[Ahora Seca]

世界のクリオネ展
Festa Clione Limacina



クリオネ ファミリー
クリオネ 流氷の天使:学名「クリオネ・リマキナ」和名「ハダカカメガイ」ギリシャ語のクレイオ(海の妖精)が語源。知床半島などの流氷の下に生息し、気候が暖かくなると流氷と共に姿を消す。体長2〜4センチ
クリノラ さすらいのペテン師:学名「クリノラ・キマシタ」魚屋の脇などに出没。咥えたら逃げる。咥えたら逃げる。咥えたら逃げる。空に逃げるからとてもじゃないが捕まえられない。世界中に蔓延。体長40センチ。
クリキキ 闇夜のカラス:学名「クリキキ・アオキキ」パソコンに寄生。キーボード上を脱兎の如く跳ね回り、あれよあれよという間に頼んでもいない文章を打ち込んで名前を付けて保存してしまう。クリキキに気づかないユーザはウイルスのしわざと思ってしまう。都内に出没。体長2センチ。
クリントン 真珠王:学名「クリントン・ヒラリン」なんとなく見上げた空に、おぼろげなシルエットが浮かんでいたら、大抵はこいつである。ときどき失敗してラーメンどんぶりの中に落ちてしまい、人間に食べられてしまう。農村に大量発生し都会にも流れて来る。体長6センチ。
クリゾウ アフリカの爆弾:学名「クリゾウ・パオパオ」やさしい性格で愛らしく人懐っこい笑顔で飛んで来る。つられて笑顔で見上げている人間のそばに舞い下りて、おともだちになろうとするが、大抵は失敗する。誤って踏み潰してしまうのだ。体長380メートル。
クリケロ ひっくり君:学名「クリケロ・カロッピ」おたまじゃくしの頃、放射性物質を浴びて足の代わりに羽が生えた。おかげで蛇に睨まれても宙に浮かんで睨み返す余裕を見せる。奥良瀬の清流が好き。体長4センチ。
クリパン 中日親善大使:学名「クリパン・ダガナンダ」笹の葉の裏に群れを成してたかって食べるので、そのままパンダが食べてしまう。しかし消化されないので死なずに排泄されるとまた笹の葉の裏にたかる。黒龍江省出身。体長3ミリ。
クリタン 千畳敷:学名「クリタン・ポロリ」油断しているとポロリとはみ出すところから命名された。いったい誰が油断しているのか、いったい何がポロリとはみ出すのか、謎の多い生物である。体長20センチ。
クリフォン 連絡上手:学名「クリフォン・ベルトリッチ・トーカティ」電磁波の影響で電話機に擬態化したサイボーグ。クリオネファーミリーの連絡係。受話器のような耳を持ち上げて人の耳に当てると「ひっひっひ」と鳴く。クリフォンだと気づかぬ団地の奥様は変態悪戯電話と間違えて警察に通報してしまう。もちろん通じる。体長40センチ。
クリスケ 悪郎さんちゃん:学名「クリスケ・アクロウ・ヤマダ」農薬の影響で案山子に擬態化したヒューマノイド。平素は田んぼでカラスを脅かしたりしているが、お百姓さんが寝静まった夜中に稲刈りして電気釜で炊いて食べてしまうオチャメさん。好物はカラス。体長180センチ。