長崎と私 〜懐かしい長崎の思い出〜   橋本 新

 

1 名門磨屋小学校の思い出

 ・歴史 1873年(明治6年)県内で初めて設置された公立小学校

 ・沿革 1886年(明治19年)磨屋町に新築・移転

   1908年(明治41年)「磨屋尋常小学校」に改称

   1941年(昭和16年) 「磨屋国民小学校」に改称

   1947年(昭和22年) 「長崎市立磨屋小学校」(最終名)

   1997年(平成9年) 統廃合により閉校124年の歴史に幕を下す。

   1997年(平成9年)4月1日「長崎市立諏訪小学校」として開校。 

 ・特徴  町の中心部にあり商家やお寺、学校関係の人が多く、長崎では名家と言われれる家の子供たちがいた。

 ・行事  町内対抗の運動会、グラバー邸近辺での写生大会、ねずみ島遊泳

 ・夏休みの宿題 昆虫採集や観光名所の工作など

  

2 行事の多い長崎

@  おくんち(お宮日)

・7年に1度の踊り町が江戸時代より続いている。

幼いころ、住まいがあった本紙屋町で竜踊りで夜に火を噴いて町内を怒り走っていたことに驚いたことを思い出す。

・実家には、知り合いの踊り町から玄関前にて演じてもらい、お礼に後日お花として寄付を持って行き、おくんちの

 日本タオルが貰える。

・見物するには諏訪神社か長崎公会堂広場の桟敷席が勧められる。(公会堂広場は今年は中止)

            

A  精霊流し

 ・初盆のところは家族で作るか、または町内で作る船にお供えをする。

  両親の時には桜橋を上がり市役所どおり県庁の坂をくだり大波止の流し場に行った。町内の船は大人数になり

  県庁の前で2,3回まわり機動隊に止められたことを思い出す。とにかく爆竹と打ち上げ花火がすごい。

  町内参加の場合は、夜帰ってきてからのおにぎりが楽しみだった。

  お盆の墓参りでは墓で花火をすることが習慣となっている。

 ・町の有名な人が亡くなった時の船の大きさが見ものでもある。

              

B  ハタ揚げ  

・毎年4月頃に行われる新聞社主催の唐八景が有名だった。

・子供のころには近所の公園や橋の上からでも揚げていた。

ビードロを付けたハタの切り合いについてはコツがあり得意であった。

・勝った方は   よいやー よいやー

 

3 中島川と橋

文化資産である観光名物の眼鏡橋から上流に向かって6つ目の編笠橋の

ふもとが実家で道路を挟んで慶華園の隣にある。

 ・興福寺の2代目の住職が建てたと言われている。お寺に参拝するために橋を作ったらしい。

 ・昭和57年の長崎大水害以来、眼鏡橋は修復され各橋も大きく修復されている。実家も被害に遭った。

 ・実家の旧本紙屋町では川の石垣に干していた。当時はきれいな水であった。

 ・子供のころはトンボ取りや岸の土手での土俵を作っての相撲や、うなぎ取り、蛍狩りをしていた。

  潜水艦の船を作って遊んでいた。夏には家族で家の前の道路にバンコを出して夕涼みや将棋をしていた。

 ・眼鏡橋のランタン祭りやアジサイ祭りが有名で観光客が多い。

 ・川端の夜に照らされる外灯の明かりも風情があり情緒がある。

 

 4 寺町とお寺

 ・幸雲寺 曹洞宗 月桂山 1646年開創 桃渓橋を架けた僧卜意

 ・光永寺 浄土真宗大谷派 1614年 福沢諭吉ゆかりの地 県議会発祥

 ・光源寺 浄土真宗本願寺派 民話「産女の幽霊」の舞台、公民館のよう

 ・禅林寺 臨済禅宗 河東山 1644年 精進料理は修行のひとつ

 ・深宗寺 浄土真宗本願寺派 1615年 布教活動に一役買った地獄絵図

 ・三宝寺 浄土宗 萬年山  1623年 大きい閻魔様の立体像        

 ・浄安寺 浄土宗 東雲山  1624年 ハタ好き和尚の巨大バラモン

 ・興福寺 黄檗宗 東明山 1620年 隠元が日本で広めたゆかりの地

 ・延命寺 真言宗 医王山 1626年 賓頭盧尊者の像 流れ着いた仏像

 ・長照寺 日蓮宗 光栄山 1636年 西川如見と「長崎夜話草」

 ・晧臺寺 曹洞宗 海雲山 1608年 仁王門と大仏殿 「沈黙」の小説

 ・大音寺 浄土宗 正覚山 1614年 こんにゃくレンガの門 大亀の塔

 ・発心寺 浄土真宗本願寺派1710年 長崎で最も古い梵鐘

・大光寺 浄土真宗本願寺派 1614年 活版界のカリスマ本木昇造

・崇福寺 黄檗宗 聖寿山 1629年 飢饉を救った大鍋と福砂屋の関係

 ・八坂神社 祇園祭 ほうずき市

 ・清水寺 黄檗様式を取り入れた長崎らしさあふれる寺院 写経ができる

 

 5 印象に残る        好きな長崎の歌

 ・長崎ブルース (青江三奈)     ・長崎は今日も雨だった(前川 清)

 ・思案橋ブルース(コロラティ―ノ)     ・長崎の夜はむらさき (瀬川 映子)

 ・長崎から船に乗って(五木ひろし)  ・長崎物語 (小畑 実)

 ・長崎シャンソン(若原 一郎)     ・長崎のザボン売り(岡 晴夫)

 ・長崎の鐘   (藤山 一郎)      ・長崎の花売り娘 (岡 晴夫)

 ・長崎の蝶々さん(美空 ひばり)   ・長崎の女 (春日 八郎)

 ・長崎ぶらぶら節        ・島原の子守歌

 ・長崎の雨   (川中 美幸)     ・長崎のランタン娘 (小畑 実)

 ・長崎夜曲   (鶴田 浩二)     ・「あの子」山里小学校第二校歌

  「あの子」は、山里小学校の第二の校歌として平和を願って歌い継がれています。?

  昭和24(1949)113日に除幕式が行なわれた以後、毎年この日の前後に

  「あの子らの碑」の前で「平和祈念式」が行なわれ平和の誓いを新たにし、

  この時「あの子」が合唱されます。
? 「あの子(永井隆博士作詞)」のパネルが、児童記念館(原爆資料室)の外壁(あの子らの丘側)

  に設置されてあります。

 

 

 6 長崎まちなか 中通り

・町名の由来 

 新大工町 本紙屋町 鍛冶屋町 桶屋町 油屋町 船大工町 ?屋町

・「お曲がり猫」と呼ばれる猫が中通りには多い

・「寺請制度」の由来

・眼鏡橋を作った興福寺二代目の住職

・「長崎町人文化」

・お寺からはじまった町の繁栄

・長崎最古の商店街「中通り」

 岩永梅壽軒   くろせ弘風堂   日向屋    ニューヨーク堂

 荒木鰹節店   日の出饅頭   馬場骨董店  本田昆布店

 中山美六堂   鯛政    井手蒲鉾店   悦善

  よこはま    川端饅頭

 

     7 長崎でのFP活動 

  @  FPを勉強して良かったと思うこと   FPとは ?

  A  これまでの講演の事例

・「市民生活に密着した 税・年金・保険」

・「生きていくための経済から考える備え」など

 

  B  長崎FP顧客・就活の事例

・介護について地域包括支援センターの利用

・公証人役場による遺言書作成

・司法書士への支援

・家の売却について不動産会社へのコンタクト

・被爆者手帳の有難さ

・墓・仏壇の考え方

・有料老人ホーム調査                  (参考)

施設種別

名称

月額費用

入居時費用

介護度・特徴

介護老人施設

三原の園

4〜7万円

なし

リハビリ

有料老人ホ―ム

新里浦上

22万以上

45万以上

介護度問わず

有料老人ホ―ム

ウェルズライフ大手

20万以上

36万以上

介護度問わず

有料老人ホ―ム

長与安心ハウス

19万以上

なし

介護度問わず

サ・高・住

長崎諏訪の杜

18万以上

126

介護可

有料老人ホ―ム

アンム―ト桜馬場

20万以上

60万以上

介護度問わず