*** 雑記林花或木 (ざっきばやしはなあるき) *** 
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(2004/12/30)◆マイベストシネマ2004◆ 俺が劇場で見た映画のベストテンを今年もやってみよ〜(^o^)

1 :ミスティック・リバー / 主演三人三様の複雑に絡み合った心の痛みが悲しい。

2 :スウィングガールズ / みんな頑張ったし、笑えたし、ええんでねぇが。

3 :キル・ビル2 / キル解決編、賛否両論あるけれど、俺は1のオリエンタルな馬鹿さ加減が好き。

4 :ハウルの動く城 / 千尋のほうがインパクトあったけど、あの薄汚ねえ城モノ、これはこれでジブリだなぁ。

5 :ビッグ・フィッシュ / 父子の愛情、ホラ話を映像化するとファンタジーになるんだな。

6 :ターミナル / トム・ハンクスの大笑い大ボケコント斬りぃ!

7 :アップルシード / きれいだし、モーションキャプチャーうるとらそうる。

8 :スカイキャプテン / こんなダサイ映画だかアニメだかわからん世界って素敵だ。

9 :ディープ・ブルー / 海の生物、海の神秘を堪能できてよかった。テレビでもやってるじゃん、とはいうものの。

10 :デイ・アフター・トゥモロー / いろんな異常気象を迫真の映像で楽しめた。

 今年は全35本、去年と同じくらいだった。ゴジラファイナルウォーズもあったけど、その流れでウルトラマン見るのもどうかと思うし、じゃあデビルマンはどうだとか、キューティーハニーもあるだろうってことになるが、キャシャーン見たからいいじゃん、キリないし。

 マッハ!も見事なムエタイだったけど、技だけ見ていてストーリーはありきたり、ってのもちょっと。それならCGバリバリの少林サッカーのほうが馬鹿でよいかと。

 ドーン・オブ・ザ・デッドはサラ・ポーリー主演ってとこが見どころ。最近、○○○○・オブ・ザ・デッドという名前の別作品DVDを2作ほど目にしてぐったりした。

 イン・ザ・カットはメグちゃん脱いじゃったけど、うーん微妙。

 スパイダーマン2は顔までさらして頑張ったし、キャットウーマンのハル・ベリーもエロチックでよかった。

 イノセンスもよかったけど、アップルシード入れたから、代わりに外した。一見さんお断りっぽかったし。

 80デイズもジャッキーのおかげで楽しかったけど、シュワちゃんはダサかった。

 2046はキムタクファンが見ても満足するんだろうか。

 ヴィレッジは前宣伝のがゴージャスだったりして。この人のシックス・センスは確かに好きだったけど。

 バイオハザード2もゾンビものだけど、どんどん強くなっちゃうヒロインはどーなっちゃうの?

 ヴァン・ヘルシングは見ているときは面白い、サンダーバードはちゃきちゃきの子供向けで残念。

 コールドマウンテンはいまいち肩透かし。大作と銘打たれていると、過度に期待するので、満足ハードルが高くなっちまうのだ。

 今年レンタルで見て満足したのはニコール異色作品の「ドッグヴィル」、ハーレイ・ジョエル・オスメントと爺さんたちの「ウォルター少年と夏の休日」、田辺聖子「ジョゼと虎と魚たち」

 映画館で見なくてよかったと思ったのは「ホーンテッド・マンション」「ロスト・イン・トランスレーション」「アンダーワールド」「シービスケット」

 DVD借りたことさえ後悔したのは「スパイキッズ3−D/ゲームオーバー」「キューティ・ブロンド ハッピーMAX」「シュレック2」
「チュパカブラ」←手に取った時点でわかってたじゃん

 ついでだから、記憶に残っている過去のしょーもない作品は「火山高」「火星人ゴーホーム」「えびボクサー」「最‘新’絶叫計画」

 くだらんけどなんか気になったのはキ印入ってる「散歩する惑星」

(2004/12/19)◆キル・エビル◆ キル・ビル風の黄色いデザインにデビッド・キャラダインが出ているパッケージに「キル・エビル」のタイトル、キル・ビル好きなら気になって仕方ないDVDがあったので借りてみた。おまけに「タランティーノ絶賛」なんてコメントもあり、どーなの? と思ったら、さも、タラちゃんが絶賛しそうな人殺しムービーであった。Natural Selection/The Monster Hunter/Citizen Willie、原題は違うし、キルビルより先に出来上がっていた映画だが、キルビルがヒットしたので、似たような外観にしたのだろう。まんまと乗せられてしまってレンタル料金200円も払ってしまったが、デビッド・キャラダインが出ている出ている以外に、キルビルとの因果関係は何もない。でも人殺し同士のにらみ合いというアイディアは少し面白かった。

(2004/12/18)◆ターミナル スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演のヒューマンドラマっちゅうか、コメディといっても差し支えない。クラコウジアという故郷がクーデターでパスポートを没収されてしまい、しかたなく空港で過ごす男の、とてもシリアスな話なんだけど、トム・ハンクスの天然ボケ満載で、笑いが絶えないおもろい映画である。ここに魅惑的なキャサリン・ゼタ=ジョーンズが絡んで画面に華やかさを添える。派手なアクションなどない、なんのこたぁない映画だけど、見終わってホット一息つけるような、さわやかな映画だった。実際にこんなふうに空港で足止めを食らったまま過ごしている人が何人かいるらしいが、世の中はさまざまだ。このモデルとなった人は16年も空港で暮らしているらしい。そんなふうにでも人生って成り立っているんだと思うと、それもまた不思議である。

(2004/12/10)◆おかげさまで九周年◆ 9年間のアクセス数は147300。1年前に141200だったので6100ほど増加しました。ほとんど非公開サイト並のアクセスになってしまった。まあしょーがないけど、とりあえずこのまんまの予定である。日本がイラクから撤退したとしても、このサイトは撤退しないのである。

(2004/12/04)◆ゴジラ ファイナル ウォーズ ゴジラ誕生から50周年にして最後のゴジラ映画なのだそうだ。俺が本当の子供だった頃、最初に見たのが「キングコング対ゴジラ」、小学校の映画会で、みんなでわいわい応援していた。こんな楽しい映画会は無いだろうよ。今見たらダサダサでもその頃はグレートな世界だった。その時はこれがゴジラシリーズだとは知らなかったので、ゴジラもキングコングもまたどこかで登場するだろう、くらいに思っていたのだが、世界を股にかけて暴れまわったのはゴジラ君のほうだった。

 それからだんだん俺の「身長」が成長するにしたがって、ゴジラが何してようがそれほど気にしなくなったので、全作見てきたわけではない。それでもたまに目にするゴジラは、なんやわけわからん宇宙人に操られたロボット怪獣みたいなのと奮闘していたりして、ますますどうでもよくなっていた。宇宙人が出てくると、ただでさえうそ臭い怪獣ワールドに、メカニカルなうそ臭さが山積みされてしまい、何か別な映画に見えてくる。怪獣はやはり神秘的でまがまがしい「なまもの」がいい。

 今回も宇宙人が出てくるが、ファイナルフェスティバルだからいいか。懐かしい怪獣やお馴染みの怪獣が、エンタの怪獣様のように続々登場して得意のネタを披露して下手へはけて行く。これだけで本当の子供だったら狂喜乱舞のはずだ。シリアスな戦いもあれば、ミニラと一緒になかよしごっこもあるし、宇宙人のくせにひとりで笑いを取っている北村一輝から剛力ファイターまで豪華な顔ぶれの出演者が50周年を盛り上げている。世界各国の外人が流暢な日本語を喋ってしまう胡散臭さもすばらしい。そういう意味では見ておいて損は無い記念品かもしれない。

 ゴジラが長く人気者だったのは、わりとかっこよかったからでもある。最初からヘドロ怪獣ヘドラシリーズだったら絶対続かなかったであろう。怪獣はふぁっしょなぶるでなければならない。シリーズ最後の作品などと言いながらも、マスコミのあざとさで、何年もしないうちに「あのゴジラが帰って来る!」とかやらかすんじゃないかと俺は思っているのだが、もうどうでもいいわ。

(2004/11/28)◆DVDレコーダー◆ ようやくHDDに番組録画するヤツを買った。パナのE220H、75300円、高い。しかし決め手はダブル録画、特に大晦日の民放、NHK入り乱れての乱痴気騒ぎを乗り切るには、これしかないと・・・。HDDは160GBと少ないほうだが、ほとんど取り溜めしないので多分足りるだろう。BS等は契約してないので、地上波ふたつを同時に録画する。これにいままで使っていた10000円のVHSビデオ録画デッキを繋いで、にゃんと3番組同時録画が可能となった。その時刻に家に居れば、4つめの番組をリアルタイムで見られる。こりゃすげえ、しかしそんな機会は大晦日以外に発生するとも思えないが。ともかくテープ交換やら巻き戻しする手間がないのが楽でよい。EPG番組表というのも情報が新鮮で便利だし、ドラマなんか途中から見るのはちょっとやだな、という時に、録画中の番組を先頭から追っかけ再生できるのもいい。いちばんの心配事はHDDの耐久性だったりする。

(2004/11/27)◆スカイキャプテン ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロウ、アンジェリーナ・ジョリー。いや、おもしろい漫画だ。最初に予告を見たときから、気になってしょーがなかった作品である。レトロチックな摩天楼の上を飛行機のようなロボットのような奇妙な物体が隊列を組んで飛んでくる。次には古いプロペラ機が1機飛来して、「スカイキャプテン」・・・その名を聞くと何か懐かしそうな響きであると同時に、やたら恥ずかしい気分になる。だって「スカイキャプテン」だもんなぁ。もっとこう、なんかその、かっくいい名前が、その、今ならあるじゃろ、って思ってしまう。これが子供のときに聞いたなら、まさか恥ずかしくは思うまい。「スカイキャプテンキャラメル」とかを握りしめて川べりでターザンごっこをして走り回っていたことだろう。まあそういうニュアンスの恥ずかしさである。映像のほうはほとんどCGとはいえ、マニア心をくすぐるアイテムがてんこ盛りで、セピアな気分に浸りながら楽しめる洒落た映画だと思う。

(2004/11/27)◆変身 グレーゴル・ザムザが目を覚ますと、巨大な虫になっていた。フランツ・カフカの名作を映像化。どんなおぞましい虫が出てくるのかと思ったが、たとえばスターシップ・トゥルーパーズのようなおぞましい虫が出てきたほうが、かえって救われたのではないかと思えるようなアブネイ映画かもしれない。もっともそれはカフカの意図するところであったのだろうけれど。鬱な映画なのに、プラハの町並みは幻想的で、蒸気機関車や路面電車の走るシーンは見とれるほど美しかった。とはいえ、誰にでも薦められるような映画でもないか。

(2004/11/20)◆ハウルの動く城 宮崎アニメ新作。千と千尋の感動をもう一度、と思って行っても十分に楽しめる内容だ。今度はヨーロピアンな雰囲気が舞台となる。色彩豊かに造りこんだ町並みがエキゾチックでよい。わけありのソフィー婆さんの周りに、妙ちきりんなキャラがぞくぞく出てくる。何といってもハウルの城の異様な造形はグレート・ヘンチクリンでお気に入りである。壁から染み出してくる化け物的なキャラも相変わらず健在だが、昼間のシーンが多いためか、それほどおどろおどろしさはない。それよりカカシ男のほうが怖いと思うが。愛、平和、敬老・・・いろんなテーマが交じり合った、お笑いシーンもいっぱいある楽しいアニメである。

(2004/11/06)◆80デイズ ジュール・ヴェルヌの80日間世界一周、これを読んだのは小学校の頃、まだ日本が英吉利の植民地だった頃だ。んなわけない。ノーチラス号や月ロケットが出てくるSFとは違い、もうちょっと現実味のある物語だったが、それでも妙にワクワクしながら読んでいた。自分も将来は世界一周をするぞ、なんて思ったりしたが、結局それも叶わず死んでしまうのだ、きっと。

 この映画では、召使パスパルトゥが中国人だったりするが、それがジャッキー・チェンだから面白くないわけがなく、中国の村のシーンはジャッキーのカンフーアクションの見せ場である。シュワちゃんやらサモハンやら有名スターがチョイ役で出ていたりする。主人公は発明家という設定なので、珍奇な発明の数々も面白味を添えている。ラストはなんか見ていて恥ずかしくなるほどダサかったりもするが、世界一周つまみ食いお笑い珍道中的な楽しい映画である。

(2004/11/03)◆キャットウーマン ゴージャスなハル・ベリーが露出たっぷりで飛び回る『怪奇猫女』。バットマンの敵役だったキャットウーマンが主役になって、やることはバットマンやスパイダーマンと同じだったりして。シャロン・ストーンも負けじとゴージャスぶりを発揮。ハル・ベリー・ショータイム!みたいな雰囲気のお手軽映画である。でもまあいいや。

(2004/10/24)◆2046 キムタクが出てるということで話題になっている中国映画で、まあ悪くはないんだけど。トニー・レオン扮する作家の、女遍歴と人生物語という意味では、面白い映画である。でもそこに付け加えられている、小説の中のミステリートレインとかアンドロイドに恋してどうのというサブストーリーは、どうでもいいような気がする。メインストーリーと不可思議に融合していくわけでもない。その近未来の設定や木村拓哉の役柄、木村が語る日本語ナレーションなどは、日本人から金を吸い上げるための話題づくりのオマケ程度にしか感じられない。昔の安ホテルの雑然としたダルい雰囲気は好きなんだけど、まあそれだけのことである。ついでにまったくもってSFではない。

(2004/10/01)◆スウィングガールズ 女子高生たちがジャズを演奏するという違和感が新鮮で面白い。ウォーターボーイズが意外によかったので、これも調子に乗ってその線で行ってる映画であるが、やはりそれなりに面白かった。音楽はそのまま体に響いてくるので、気分良く見ることができた。お笑いシーンも満載で、飽きることなく楽しめる。実際にはすごい猛特訓をしたらしいが、映画の上ではその猛特訓ぶりが出ていないのがちょっともったいない気がする。出ていないどころか「おめぇだよ、おめぇ、練習してねぇでが」とツッコミたくなるくらい楽に上達してしまう。そういう特訓シーンは感動の前置きとしては省けないだろう。とはいえ、映画は娯楽だからそれでいいじゃんと言えばいいじゃんなのである。

(2004/10/01)◆ヴィレッジ M.ナイト・シャマラン監督作品。シックス・センスみたいなのと同列の期待を抱いて見ると、肩透かしをくらうかもしれない。共通項は「どんでん返し」だけで、別なジャンルの映画だと思ったほうがいい。状況設定には無理があると思うが、観客を最後まで不安がらせて引っ張るお得意の手口は十分に発揮されている。

(2004/09/18)◆アイ,ロボット ロボット三原則が破られる日、それは人類が滅亡する日である。そんな感じの映画。金属で作られた、壊れにくくて強靭なロボット達がいっせいに人間に歯向かってきたら、そりゃひとたまりもあるまい。だから三原則のようなルールの上でロボット社会が成り立つような設定ができていて、人間がロボットを作るときに、そのルールを加味したプログラミングをするのだろうが、Windowsごときでもユーザに歯向かうウイルスの蔓延を許してしまうのだから、自動的あるいは人間の介在でロボットのプログラムが暴走したとしても、驚くに当たらない。何十年後かには、そういう問題がITニュースサイトに毎日のように掲載されてしまうような時代になっているのかもしれない。ロボットが家庭を歩き回る時代は、突然に到来するわけではなく、徐々に広まり、いつしかそれが当たり前になっているだろう。お掃除ロボット、留守番ロボット、警備ロボットなど、既に始まっているが、性能がまだ足りていないだけのことである。今ロボットが反乱を起こしても、ゴミにされるだけである。まだその時期ではない。将来、人間による管理が難しいほどのグローバルなロボット社会になった時こそ、チャンス到来である。とはいえ、この映画はロボットを好意的に描いているのでロボットマニアには外せない映画である。

 未来カーなども出てくる未来SFに現在の道具やクルマやバイクなどを引っ張り出す時の常套句「なにこれ、ゴムタイヤ?」「ビンテージものだ、まだまだ使えるぜ」−−−これだけで時代錯誤のオートバイを堂々と走らせることができてしまうのである。

(2004/09/12)◆リコー Caplio R1◆ ヤバイ、インターバル半年でまたデジカメを買ってしまった。それもまたリコー。ヤバイ。4年前には4か月で2個買った前科があるけど、ヤバイ。広角28mm〜135mm、400万画素、単三電池も使えるが、キャンペーンで専用充電池が付いていた。起動速度は早いが電源オフ時はちょっとのんびりしている。リトラクティングレンズシステムとかいう怪しげな機能のせいだと思う。中間のレンズを横に倒すことによってレンズ収納時の奥行きをスリム化する。OptioやExilimがレンズをスライドさせて収納しているのと、意味合いは同じで、画期的だけど、信頼性はどーなんじゃろ。前面のハンドグリップが電源スイッチになっていて、外側にスライドさせると、金属のレンズカバーがパン!っと開いて、丸いレンズがシュバっと出てくる。四角くなくて丸いところが好き。但し、他のデジカメと違うところは、この金属のレンズカバーが開閉するときのパン!という音が、かなりデカイことである。盗撮専門家には適していないが、街中で使う分には、こんな音などほとんど気にならない。いままでのリコーデジカメの丸モッチリしたデザインから、かっちりした長方形のコンパクトなデザインに変わったので、個性がなくなったとも言えるが、マニアでなくても買いやすいようなデザインになったのだと思う。小型化でボタンも出っ張り感が抑えられているが、とりたてて操作しづらいとも思わない。ズームボタンもRXより小刻みに調節できるようになったようだ。

 デジカメ履歴 、 とりあえず撮ってみたy横浜駅前

(2004/09/11)◆バイオハザード2 ミラ・ジョヴォジョヴォジョヴォジョヴォ・ジョヴォヴィッチがどんどん強くなってっちゃうゾンビゲーム。前作の閉塞感からちょっとだけ開放された市街戦、とはいえ、ゾンビうようよ、ベム・ベラ・ベロもうようよ、えぐいバイオ兵器も登場して、トロント市庁舎を破壊しまくる。スピード感があって面白い。

(2004/09/05)◆ヴァン・ヘルシング ハムナプトラの監督ってことで、見なくてもいいかと思っていたのに、おまけのヨーヨーにつられて、ついつい前売りを買ってしまった。X−メンの鉄の爪ヒュー・ジャックマンと、アンダー・ワールドで吸血鬼だったケイト・ベッキンセールが今度は吸血鬼を退治する役。CG使いまくりでダイナミックなドラキュラ@はいざます、狼男@ウォーでがんす、が所狭しと暴れまわる娯楽映画。おちゃめなフランケン@ふんが〜ふんが〜も出てくるよ。

(2004/08/31)◆アテネ五輪閉幕◆ 8月13日猛暑の中、ニギニギしく開幕した聖地アテネのオリンピックが終わった。金16、銀9、銅12、あわせて37個もメダルを獲得した日本人にとってはグレートな大会だった。

 開幕早々、金2連覇の谷たんころりん亮子、金3連覇の野村忠宏を皮切りに、独占禁止法に触れそうな勢いで柔道メダルラッシュは圧巻であった。そこまで凄かったのに、最強の井上康生はボロ負け。これぞオリンピック。

 北島康介、柴田亜衣、水泳も金、ひさびさに体操も金、15歳卓球少女@福原愛ちゃんは残念ながら予選敗退。出場できるかどうかで話題を集めたテコンドーの岡本依子もプレッシャーと身長差に負けた。野球やらサッカーやらの球技も期待されながらも不調だった。

 女子マラソンは野口みずき、前回の高橋尚子に続いて金連覇。ヒタヒタと近づくケニアのヌデレバに、何百万人の日本人が「シムラ後ろ!」と叫んだことだろう。すごいと思いながらも高橋の時のような新鮮な驚きがちょいと低いのは、「初」ではないということだけなんだけれども。でもすごい。チビなのにすごい。

 女子レスリングで多大な期待を受けていた浜口京子は銅メダル。代わりに他の選手たちが金金銀と大活躍。これもオリンピック。なにより目立っていたのは応援席を破壊する勢いのアニマル浜口であった。

 ハンマー投げの室伏広治は優勝したアドリアン・アヌシュという肛門みたいな名前のハンガリー選手のドーピング疑惑のおかげで金に昇格。どうせ金なら普通に取りたかっただろうに。

 男子マラソンでトップを走っていたブラジルのデリマ選手にアイルランドのキチガイが飛び掛るというハプニングがあり、デリマはなんとか3位入賞。まったくやるせない出来事である。確かにF1でもこやつを見た。「キリストの再臨に備えて捕まえた」とか口走るキチガイなのでまたやるだろう。今度F1に乱入してきた時は、ぜひともシューマッハの赤い跳ね馬にトドメを刺してもらいたいと思う京子の五郎である。

 なにはともあれ寝不足な五輪の夏は終わった。

(2004/08/24)◆華氏911 デブなマイケル・ムーアがジョージ・ウォーカー・ブッシュネズミ大統領の陰謀を暴いたドキュメンタリー問題作。真偽のほどは定かではないが、大変興味深い。ブッシュ就任から、911青天の霹靂を経てイラク侵略に至るまでの歴史の裏事情を面白おかしく、そして哀しく、怒りを込めて映し出している。いったいどこまでが本当なのだろうか、俺にはわからん。しかしこんな映画を作っても生きていられるアメリカは、やはり自由の国なのだ。近所の某国だったら、監督はとっくに行方不明になっているだろう。「ボウリング・フォー・コロンバイン」と同じようなインタビューシーンは印象的だが、イラクの凄惨な映像は正視できないほど強烈である。

(2004/08/07)◆リディック ピッチブラックで意表をついて生き残ったヴィン・ディーゼルが主役になってしまった。マッチョアクションなスペースオペラ的な映画で、未だかつてないスケール・・・かどうかは謎だが、予想外にいい感じにできている。根暗のモモンガみたいな名前の悪の軍団の威容を誇る宇宙船、700度の惑星の夜明け、若い頃のハンソロをさらにガラ悪くしたような賞金稼ぎも出てくるし。とりあえず完結しているけど、好評なら続編もいっちゃうぞ、なんて思っているんだろうなぁ。

(2004/08/07)◆サンダーバード 懐かしいマリオネット劇場が実写版で帰って来た。メカも今風にアレンジされていて、昔とどっちがかっこいいかというと微妙だが、まあ、雰囲気は出てる。でも黄色4号は昔のほうが、しっかり真面目に仕事しそうでカッコエエと思うがのぅ。そういう懐かしさ以外は「スパイキッズ」程度の映画、言い換えれば「大して危機感のない、お子様がんばれ映画」というノリ、もともと人形劇なのだから当然と言えば当然だけど、お子茶魔向きの映画なのである。

(2004/08/01)◆マッハ! CG、ワイヤー、スタントなしの最新映画といったら、ムエタイのマッハ!を1000円で見てきた。おもしろい。まあまあおもしろい。大喜びなほどではないが、ふつうにおもしろい。笑い所はそれほど多くない。村の若者が泥棒をやっつけに街へ行くという話で、ジャッキー・チェンの映画なんかによくあるストーリー、そのカンフーがムエタイに変わったくらいのものである。さすがにムエタイのアクションは見ごたえがある。CG、ワイヤー、早回しなしだから常識を超えた空中浮遊などはなく、おお、すごいジャンプだ、おお、すごいキックだ、と単純に楽しめる。サムロのカーチェイスなんかもマヌケで面白い。ムエタイに関係ないシーンでは早回しもあったりする。そりゃ別にどーでもいいが。それにしても、盗まれる仏像の首は、安っぽくてありがたみが感じられない。そんな安っぽい首のせいで、エライ目にあってる悪人の親分もマヌケである。登場人物はなーんかどっかで見たようなそっくりさん、みたいな感じで、さすがアジア人。

(2004/07/24)◆ディープ・ブルー CG、ワイヤー、スタントなしの最新映画といったら、ムエタイのマッハとディープ・ブルーある。襲いかかる海の役者たちも襲われる海の役者たちも、ヤラセなしの真剣勝負である。そんな弱肉強食の壮絶バトルから目を見張る美しい情景まで、海の神秘を90分に詰め込んだドキュメンタリー。テレビの特番でお馴染みのようなシーンもあるが、映画館の大スクリーンで見る価値は確かにある。圧倒的な巨大クジラの登場や、ポリ玩具みたいな深海の妙な発光生物、どうやって撮ったのかと不思議に思えるような脅威の映像の数々に目は釘付け・・・なのだが、綺麗な環境映像とバックに流れる柔らかいサウンドで映画館がリラクゼーションルームに早代わり。油断していると意識を失ってしまう可能性も高い。見たいのに寝たいという困った状態になりそうなので、体調万全で入場することをお勧めする。くれぐれもキング・アーサーを見てからハシゴしたりしないように(∵)/

(2004/07/24)◆キング・アーサー アーサー王と円卓の騎士の活躍を描いた伝説の映画。迫力ある戦闘シーン、アクの強い役者揃いで、それなりに面白かったが、長い物語から切り取ったエピソードをちょっと映画にしてみました・・・みたいな物足りなさを感じた。キーラ・ナイトレイ@グウィネヴィアは凛々しくて綺麗だったし、坊主頭のティル・シュヴァイガー@サクソン軍のシンリックは、悪辣そうで、しかしおどおどしていて、でも強かったりして、超個性的だった。クライヴ・オーウェン@アーサーは毛がふさふさしたニコラス・ケイジって感じだった。ハウルの動く城のおばあさんは髪を切った湯婆婆だった。

(2004/07/18)◆あほらしか8周年◆ 7月8日で8周年。8年間のアクセスは約426000。とくにこれといって目新しい変化は無い。ずるずると、ただ、ずるずると、なんとなくここにある。ブックマークしてあったサイトがデッドリンクになっている時の侘しさを知っているから、閉鎖する理由が出てくるまでは、このままにしておく。といっても、もう更新しない、とかいう画期的な話ではない。人生と同じように続いて行くだけである。

(2004/07/10)◆スパイダーマン2 蜘蛛助2。糸でつられた振り子のようにビルの谷間を滑空する浮遊感は相変わらずエキサイティング、とはいえ、1作目より新鮮味は薄れている。今回は、人間と蜘蛛助という二足の草鞋を履くピーター・パーカーの揺れる心を前面に押し出した苦悩のドラマとなっていて、それはそれでいい感じである。

(2004/06/27)◆ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 見ちゃった。原作読まない派としては、映画見ちゃうしかない。けっこう原作に忠実だという噂もあったので、原作読まない派としてはなおさら助かる。今回はいろいろどろどろした話で、ホラーチックで不気味さ満点、どんでん返しな話も原作読まない派ならではの新鮮さで見られる。子供たちの成長が著しいので、今後同じキャストでどこまでやっていけるのか心配だ。←特に心配はしてないか。

 大人びてきた3人を見て、なんかふと考えたが、ロンは将来、押しも押されぬ大ハリウッドスターになり、ハリーとハーマイオニーはあんなに美男美女だったのに、ハリポタ後は泣かず飛ばずで、B級映画のチョイ役しか出番がなくなっていた・・・などということにならなければいいが・・・うーむ、どっかで聞いたようなシチュエイションだな。

(2004/06/13)◆21g 人は死ぬと21グラム体重が減る、というダイエット映画。そんなことより生きてるうちに21キログラム減らしたいと思った人があっちにも、こっちにも・・・。俺は10キロでいいが。死んで21グラムなら何の重さのことかは自ずとわかる。魂の重さ、科学的根拠はないが、きっと21グラムなのだろう。まちがいない。

 ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロ、ナオミ・ワッツみんな主演。関係のない3人が、とある交通事故をきっかけに運命に操られるように出会ってゆく、なんとも切ない映画である。いい映画だけど時間軸をもてあそぶたぐいの映画進行で、脳が疲れる。時間軸に沿った映画にしたらもっといい映画になるかどうかは疑問だが、最初はちょっとひいた。くれぐれも真似しないように!(∵)/ ←誰に言ってるんじゃ?

(2004/06/05)◆デイ・アフター・トゥモロー 地球温暖化により氷河期が来るという大変に困る映画。超異常気象、大竜巻、大洪水、大寒波、次々に襲いかかる自然災害のオンパレード。地震以外は何でもござれ。ニューヨークが水の底に沈むシーンは以前に何度か見ているので慣れている。←あんじゃそりゃ。とはいえ、やはりゾっとする映像である。ストーリー展開は見る前からわかっているので、SFXの出来栄えを楽しみに見に行くという気分。で、なかなかおぞましいシーンが目白押しで見ごたえ充分。これに息子を救いに行く父との愛なんかを取り混ぜて感動巨編に仕立て上げている。宇宙人の総攻撃よりは現実味があるだけにコワイ映画である。なにはともあれ、自由の女神って絵になるねえ。

(2004/05/16)◆ドーン・オブ・ザ・デッド サラ・ポーリー主演の最新ゾンビ映画。ゾンビといえば催眠術にかけられたアニメキャラみたいに両腕を前に突き出して、たどたどしい歩き方でジワジワと寄り集まってくるモノだとばかり思っていたが、さあたいへん、この映画のゾンビーズは、そりゃもうすげえスピードで突進してくるのだ。死人が生き返った、などという形容詞が全然似合わない、生き生きとしたゾンビ・アスリート・ロッケンロールである。顔じゅう血だらけ腐れ神みたいなやつらが、そんな速さで追いかけてきたら、そりゃ仲間になるしかないわなぁ。ゾンビ映画や吸血鬼映画ってのは裏切りの連続だ。さっきまで逃げ回っていた同胞が、ちょいと噛まれただけで怨敵に早替わりして襲い掛かってくるんだからたまらない。といってもこの映画は恐怖で足が攣りそうな映画でもないが。感動の大作でもなければつまらん駄作でもない。ゾンビを楽しめるニュータイプ、しかも、救いようの無い映画である。白豚が襲い掛かってきた時には、つい、爆笑してしまった。敵は死人ということになっているので、撃退のための殺戮は何でもOK、遠慮なく凄惨なシーンが続く。ゾンビ映画の役得みたいなものだ。生々しい戦争映画のほうがかえって悲惨なのかもしれない。いろんなゾンビ映画が出てきたが、今度は、まだ少し意識の残っているゾンビを主人公にしてゾンビの視点から餌としての人間を見た映画を誰かが作ってくれるのを待とう。

(2004/05/16)◆ビッグ・フィッシュ ホラ吹き、とは言い過ぎかもしれないが、父はたくさんの作り話を子供に語って聞かせ、耳にタコができるほど聞いた子供は、もう親父の話はうんざりだと言い出す。そうやって作り出された「うそ八百の壁」に遮られて、子供には親父の本当が見えてこない。そんな親父の真実を理解したいと思ったのは、親父がもうすぐいなくなる時だった。ユアン・マクレガーが演じる若い頃の父の「おとぎ話」の数々が美しい映像となって、ホラ話を語って聞かせられる観客=子供に披露される。魔女やら巨人やら巨大魚やらと、不思議がいっぱい詰まったメルヘンチックな出来事が、ホラ話だとわかっていても、もっともっと見たい気分になってしまう。そんな所でカーチェイスシーンはいらないだろう、なんて思ったりもするけれど、いいんじゃない、この映画。

(2004/05/01)◆アップルシード 繊細で美しいCG背景描写、モーションキャプチャーによる人物の超リアルな立ち居振る舞いには、感心するやら驚くやら。単純に「アニメ」などと呼んでいいのかと思ってしまう。しかしその登場人物がアニメチックに表現されているのが、逆にとてもよい。無理にハイパーリアリズムを目指すと、どこが「アニメ」じゃ? とつっこみ入れたくなるが、これはちゃんとした「アニメ」だなぁ、と思った。

(2004/05/01)◆コールドマウンテン ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン主演のラブストーリー。愛する人のもとに帰る脱走兵と、いつ戻るとも知れぬ男を待ち続ける女。まあ、いい映画だと思うけど、ちょっと泣き所を見逃したような気分がする。暗くせつない映画の中でレニー・ゼルウィガーがひとりピエロのように笑いを誘っていた。

(2004/04/24)◆キル・ビル2 待ちに待った後編である。前編を見た日に買った前売り券にカビが生えそうなほど待った、大げさか。んで、復讐劇の再開、ちょっとずつ入り込んで来ちゃう前情報で、新鮮味は薄れているが、面白さは絶好調。いろいろな謎が解けてくる後編を見逃すわけにはいかない。Vol.2ともなれば、何も知らずに見に来て、その鬼畜映画ぶりに中途退席するような人はほとんどいないが、鬼畜度はVol.1のほうが優っている。会話シーンが多く、スピード感もちょっと鈍る。KILL IS LOVE をテーマにした桃色なVol.2より、KILL IS BAKA をテーマにした黄色なVol.1のほうが俺は好きだ。やっぱりその理由の最たるものは、妙なジャパンを舞台にした妙な雰囲気、Vol.2のマカロニウエスタンよりも珍妙オリエンタルけらも▽ぴしの中で繰り広げられるオタンチン騒動と味のあるテーマ音楽に浸っていられたことだった。Vol.2とりあえずもう1回見るけど。とりあえずDVDも買うけど。

(2004/04/24)◆CASSHERN キャシャーンがやらねば誰がやる、アニメの実写化映画だが、その昔、キャシャーンは俺の年代とちょっと外れていて真剣に見たアニメではない。そういう意味での思い入れは無いが、予告編を見てたら本編も見たくなった。紀里谷利明&宇多田ヒカル、監督と主題歌で夫婦共稼ぎ過ぎという話題性もあるし。50年も戦争が続いている荒廃した世界をCGばりばり使って表現していて、SFごころをくすぐる。キャシャーンの戦闘シーンの圧倒的スピード感も迫力がある。プロモーションビデオを見ているような映像表現なんかもあったりして、でも、それはそれでいい。元がアニメだというのに、笑いを誘うシーンが一箇所も無いという滅茶苦茶重いテーマの作品だ。

(2004/04/03)◆イン・ザ・カット メグ・ライアン主演で脱いじゃうということで、ともかく見ておかなくては、と思うのも無理はないか? その脱ぎっぷりもきっぱりしていて気分が良い。けっこう艶かしくて、こりゃええわ。ものすごく猟奇的な殺人事件が起こっているのに、なんか眠たい感じのする映画でもある。事件自体が映画の主題じゃないからだろう。もっとちゃんと犯人捜せよ、と言ってみたくなるような映画だ。お、おまえが犯人かよ! でも、ラストシーンはいい。余計なことをさせない終わり方が好きだ。

(2004/03/27)◆リコー Caplio RX◆ なんか、やっぱりこの時期になると、デジカメを買ってしまうらしい。広角が欲しかった。しかし、高級機は高いので、気軽に持って歩ける安い広角28mmというと、今のところリコーしかなく、Caplio G4 Wideなんかが気になっていた。買わなかったのは単に俺の時期とずれていただけだろう。それで、よりコンパクトになったRXの発売を知り、もう我慢できなくなって、発売日に初期ロットを買ってきてしまった。今のところちゃんと動作している。500万画素のデジカメがあるのに324万画素を新たに買うのもどうかと思うが、どうだ? 

 液晶モニタが1.8型で、見やすい。操作感も悪くない。それほど高機能ではないので、ちょっといじくっていればすぐ慣れる。乾電池が使えるのがよいが、まだ、電池の持ちの良し悪しが判らないが、専用充電池は高いので買ってない。ACアダプターも買ってないが、マニュアルを読んだら、取り付けるには電池を抜くという奇天烈な仕様になっている。なおさらいらない。SDメモリカードもDIMAGE Xの時に買った64MBが余っていたので、それを使っている。起動速度は文句なく速い。Optio550が最遅なので、なおさら早く感じる。Optio550の電源オンしてスタンバイになるまでに、CaplioRXは電源を入れて切ってまた入れることができた。電源オフは激早というほどでもないが別に問題ない。

 デジカメ履歴をhtml化してみた 、 とりあえず撮ってみた京急電車 、 とりあえず撮ってみた品川付近の船

(2004/03/14)◆イノセンス 押井守監督アニメ攻殻機動隊。オリエンタル風味とメカニカルなデザインが融合した異様な雰囲気が充満した街並みがいい。
 「いのちとは何か」というテーマ。ナマの人間の命、からだのほとんどがサイボーグになった者の命、人形の命、ロボットの命、それから、肉体を放棄して電脳ネットワークの中だけに棲む精神体、それも命なのか。
 じゃあ、生きているとは何か。肉体が死んでも精神は生きている? バイナリーコードで電脳に潜んでいるのは生きているってこと? 社会生活を放棄して一日中電脳生活をしている人は生きているのか? それはまた別な話か・・・

(2004/03/13)◆ペイチェック 消された記憶 ベン・アフレック&ユマ・サーマン、勝手に消された記憶というより、ヤバイ仕事をして、終わったらその仕事の記憶を消すという契約で金もらってるんだからしょうがない。記憶まで消したらヤバくても命は無事で済むのが普通だが、いきなり殺されそうになって、おまけに9000万ドルの報酬まで消えうせてしまう。これにはベンちゃんも怒るわ。怒っているのに、怒涛のように殺し屋に狙われて怒る暇もないほど大変な目にあうという、スリルとサスペンスのハードアクションSF映画。ブレードランナーでお馴染みのフィリップ・K・ディック原作。「アンドレカンドレは電気毛布で夢見心地か」

(2004/02/12)◆吉野家の牛丼◆ アメリカン狂牛病(牛くんの思想朦朧症候群)の騒ぎで、吉野家などの牛丼店から牛丼が消えた。それで日本中大騒ぎなわけで、俺も好きな牛丼、うまい、早い、安い、価格破壊で280円程度。これは俺の学生時代の値段より安いという、わけわからん今日子の五郎だった。、そんなお手軽な牛丼が販売中止になったのだから、騒ぐのは無理も無いけれど、人類史上もう二度と牛丼を見ることができないってわけでもないし、牛くんには悪いけど、また牛丼が食えるようになるのも、時間の問題だと思っているので、カエルくんにも悪いけど。これまでも毎日食ってたわけでもなく、せいぜい月に2〜3回と、好きな割りに頻度は少なかった。だからそれほど困らない。日本全国からラーメンが無くなったら、かなり困る。

(2004/02/07)◆ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 本編3時間20分、劇場で座ってから立つまで3時間50分、尻の痛い物語の最終章である。それでもいろんな事が次々に起こって、時の経つのも(少し)忘れるような映画である。執念深い落語家ゴラムがますます大活躍。戦闘シーンは妙なモノがぞくぞく出てくるが、迫力があって、映画の主要部分と言ってもいいくらいだ。指輪はオマケか。みんなに光が当たっているので、いったい誰が主人公なのか忘れそうな映画だった。

(2004/01/28)◆禁煙1周年◆ 禁煙はじめてから1年過ぎた。2003年1月14日の朝、最後のたばこを吸って、部屋からたばこが無くなった。20年以上吸い続けてきたたばこをやめるのは、まあそれなりに厳しかった。やめるきっかけが健康第一というよりも、金欠第一だったというのも情けない。

 もう少ししたら値上がりするという情報が入っていた頃で、いい潮時かと思ったし、値上がりしたらやめる、などと、先延ばしをしていたら、「今夜はたらふく明日からダイエット」と同じで、実現不可能になる。

 それでも去年の正月あたりは、どうしようかと迷っていたし、喫煙が生活スタイルにきっちりハマリ込んでいたので、禁煙した後の自分の日常を想像するだけで、漠然とした不安感が沸いてきた。これはもともとたばこを吸わない人には「何だそりゃ」と言われそうだが、そんなもんである。ついつい吸いたくなっちゃったら、という不安もあるが、吸わない生活が俺に成り立つのか、という恐怖、大げさだが、そんな不安が渦巻いていた。

 喫茶店でコーヒーを飲みながら、たばこを吸うのが、まさに憩いのひと時だった。禁煙したらそんな憩いが無くなってしまうと思った。職場は喫煙所以外では吸えないのでいいが、飲み会やら食事の後は吸いたくてしかたなくなるだろう、その時に我慢できるだろうかと心配した。

 以前にも何度か、禁煙、節煙と称してパイポを買ってみたりもしたが、その最中でも常にたばこを携行していた。これが敗因である。持っていても吸わなければいい、と思うが、それは無理な話だ。禁煙するなら買ってはいけない。うちの職場にも、暇さえあれば、もらいたばこをするおっさんがいる。自分で買わずに、ひとのたばこばかり吸うなど言語道断である。意地汚い。俺はそんなことはしたくなかったので、買わないことは吸えないことを意味した。

 禁煙当初は、自販機の前を通ると、たばこの銘柄や値段を確認している自分に気づいて笑った。自宅に帰ってもたばこが無いことに戸惑った。食後に違和感を覚えて、ついつい菓子を食ったりした。そのせいでもないが体重が増えた。たばこをやめると太るとはよく言われるが、代わりに菓子を食うからではなく、内臓の機能が良好になるからだと思う。「太るからたばこはやめない」などと言う人もいるが、それが単なる言い訳に過ぎないのは本人も十分承知しているはず。

 自分が吸っている時には気づかなかったが、たばこの臭いに敏感になりつつある。たばこそのものの臭いは気にならないが、たばこと口臭が入り混じった臭いはエグイ。某電気店で「いらっしゃいませ」と近寄ってきた店員のおじさんが、チェーンスモーカーの臭いを発散させていて、このおじさん、店的にヤバくない?と思った。

 1年たった今では全席禁煙のスターバックスでも憩いのひと時を過ごせるようになった。朝起きて痰が絡まなくなった。偏頭痛が減った。1か月に1万円弱かかるたばこ代、1年で12万円くらいになる。これだけあればデジカメも買える。デジカメ中毒。なにはともあれ1年過ぎたのだから、今後も逆戻りしないように気をつけていこうと思う。

(2004/01/17)◆タイムライン マイケル・クライトンのタイムマシン系SF映画、原作も読んだけど本は売り払ってしまったので、それなりに新鮮だったりして。見せ場は中世の城での戦闘シーンかな。これがタイムマシンだと言われて、大して驚きもせずに「教授を助けに行くんじゃー」とそんな驚愕のマシンにさっさと乗り込んでしまう現代っ子には脱帽である。こうした映画に付きもののタイムパラドックスもちゃんと用意してある。このパラドックスこそが、時間旅行モノの最大の楽しみと言っても過言ではない。もうひとつの楽しみが「その時代にそぐわない道具を披露する」ようなシーンだが、この映画ではそれは抑えてある。ウエルズの『タイムマシン』のような無常観はないが、まあほどほどに面白い映画だった。

(2004/01/10)◆ミスティック・リバー 幼馴染の少年3人が、25年のときを経て再び出会う。殺人事件の被害者の父、刑事、そして容疑者として。長く抱えてきた心の闇、甦る遠い記憶。懐かしく、切ない映画である。娘を殺された親の憤り、少年の頃のトラウマを引き摺る男、夫が犯人ではと戸惑う妻、さまざまな心の迷いをそれぞれの役者がうまく表現していて、見て損の無い、いい映画だと思う。ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケビン・ベーコン、この映画の主演は3人である。

(2004/01/04)◆謹賀新年2004◆ 白組圧勝、曙大敗のうちに、カウソトダウソを迎え、2004年マンキー年は明けた。格闘技ファンをナメくさったテレビ局の視聴率争いに振り回されてしまう自分も情けないが、3局同時格闘技プラス紅白豚合戦で、CMになるたびにチャンネルパチパチ変えてすごした大晦日、ほとんどのご家庭で、何のCMが流されたのか覚えてないという大晦日。テレビ局の馬鹿合戦に踊らされたのは、視聴者だけでなく、宣伝効果のほとんど無いCMに大金払ったスポンサーだったのかも。

 今年から、送ってきた人にだけ年賀状を返すシステムに切り替えた ←大げさな言い回しだ ←単にネタが浮かばなかっただけだったりして。まあしかし、そうするてぇと、賀状の中で『あーたらこーたらそーだよね?』と書いてきたメッセージに『こーたらどーたらそーですたい』と返事が書けるので便利である。ただし、双方とも賀状が来るのを待とうとしたら、音信は途絶える。はてどんなもんか? 今年からとか言いながら、来年はどうなるかわからないが。いずれにしても、どんなデザインにするかは年が開ける前に決めておきたいものである(;´o`)

 んで、今年はどうなるんだろう、俺。


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