はじめに
1 唐船造御船
(1) 長崎で建造された幕府御船
(2) 御船の構造概要
(3) 御船の運航仕組
(4) 乗組員
2 唐船造御船の国内運航状況
(1) 船の速力
(2) 史料で追う国内の航跡
3 二艘の唐船造御船
(1) 船頭嶋谷市左衛門の病気下船
(2) 初代唐船造御船の沈没
(3) 二代目唐船造御船の就航
4 唐船造御船の無人島探索
(1) 伊豆四島から乗組員十人徴集(乗組員総数四十人)
(2) 第一回目探索の失敗
(3) 第二回目探索の成功
(4) 無人島図
(5) 褒賞は無人島より持帰りの献上品払下げ
5 無人島探索と南蛮天文航法
(1) 南蛮天文航海術を初めて日本に紹介した池田好運
(2) 船頭嶋谷市左衛門は池田好運の門下生
6 二代目唐船造御船の終焉
(1) 末次平蔵の失脚
(2) 御船運営担当者の長崎奉行への移管
(3) 囲船そして解船
7 小笠原島の島名由来
(1) 小笠原宮内と大岡越前
(2) 小笠原島の島名由来は「三国通覧図説」
おわりに