膨らんでくる肉芽を肉鞘の上から集中的に舐め続けた。 

「あん・・・ああ・・・駄目・・・駄目ぇ・・・」 

シャオの上げる声に、僅かではあったが明らかに喜びからでる嬌声が混じってきた。 

シャオは、だんだんとわき起こってくる奇妙な感覚に戸惑っていた。しかし、その奇妙な感覚は決して不快なものではなく、肉体はさらにもっとその感覚を味わおうと敏感な神経を愛撫されている場所に集中させる。 

「・・・あん・・・ああっ・・・そこは・・・きたな・・・ひっ・・・」 

太助が愛撫している部分からシャオの肉体にあからさまな快感が走る。それは、オナニーの経験すら無いシャオにとって生まれて初めての快感だった。そして、その快感をもっと求めてしまう自分の肉体が、シャオはまるで自分の肉体ではないように感じていた。 

「シャオ、すごいよ、こんなにびしょびしょになってる・・・」 

太助は膣肉の浅瀬で出し入れしていた中指を抜き取ると、もう一度、シャオの目の前にもっていって、にちゃにちゃと指を擦りあわせるようにして糸を引いているところを見せつけるようにした。 

「ああっ・・・イヤですっ・・・イヤぁ・・・」 

シャオはピンク色に染まった頬をいっそう赤く染めて力なく首を左右に振った。 

太助は今度は媚肉に沈める指に人指し指を加えて二本にすると、それをゆっくりとシャオの膣内に沈めていった。 

「あうっ・・・イヤぁ・・・」

シャオは、再び異物を胎内に挿入される感覚に身を震わせた。しかも、今度は先ほどよりももっと太い。しかし、シャオには先ほど指を入れられた時ほどの恥辱感はなかった。躯の芯がぼんやりと熱くて、その熱を鎮めてくれるなら太助に何をされてもかまわないという気さえしていた。 

太助は、痛いほどにしこりっきったクリトリスを、ぴちゃぴちゃと淫媚な音を立てて舌先で舐めあげながら、媚肉に挿入した人指し指と中指を膣内の浅いところで抉るように出し入れする。太助の指と舌が蠢くその度に、快感がシャオの肉体と精神を責めさいなむ。 

「あん・・・ああっ・・・もう、駄目ぇ・・・あうっ・・・」 

シャオは、甘い啜り泣きをもらしながら、無意識のうちに下半身を淫らにくねらせていた。 

シャオの思いもよらない行動に、太助は内心驚き、そして喜んでいた。 

あの清楚で汚れを知らない少女だったシャオが、もっと愛撫をねだるように自ら腰を振っているのだ。そして、紛れもなくオレの愛撫がシャオをここまで追いつめているのだ。その事実に内心太助は躍り上がって喜びたいような気分だった。 

「・・・ああっ・・・あん・・・駄目、駄目ぇ・・・」 

「どうだい、シャオ、気持ちいいかい?」

「ひい・・・やあっ、ああぁ」

シャオは、目を閉じたまま何度もコクリコクリと頷いて太助の問いかけに答える。 

「どうだい、シャオ、もっと気持ちよくしてほしいかい?」 

「ひい・・・ああぁ・・・は、はい・・・」

今度は、シャオの口からはっきりと『はい』という返事が返ってきた。 

「いい子だ、シャオ。少しの間、このままの格好で待っていてくれるね?」 

そう言うと、太助は愛撫を止めて立ち上がった。 

「ああっ・・・やあっ!!」

シャオは、無意識のうちに太助の手を追いかけるように引き締まった腰を振った。 

太助は立ち上がると、部屋を出て、ルーアンの部屋に向かった。ルーアンの部屋に入ると、ドレッサーの引き出しを開ける。そこには、ルーアンが自分を慰めるときに使う様々な性具が入っていることを太助は知っていた。その中から、太助はピンク色をしたパールローターを取り出すと、自分の部屋へと戻チてきた。部屋へ戻ると、シャオは言われたとうりに、そのままの格好で待っていた。 

シャオは、待っている間に、服を着てしまおうと何度も思ったが、押さえる事の出来ない淫らな微熱を帯びたこの身体を鎮めてくれるのは太助様しかいないと思い、両手を胸の前で合わせて祈るような格好で両目を瞑り、不安と期待とが入り交じったような複雑な気持ちで、黙って太助が戻って来るのを待っていた。 

「いい子だ、シャオ。ちゃんと言われたとうりに待っていてくれたんだね。オレ、嬉しいよ・・・」 

太助はそう言うと、シャオの股間の前に座り込んだ。 

シャオは、あらためて自分が、最愛なるご主人様の目の前に、自分でも見たことのないもっとも恥ずかしい部分を曝していることを思い知って、気が遠くなるような気持ちがしていた。ましてや、いまのそこは自分の垂らした体液と太助の唾液ででぬるぬるに汚れてしまっているのだ。 

「ああっ、お願いします・・・見ないで、見ないでください・・・」 

「・・・可愛いよ、シャオ・・・」

太助はそう言うと、パールローターからのびているコードの先につながったコントロールボックスのスイッチを入れた。すると、パールローターはモーターの作動音をさせて震えはじめた。 

そのジージーというモーターの音に怯えて、シャオはうっすらと目を開けた。 

「いやです、怖いです・・・」

目の前でパールローターがジージーと音を立てながら震えている。太助はそれを自分の唾液で濡らすとシャオの淫裂にそっと触れさせた。 

「ひあっ!!、ああっ!!」

シャオの裸身がびくんっと跳ねた。太助の丁寧な愛撫によって普段よりもずっと敏感になっている粘膜に、機械だからこそ与えることが出来る無機質な振動は、それほどまでに強烈な快感をシャオに与えた。 

すでに指をつかって広げる必要もないほど、シャオの淫裂はぱっくりと物欲しげに口を開いていて、内側の淡いピンク色の肉唇も、その上のほうで痛いほどしこりきったクリトリスも顔を覗かせていて、肛門のあたりまでまで透明な粘液を垂らし濡れ光っていた。 

太助はバイブレーターをシャオの膣内の浅いところに沈めていった。ゆっくりと処女膜を傷つけないように注意しながら。 

「ひいっ・・・ああぁっ・・・」

機械が与え続ける容赦ない振動の前に、シャオの柔肉はどろどろにかき混ぜられ、生まれて初めてのエクスタシーにむかってどんどんと追いつめられていく。 

太助は今度は空いた左手と口を使ってシャオの胸を責め弄りだした。 

優しく根こそぎ揉みしだきながら、すでに硬く充血した乳首を舐め、しゃぶり、時に強く吸うようにしたかと思えば、軽く歯を立てて優しく噛んだりもする。 

「ひいっ、やあっ・・・ああっ」

生まれて初めてのエクスタシーがもう目の前に迫っていた。 

「ひあっ・・・ああっ・・・も、もう・・・だ・・・め・・・」 

シャオが、生まれて初めて味わう激烈なエクスタシーに身をまかせようとした瞬間、ずるりとバイブレーターが膣肉から引き抜かれた。 

「イヤあっ!!」

シャオは、思わず声をあげて太助のとった行動を非難した。 

「ああぁっ・・・わたし・・・まだ・・・お願いします・・・もう・・・少しなんです・・・」 

シャオは、しなやかな腰を淫らに振り、自らバイブレーターをねだる。 

もはやシャオは、月の精霊守護月天ではなく、肉欲に抗う術をもたない一人の少女にすぎなかった。 

その淫らな姿を見て、太助は高まりを押さえきれなくなって言った。 

「シャオ、オレ、もう、我慢出来ないよ。いいだろう?入れるよ?」 

シャオは何を入れられるのかも分からなかった。ただ、今のこの燃えるような躯の疼きをどうにかしてほしかった。目の前にしてお預けになったオルガスムスの瞬間、それだけが欲しかった。それが今のすべてだった。 

「ああっ・・・お願いします・・・。・・・なんでも・・・なんでも太助様の思いどうりにしてかまいませんからぁ・・・。・・・お願いします・・・もっと、もっと気持ちいいことを・・・して・・・してください・・・」 

こうなると快楽の経験の無いシャオはもろかった。ついに、肉欲に負けて隷従の言葉を発した。 

「分かったよ、シャオ、今すぐに入れてあげるからね・・・」 

太助はそう言うと、シャオの上にのしかかり、シャオの腰を両腕でがっちりと掴んだ。そして、欲棒の先端をぴたりとシャオの愛液でぬめる肉の小穴にあてがうと、ゆっくりと腰を突きだしていった。やがて、欲棒の先端が柔らかな抵抗に突き当たる。その抵抗を太助が一気に突き破り、さらに奥へと侵入を遂げた時、シャオの中で何か大切なものがぷつんっと音を立てて切れたような気がした。 

「うはぁっ!!」

シャオは、声にならない悲鳴をあげると、びくんっと身体を弓なりに反らせた。 

まるで身体を引き裂かれるような痛みがシャオを襲う。 

「イヤあぁっ!!痛いっ!!痛いぃぃっ!!」

シャオは、身をよじって逃れようとした。しかし、男の力で腰をがっちりと掴まれ、肉茎を埋め込まれた状態では、下半身は動かすことすら出来なかった。 

太助は、痛がるシャオには構わずに、狭い膣肉を掻き分けるようにして肉茎を最深部めざして押し込んでいった。すると、まだ肉茎の根本の部分を残したところで亀頭の先端がシャオの子宮にあたった。 

太助は最深部に到達すると、しばらくの間、狭い膣内のざわめきの感触を味わいながらじっとしていた。 

「うっ・・・うぅ・・・痛い・・・痛いです・・・」 

太助が動かなくなって少し楽になったのか、シャオの苦痛を訴える声は小さくなってきた。 

シャオの膣肉の締め付けは絶品だった。無論、太助は他の女体を知っている訳ではないので比べるべくもないのだが、中のひだひだがざわざわと蠢きながらきゅうきゅうと喰い締めてきて、動かしてもいないのに太助は今にも漏らしてしまいそうだった。 

「くうぅ・・・シャオ、動かすよ・・・」

太助はそう言うと、ゆっくりと肉棒を引き抜いていった。鰓のはったカリ首が肉壁をこすりあげる。カリ首のところまで引き抜くと、今度はゆっくりと最深部まで貫いていく。そうやって、狭い膣肉の中でゆっくりと抽送を繰り返すうちに、シャオの潤みきった粘膜は、痛みとは違った感覚をゆっくりとシャオに送り込んでいく。 

「ひっ・・・ひあっ・・・ああっ・・・痛いのに・・・なんで・・・」 

大きくゆっくりと太助は肉棒を出し入れする。そのうちに、シャオの膣肉は愛液を肉棒に吐きかけながら、さらにはもっと奥まで引き込もうという気配すらみせ始める。 

初めは痛みと異物感しか感じられなかった太助のものが、狭い膣内にしっくりと馴染みはじめていた。カリ首で中の粘膜を擦りあげられる度に、そこから新たな快感がわき起こる。 

頂点を極める寸前で押しとどめられ、いったん引いていた官能の波が、また勢いを取り戻して押し寄せてくるのにさして時間はかからなかった。 

「ひあっ・・・ああっ・・・あんっ・・・う・・・あっ・・・」 

太助の鰓の張った亀頭で、敏感な粘膜を削られ、子宮口まで衝かれるその度に、信じられないような快感がシャオの全身を貫く。 

「ひっ・・・あっ・・・あんっ・・・ああっ・・・」 

太助の腰の律動に合わせて、もはや隠すことのできない甘い嬌声がシャオの口からつぎつぎと発せられる。 

その声に急かされるようにして、太助は抽送のピッチを上げた。 

「うあっ・・・あ・・・ああっ・・・ひ・・・いっ・・・」 

太助の肉棒で衝かれ続ける部分からわき起こる快感を、明らかに声に出しながら、シャオは少女だけが見せる細くて引き締まった腰をくねらせはじめていた。 

シャオの胎内からわき出す愛液で、結合部がじゅぶじゅぶと泡立ち、白く濁った雫が処女血とともに床に垂れる。 

シャオは長くてしなやかな脚を太助の腰にまわすように絡めさせながら、太助の腰に自らの腰をぶつけるようにしていく。 

「あっ、やあっ・・・うあっ・・・あっ・・・」 

「うあ・・・いいかい、気持ちいいのかい?シャオぉ」 

とてもいつもの清楚なシャオからは考えられない淫らな声をあげながら、シャオは幾度も頷く。 

「ひあっ・・・ああっ・・・い・・・いいですぅ・・・」 

シャオはそう言うと、ピンク色に染めた全身を激しく震わせた。 

太助は我慢の限界をとうに超えているのに肉棒を激しく出し入れする。シャオは背中をのけ反らせて腰を回すようにして太助の肉棒をもっと味わおうとする。 

肉と肉のぶつかる鈍い音が部屋中に響く。

太助は両手をシャオの胸に回して、真っ白な胸を根こそぎ揉みしだき、頂上ですでに硬く勃起している乳首をペロペロと舐め、しゃぶり、弄る。 

「ひあっ!!・・・ああっ!!・・・うっ・・・あっ・・・」 

待ちこがれていた瞬間が目の前に迫っていた。

シャオは、腹の上の太助が何よりも愛しく思えた。 

「ふあっ・・・ああっ・・・わたし・・・も・・・もう・・・ああっ!!」 

しなやかな裸体が反り返った。エクスタシーの頂点が近づいていた。さっきは直前で手にすることができなかった快楽の瞬間を逃すまいと、しなやかな腰が淫らにうねりながら、くわえ込まされた肉茎をきゅうきゅうと喰い締める。 

「ひいっ!・・・イクっ!!イっちゃう!!」

ついにその瞬間が訪れた。目の前が真っ白にスパークして何もかもが分からなくなる。 

「ひあぁぁっ!!」

シャオの身体がびくんっと大きく跳ねた。。

信じられないくらいの締め付けが太助を襲う。

「うあっ!!出る、出ちゃうよ、シャオ!!」

シャオの一番深いところに肉棒を押し込むと、太助は猛りに猛りきった欲望を爆発させた。 

大量の精液が、汚れを知らない胎内にびゅっびゅっと注ぎ込まれていく。太助の肉棒が灼熱のマグマのようなザーメンをにシャオの子宮めがけて何度も収縮しながら大量に吹き出している。 

「ひあっ!!ああっ!!熱うぅぅ!!」

やがて、太助は長く激烈な射精を終えると、ぐったりとシャオの身体の上にもたれて荒い息をついた。 

 

二人は、抱き合ったまましばらくの間、荒く息をつきながらそのままじっとしていた。 

先に沈黙を破ったのは太助の方だった。

「シャオ、すまなかった。オレ、無理矢理シャオのことを・・・」 

シャオは目を瞑ったままぽろぽろと大粒の涙をこぼしだした。 

シャオは大好きな太助様に抱かれているというのに、何故だか分からないが、とても悲しかった。 

自分が、大切なものを無くしてしまって、自分が自分で無くなってしまったような気がして悲しかった。 

「シャオ、いまさらこんな事言える立場じゃないことをわかってるけど、オレは・・・シャオを放したくない。ずっと側にいてほしい。オレはシャオが好き、いや、・・・シャオ・・・シャオを愛してるんだ」 

シャオは驚きのあまり目を開いた。

「・・・太・・・助・・・さ・・・ま・・・」

二人は見つめあった。

太助の顔がゆっくりと近づいてくる。

もはやシャオは、言葉を発することが出来なかった。 

それは、さっき流した涙とは違う幸せの涙で胸が一杯だったから。 

「シャオ・・・」

シャオは再び目を瞑った。そして、その唇を太助の唇がが優しく塞いだ・・・。 

二人は、抱き合い、キスしたままじっとしていた。 

やがて、どちらからともなく二人は唇を放した。 

太助は言った。

「今までオレはシャオに隠していたことがある・・・」 

「・・・はい?」

「オレは本当はアブノーマルな趣味をもっているんだ・・・」 

「・・・アブノーマルな趣味?」

シャオは小さく首をかしげた。

「・・・だけれど約束する。最初のうちは、ちょっとしか変なことはしないから・・・だからシャオ、今までどうり、いや今まで以上にオレのことをご主人様として見てくれるかい?」 

シャオは、少しも躊躇する様子もなく言った。

「もちろんです。わたしのご主人様は太助様しかいません」 

「シャオ!嬉しいよ!!」

太助はそう言うとシャオをきつく抱きしめた。二人は再び見つめ合った。そしてゆっくりと互いの唇を重ね合わせ目を瞑る。そうやって、再びキスを交わす二人を背後から夕日が優しく照らしていた・・・。 

 

 

 

(END) 

 

  

 (update 99/04/01)