雑記林花或木
[2001/12]
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(2001/12/29)マイベストシネマ2001

 今年の元旦から今日までに劇場で見た映画のベストテンをやってみよ〜(^o^)

1 :千と千尋の神隠し いやぁよかったよかった。終盤の馴れ合い気分がちょっと子供騙しな感じだったけど、夢があって幻があっておどろおどろしさが楽しい漫画だった。『ゼロになるからだが耳をすませる』ようなサントラまで買ってしまった。さすがにキャラグッズは買わなかったが。カオナシも。

2 :スターリングラード 息詰まる緊張感の連続とジュード・ロウ@スナイパーのかっこよさで好感触。蛇に睨まれた蛇である。

3 :キャスト・アウェイ ありがちなロビンソンクルーソーだが、トムハンクスの好演で見ごたえがあった。

4 :JSA どういうネタであれ、友情をテーマにした映画だから、異国人の話であっても感情移入しやすかった。

5 :アヴァロン 油断すると眠ってしまいそうな、けだるい映像かもしれないが、セピアのセカイが個性的でハマった。DVDも買ってしまった。

6 :ラッシュアワー2 大馬鹿すぎて笑いっぱなし。変なふたりの絶妙なコンビネーション。

7 :デンジャラス・ビューティ サンドラ・ブロックの、これも大馬鹿ぶりとかっこよさが適度にアメリカンブレンドされていた。

8 :ショコラ 世の中には不思議なことなど何もないのだよ関口くん。それなのに不思議な温かみ、雰囲気が出ている映画だった。

9 :メトロポリス 未来漫画らしい階層シティの楽しさ。ジャズの流れる崩壊エンディングは感動モノ。

10:ソードフィッシュ 世界を震撼させたテロの年ならではのエンディングにご祝儀を差し上げる。

 以上、ベストテンとして選んでいたら、困って、ベストファイブにしようかと思ってしまった。それは6番目以降が面白くないという意味ではなく、他にも選びたい映画があって、どちらがいいか決めるのが難しいという意味である。バニラスカイムーランルージュパールハーバー修羅雪姫(;^_^Aなんかも入れたかったが、まあ、あれだな。

 あれ

(2001/12/25)ジャパンネットバンク

 今年の春からYahooオークションの入出金口座として使っていたジャパンネットバンク、来年4月からの口座維持手数料が105円/月に変更された。3月までは無料キャンペーン期間なので、だからといって、だから、だからこそ使っているのだが、当初の予定では4月から口座維持手数料1050円/月が引き落とされるはずだった。30万円以上の残高があれば口座維持手数料は無料になるとはいえ、そんなに残高を残しておける利用者がどれほどいるのか、最初から疑問であった。何もしなくても毎月千円減っていくとなれば、俺も解約せざるおえないと考えていたし、今は他にもいろいろなネット銀行が登場しているので、乗り換えもやぶさかではないと思っていた。多分、多くの利用者が同じような考えをもっていたと思う。このままでは4月から利用者が半減することはJNB側もわかっていたのだろう。俺も予想していた。期待していた。キャンペーン期間終了ぎりぎりで口座維持手数料が無料になるんじゃないかと。無料にはならなかったが100円にまで下がったのならとりあえずOKかな。でもやっぱきびしいかな。あとはYahooオークションの参加費280円がどうにかならないかと期待している。これも4月以降は徴収されてしまう。一時停止すればいいんだけど、それもうざいし。どうせ取られるなら、1取引でいくら、という形式のほうが納得できるのだが。

(2001/12/23)ふたりのインド人

 以前から一度行きたいと思っていたカレー屋さんに行ってみた。客は一人もいないようだ。奥のほうに、ふたりのインド人がいた。俺が入っていくと「カレーですか」と聞く。「はい」「もうやってません」ああ、年末だから今年は終わりなのかなと思い「今度は来年ですか」と聞くと、困ったような顔をして

「インド人が国に帰ってしまったので」

 どっひぇぇ〜

 国に帰ったのか。どこの国だ、インドか。コックのインド人が日本に愛想をつかしたのかな。それでもうずっとやれないらしい。んじゃ看板下げろって。

 すごすごと引き上げる俺であった。

(2001/12/22)バニラ・スカイ

 トム・クルーズ、ペネロペ・クルス、キャメロン・ディアスの「夢」の狂演? 金持ちの色男が事故に巻き込まれる。それは事故か、はたまた罠か陰謀か。スリルとサスペンスの犯罪映画か、と思わせぶりなイントロダクションから始まり、終盤に向けてとんでもなく意外なストーリー展開、え?こんなのいいのか?と心配になったり、ぎょ!そっち系の映画かよ!と驚いたり。なんともはやとんでもないドンデン返しの裏技、っていうか、新鮮というか。場合によっては「なんだそりゃ」と引いてく人もいそうな展開だが、俺はこういうのは好きだぞ。トム・クルーズのファンにとっては、ちょっとショックな気分になりそうな映像だったりもして。そして、ラストまで見ると、ペネロペ・クルスに逢いたくなるような映画。猫にでも生まれ変わったら、ぜひとも逢いたい。

バニラ・スカイ:オフィシャルサイト・・・ネスケだとエラーになる

(2001/12/16)修羅雪姫

 釈由美子初主演のアクション映画。バラエティ番組の、ふんにゃか釈ちゃんとは似ても似つかない鋭い眼光で過激ハードアクションを披露する姿は鬼か悪魔か人殺しか・・・ってゆうか人殺しなんだけど、その迫力はちょっと文字では表わしきれない凄さである。これが平素、身の回りを飛んでるちっこい妖精を見てて何とも思わない・・・なんていうアブナイ釈ちゃんかと見紛うばかりである。いい女優の予感がする映画だ。

 500年も鎖国の続く国、という怪しげな設定がまた胡散臭くていい。巨大な指導者の立像の脇を走り抜ける近代的な超特急と、いまにも壊れそうな時代モノのトヨエース、『セカイ』と掲示された威圧的な建造物の林立がアブナイ。やっぱ何かチュカジンミンキョワコクを連想させるし、ああそうかもな、と思ってしまう自分もアブナイけど、多分みんなそう思ってる、ワイルドスワンなあの国のイメージ、まさに大日本帝国が鎖国でもしていたら、あるいは第二次世界大戦で勝っていたら、このような修羅なセカイになっていたかもしれないな、と思わせるような雰囲気を醸し出している。

修羅雪姫:オフィシャルサイト

(2001/12/15)スパイキッズ

 予告見てたら、ちょっといいかなと思って見に行った。いい、いい、なかなかいい、んだけど、キッズだけあって、やっぱ子供向けだった。あたりまえか。元スパイのパパとママが敵に捕まってしまい、救出に向かうガキふたり。大人がやったんじゃ、どってことないアクションを子供にやらせると面白い味が出る。子供んちょのくせに、いっちょまえにスパイのフル装備でグラサンまでかけちゃったりして、大人をキリキリ舞いさせたりする生意気な所が面白い。見ている子供が、自分も一緒に救出に向かっているようなワクワク気分になれる映画である。ほとんどお笑いムービーなんだけど、妙なモノに変身させられちゃったりして、なんだよグリンチかよ? オース珍パワーズかよ? トイズかよ? みたいな雰囲気もあってシリアスではないが、子供は喜ぶ。んで、LaQ スーパーエディション85ピースをもらって来た。レゴみたいなやつ。

スパイキッズ:オフィシャルサイト

(2001/12/14)芸能人麻薬まつり

 元斜寝るズのマーシーがミニにタコができる罪で逮捕されたことは記憶に新しい。ほとぼりも冷め沼に風呂覗きで再逮捕と尻、今度はどんなネタを考えたのだろうと楽しみにしていたが、にゃんと覚醒罪で再々逮捕となってしまった。こうなると、ミニにタコができたころからラリっていたと思われ、さすがは芸能人だと感心することしきりである。芸能人に覚醒剤、寿司にガリ、カレーに福神漬け、ラーメンにシナチクみたいなものだ。今時、覚醒剤で一生を棒に振る芸能人など、おりゃぁせん。せいぜい1シーズン棒に振るだけである。それに引き換え、パンツ盗撮、風呂覗きみたいな、芸能人らしからぬ軽犯罪だとかえって目立つ。脚光を浴びてもみっともない。デバ亀なマスコミも、シモ系ネタはこぞってワイワイはしゃぎながら取材するからもう大変である。スクープ屋なんか毎日が軽犯罪の繰り返しみたいなものなのにねぇ。正義づらして。マスコミの面々も「なんだまた覚醒剤か」と早々に引き上げていったとかいかなかったとか。んで、マーシーは何シーズン棒に振るんだろうか。お笑い芸人だからきっとまた出てくるだろう。これがス●ップの56ちゃんとかだったら、かっこよすぎて逆に復帰しづらいだろう。

 さて、そんなことはどーでもいいのだが、にゃんとウィノナ・ライダーちゃんが万引きで捕まってしまった。あにやっとんじゃ、金持ちのくせに。ウィノナ・ライダーちゃんはピチピチの30歳・・・オータム・イン・ニューヨーク、17歳のカルテなどで、か細く活躍してたのに、やっぱり麻薬でラリッてしまったらしい。2万ドルの保釈金払えるくらい金持ちなのにねぇ。2万ドルっていうと今ならだいたい250蔓延くらいかな。おれには払えねぇ。

(2001/12/05)千円理髪店

 1600円の理髪店を覗いたら混んでいたので、徘徊するうち『カット10分で1000円』の看板が目に入り、QB HOUSEという理髪店に入った。Quick Barbarという意味だろう。券売機に千円札を入れてカードを買い、番号の書いてある待合椅子に座って待つ。前に6人ほど待っていた。座席には4人の先客がカットしてもらっていた。回転が早いので、それほど待つまでもなく順番が来た。カットが終わると上部からぶら下がっているバキュームノズルで切り毛を吸い込む。洗車場の車内清掃ノズルみたいなやつだ。フロアマットになった気分である。洗髪、髭剃り一切ないので、リクライニングはしないし、洗面ボウルもない。整髪料もないので匂いがしない。終わった後、床に落ちた毛を座席の下に掃き入れたのには目を見張った。そういう構造になっているのだ。徹底的に合理的に作られている。ほんとうに10分前後で終わってしまった。もちろん追加料金も飲み直しもない。有無を言わさず刈り上げられてしまうようなこともない。女性のお客さんも来ていた。

 こいつは凄い。あれこれ注文が多かったり、似ても似つかぬのに『キムタク風に』などと言わない限り、通常の散髪ならOKである。どうしてもジェルで固めないとバランバランになっちまうような人には向いてない。リーゼントやモヒカン、ウドなども向いてない。まあほとんどの芸能人には向いてない。ヒマを持て余していて、チョキチョキ散髪してもらいながら店主とよだらもねえ世間話をするのが楽しみだ、という人にも向いてない。安いからといって、腕が悪いということでもない。早い安い、吉野家的な価格破壊床屋である。けっこう繁盛しているようだ。徐々にではあるが全国展開している。5年前から始まったらしいが、今日まで気づかなかった。そんなもんだ。

 これはいける、となれば、そのうちに猿真似業者が増えてくるだろう。980円とか900円とかで始める業者や、1000円で洗髪付きなどという業者、スタンプ10個で1回無料などという業者が乱立し、理髪店業界はますます混迷を極める。ファストカット店に寝返る理髪店も出てくるだろう。やっていけなくなり店をたたむ床屋も出てくるだろう。1000円でコーヒー&ケーキ付きは当たり前、1000円でランチ付き理髪店、1000円でライスおかわり無料理髪店、1000円で飲み放題理髪店、1000円で6か月点検無料理髪店、1000円でつなぎ放題理髪店、1000円でお金がどんどん貯まる理髪店、1000円でみるみる痩せるスリムアップ理髪店、1000円で同行家族割引理髪店、1000円でペアでヨーロッパ御招待理髪店・・・。雑居ビルは飲み屋と床屋、10階建てで床屋だらけの『歌舞伎町床屋ビル』。客引きが横行し『お兄さんお兄さん刈り時ですよ』などと引き込まれたり、『うちは10円ぽっきりですよ』などと言って後で法外な請求をされたり、『奥での飲み直しは別料金です』って香港理髪庁か。

(2001/12/04)おかげさまで六周年

 六周年です。6年間のアクセス数は86900。1年前に58900だったので28000ほど増加しました。

 ってもう4日じゃんか。すっかりド忘れしていた。

 2月にセピアに変えて、5月に早くもモノクロームに変えて今に至っている。何もかも全てモノクロにするってのは結構難しい。グレイの濃さで全てを表わさなくてはならず、『行かずリンクlink』『行ったリンクvlink』『行っちゃってるリンクactive』『被さりリンクhover』で色が変わると文字が見えなくなる可能性もあったので、この際リンクだけは色付きにしてしまった。色合いが変わらないと『行った』の『行かない』のと個人的押し問答になってしまうしね。本来なら写真も全てモノクロになるんだろうが、そこまではできなかった。

 サーバも目いっぱいだったので、写真中心にダウンサイジング、取捨選択などをして凌いでいる。記事が古いから変更というのではなく、容量が心配だから変更という更新理由がお洒落さん。このページは主題のない自分用のページなので、なんでも有りの裏返しとして、何が無くなってもいい。ただ、覚え書きとして、無くしたくない気持ちもあり、複雑な京子の五郎である。

 表紙の『らせんりんく』は441個に増えた。らせんに加えるとブックマークから外しているので、ブックマーク@お気に入りがハチャメチャにならずに済むし、会社でも出先でも使えるので、やっぱり便利である。

 BekkoameもようやくADSL対応になり、フレッツ契約にしたが、eAccessとかACCAとかのほうが安くてね、どうしようかねぇ。

(2001/12/02)アクシデンタル・スパイ

 300円を取り返すために1000円で見たジャッキーチェン主演の豪華香港アクション映画。相変わらず派手でオチャメ。「ラッシュアワー2」に引き続き、また全裸逃走シーンが出てきた。そのうちジャッキーチェンといえば全裸アクション、なんてイメージが定着しちゃいそうだ。香港、韓国、トルコとデラックスなロケシーンも満喫できる。ビビアン・スーもチョイ役で出演・・・チョイ役って言うか、大事な役どころだったりして。ハードアクションは金かかっていそうで凄いけど、大笑い率は「ラッシュアワー2」のほうが高い。

アクシデンタル・スパイ:オフィシャルサイト

(2001/12/01)ハリー・ポッターと賢者の石

 なんと映画の日ではないか。毎月1日は映画の日、1000円っちゅうのに前売り券で入ってしまった。300円の無駄遣い。とはいえ、半年も前に公開日はわからないもんなぁ。早朝初回だったので、6割くらいの入りだった。しかし昼過ぎの回には2時間も前から行列が出来ていた。

 童話本が飛ぶように売れたから、きっと映画も盛況だろう。いまだに本を読んでないから、余計な思い入れはないが、こういう不思議モノは嫌いじゃないから、2時間半飽きることもなかった。9と4分の3番線から向こうは不思議の世界。童話だから子供向けなのは当たり前か。ネバーエンディングストーリーを思い出させる。

ハリー・ポッター:オフィシャルサイト


CREATE:12/01/2001 by Kiyoharu Otake

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