1.天保の改革と長崎
  老中水野忠邦の方針 : とかく悪いうわさのあった長崎にメスを入れる。
  伊澤美作守の長崎奉行就任 一人奉行制 : 黒印下知状
  鳥居耀蔵 (目付から町奉行)
  高島四郎太夫について
  『弘化雑記』に見る高島四郎太夫事件の真相
  高島の俸禄と受用銀 70俵5人扶持、42貫300匁
2.天保の改革の揺り返し
  弘化4年の江戸御用部屋でのメモ『諸事留』 : 長崎での不正防止が関心事
  寛政度の仕組みに戻る
  寅年以前
  長崎奉行与力・同心家内引越切と長崎村片淵の組屋敷の変遷
    乃武館
    英語伝習所
    長崎軍団仮病院 : 軍医総監・松本良順
    片淵監獄
3.長崎奉行所の人員構成
  奉行の家来と江戸から派遣された手附 (与力)
  五人の在崎手附のうち、三人は目安方
  長崎奉行組手附(与力)の外の遠国奉行所との対比と特長
  番方地役人 (町司・船番・御役所附・遠見番・唐人番)の「帯刀組」の与力支配
4.手附 (与力)の勤務
  俸給
  前職とその後
  約十年続いた交代勤務
5.目安方の役割
  『目安方例書』というマニュアル
6.『諸事留』、『諸事留目録』と『阿蘭陀申渡』と『犯科帳』
7.『諸事留目録』の分類
  約1200項目
8.『諸事留目録』からのいくつかの話題
    苗字差止の復帰
    闕(欠)所の例
    漂流朝鮮人請取
    市中引廻しの上死罪
    散歩阿蘭陀人お寺に賽銭を入れる