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日蘭交流400周年にあたる今年、なかにし礼氏の「長崎ぶらぶら節」が直木賞を受賞したことは、ロマンの舞台としての長崎のイメージを高めてくれました。9月封切り予定の映画ではヒロイン愛八には吉永小百合、相方の学者古賀十二郎には渡哲也が扮して長崎ロケも敢行され、話題の的です。 |
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東京で催されてきた日蘭交流400周年記念シンポジウムの第4回のテーマを「長崎出島と古賀十二郎」としてみました。出島からオランダ人によってもたらされた西洋文化を独自の方法論で研究し、体系化して「長崎学」としたのが古賀十二郎でした。小説、映画にされるまでに至ったことを契機に出島と古賀十二郎を掘り下げてみようという試みです。 | |
古賀の生涯の著作「長崎外来語集覧」がこの7月に刊行され、出島復元の第一歩である西側復元建造物の5棟が完成したことも、今年の大きな収穫です。その意味を考えることもこの企画のもうひとつの狙いです。 |
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長崎市 |