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2006年04月27日

ニュースメモ(2006/04/23-2006/04/29)

News

【2006/04/27】
[society] 格差社会と起業
起業の成功も資産や学歴が影響する? そりゃま、「起業すれば?」は余りに勝手な言い分ですけどね。

[society] 出生率1.50に 公明党の少子化対策原案
てか時間外労働に対する上乗せ賃金の割増率引き上げって、それ素でホワイトカラーイグゼンプションと真っ向から逆行してるじゃないですか。

[society] ナショナリズムと集団性
帰属先としての家族、学校、会社、地域が崩壊し(=帰属意識が失われ)、最後に残った帰属意識は国だけになった、ってとこ。

[business] The next revolution in interactions
「より多くの21世紀企業が、コアな企業活動に特化し、他の部分をアウトソースするようになるにつれて、他の企業や顧客、サプライヤとやりとりする労働者のニーズが高まる」。いわゆる(極論すると)、「(日本には)人と接する仕事だけが残る」ってヤツですかね。

[partner style] 中津川・中2殺害 子どもの“交際”は今
最後の「デスクメモ」がしみじみしてて何か。

【2006/04/26】
[society] 企業が求める人材増と社会人基礎力の関係 (pdf)
これは面白いですね。全部塗りつぶしてる企業は、何か、分からんでもないですが、どうせなら濃淡つけて欲しい気もしますけど。

[society] 退職直後の消費性向は175%
使い切れないぐらい資産ある人ならともかく、収入が年金しか入ってこないのにいつまで生きるのかが分からないから消費を増やそうとは思わないのかも。

[society] 「2007年問題」からみる新しい農業像
定年のない定年後の自営業としての農業。そんな、やりたい、かな。

[society] ANGEL症候群
じゃあ逆の仕事はどうか、ってことですが。

[work] 職業選択は「とりあえず」が重要です
あれですか、バイトは別として学生の頃は働くということのイメージが沸きにくいため、世間でメジャーな仕事ばかりが目に付いてしまうけど、いざ仕事に就くと、防衛機制が働いて「自分の選択は間違ってなかった」という肯定的な再解釈が走るってことかな。いや、しばしば働ききらなかったりしそうですが。って訳で正しいんだけど危険でもあるかも。

[communication] 表情の基本は「確かさ」にある
お金を生む顔。

[mental] メンタルヘルス:「仕事にストレス」6割も どう保つ?心の健康
100時間、ですか。「申し出たら」という条件のありなしでどう変わるかというのも興味深いところですが。

【2006/04/25】
[society] 特集:経済格差の拡大を考える (pdf)
景気回復により、格差の議論は半年でなくなる? 言葉の流行りは冷めやすい日本人ですからそのうち沈静化するでしょうけど、それが景気回復によってということになる気は余りしないです。

[society] やさぐれる女達
貧乏クジ世代とか超就職氷河期世代とか色々言われ放題になってますが、やさぐれ世代とも言えるかも。

[society] ロンドンって、どんなとこ?
ある意味ではこうした大らかさも隣の芝だったりしますが、日本の製品・サービス品質って凄いものがありますね。消費者天国。

[society] ベルリンの学校と日本の学校・社会
クラスリレーのアナロジーは面白いかも。

[work] 就職してから気づいたこと
「あるある感」があって笑った。

[communication] 「友達の作り方」に関する雑文 (via yodakaのブックマーク)
「楽しいという感じるところが人と違う」というとこにビクリとした訳ですが。

[book] 中学受験Bible(バイブル) わが子を勝ち組にするための珠玉の方法論
不安を煽る商売やなぁ。

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2006年04月26日

「一瞬で勝負が決まる」社会

Society

就職サイトにおける学歴による入手可能な情報量格差の話や、ビジネスパーソンにおいて高い外見力がビジネスの場面で成績に影響し、年収に有意な差を生むという話はより俯瞰的な視点でみると、大きな1つの潮流を示していると考えられる。すなわち、資本主義社会は絶え間ない成長を志向するがゆえにスピードと流動性を求め、より多数の人と接する機会が増えるため、人間のある種の「選択」において瞬間的もしくは短時間に効力を発揮する能力が、(あくまで足切りの時点であるものの)より重要になるということである。

就職活動に関して言えば、インターネットの普及により、応募者にとっても情報の入手が容易になっていることから、人気企業においては1企業当たりの応募者がむしろ増加していることが想定される。正確には、総合系就職ランキングのように、ネットよって良い情報も悪い情報も一瞬で伝播してしまうため、人気の高い企業とそうでない企業とは2極化していくことが「ミスマッチ」を更に生みやすくする土壌だが、競争率の高い企業に群がっている学生から見れば競争の厳しさとしてのみ見える。結果として、企業は多数の学生を限られた期間の中で限られたリソース(人・カネ)で捌く必要があり、そのためにじっくり個別の応募者と関係を築く前に、効率の良い振るい落とし作業の必要が発生することになる。

当然ながら企業側は、高校卒業時の成績で判断していいのかといった話や、学校の成績と仕事のできるできないは必ずしも一致しないという限界は理解しているし、いわゆる偏差値が高くない大学にも逸材が眠っているかもしれないこともあり、可能な限り多くの学生に会いたいと思いつつも、限られたリソース内での効率性を求めるゆえに、あくまで確率の問題として学歴という指標をフィルタ条件として採用することになる可能性は高い。少なくとも、受験を戦い抜いた忍耐力や論理的思考力、理解力などがある程度測れるからである。その意味で、学歴以上に仕事の成績と相関する属性がもし発見されれば、それが重要なフィルタ条件となり、就職サイトにもすぐに搭載されることだろう。

仕事の場面でも、いつも同じ取引先と付き合っているだけではなく、アドホックにプロジェクトが立ち上がって人が集まるような仕事のやり方の中で、初対面で会う絶対的な人数が増えれば、「第一印象」だけで終わってしまう場合も少なくなく、長期の関係に繋げていくためにはどうしても最初の短い時間で注意を引き、相手にインパクトを与えていくことが求められ易い。

また、企業と応募者とのマッチングや仕事のパートナ探しと同様に、恋愛・結婚のようなパートナ探しの場面でも似たような状況が起こりうる。もっとも、昔は昔でも、お見合いにおいて釣書という文書レベルで会う前からある程度はフィルタリングされていた訳だが、結婚してから深まるような関係もあった。一方、昨今の合コンや出会いパーティのような場面では、外見やトーク、空気を読む力などの短い時間(1〜2時間)で相手の心を掴む能力が有力となる。

「外見力」なるものがまことしやかに語られ、特にこれまで「男は中身」とされ、おざなりになりがちだった男性のプレゼンスマネジメント (服装、身だしなみ、表情、視線、姿勢、声、話し方…などの総合的なマネジメント)が要求されてきている背景には、もちろん「社会のサービス化」が1つの理由としてあるが、もう1つの理由としてこうした「一瞬で勝負が決まる」機会が増えていることがあるのではないかと考える。もちろん、意識して打算的である訳ではないとしても、(時間的な制約などで、事実上)短い時間で、今後つき合うことがメリットになるかどうかを判断されやすい、ということであ。

それでは、こうした瞬間的な能力にはやや自信がなく、中長期的にじっくり付き合うことで良さが分かるような人はどうすればいいのだろうか。「一瞬で勝負が決まってしまう」機会の多い中で、そうした能力を強化していくことも必要ではあるが、それよりもできるだけ同じ土俵(=ルール)で戦わないようにする方が有効だろう。誰しもが、(性格テストで質問によくあるような)「初対面の人に会うのが楽しい」訳ではない。

仕事に関して言えば、アルバイトでもインターンシップでもいいが(※2)、とにかく職場の中に入り込んで、仕事の中で着実に成果を出していくことがある。そうすれば、自分にとっても自信がついてくるし、周囲の見る目も変わってくる。恋愛・結婚の場面では、学校・職場・趣味のサークルのような、否応なく同じ空間で長い時間を過ごす環境がパートナを見つける上で鍵になるのだろう(※3)。

(※2)インターンシップの期間が十分に長いかというと疑問だが、面接の時間で判断されるよりははるかにマシだ。
(※3)ただし、職場のマッチング機能はセクハラ問題に発展することを避けるため、次第に低下していくことが予想されるが。

【関連書籍】

4478770212カーネギー 心を動かす話し方―一瞬で人を惹きつける秘訣
デール カーネギー Dale Carnegie 田中 融二
ダイヤモンド社 2006-02

by G-Tools
4894511967一瞬で信じこませる話術コールドリーディング
石井 裕之
フォレスト出版 2005-06-01

by G-Tools
4822243567仕事は「外見」で決まる! コーチングのプロが教えるプレゼンスマネジメント
鈴木 義幸
日経BP社 2003-07-24

by G-Tools
4140810483初対面の教科書―おちまさとプロデュース
「おちまさとプロデュース 初対面の教科書」をつくる会
日本放送出版協会 2005-05

by G-Tools

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2006年04月22日

ニュースメモ(2006/04/16-2006/04/22)

News

【2006/04/22】
[society] 格差拡大で認識一致 (pdf)
「統計から見た日本の経済格差」記事。

[society] 日本の就業率を押し上げる女性の社会進出
景気回復により就業率が上昇に。

[society] 格差を是とする自由度の高い社会を
[society] 海外でも話題の「格差社会」
日本のあるべき社会設計は「自由度の高い社会」か「中流階層の厚み」か。

[society] 若者がデモをしない理由
「かっこいい」人は「(今のルールで)勝っている」人、だからかな。

[business] NHK「クローズアップ現代」:団塊の世代をターゲットにした商売
消費者としてはなかなか手強い? というか、明らかに露骨な「シニア向けサービス」とかやられても、気持ちはまだ若いですから気分は良くないでしょうね。後は投資系か。

[communication] 笑顔をつくる「門川式割り箸トレーニング」
笑顔の練習法。

【2006/04/21】
[society] 日本のこれからの雇用
流動性が中途半端なのが問題なのであり、現在は過渡期である、というのはそうだと思いますが、最近の安定志向や、親の公務員志向を見ると、流動性の高さは本当に望まれているものなのかがよく分からなくなってきます。

[society] 移民問題を問う~思考停止状態から脱却せよ~
受け入れるか受け入れないかではなく、どのように受け入れるか。

[society] 「生活意識に関するアンケート調査」(第25回)の結果
景況感は好転。

[work] 新入社員の方たちへ(毎日新聞4月2日朝刊)
「職場に余裕がなかった時代には」って、今は余裕ができているんですかね。

[work] 「ダイバーシティ」を超えて
真の多様性とは。

【2006/04/19】
[society] 規制緩和で格差は解消する? 拡大する?
「規制」と一言で表現するところに偉い人の狙いがあるのでしょう。強者を保護している規制もあれば、弱者を保護している規制もあります。

[society] "勝ち組"研究の必要性

[society] 正社員採用の拡大
景気回復による一時的な拡大なのか、長期的な人不足・競争優位のための人材の必要性のための拡大なのか、というところ。

[society] 就業時間からみた正規・非正規雇用者の推移
正規・非正規雇用と、パートタイム・フルタイムは別のことを指している。

[society] 地域間の所得格差は拡大しているか
中部はトヨタの影響が大きそう。

[communication] 「“美人力”というコトバは問題だ」(金田一秀穂)
「老人力」という言葉が、加齢が従来余りポジティブに捉えられていなかった、「若さ」に価値があった日本にあって、新しい視点をもたらしてくれたのに対して「美人力」はそのままだからですかね。

【2006/04/18】
日が空いて古いですが。

[society] 「格差社会」とは、所得配分の変化のことである-ブックオフ、アマゾン論
当サイトでは、「誰から誰に富が移転しているかに着目する」と言ってる話ですかね。むしろ分配という割合だからこちらの方が絶対正しいか。

[society] 学歴とは何か?

この件、コメントのタイミングを逃してしまいましたが、就職サイトにとってみれば企業がお客様なので、企業が望む機能を実装している訳ですよね。もし、学歴に変わる、より適切な選別の指標が見つかれば、すぐさまその機能が実装されるだけです。ある意味では企業が(最初のフィルタ条件として)求める条件が明確になったとも言えます。

[society] 平成17年版 労働経済の分析 人口減少社会における労働政策の課題
メディアによって、着目するところ(タイトルを引っ張ってくるところ)が若干違いますが、その他にも色々興味深いトピックがあります。

[work] 主体的の東アジア的用法
企業にとっての「主体性」とは、普通「教育や上司の指示を受けなくても(=手がかからず)企業のビジョン、ミッションを理解し、自分から率先して行動して、ビジネスを創出、責任を持って遂行し、利益を上げ続けられること」を指すように思います。

[business] 女性専用「パスタ店」? 少子化も頷ける
ある種の飯屋とか、事実上「男性専用(男性しか入っていない)」な店も多い気はするんですが。

[education] 義務教育はもはや風前の灯火?
本末転倒感はありますね。学校は社会性を身に付ける場、勉強は塾で、って住み分けになるのかな。


[partner style] 一人で生きていくこと。
何はともあれ、カネ、でしょうか。

[partner style] 卒婚
ツーカー。

[communication] モテ服
スカートでも短いのを好きな人もいれば、長いのが好きな人もいるように、「こういう人を引き付けたい」というターゲットに合わせたマーケティングでしょうね。

[communication] 男の外見力
再放送でやってましたが、あ、だから先日の顔と収入の関係のレポートが出て来たのか。「男の仕事は外見力で決まる」とか「勝てる!外見力―知的な男になる5つのヒント」とか、この手のが色々出てますね。もちろん外見力の効果は小さくないと思いますが、ちょっと不安を煽る商売っぽい気も。

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2006年04月13日

ニュースメモ(2006/04/09-2006/04/15)

News

【2006/04/13】
[society] 何故彼らは若者を煽る前に隣にいる奴を殴らないのか
言う相手が違う、と。

[business] 学びの場や職場でも恋愛感情を!?
タイトルと内容が合っているように思えないですが…品質・コスト・納期の制約でOJTの余裕がなくなっている、というのは企業にとって本質的な問題だと思われます。

[business] 美容院の上下
エクスペリエンス(体験)の値段、とも言えるかも。

[work] なんとなく働くという知恵
玄田先生が「14歳からの仕事道」とかで言ってることと(直接は違うけど)通じるような気も。これで「希望する仕事がない」(ミスマッチ)というのもさすがに辛いですし。学校の先生たちにとってはどうやってそういう知恵を学生に持たせられるかってのが悩みどころでしょうが…。

[misc] 「村八分」巡り提訴合戦
「Google八分」とかは別にして、「村八分」って言葉は久しぶりに聞きました。

[communication] Why Beauty Matters(何故イケメンほど給料が高いか) (pdf)
イケメンほど(1)自信が高い、(2)雇用者に有能であると理解(誤解)される、(3)コミュニケーション/ソーシャルスキルが高い、という分析。

【2006/04/12】
[society] 格差社会の出口は、どこに?
人のことは言えないですが、日本って、お上を信用してない割にお上に頼ってますよね。だから「自分こそは一番損してる。保障されるべきだ」という弱者主張競争になる。その矛盾が何だろうなとは思います。

[society] 「若者よ怒れ」 新宿ロフト代表の平野悠さん
最近はどうなんだろ、「熱くなる」ことがカッコ悪いという雰囲気があったように思うんですが、それ自体が偉い人の意図だったりするのかな。

[society] 小沢・新民主党は終身雇用・年功序列の復活を目指す?
実際の法制度・政策に繋が(げ)らないのは、単なるリップサービスですね。

[partner style] NHK「首都圏ネット」:団塊の世代、夫婦関係見つめ直す……えっ?
散人先生のアンチ地方/田舎はもはやエンタメの域に達してますが、これはその通りでしょうね。都会の地域活動に参加できないお父さんが、田舎の地域コミュニティにしかも「よそ者」として入って馴染めるとは余り思えません。「隣の芝」というヤツです。いつでも戻れる、電車で通えるぐらいの別荘地かな。

[communication] 政治力から分離された「コミュニケーション能力」は机上の空論
[communication] 若者自立塾、ニートの対話力不足に照準(東京)
それぞれ別の話ですが、職場における「コミュニケーション能力」なるものの本質(実態)を捉えている、と思います。実際のところ、最初メンバの1人で働く分には、「10を聞いて10理解し、実行できる」でまず十分。ただ下に人がついた時、顧客、パートナ、自社内の他の組織を動かなさいといけない時に、人間感情の生き物なため、ロジックで動かない人が出てくる中で結果を出すことが必要になってきます。雑談系の話は、「『雑談力』講座」「人を2時間飽きさせない『雑談力』」「雑談力―誰とでも無理なく話せる」とか、色々ビジネス書が出てるぐらいですから、悩んでいる人がそれだけ多いんだろうな、と。

[communication] あなたの笑顔は間違っている
ビジネスにも表情マネジメント。

【2006/04/11】
[society] 多様な働き方とその政策課題について
余りにも恣意的に使われやすいので「多様」という言葉に過剰反応するようになってしまいましたが、これはさすがに客観的っぽい。

[work] 農業担い手紹介 パソナと大分県が提携 全国展開も
農業は一見物言わぬ自然が相手のようですが、田舎流の近所付き合いがあります。
関連: [book] 農業に転職する―失敗しない体験的「実践マニュアル」

[partner style] 過熱とも見える東アジアの国際結婚 [ブログ時評53]
まぁ、原因は言葉だけの問題ではないでしょうけど…。多民族化は否応なく進んでいます。

[communication] やる気は他人からもらう、自分が与える
自己承認と他者承認の話ですね。

[subculture] ゾクセイ
ふーん、カタカナで使うんだ。って知りませんでしたが、ググってみたらそういう漫画があるんですね。

【2006/04/10】
日が空いたので、古いですが。

[society] 日本でこんなことできる?!
税金等の率が違うのでそのままでは日本と比較できませんが、かなりの水準。

[society] 日本企業が生き残るための「ダイバシティ・マネジメント」
コミュニケーションコストが上がる分容易ではなさそう。

[society] 高齢化する本人と家族 半数が30歳以上、父は平均61.6歳 ひきこもり家族の実態 さいたま市議ら全国調査 年収538万円 全国平均下回る 今後の経済状況に不安
思ったより高齢化が進んでます。

[society] 経営者側からみた正社員と非正社員
非常に明快。

[society] 「2004~2005年 海外情勢報告」諸外国における若年者雇用・能力開発対策(要約版)
海外の諸制度の比較。

[education] 高校教科書、来春から至れり尽くせり
高校教科書の2極化。一部の進学校向け以外ではもっと社会で使える内容にした方がいいのかも。

[subculture] 人口爆発を阻止する萌え
アイドリングですか。余り見ない説ですね。

[book] 正社員時代の終焉‐多様な働き手のマネジメント手法を求めて
景気回復・人材不足感から一部で正社員を増やす動きが出てきたことからすると、「終焉」と言ってしまっていいのかという疑問はあります。逆に、マネジメントが成熟していないので、現場が回らなくなってるということかもしれませんが。

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2006年04月05日

ニュースメモ(2006/04/02-2006/04/08)

News

【2006/04/05】
[society] 失業理由からみた失業構造の変容
ミスマッチと言えば産業間を含む仕事内容のというイメージがありましたが、他の要素の可能性もあるということでしょうか。

[society] 「理念の共有」が人材活用のキーワード 若年層の労働意識の変化にどう対応すべきか (pdf)
上の記事とも繋がってくる玄田先生との対談。

[society] 縦並び社会・格差の源流に迫る:倒れるまで働け
ある種の頭脳労働ですらしばしば実は「残業力」というか体力勝負だったりしますしね。勤務時間が不規則とかそういうのでも負荷はだいぶ違うと思いますが。

[partner style] 出会いがない?
「やる気」とかいう精神論よりは、本当は求めてない、ってのが一番ありそうですね。仮に周囲の目がないものとして、1人でいるのと2人でいるのと、どちらの時間が楽しいかってこと。

[misc] ニートをダシにした説教番組
[misc] ニート50人を細木がぶった斬り!
NHKの市民参加番組ですらアレなんで容易に想像されますが…頭痛ぇ。

[subculture] ツンデレ(新語探検版)
あ、新語探検にはこれまで登録されてなかったのか。てか「実際に自分が付き合う女性に対しても、こうした性格を求めるようになっている。」ってホントですか。

[book] 「MBA」恋愛戦略―最強のマーケティング理論で説く彼女獲得のしくみと方法
戦略論、マーケティング、ビジネスコミュニケーションを恋愛メソドロジとして使うという、sociologicの真面目版みたいな。取り上げているフレームワークは定番レベルで、「最強」は言い過ぎ。一種「逆」の「マーケティングは愛」の方が面白いかも?

【2006/04/04】
[society] 団塊世代の退職による消費経済波及効果について~直接的な消費押上げ効果は7兆7762億円、波及効果全体では15兆3233億円規模に〜 (pdf)
住宅・不動産、旅行関連への効果が大。

[society] 統計の景気指標は実態経済を示していない!
確かに統計的な数字だけではなく、現場の肌の感覚で捉えることは重要だと思います。ただそれが3000円の天丼でいいのかどうかは何とも言えませんが。

[society] NHKTV「日本のこれから 女の怒り・男の本音 男女共同参画というけれど」を観て
感想は昨日の通りテクノラティでいくつも見つかりますが、内容について観てない方はこちらを。

[society] 縦並び社会・格差の源流に迫る:ブレーキなき規制緩和
[society] 縦並び社会・格差の源流に迫る:竹中人脈と強者の論理
前回の反響が大きかったのか、また始まってます。

[work] とんちんかんな日経社説と気持ち悪い朝日社説~「恋をしたことがあるだろうか」とか「至らないところばかりの私たちです」とか余計なお世話だっての(爆)
「仕事は結婚に近い」。なるほど。でも退職金に対応するのは熟年離婚/年金分割、だったり。

[book] 新富裕層の消費分析—藤巻流!「勝ち組」の意識を探る
いかにもなセレブ系やヒルズ族だけじゃなくて中高年や昔ながらの中小企業経営者が取り上げられているのが興味深かったです。一括りにはできませんね。

【2006/04/03】
週末は上野公園の桜を眺めつつプラド美術館展を見に行きましたが混雑するだけの見応えがありました。

[society] 就業形態の多様化の中での日本人の働き方―日本人の働き方調査(第1 回) (pdf)
満足度とか興味深い。

[society] 少子化対策「労働環境を整えて」 本社世論調査
金銭的支援よりも労働環境の支援をというのは若年者支援と共通です。
関連: [society] 育児・介護休業法改正と両立支援の課題―育児・介護休業の対象労働者の拡大と次世代育成支援対策推進法の本格実施を受けて―(pdf)

[society] 希望格差社会からの出口
グローバル化というパンドラの箱を開けてしまった以上、当面この方向は止まらない、ということでしょうか。

[society] ハングリー精神の重要性
意欲格差はどこから生まれる?

[society] テクノラティで「日本の、これから」を検索
当然ながら自分の属性・環境に引き付けて考えるため色々な意見がありますね。番組で気になったのは、本音を引き出そうという雰囲気じゃなかったことかな。

[book] 空気のよみかた
ネットの流行りに乗っかった? 「ワルの恋愛術」とかと同じ著者。

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2006年04月01日

ニュースメモ(2006/03/26-2006/04/01)

News

【2006/04/01】
[society] 個人主義のあり方の変化-すすむ「私化」
「私化」が高いということは、協調より競争が大切ってことですよね。うーん、日本が米国より多いのは一見不思議な気がします。

[society] 英国の若年雇用対策から学ぶこと
「トランポリン」の上が「綱」渡り状態なのも妙にリアルでアレな気がしますが、「福祉から就業」は基本的に賛成。
関連: [society] 「2004~2005年 海外情勢報告」について~特集「諸外国における若年者雇用・能力開発対策」~

[society] 平成18年度・新入社員のタイプは「ブログ型」
「ブログ」には色んな要素があるから説明読まないと全然想像つきませんね。

[work] 【討論】働くことの意味
ある程度長く働かないと分からない部分が多そう。

[partner style] ワン婚
ペットブームとの連続性。というか、であれば初めから犬の方がいい気もしますけど。

[book] ニッポン不公正社会
斎藤貴男と林信吾の対談。格差本はもうおなか一杯ですが、最終章の「『空気』のファシズム 」がどんな話になってるかは気になるかな。

【2006/03/30】
[society] 様々ひろがる「格差」‐地域、産業、企業規模
地域、産業、企業規模による格差について。

[society] 格差問題を考える ~自分の望んだ人生に挑戦できるために必要なことは何か?~
「周りの意見に左右されず自分の価値観に忠実に生きたい」というのはその通りですが、その「自分の価値観」なるもの自体がすでにいかに周囲からの情報によって構築されてきているものなのか、ということですよね。

[society] 景気回復が見込まれる地域の中小企業
(あくまで以前との比較ですが)中小企業にも景気回復の傾向。

[society] 若年失業は本当に構造問題なのか
景気の問題が一番大きいというのは恐らくそうでしょう。ただ、景気悪化を影響をどの世代なのかという点で、リンク先の図から「若年失業率と全体の失業率は同じように動いている」と言ってしまっていいのかは若干疑問もありますが(全体の傾向として同じ「ように」なるのは当然なので)。

[society] 人口高齢化で日本の労働力は不足するのか(3)~社会保障システムの整備なくしては、移民受け入れは無謀~
国民総背番号制は感情的な反発が表に出やすいですが、ある意味では一部の本当に「不都合」な人たちが煽ってるとも言えますね。
参考: [society] 国民総背番号制度を冷静に考える

[business] 顧客満足度低下の背景にある「雇用の事情」と「教育の事情」
CRMの話になっていますが、どの現場でも起こっていそうな現象です。もっとも人件費を変動費にしたいというのは当然なところでもあります。

[work] ホワイトカラー・エグゼンプションについて考える~米国の労働時間法制の理念と現実 (pdf)
「多様な働き方」が社員にとってプラスになるものであり、かつホワイトカラー・エグゼンプションが「多様な働き方」を支えるものであるのであれば、黙ってても社員から要望として上がるはず。

【2006/03/28】
[society] 「団塊の世代」大量退職の影響
若年層の雇用創出や消費、投資効果により短期的にはプラスに?

[society] 21世紀活字文化プロジェクト 金が金稼ぐ「格差社会」 体験重ね自分磨きを
森永先生と重松清氏のトーク。経済格差とか、恋愛格差とか。

[society] 「人口減少」で読み解く時代―少子高齢社会へ3つの提案― (pdf)
「人口減少」を前提とした豊かな「まちづくり」「社会づくり」「人生づくり」を。

[society] 雇用破壊
「崩壊」じゃなくて「破壊」なんだ。ってことは壊した主は。

【2006/03/26】
好きだ、」を観ましたが、いつもながら宮崎あおいの演技・表情がいいですね。

[society] 新社会人白書ー採用・就職事情最前線ー
就社より就職。同じ仕事なら、会社重要ではあるかと思いますけど。

[society] 変貌する雇用環境下の日本企業の対応 (pdf)
将来の労働力不足への対応は「非正社員の雇用拡大」と「中高齢者の活用が中心」、と。

[society] ユーバーセクシュアル
メトロセクシュアル+マッチョマン。

[society] 就職氷河期被害者.com
数年で天国と地獄の差があります。運と思って自分で切り開いてくしかなさそうですが…。
関連: [society] 私たちに未来はないのか 取り残された「超就職氷河期」世代

[education] 教育に影を落す要因と実態
[education] 子育ての「格差社会」
田舎の方が教育コストが低くていいのかも。学ぶ気さえあればZ会とかきちんとやっていれば十分力つきますし圧倒的にリーズナブルです。

[partner style] セクハラにおびえる人々
先の職場の“お見合い機能”の崩壊はもちろん恋愛自由化が最も大きそうですが、他にもこのセクハラ恐怖症と、男女の給与差の減少、リスクヘッジ(同じ業界・同じ企業では共倒れになるリスクがある)といったところがありそうですね。

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