もたもたしているとネタバレを見てしまいそうだったので、仕事帰りに「この世界の片隅に」を観に。平日なら大丈夫だろうと思ってましたが満員(ネット購入しましたが)。原作は未読ですし、前情報も一切入れずなので、最初、絵柄が馴染めなかったのですが、すぐに世界に引き込まれましたね。徹底して丁寧で唸る。
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Bunkamura ザ・ミュージアム
Bunkamura ザ・ミュージアムの「ピエール・アレシンスキー」展 へ。アジアの書の影響を受けていると言われて見れば確かにそう見えなくもないですが、全体としてはあまり良さは分からず。比較的、初期の作品が好きかな。
その後散歩がてら代々木上原の大黒湯へ。昭和感に溢れた昔ながらの古い銭湯ですが、サウナだけ新しく、銭湯には珍しく広くてしっかり暑いので、都内の銭湯の中では一番いい感じ。サウナ目的なら。
東京都写真美術館
日曜美術館 アートシーンで紹介していて興味を持ったので、東京都写真美術館の「杉本博司 ロスト・ヒューマン」へ。写真展なのか分からないですが、前半は、人類が滅ぶ33のシナリオをインスタレーションとして、「今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない」から始まるテキストとともに提示するコンセプト。
似たようなテーマだと人類滅亡、12のシナリオ-オックスフォード大学等の公表したレポートよりとか明日世界を終わらせるかもしれない。人類滅亡10のシナリオとかがありますが、それよりは身近なシナリオが多いです。例えば、オリエント工業のラブドールが展示されていて、男性が自信を持てなくなって次世代が生まれなくなって滅亡するシナリオ。規模はともかく、普通に少子化は起きてますからね。全体的には面白いんですが、資本主義の行き詰まり、金本位制万歳チックな破綻シナリオは、この世代の知識層の悪いところ(金融・財政政策への無理解)が出ていてガッカリ。資本主義の問題は多々あるにせよ、自分は科学の進歩を割とナイーブに信じているところがあるので。
会期は11/13までです。
聲の形
「聲の形」を観に。安定の京アニで、文句なく出来は良かったです。歳を取ると鈍感になるのか、感情のアップダウンはますますなくなっていくので、心がザワつく感じが久しぶりで、基本的には中高生向けなんだろうと思いますね。手話が分からないと一部の会話が分からないのですが、あれは手話に関心を持って貰おうという意図なのかな。またねとかごめんなさいとか、何度も出てくるから覚えてしまいますし。
planetarian~星の人~
「planetarian~星の人~」を観に。
他のお客さんが話していたのからすると、小説版(Planetarian (VA文庫) )の通りらしいのですが、個人的には、やや蛇足感を感じたかなぁ。本編は再現度高くて良かったですね。
君の名は。
「君の名は。 」を観に。
ワンコンセプトでやや冗長感あるけど、いつもの新海節(いい意味でも悪い意味でも)を堪能できて満足。それに加えてこれまでの中では一番出来いいんじゃないですかね。客層も結構変わって来ている感ありました。
国立新美術館
終わり間近の国立新美術館に「オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展」へ。
目玉はもちろん、『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』および『都会のダンス』&『田舎のダンス』で、もちろんこれも良いのですが、個人的には『ぶらんこ』が好きで、以前のルノアール展で、ポスター額を買って部屋に飾ってたりするぐらいなので、今回改めてじっくり観れて満足。
シン・ゴジラ
話題になっていたのでレイトショーで「シン・ゴジラ」を観に。
普段怪獣映画を観ないので、これがどのレベルか分からないのですが、ワザとなのか予算がないのか、CGが時々同人っぽい偽物さを感じてイマイチ集中できなかったですが、全体としては良かったかな。自衛隊の防衛戦は、仮に首都が怪獣に攻められたらまさにこんな感じなんだろうなというリアル感があり良かったです。
Bunkamuraザ・ミュージアム
「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」展へ。今、何か世間で浮世絵が流行ってたりするんですかね。会期末だからかもしれませんが、やたらと混んでました。見応えは十分。役者や遊女を特徴で描き分けているはずではあるのですが、あまり分からなかったりして、浮世絵は江戸時代のポップカルチャーということですが、江戸時代の判子絵というヤツですか。
帰りは八幡湯まで散歩がてら。都市型銭湯であまり特徴はないですが、やはりここも浴場はリニューアルされていて綺麗。代々木公園周りでもジョガーが増えたので、それ向けなのかも。壁絵も昨年描かれた新作(何故富山推し?)です。
現代彫刻美術館
天気も良くサイクリングがてら長泉院附属 現代彫刻美術館の田中毅展へ。ベテランなのに何だかアニメっチックな造型で面白い。これだけまとまった企画展示は初めてのようです。若い作家を応援したいという(今回の企画展は違いますが)現代彫刻美術館は、お寺も景気が良かった頃のパトロンモデルみたい。
帰りは林試の森公園から武蔵小山温泉 清水湯に立ち寄り。いつもながら混んでますが、やはり都内の銭湯ではコスパ最強。