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最近は、海に行くことがなくなりました。若い頃は、夏になると休みの度に海に行って泳いでいました。5Kmとか10Kmとか、かなり遠くに泳いだりしました。すごく水泳が得意と言うことではありませんが、長時間の水泳が出来ました。
先日、会社で「泳げない」と言う若い女性と話しをしました。何故、泳げないかと言うと呼吸が出来ないからだと言うのです。呼吸が出来なければ、苦しくなって泳げませんね。
陸では呼吸がちゃんと出来るのですから、水の中に入っても出来る筈です。但し、顔が水の中に入っている時に吸ったら、水が入って来て、「ゲボゲボ」となってしまいます。
泳げない、呼吸が出来ない人の殆どは、吐いていないのです。吐いていないから、吸えないのです。呼吸が出来ないのに、手や足の動きを練習しても、泳げる筈がありません。
30年くらい前に泳げない人を1日で泳げるように指導したことがあります。水への恐怖を取り除くために、足が着く、浅い場所で立って呼吸法を教えるのです。立ったまま、顔を水に漬けて、息を吐き、次に顔を水から出して息を吸うのです。自然に出来るようになる迄、繰り返し練習します。約15分練習するとコツがつかめます。
次に、プールの壁を蹴って身体を水に浮かばせて、全身を伸ばします。当然、浮いたまま、前に進みます。顔を水に漬けたまま水中で息を吐きます。そして、手で水をかくと同時に顔を上げて息を吸います。ほうら、呼吸が出来た。
と言うわけで、午前中には、呼吸が出来るようになり、午後には、25mプールを泳げるようになりました。
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