シーボルトの好奇心(1)

レポーター:堀 憲昭


1)シーボルト展は尽きない
・1935年(昭和10年)「シーボルト資料展」(日独文化協会、日本医学会、東京博物館共催)
・1980年(昭和55年)「川原慶賀展」(日本経済新聞、西武美術館主催、講談社協力)
・1986年(昭和61年)「長崎・出島展」(NHKサービスセンター、シーボルト・カウンシル主催、小学館協力)
・1988年(昭和63年)「シーボルトと日本」(朝日新聞、東京国立博物館、名古屋国立博物館共催)
・1995年(平成7年)「シーボルト旧蔵・日本植物図譜展」(小田急美術館主催、日本航空協力)
・1996年(平成8年)「シーボルト父子の見た日本」(ドイツ日本研究所、読売新聞、東京江戸博物館共催)

2)シーボルト・コレクションは江戸のタイムカプセル
・標本類:哺乳類(剥製200点)、鳥類(剥製900点)、魚類(剥製750点)、爬虫類(剥製170点)、無脊椎動物5000点、植物2000点(800点は生育)、植物標本12000点
・模型類:25分の1サイズの日本家屋(武家屋敷、商家、寺社、娼婦館、橋)
・人形類:25分の1サイズ模型(12種類の職種の違う人形、役人、商人、農民など)
・道具類:百姓道具、傘屋の道具、銀細工道具、鼈甲細工道具、眼鏡屋道具、煙草道具、塗り師道具、竹細工道具、紙漉き道具などの実物
・サンプル:和紙、鉱物、布地、織物、食物、衣類など
・絵画、地図:川原慶賀筆1200点(民俗図譜800点、植物画400点)、地図多数
・美術工芸品:葛飾北斎

3)シーボルト・コレクションの宝庫
・ライデン国立民俗学博物館、ライデン大学図書館、自然博物館、植物園
・ハーグ国立文書館、ミュヘン国立民俗学博物館、レニングラード科学アカデミー
・子孫ブランデンシュタイン=ツェッペリン家(非公開)

4)著書、研究書
・「日本」(日本版、雄松堂刊、全6巻、図譜3巻)
・「日本植物誌」(ツァウナ・ヤポニカ)(日本版、講談社刊復刻)
・「江戸参府紀行」(平凡社刊、斎藤信訳)
以上 シーボルト著作
・「シーボルト先生/其生涯乃業績」(呉秀三著、大正13年刊、平凡社)
・「シーボルト父子伝」(ハンス・ケルナー著、竹内精一訳、平凡社)
・「シーボルト」(板沢武雄著、吉川弘文館刊)

5)シーボルトが初めて日本に持ち込んだもの
画用紙、小型ピアノ

 

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