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妖精Family空を飛ぶ〜の巻

1999年05月03日作成

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空を飛ぶのがだ〜い好きな私は、誰でもかれでも空へ誘ってしまう。実家に帰る度にパラのビデオを上映して、2歳半の姪"ちーちゃん"を誘惑していました。実は、我が家では、パラは危険と敵視され、ましてや、飛びたいなんて、絶対禁句!! ところが、我が家の掟を破り、ある日ちーちゃんが言いました。「ちーちゃんも空を飛ぶ〜」と。言い出したら聞かない末娘の我が儘は皆承知。こうして妖精Familyのパラグライダー体験ツァーが決行されたのでした。ちなみに、ツァー参加メンバーは、兄夫婦と子供3人(みさと、ともや、ちさと)きょーだいの5人。
山頂に到着。飛んでる他のパラを見て「うわあっ! ふうしぇん(風船)がいっぱ〜い!!」とはしゃぐちーちゃん。今から自分も飛ぶの、分かってるのかなあ…? ベビーハーネスを身につけ、ヘルメットをかぶって本人は、すっかりその気。でも、どうみても、その後ろ姿は、子ペンギン。母親の膝に抱かれて、大空へ飛び立って行きました。もちろん、パイロットは、加藤さん。そう、初めての3人タンデムです!! 飛ぶと言う事がどこ迄分かっているのかも分からないちーちゃんの飛びたいって気持ちも、初の3人乗りで実現。しかも、お母さんと一緒だから大安心。心よく引き受けて、夢を叶えてくれた加藤さん、テイクオフ、ランディングでサポートしてくれたRolloutのみなさん、本当にありがとう。
実は、このツアーが決定して、一番ウキウキと浮かれていたのは、お父さん(My兄貴)。行く前から、何度も何度も「オレも飛べるかな〜」とつぶやいていました。ちーちゃんのフライトが終わり、次は自分…と思っていたみさと。ところが、風が強くなり、白羽の矢は、体重の重いお父さんに。がっかりする娘を思いやる気持ちは、はるか彼方へ。一人でウキウキ、ニヤニヤ。「お父さん、ずる〜い」と言う娘の言葉も上の空で、本当の空へ飛び立って行きました。
残るは姉弟2人。青垣に来るまでずーっと「言うとくけど、オレは、ぜーったい飛ばん」と、飛ぶ事をかたくなに拒否し続けたともや。ところが、「飛ばへんけど、もしも、飛びたいと言ったら飛べるかな〜」と言い出した。しめしめ、み〜んなはまったぞ、とニンマリする私。でも、風は、弱まらず「2人ともだめかな〜」と聞いて、ど〜んと暗くなる2人。でも、でも再び山頂に上がって来た加藤さんの手には、パッセンジャー用ハーネス2つ。「さあ、行くよ」と、小学生2人を積んで、今日2回目の3人タンデム。暗くなっていた2人は、大喜び。テイクオフの時には、「もう死んだら死んでもええ」と思ったともやくん。ランディングして私を見るなり「これ、はまるなあ」と目を輝かす。「空から見た夕焼けは、超カンドー」とみさとちゃんも興奮している。今は、飛んでいない私に「かわいそうに、飛びたいやろ〜」と2人で口をそろえて私を泣かす。こうして、Family5人の体験ツァーは、幕を閉じたのでした。
今回のツァーは、加藤さんがビデオ撮影して、編集してプレゼントしてくれました。3歳のちーちゃんは、飛んだことなんか忘れてしまうでしょう。でも、ビデオになってちーちゃんの記憶に残りました。毎夜、毎夜行われたビデオ上映会。我が家でのパラに対する気持ちも少し氷が融けたようです。
家に帰ったちーちゃんは。「今度は、おじいちゃんも一緒に飛ぼか〜」と、90歳のおじいちゃんを誘っているとのこと。今度は、史上最高齢のパッセンジャー誕生になるのか? なる!!

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