記事No.179 へのコメントです。
>例えば440Hzの正弦波を3Hzで変調したものの聞こえかたがどう違うか。
>変調したものとしていないものをステレオで分けると当然立体的な「うなり」が生ずる訳ですが、その定位がどう違うか。
このあたりですが、ワタシがまだオーディオ雑誌を読んでいた頃は、「人間の耳では位相情報は聞き取れない」という説がありました。
今は違うのかな?
>それと音の太さについてですが、DACには必須のアンチエリアシングフィルターがアナログで組まれているかデジタルで組まれているかも大きなファクターになると思います。
アナログのアンチエイリアシングフィルタは、どのD/Aでもアナログで必要です。ただし、クロック周波数によって必要度が変わってくるだけ。
16bitのラダー型D/Aでは、せいぜい8倍オーバサンプリングくらいが限界なので、かならずアナログのアンチエイリアシングフィルタが必要です。
1bitD/Aは、だいたい256倍オーバサンプリングなので、クロック周波数(と量子化雑音)がオーディオアンプの周波数特性を超えてしまいます。したがって、「なくても影響がない」というだけです。
なお、どちらの場合でも、オーバサンプリング処理を行うのはディジタル信号処理によってで、その際に「ディジタルフィルタ処理」も行われています。
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