<序章>ゲーテ博物館のイチョウ土産
・フランクフルトのゲーテ生家=博物館「ゲーテハウス」でのイチョウグッズ
詩集の表紙/絵葉書/ブローチ
・ブックフェアでの「ゲーテ特別展示」でもイチョウの表紙デザイン
−ゲーテによって東洋伝来のイチョウはロマンスの象徴に−
・ゲーテのイチョウの詩/Gingo biloba-老いらくの恋
・「アルト・ハイデルベルク」誕生の陰にイチョウの恋文
1)西洋へのイチョウの伝来
・ケンペルが初めてヨーロッパに紹介(←イチョウは出島からヨーロッパに渡った)
『廻国奇観』(1717年刊)/「杏銀(注・銀杏の誤記)Ginkgo,vel Gin an,vulgo'Itsjo'」
・リンネ(植物学者)が学名をつける/Gingo biloba
学名/Gingo =属名 biloba=種小名/リンネは『廻国奇観』がこの学名の出典と明示:
リンネの記述/日本に生え、高木で幹は丸い、葉は互生し柄があり先が割れている
2)シーボルトまでのイチョウ伝来推理
・シーボルト著『フロラ・ヤポニカ』にイチョウの紹介記事
「80フィートの高さで幹は著しく太く、幹に観音像を彫刻しているのを見た」
・同書解説には「フランスには18世紀に輸入された」とある(ミクエル筆)
・関係者生没比較
ケンペル/ 1651−1716
リンネ/ 1707−1773
ツンベルク/ 1743−1828
ゲーテ/ 1749−1832
シーボルト/ 1796−1866
・ゲーテはどこでイチョウを見たか(→フランクフルト)
3)ヨーロッパのイチョウ文化
・植物園のイチョウ/フランクフルトのパルメルガルテン10本の銘木
・ハイデルベルク城公園に1本の記念樹/ゲーテの不倫の恋の舞台
・ライデン(オランダ)植物園のギンコーの木
・出版者「ギンコー・プレス」(ドイツ)/オリエンタル文化紹介
・ガラス装飾ブランド/バカラ社製品「ギンコ」/横綱貴乃花結婚式引き出物
・インターネットでの「ギンコー」を引くと
4)イチョウの超能力
・精子発見は世界的快挙/平瀬作五郎/1896年、小石川植物園の大イチョウで発見
・裸子植物の化石/地球激変で一度滅亡して1種だけ生き残る
・日本一の大イチョウ/対馬の「琴(きん)の大銀杏」(幹廻り12m)
・東京大学の校章/東京都のロゴマークはなぜイチョウか
・イチョウをシンボルマークにした学校、自治体、企業の発展
ギンコー製品まかりとおる/健康食品続々