1.2000年ベスト恋愛ゲーム投票
問、コンシューマ・PCを通じて2000年(1月〜12月)に発売された恋愛系ゲームで良かったゲームを順に3つまで選んで下さい。1位3point、2位2point、3位1pointとして計算します。なお、1位は必ず必要ですが、2位以下は該当するものがなければ必ずしも選択する必要はありません。
有効投票数:270
1 | AIR | |
2 | Kanon(PC一般/DC版) | |
3 | とらいあんぐるハート3 | |
4 | 果てしなく青い、この空の下で…。 | |
5 | Canvas〜セピア色のモチーフ〜 | |
6 | まじかる☆アンティーク | |
7 | 久遠の絆再臨詔 | |
8 | sense off | |
9 | 銀色 | |
10 | Lien〜おわらないきみのうた〜 | |
11 | Natural2-DUO- | |
12 | Memories Off Complete | |
13 | カナリア〜この想いを歌に乗せて〜 | |
14 | 加奈〜いもうと〜(Mac版) Never7〜the end of infinity〜 Rainy Blue〜6月の雨〜 | |
17 | 下級生(Win版) 星空☆ぷらねっと | |
19 | 恋ごころ センチメンタルグラフティ2 MoonLight〜おもいでのはじまり〜 | |
22 | あいたくて… 絆という名のペンダント | |
24 | あすは恋して | |
25 | ピュアメール | |
26 | infinity | |
27 | SeeIn青 好きだよっ! Natural Zero+ Bless Milkyway 夢のつばさ | |
33 | ゴーゴー・アイ・ランド | |
34 | eye's ONLY プリズムハート Memories Off Pure | |
37 | サクラ大戦2(DC版) 真・瑠璃色の雪 ときメモ2 Substories〜Dancing… Pure Heart | |
41 | 思い出アルバム サクラ大戦(DC版) すいすいSweet Snow Memoria〜忘れえぬ想い〜 TWIN WAY一瞬の時の中で… 光を… らぶ2ナビゲーション恋の免許講習 | |
- | (ref.)無投票 | |
総合ランキングということで各ゲームについてのコメントを集めた。ただし、全てがベストゲームに投票されたゲームについてのコメントではないことに注意(英数字は必ず半角にするなど、恋ZERO標準表記に合わせるため表記上の編集が入っている場合があります)。
「AIR」
- まぁ、麻枝准ファンですから(爆)訴えかける思想に関しては「ONE」に劣ると思う(前面に押し出される「家族」など)。それでも、売れることが約束された状況であれだけ自己主張を行った勇気だけで1位。あとは、そんなゲームが最も売れてしまったことで、2001年に何かが変わることを期待。…いや、麻枝・久弥コンビの復活も期待(汗)
- 背景の徹底した書き込み、シーン切り替えの効果などが目を引き、折戸節の音楽がゲーム全体を包み込んでいる。そしてシナリオも難解ではあるが読み応えがあり、読了後に色々と考える要素が残されているのが非常に良い。満を持して出しただけの作品ではある。ただ、キャラクター的な要素で「Kanon」よりも弱い部分があるのは否めない。
- 「AIR」は期待が大きかった分、評価辛めの方が多いですが、他社を圧倒するクオリティの高さを素直に評価したいです。俺、麻枝信者だし。その他の作品では「ファントム」(エントリされてないけど)「青空」「sense off」が自分好みでした。っていうか「AIR」も含めて恋愛ゲームじゃないですね(汗
- 「AIR」は特にオープニングが良かった。KEYが来年も優良作品を発表してくれることを期待している。「Kanon」から「AIR」は進化であったと考えているので、「AIR」をさらに凌駕する作品を期待したい。
- 前作の出来がよかったのでプレイしてみたらなかなか面白かったので選ばせていただきました。ただ個人的に、「もう「AIR」のようなタイプのゲームはご馳走様です」という気分です。
- 感動した。
- 綺麗にまとまってるし、考えさせられもしたし、泣かされたし…。
- 演出力と音楽が飛びぬけている点を踏まえた総合力を評価。
- 恋愛ゲームなのか疑問ですが、やはり18禁ゲームにおいてクオリティーは突出した出来でした。
- ひたすらに悲痛。ただヒロイン以外の2人のシナリオ上の扱いがちょっと気に入らなかったです。
- 泣かせる演出"だけ"ならコレでしょう。あとは、それほどずば抜けて優れているとは思わない。第二部までが実はプロローグだったという見せ方は驚いたが。
- 「泣けただけ」で終わってしまったような(汗)音楽については、文句無しでしたけど。
- 心に響きすぎました。3日くらいブルーになりました。
- 狭義の「恋愛」系という意味では対象外という気もするのですが、その点を差し引いても飛び抜けた作品でした。構成の巧みさ、スケールの大きさ、読了後の余韻という点では、現状の「ゲーム」の域を超え、他のジャンル(映画、演劇、小説、漫画等)の最良のものと比肩しうるものと思います。(「2001年宇宙の旅」とか、野田秀樹の一連の戯曲とか)
- 素直に泣けたゲーム、泣きそうになったゲームを選んでみました。(「AIR」「果てしなく青い、この空の下で…。」「久遠の絆再臨詔」)
- 音楽とシナリオが良く、それがうまい具合にかみ合ってるのでそこらへんは「AIR」です。で、樋上女史が描いた絵も、そのゲーム上に乗るとなぜか萌える。
- やられました。
- 私は、そんなに恋愛ゲームをやるほうじゃないです。年に多くて2,3本、友達から勧められた選りすぐりのものだけを借りてさせてもらってます。「AIR」は、好きです。すごく。十数本の私の恋愛ゲーム歴の中では、トップです。ただし、18禁ゲームとしてではなく、多分恋愛ゲームとしてでもなく、です。話が好き、サブキャラが好き、音楽が好き、そんな感じです。恋愛ゲームとしては、「同級生2」が今でも一番好きです。それをしのぐものにまだ出会えずにいます。まあ、これは自分の世界の出来事ですが。ただ、「AIR」がとにかく一番好きです。多分、一生忘れない出会いになったと信じています。晴子さんと聖、サイコー!
- 確かにいいゲームでしたが、キャラごとのシナリオの出来にばらつきを感じましたし、最後のAirシナリオはちょっとだるかったです。しかし、欠点と言えばそれぐらいで、全体的なシナリオの出来や、音楽や演出は素晴らしかったです。まあ、1位はしょうがなかったですね。
- 「AIR」最高でした〜Keyの次回作にも期待大です。
- 全てに置いて次元が違う最強レベルは間違いない。KEYは既にLeafさえ越えたはず。むしろ、「AIR」の次回作が同レベルになるか心配。
- やはり「AIR」が一番かな〜って思います。
- in year 2000 ... AIR is the best Game!!Nothing can be the substition!(編注: 海外からもコメントを頂きました。一応訳すと「2000年では…「AIR」が1番だね。何も代わりにはならないよ!」というところでしょうか。)
- 3位に「AIR」をあげたのは、ゲーム本体としてはやはり高い質を保っているためである。(これ、Hシーン要らないよね。)
- 文句なしに良いゲームでした。
- 綿密なシナリオとグラフィック、音楽の効果的な演出には涙なしにプレイできなかったです。もうすこしエンターテイメント性が欲しかったと思うのは作品的に無理かなぁ。
- 公平に見て悪い出来でもないにかかわらず、「AIR」の得票があまりに少ないのであえて一位に。
- みちるがしあわせになりますように。ギャルゲーモン完全体といったとこか、これ以上の究極進化は出来るのかなあ?
「Kanon」
- リメイク作品を1位として挙げるのも気が引けるが、これ以上に総合力・インパクトに勝るタイトルが無かったので仕方が無い。とにもかくにもKey/AIRに振り回された年だったと言う印象が強い。
- とにかくキャラもかわいいし、ストーリーも◎でした。特にあゆがかわいいです。
「とらいあんぐるハート3」
- 今回は前二作よりもかなりシリアスな部分があったが、全体をおおう「とらハ色」とも言えるほのぼのさとえっちシーンの充実は依然健在。キャラクターの設定が人間離れした部分はあるが、いわゆる「萌え」の観点から行けば他のゲームよりも高い所にあると思われる。ただ、今回はえっちシーンが連続しすぎたのには難色を示す。もうちょっとストーリーをえっちシーンの間に入れても良かったと思う。
- 日常描写の心地よさ、甘々な恋人同士の描写に、SF・オカルトチックな非日常な世界観…と独特の作品カラーを確立したシリーズファン故の甘い採点かもしれませんが…(^^;シリーズ物の常として既存作のインパクトが薄れて評価は下がり目ですがそれでもやはりクリアまで没頭して楽しくプレイできました。
- 自分もそろそろ「萌え」からの脱却を目指すべきなのかなと考えさせられました。
- いつも通り、自然な展開でとんでもない設定のキャラクターが出てくるのが良いです。
- とらハは…やっぱり都築先生がわかってるんですね、どういうキャラやストーリーがツボか(笑)「AIR」や「Kanon」の方がシナリオでは上ですけど、Hシーンやそこのところでのアドバンテージがすんごくあったんで…戦闘のシーンもかっこいい(笑)
- とらハ好きでスミマセン、完結編ってことで…。
- キャラは立っているものの、主人公に感情移入しずらい点がマイナス。相変わらず声優さんは上手。
- 2に比べややキャラクターが地味になった気はしますが、相変わらずの暖かい雰囲気が好ましく感じられました。
- あらゆるところに親切にできたシステムはとても良かった。
- まぁ、好きなんで……。自分があまりやっていないっていうのもあるかもしれませんが、全体的に小粒というか「おおっ!?」と思うようなタイトルがなかったようにも思います。個人的には「AIR」もいまいちでしたし(期待していたのですが)。
- 「とらは3」はとってもいいですよ。レンちゃんに惚れちゃった。でもなのちゃんもかわいいよね!声もいいです。恭ちゃんはかっこよすぎ!!てゆーか渋いですね。
- 私は「とらハファン」なので半分程度割り引いて読んで欲しいのですが、
「よかった点」 (i)演出が最高。DirectXを使っただけある。例えば剣筋が走るところや字が全画面に大きく映るところ(ルパンIII世の題字を思い浮かべればそれと似ています)別にそこが「シナリオ的に重要」というわけではなくあくまで「演出」でしかないところが良い。 (ii)「選択肢自動セーブ」やスキップモード変更」(未読で止めるかどうか)「スキップスピード変更」(ウェイトを入れるかどうか)「ログモード」(シナリオを一番最初(プロローグ)から読めてその量の多さのためにスクロールバー完備の「回想モード」)「右クリック割り当て変更」(メッセージウィンドウ消去、クイックロード、クイックセーブ、ログモード、スキップ)等のシステム。未読かどうかもウィンドウに書いてある。 (iii)バッドエンドが楽しめる。バッドエンドになるとたいていは非攻略の妹「高町なのは」が出てきて何が悪かったのか解説してもらえるのだがそのノリがよく、グッドエンドよりもバッドエンドを探すようになってしまうほど。(しかもそのあと分岐点となった選択肢まで戻れるという親切設計…やりすぎかも。) (iv)選択肢タイマーあり。(offにもできる)しかし、「選択肢自動セーブデータ」があるので事実上ゆっくり考えられる。むしろ「タイムオーバーする事」が選択肢と成りうる事が重要。 「悪い点」としてはもはや伝統ですが、 (i)バグ多すぎ。文字が間違っているとかの程度ではなく瞬間的に着替えるとか背景が夕方から昼に戻るとか果ては同じ日が2度あるとか2人の弁当対決でどちらも敗者になってるとか。その上でDirectX関係からくる不安定さもありアップデートすると「サウンドバッファ」という設定項目が出来るほど。 (ii)キャラは立っているのですが、生かしきれていない気がします。主人公の高町恭也は強い剣士なのですが1人のシナリオでしかそれを発揮していません。 (iii)発売前の雑誌の文章ではCD3〜4枚組という話でしたが、発売してみると700MBもの容量のCD-ROMが2枚組。その分、オープニングのムービーは画質が最悪、エンディング曲はエンディング時しか音楽を聴けない(BGMは「Special」の「Sound」の中で聞けるのだが多分当初はCD-DAになる予定だったのでしょう。したがって項目に入っていません)という事になっています。ファンサービスとしてせめてCD-DAは入れて欲しい。 ((iv)サブキャラがクリアできないというのが少々痛い) といったところです。
- キャラクター設定等で前作や前々作の使い回しが多いのが気になりましたが、シナリオ数も相変わらず多くて楽しめました。キャラクターボイスに北都南さんや岩田由貴あたりの演技力のある人が起用されて、各キャラの魅力が十分出ていて良かったです。
「果てしなく青い、この空の下で…。」
- 「青空」を強く押します。ありがちな恋愛ゲーム(って何?)を脱して、新たな世界を生み出したんではないでしょうか?
- 昨年ほどビッグタイトルが無かったと思う。「AIR」は個人的にはイマイチでした。そんな中で、「果てしなく青い、この空の下で…。」「sense off」は、意外性があっておもしろかった。
- 雰囲気が「良き日本映画(?)」って感じで良い。BGMも良く、しかも垂れ流しでなく「ここ一番」で使われるためインパクトがある。そこらのノベル物のようにグラフィックと文章が干渉しないようレイアウトが工夫されているし背景は今までみた中ではダントツに綺麗。文章が縦書きに出来るのがまさに「ノベル」。難易度は簡単過ぎず、かつ理不尽でもなかったのでやり応えがあった。シナリオはちとキツめだがハッピーエンドで救われるし、なにより「おまけシナリオ」が最高。もっと評価されてもいいと思うのだが…。
- あんまりやってない。ん。デ。ス。でも「青空」はちょっとやってみたいと思わせてくれるゲームだったので。
- あまり数をやっていないのにこんなことを言うのはどうかと思うんですが、2000年は動きが少ない年だったと思います。しかしながら、世間が「AIR」に注目する中で「果てしなく…」や「ピュアメール」などの良作に複数出会えたのは良かったと思います。ジャンル違いでここには載ってませんが「D+VINE[LUV]」も良かったですね。これくらい力の入ったソフトを他にも見てみたいものです。
- 今年の作品で最もシナリオがゲームとして成り立っていたことによる。
「Canvas〜セピア色のモチーフ〜」
- 今年は「AIR」が発売され、これに決まるかと思いましたが、恋愛ゲームとして突出した出来とは思えませんでしたので接戦となってしまいました。「AIR」は物語としての出来は素晴らしいですけど、恋愛ゲームやXゲームとする必然性があんまり感じなかったので。キャラ萌えがゲームをプレーする主目的な自分としては、そうした中でキャラクターが立っていた=思う存分に萌えれた「Canvas」をトップに推します。
- 「Natural2」と言う大作を出して息切れしたのかと思われた頃に出してきた程よくまとまったある意味「王道」な作品。キャラも十分に立っているし、シナリオや音楽も良いレベルなので安心して人に薦められる作品。ただ、際立って良い部分が見当たらない為、順位では3位とさせてもらったが、大方の恋愛ゲームプレイヤーが納得する作品だと思われる。
- キャラクター力と(評価がわかれるかもしれないが)大胆な淡調のグラフィックを評価してです。
- むー、『恋愛』ゲームということで、敢えて「AIR」「Kanon」「加奈」を選びませんでした。で、当たり障りの無い物を選んだら、こうなった、という感じです。でも、選んだ物(編注: 「Canvas〜セピア色のモチーフ〜」「星空☆ぷらねっと」「好きだよっ!」)は面白かったです。かなり、いい感じでした。おすすめです。
- ゲーム性はともかくこれ以上の萌えゲーはない!と思います〜
「まじかる☆アンティーク」
- 一部で言われているようなシナリオ駄目駄目という意見には少々首をかしげますね。(笑)不穏な噂は気になりますが。
- 個人的には「まじかる☆アンティーク」の出来が思ったよりも高くなかったことが残念でした。もちろん、他のメーカーの作品に比べれば群を抜いた出来なのですが,やはりLeafの作品である以上,もう少し…ですね。
- ゲーム性が強すぎて「恋愛ゲーム」としては面白くないもしくはシナリオの薄さをゲーム性でカバーしたのどちらかであるといっていいような気がします。
- 普通にゲームとして楽しめる点が良かった。
「久遠の絆再臨詔」
- 追加シナリオが楽しめた。
- シナリオ、展開、演出共に未曾有の衝撃でした。コンシューマーでここまでやったという事に対しても驚きです。
- ほとんどのゲームを遊んでないので偉そうなことを言う事はできないのだが、やはりキャラクターやストーリーがよければ他の要素をもカバーしてくれると思う。逆にそこが悪ければ他がいくらがんばっても印象には残りづらいだろう。上記の作品(編注: 「久遠の絆再臨詔」「Kanon」「AIR」)は、特にシナリオやキャラが光っていた。
- 1位にしても良かったんですが、リニューアル版ということで2位。しかし、PS版と比べて欠点がいろいろと改善され、且つ、おまけシナリオと思っていたシナリオがかなりのボリュームで満足度はかなりのものでした。まあ、2000年のコンシューマゲームでは間違いなくトップの出来でしょう。
「sense off」
- 自分は「sense off」を推させていただきます。その理由の第一に、キャラクターデザインが自分の好きなゆうろ氏であること。次に音楽のよさ。いつものメンバーの実力が遺憾なく発揮されていたと思います。第三にシナリオ。最近流行りの「イタイ系」シナリオとは少々毛色の違うシナリオでプレイしていて、なんと言うか、悲しいようなむず痒いような、そんな形容し難い気分になりました。
- 「sense off」「AIR」「銀色」に持っていかれた一年でした。「AIR」と「銀色」は「恋愛系ゲーム」でいいのかという疑問はありましたが。(汗)シナリオをかなり重視するので、それが私の感性に合ったという単純な理由です。この3つ、発売時期が重なってるなぁ。
- ふとした弾みで手にしたゲームでしたが、「AIR」を超えてしまいました。otherwiseさんの次回作に期待大です。
- かなり期待はずれで、叱責の意味も込めて3位。
- 傑作とは言い難いが印象に残るゲームだった。
- スターバックスでコーヒーにシナモンをいれまくって飲むような感じ。(笑)あと、美凪といったら三條美凪だぴょん。
「銀色」
- 映画を意識した作りが新鮮に思えましたし、読ませる作品として粗がありながらも引き込まれていきましたので。ラストでヒロインが救われたと思えた分だけ評価が高かったりします。
- 全てがギリギリの線で素晴しいです。キャラと音楽とシナリオと演出がもう見事で、とにかく涙しました。こんな悲しい物語は久し振りです。
- 絵が好きだから。少し悲しい話が好きだから。
- どうせ「AIR」で埋まるんだろうという気はかなりしてますが(笑)、多少次回作への期待も込めつつ「銀色」を2位に入れときます。製作のねこねこソフトは相変わらず同人的な匂いは残ってるけどなんか化けそうなもんは持ってます。
「Lien〜おわらないきみのうた〜」
- 前半の軽いノリが終盤一気にシリアスに転換するのはやられたって感じ。親子の会話で泣けたのはコレが初めて。涙が止らないままマウスをクリックすることになるとは思いませんでした。
- テーマの独特さ、テンポのよいコメディとシリアスパートのバランス究極の姉妹丼(最近知ったのですが、なんでも本来は姉妹一緒にHというのは「芋田楽」というらしいですね)はあるし…で、ノーマークだっただけに印象に残った作品でした。
- 個人的には、感動系のストーリーに飽きかけて来た1年でした。その分「笑い」を重視する傾向にあります。1位に選んだ「Lien」は両者のバランスが良く、自分としては高い評価をしています。
- ただ単に「泣ける」で終わらない、「Lien」のシナリオはそんな感じでした。
- 序盤のお気楽な雰囲気から後半のせつなさへつなげるところが非常に上手い。エンディングも安易な奇跡に頼らず好感が持てた。
「Natural2-DUO-」
- 前作の出来がよかったのでプレイしてみたらなかなか面白かったので選ばせていただきました。
- 健闘したのがF&C。「Natural2」は量と質共に良。ただ決定打が無かった。かのこの存在意義が解りません。そして「With You」。既存権益でここまでやるとは。もう1回買ってもいいから乃絵美とHさせてくれー。それだけが願いです。いや、もちろん兄としてですよ?
- 鬼畜系に入ると思います。というわけでノーコメント。「Hシーン重視のゲーム」としか見ていません。
- 一位に押したのは、ゲームそのものには問題がありすぎるが(的外れなシナリオ、Hシーンがフラグをつぶす効果を持つ場違いなシステム、などなど)、Hシーンそのものにまったく妥協を許さず、きわめて高い品質を保った点による。個人的には、ぶるまー2000を一位に推したかったが、リストにないので割愛した。
- 1.5GBは、やりごたえがあった。OP、EDもよかった。
「カナリア〜この想いを歌に乗せて〜」
- ギャグが冴えてます。感動もさせてくれます。音楽もどの曲聴いても良いです。震えちゃいますね。(^.^)……CGはダメダメちゃんですが。
- とにかく泣けた。
「Never7〜the end of infinity〜」
- ここまで各キャラのストーリーが影響しあっているのは珍しいのではないか。短編の集まりでなく、まさにマルチエンディングと言う感じ。
「星空☆ぷらねっと」
- 全体的に高いレベルにあった、ということで。インパクトは「加奈」には及びませんでしたが。
- 星空〜、すいすい〜。はっきり言って迷いました。星空〜は前評判通り、すいすい〜は存在すら知らなかった(店頭ではじめて知った。即買い。)。結局僅差で星空〜でしたが。
「下級生」
- 門井亜弥先生原作だし、テレビ版も見てましたので下級生しかないと思いました。
「恋ごころ」
- 久しぶりに恋愛ゲーム及び、エロゲーで涙がちょちょ切れた。たぶん、「YU-NO」以来だと思う。キャラクターは、おちゃめなのに最後の方で、キュッと締めて、泣ける。ほんま発売日が延期になっても待っていたかいがありました。
「センチメンタルグラフティ2」
- キャラクターが好きだから。
- 3位の「センチ2」は「ときメモ2」と悩んだのですが、総合評価とシナリオの出来で「センチ2」が上でした。
「絆という名のペンダント」
「ピュアメール」
- 親から十分な愛情を受けられずに育った子供達の心情表現と、人は条件次第で良くも悪くにも変わってしまう可能性があると提示した作品だから。実に現代の時代背景を反映した作品で、ギャルゲー・エロゲーの範疇を超えていると思います。
- 特別賞をあげたいのが「ピュアメール」。バグがひどかったですが、Overflowのオタクユーザーとソフ倫への挑戦を高く評価したいです。キャラが毒強くて笑えました。
「infinity」
- ありがちなタイムパラドックス物で、粗いところも目立つのですがプレイ中ぐいぐい引き込まれました。シナリオのテンポ、影崎氏初のコンシューマー原画も見所ですしコンシューマーならではの実力派声優陣の演技のクオリティは見事です。もっとも、これが恋愛ゲームなのかという事には疑問もあるのですが(^^;ヒロインの一人がクリア不能という致命的なバグを出しましたがCD-ROMメディア交換という潔い対応も評価したいと思います。
- ループというアイディアを最大限に生かしたシナリオとゲームデザインの妙味。粗削りではあるけれど、くるみシナリオには感動させられた。
「SeeIn青」
- 陵辱ON/OFFスイッチが全てを語っていると思う。
「好きだよっ!」
- 余り表には出てこないが、「好きだよっ」は遊んでて楽しかった。
「Bless」
- 初めは馬鹿にしてたんだけど…西又さんも上手くなったもんだ。
「真・瑠璃色の雪」
- ええ、どうせ私は「雪女"属性"」ですとも。(他の恋愛ゲームは全くやってない)しかし実際問題、純正の「雪女"属性"」ってこの地球上に何人ぐらいいるんでしょうね?
「Snow Memoria〜忘れえぬ想い〜」
- 前半の何でもない話、それに合った音楽が好きだから。
- べたなストーリーに下手な絵だが、ゲームとして悪くはないし、ボーカル曲の質が高い。
「らぶ2ナビゲーション恋の免許講習」
- 98時代からのカクテルソフトファンであれば、「らぶナビ」以外ないでしょう。
「pure angelたったひとつの願いのために」
- 心から感動し、涙が溢れて、エンディング近くでは2回、プレイ後もまた涙が零れてくる程で、ここまで心を動かされたのは、近年、映画や小説、ドラマ等でも無かったものです。
「魄冬〜はくとう〜」
- 音声ありゃ完璧だったんですけどね。自分の嗜好としては。恋人が自分以外にいやいやっての、好きなんです。ろりぷにだったらさもありなん。
「Screen」
- 「Lの季節」には及ばないもの、なかなか良かった。PSでは今の所、「Lの季節」が一番。
「Rumble〜バンカラ夜叉姫〜」
- 恋愛ゲームと言うよりは「バカゲー」と言った方がふさわしいのですが、一応恋愛要素もありますので。
「わたしのありか。」
- 1・2・3位に共通する事、それはエロい事。(爆)シナリオが面白かったです。笑う所も泣く所も。
「Aries」
- ランク外だけど心に残った作品。真っ向から学園ものギャルゲーに挑んだ感じで気持ち良かった。過ぎ去っていく学園生活・卒業というテーマを盛りこんだ作品でノスタルジックな気持ちになれたのは久しぶり。
部門別でも書いているように、今回選択肢漏れが多く、「ガンパレードマーチ」「Portrait」「行殺(はあと)新撰組」、同人では「月姫」「Remel」など、選択肢に入っていればランキングを大いに騒がせたであろう作品群がごっそり抜けているため、正確とは言えない結果になってしまったことはお詫びしなければならない。次回は漏れがないように事前に(特に投票したいものが抜けていないか)確認して頂けるような形にしたい。
さてベスト恋愛ゲーム投票の結果は、「サイトの性質」を差し引いたとしてもやはりKeyの強さのみが際立った結果だが、Best10の作品群を眺めてもそれぞれの面で面白いものたちばかりで、これだけ多くの方に投票して頂けると、さすがに「意外性のない」ランキングになったという印象がある。もう1つはコンシューマ系の不作。「Kanon」「久遠の絆再臨詔」「Memories Off Complete」と1999年の移植ばかりが目立つ状況は寂しいと言わなければならない。
2000年の印象や2001年への期待に関しては次の総括でまとめる。
2.2000年ワースト恋愛ゲーム投票
問、コンシューマ・PCを通じて2000年(1月〜12月)に発売された恋愛系ゲームでもっとも酷かったゲームを選んで下さい。該当するものがなければ必ずしも選択する必要はありません。
有効投票数:270(うち無投票:137)
1 | AIR | |
2 | センチメンタルグラフティ2 | |
3 | あいたくて… さくらんぼ海岸 | |
5 | ピュアメール | |
6 | さくらんぼステーション 光を… | |
8 | きゃんきゃんバニー6 i-mail 好きだよっ! ときメモ2 Substories〜Dancing… Natural2-DUO- まじかる☆アンティーク Rimlet レンズの向こう側…… | |
15 | Aries いただきじゃんがりあん 思い出アルバム 加奈〜いもうと〜 Catch!〜気持ちセンセーション〜 恋ようび ゴーゴー・アイ・ランド Snow Drop TWIN WAY一瞬の時の中で… LastScene〜僕が君にできること〜 | |
- | (ref.)無投票 | |
(ベストランキング同様、全てがワーストゲームに投票されたゲームについてのコメントではない。)
- 「AIR」は、なにか受けつけなかった。キャラクターが如何にも感情をもった「作られた人形」みたいで…。
- 多分、「AIR」がかなりの高得点となると思いますがKeyの独り善がりな部分が鼻につきよいゲームだが最低のゲームだと感じました。次回作にはプロデューサーの独り善がりな部分をなくして欲しいと思います。
- 「AIR」については批判的に書くと
・ストーリーは中だるみしすぎ。仲良くなるまでの過程も説明が必要ですがしかしそこまで長いのも困ります。シナリオ後半の「非日常」を示すにはそれまでの「日常」との対比が不可欠なのですがある意味「日常」を示すのは「同じ事の繰り返し」を示すのとかわらないので、中だるみさせないためには「日常」をいかに面白くさせるかが重要なのでは。逆にいえば「単調な日常」にならざるを得ないのならスキップモードをもっと早くして、例えばダイレクトに「次の選択肢」に飛ぶとかすればいい。(もしくはそのせりふ5つ前とか)シナリオが増えたのだから1クリックで読める量をふやしませんかね。コンシューマ移植を前提としているとはいえあの文字数では「前後の把握」がしづらいのです。 ・背景に浮かんでくる文字がうざったい。クリックしてもとっとと進まないし、ゆっくり読みたくても消されるし。自分のペースを崩すようなああいう演出は嫌いです。「シナリオの中で重要なせりふ」を押し付けられるのも嫌いですし。どの言葉が大事かなんて見ればわかります。 ・音楽が音楽でなく「背景」の一部になっている。これは本当はすごいことなのだけどでも私の好みには合いませんでした。 ・キャラごとにシナリオの量が違いすぎる。観鈴がメインヒロインとはいえ他も重視して欲しいところです。3倍の差があるのでいくらなんでもひどいです。観鈴だけを攻略対象にしたほうがまだいいです。観鈴が嫌いな人には受けが悪いから2人くっつけただけとかでは最悪としかいえません。それなら同じ量作ってください。 (細かいことを言うと ・「シナリオ回想」のボタンをクリックしづらかった ・最初のKeyロゴをとっとと飛ばしてタイトルにいきたいというのがありました) となります。とはいえシナリオ(量・質)がこのレベルに達しないゲームもたくさんあるので「まあ悪くない」にはいります。
- 「AIR」は売れすぎ。つーか葉鍵はもう話聞くだけでお腹いっぱい。デ。ス。
- 「AIR」は、ゲーム単体としては評価するべき点は多々あるが、「不幸少女」もので業界を単調にさせ(Hシーンを軽視する風潮を強化し)、その路線が行き着いた先を見せられたという意味で最低のソフトとさせていただいた。
- ゲームシステムとしては印象に残った反面、グラフィックなど、その他の部分ではお世辞にもいいとはいい難い。グラフィックは粗いし、ロードは長いし、あだ名システムもときメモ2のAVSが出た以上、長所とはいえなくなっている。発表からこれだけ待たせてこの程度ではかえってコナミの評価を下げるだけでは…。(「あいたくて…」)
- 「AIR」は考えられたシナリオであるのかもしれないが、プレイ中退屈で苦痛だった。
- 「ピュアメール」はダーク系に嫌悪感を感じたもので、この手の物は自分には合わないと悟りました。
- 「きゃんばに」は主人公が最悪です!!
- 「Snow Drop」と本当は、「せんぱい」も記入したかった。なぜならば、音楽に今人気の集団を使用して前人気を取ったのに、内容がなかった。こんなゲームでも、買ってしまった自分自身が情けない。
- 酷かったゲームは、「いただきじゃんがりあん」にしておこう。恋愛要素をもっていながらそれが活かされてないシナリオ、まともに遊べない麻雀部分など自分のやった中ではこれが酷かったかな。
- バグの多さなど良くないことがいろいろとありました。が、今後どのようになるかというメーカーに対する期待度はかなり大きいです。きちんとスタートを切り直して欲しい、という意味をこめての投票です。今後も期待できないほど酷かったゲームは…あまりにも酷いので書けません(爆)(「いただきじゃんがりあん」)
- 「White Angel」も追加(笑)(「恋ようび」)
- 「Liebe」は、二流同人ソフトにしか見えない。なぜかヒロインが、「AIR」のみちるに似ているのは偶然か。あと、「Liebe」のキャラデザを担当した池上茜さんは、これまた「AIR」の同人ソフトも手がけていたのは驚き。
- もっとも酷かった「ひみつの恋」: シナリオが無いと言ってもいいくらい展開が急で、すぐH。(-_-;)いや、まぁ、それが目的であるわけで強くは否定できないですが…。私は表紙に釣られてしまったのでグラフィック部門と言えなくも無いかも…。(ぉ
- リストには無いが「追憶」。「久遠の絆」と同じようなことをやろうとして、スタッフに実力がないとこうなるというよい実例。
まさに「AIR」の1年と言うに相応しく、ベストゲームに続いてワーストゲームも1位を独占。話題をさらったという点ではある意味狙い通りか。中には1人でベストゲームとワーストゲーム両方に投票されている方もいたが、勘違いとか投げやりとかいう訳ではなく、この作品の性質を端的に表していると言えるだろう。強烈な作家性はいつも諸刃の剣となるが、麻枝氏のそれはかなり鋭利な上に歯止めをかけるべき久弥氏がいないので手に負えない作品となってしまった。(無論、物足りないという人もいるが。)
続いてコンシューマ不調を象徴するような「センチメンタルグラフティ2」「あいたくて…」。いずれにしろ、ワーストランキングには「期待はずれ」「趣味が合わなかった」作品が多いのは相変わらず。ビデオゲームは事前に価値が分からない以上「期待」を買う商品であり裏切られるリスクは避けられない。もちろん手に取って貰えないではお話にならないので、ユーザ数x裏切られ率に対応すると言えるのだが、「裏切られっぱなし」でもそれなりに売れ続けるF&Cもどうかという気がする。
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※1、2000/12/27〜2001/04/15頃当サイトにて実施させて頂きました。ご協力ありがとうございます。なお、今回全恋愛系ゲームを拾い上げられず「その他」で回答せざるを得ない方が多く申し訳ありませんでした。
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