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ここまでしないと?
投稿者:Saga@lain(Lモード稼動中) さん  ( uid 26945, posts:265, since 2001/06/01 )
投稿日: 2001/06/10 (日) 00:12 No.180 | 編集 | 削除

記事No.179 へのコメントです。

ということで、児童が負ったココロの傷への配慮から・・・

>校舎の建て替えを検討するのは、児童が負った心の傷への配慮から。同小学校によると、児童が「あの学校にはもう行けない」と言って、閉じこもるケースが多くみられるといい、岸田副大臣は「授業再開にあたっては、今の校舎を使うような無神経なことは許されない。近いうちに再開するなら別の校舎にすべき。(国として)校舎を建て替える覚悟もある」と述べた。

ここまで来ると「無神経な感情論」だから、「先に専門家の意見を聞くべし」としか言えません。

洗脳・記憶の抹消が出来ないから建物を壊す。
そういう短絡的な思考を感じます。
それが解決法になるのかどうか。

ワタシがとある場所でPTSDの発作を起こしたら。
当然その場所は「ワタシにとって忌避する」場所になりますが・・・。
そこに行くのが治療であり、治療の進行状況を確かめるモノサシにもなるのです。

どういう状況設定をして「忌避」のハードルを下げるか、どうやって慣らしていくか、それが専門家の治療なんですけどねぇ。

その場所を絨毯爆撃で壊してくれとは言えんわなぁ。

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Re[8]:新聞の解説(抜粋)
投稿者:三木原慧一 さん  ( uid 27009, posts:143, since 2001/06/01 )
投稿日: 2001/06/09 (土) 23:55 No.179 | 編集 | 削除

記事No.178 へのコメントです。

>「立ち止まって考えて見る」ことなしに一種の「センセーション制作マシン」として統合されて動いてしまうプロ集団。
>
>そんな可能性もあるかなぁ・・・と。


 これは……意図してやっとるより100倍は質が悪いですね( ..)b

 でも、あのバカさぶりを見ると、可能性としてあり得るのが恐いですね。

 とりあえず、テレ朝ダイオキシン問題でフジテレビが見せた醜悪さや、今回の実名先走り無思慮報道を考えると、どんなバカな可能性も大いにありうる気がします。
 案外と、テレビを見ないでいる、というのは、冷静さを保つ上でベストかもしれませんよ。

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Re[7]:新聞の解説(抜粋)
投稿者:Saga@lain(Lモード稼動中) さん  ( uid 26945, posts:264, since 2001/06/01 )
投稿日: 2001/06/09 (土) 23:52 No.178 | 編集 | 削除

記事No.177 へのコメントです。

>今回の場合、そのへんまで考え抜いてみんなが動いている……というふうには、とうてい思えません。
>理由は……フジテレビ見ていたら判るじゃないですか。

すいません。テレビは見られないのです(泣)

>人権問題という因子すらロクに考えられない人たちが、そこまで頭を働かせてこの問題について、しかも全体の統合をもって動く……というのは、マスコミの人たちを過大評価されていると思います( ..)b

いや、そういう黒幕的な存在が全体を統合してっていうのではないです。

プロのカメラマンに写真を撮らせると「意図なし」の構図で写真を撮れない。

それをデザイナーにレイアウトさせると「無意識に高い効果が得られるように」レイアウトしてしまう。

一種の職業病なんですが。

>まあ、毎日毎日報道せんとならんニュースが山になってるから、「立ち止まって考えて見る」という習慣が抜け落ちてしまうのは止むなき点もあるんですが……それにしてもなあ( ..)b

まさにそれ、もう「既知外児童虐殺」の構図で問題が整理されてしまっていて、見事にそれに沿って記事が出来上がっていく。

「立ち止まって考えて見る」ことなしに一種の「センセーション制作マシン」として統合されて動いてしまうプロ集団。

そんな可能性もあるかなぁ・・・と。

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Re[6]:新聞の解説(抜粋)
投稿者:三木原慧一 さん  ( uid 27009, posts:142, since 2001/06/01 )
投稿日: 2001/06/09 (土) 23:39 No.177 | 編集 | 削除

記事No.176 へのコメントです。

>マスコミってそういう事をするのかどうか、先に構図を決めてその構図に最適なように記事内容を拾捨選択することがあるのか。

 今回の場合、そのへんまで考え抜いてみんなが動いている……というふうには、とうてい思えません。
 理由は……フジテレビ見ていたら判るじゃないですか。
 人権問題という因子すらロクに考えられない人たちが、そこまで頭を働かせてこの問題について、しかも全体の統合をもって動く……というのは、マスコミの人たちを過大評価されていると思います( ..)b
 考え抜いているのは、ほんの一部で、しかもその一部は全体に影響を与えるほどの影響力はないと思いますよ。
 たとえば、CSで放送されている朝日ニュースターの「パックインジャーナル」は、討論番組として地上波のそれがイモに見えるほど内容的に優れた番組ですが、この番組に近い内容の地上波がまったく存在せず、影響を与えているフシがロクにない、という点を考えるとねえ……。

 まあ、毎日毎日報道せんとならんニュースが山になってるから、「立ち止まって考えて見る」という習慣が抜け落ちてしまうのは止むなき点もあるんですが……それにしてもなあ( ..)b
   

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Re[5]:新聞の解説(抜粋)
投稿者:Saga@lain(Lモード稼動中) さん  ( uid 26945, posts:263, since 2001/06/01 )
投稿日: 2001/06/09 (土) 23:28 No.176 | 編集 | 削除

記事No.175 へのコメントです。

>>事実を単純化するための作為的なものを感じるのですが、ワタシの考えすぎでしょうか?

>というより、あるラインを越えた段階から、加害者の人権というのがどうも欠落しているみたいです、マスコミ全体から( ..)b

>「あげな事件引き起こした奴に人権なんぞあるかい」

あ、そっちの方から考えられましたか。

ワタシが思ったのは今回の事件、マスコミは単純に「既知外児童を虐殺」という構図で処理したがっているようですが、じっくり考えると自己矛盾を内包していると思うんですよ。

あえてそういう部分に踏み込んだ談話は小泉首相の
>「安全な社会が崩れつつあるのをどうしたらいいか、いろんな人の意見を聞いていかねばならない」と話した。こうした事件は「だれに起こっても不思議ではない」とも語り、危機感を募らせている様子だった。
というものだけなんですが。

「安全な社会が崩れつつある」という事態を「社会、政治、経済のリンク」から論じていくと泥沼になるので、そこまで踏み込みにくいというのは理解できるんです。
いわばこちらがマクロな自己矛盾で、読者には深く読まないと分かり難い事。

児童のPTSD対策云々を詳しくすれば、事件当初叩きに叩きまくった「精神安定剤」に踏み込まないといけない。
これはミクロな自己矛盾。

同様に「そういう治療(ケアやカウンセリング)が加害者になされていた」と思われるのに、こういう犯罪が起こった、さて「治療って効果あったんかいな?」。
これもまたミクロな自己矛盾。

こういうミクロな自己矛盾に踏み込むと、読者が混乱して報道効果が小さくとなるというか事件の構図を簡単にすることが困難になる。

「児童達のPTSD対策としてココロのケアやカウンセリングを・・・」という記事の横に、「加害者もカウンセリング等の治療をしていたが」という記事を載せることによって、最初の記事の報道効果がオシャカになる。

それならあえてそういう面は「なかった事にしよう」という考えがなされたのではないか?

それがワタシが感じた「作為的」な面なのです。
マスコミってそういう事をするのかどうか、先に構図を決めてその構図に最適なように記事内容を拾捨選択することがあるのか。

それが判らなかったのです。

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Re[4]:新聞の解説(抜粋)
投稿者:三木原慧一 さん  ( uid 27009, posts:141, since 2001/06/01 )
投稿日: 2001/06/09 (土) 22:04 No.175 | 編集 | 削除

記事No.174 へのコメントです。

>事実を単純化するための作為的なものを感じるのですが、ワタシの考えすぎでしょうか?

 というより、あるラインを越えた段階から、加害者の人権というのがどうも欠落しているみたいです、マスコミ全体から( ..)b

「あげな事件引き起こした奴に人権なんぞあるかい」

 そう思われる人たちも多いでしょう。でも、責任能力が問えない(かもしれない、少なくともその可能性が最初から大いにある)存在に対して、実名報道ってのはまずいのです。
 フジテレビが最初に実名で報道しはじめ、残った各社も(規制し続けることは無意味ということで)実名解除に踏み切ったようですが……フジテレビに関しては、なぜ実名解除に踏み切ったかの説明責任を問う必要があると思われます。
 あんなことした奴だから、当然だ。
 そう考えるのは、反発を覚悟で書きますけど、ただの傲慢です。
 ルールとしてそうなっている理由を考えれば、これは判る問題のはずです。
 実名での報道は、責任能力の是非について専門家が鑑定を行い、判定が出てからでも遅くはなかった。
 ケースは逆に見えますが、ハンセン氏病の隔離政策とやってることは同じです。
 一方は「臭い物には蓋。隠してしまって『存在そのものをなかったことにしよう』
 今回のケースは「こんな奴はさらし者にして当然だ。人権などない」

 逆に見えて、根っこにある感情は対象に対する忌避と憎悪。人権の無視です。

 憎悪しても、対象そのものに責任を問えないケースはある。

 それを認めるのは、苦しいことです。でも、必要なんです。
 こう書くとたいてい「だったらお前の肉親が殺されたら、そう冷静に書けるのか?」という反応が帰ってきます。
 答え。それは無理です。冷静でいられるはずがない。
 でも、冷たい書き方をすれば「第三者には」それが可能です。そして、私は事件の当事者でも巻き込まれた側でもない。
 直接の被害者とその家族には、加害者を憎悪する権利はある。でも、周りまでそうである、ということでは決してない。それともう一つ。冥福を祈って……という言葉をマスコミや政治家もよく使いますが、犠牲者の冥福を本当に祈れるのは、犠牲者が本当に何者であるかを知っている友人、肉親、関係者だけです。その他はある意味、「部外者」に過ぎない。
 第三者が冥福を祈り、加害者を憎悪し、今回のように法の規制を無視してさらし者にするのは、一見正義感に満ちた行為に見えますが……結局、それは行為者の自己満足に過ぎない。むしろ、問題の本質を見るのに強い負の感情を持ちこみ、解決そのものを妨害する行為に過ぎない。
 そう思っています。
 断っておきますが、私も腹を立て、殺された子供たちのことを気の毒には思う。でも、私は彼らをある意味何も知らない。報道されている事柄を幾つか知るだけで、殺された子供たちがどんな笑顔を返し、人生を歩み、その肉親の人生がどうであったかを知らない。だから、その点においては徹頭徹尾完全に他人なのです。
 冥福を祈り、犯人を憎悪する個人的な行為を駆使できる立場にはない。
 だからこそ、そうした感情に流されぬ視点でこの問題を見るべきだと思っています。
 つい先ほど、頼藤氏の「わたし、ガンです」を読み終えました。
 この人は、ガンという事実に意識的な忘却や願望を持ちこむことを拒否して、事実をありのままに見つめる「認識の鬼」でありたい。と書かれています。自分自身の絶望的な状況にもこうした認識を持てる人がいるのです。第三者の問題に関して、認識の鬼であるという行為がどれほど難しいか?
 少なくとも、頼藤氏の行為より困難ではないはずです。感情に流されて、問題の本質を見失う愚だけは避けたいと思います。それは死者たちも望むものではないでしょう。

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Re[3]:新聞の解説(抜粋)
投稿者:Saga@lain(Lモード稼動中) さん  ( uid 26945, posts:262, since 2001/06/01 )
投稿日: 2001/06/09 (土) 19:50 No.174 | 編集 | 削除

記事No.173 へのコメントです。

話題が生徒のPTSDに対するカウンセリングやケアに移ってきています。

犯人も保護観察状態にあり通院中ということは同様のカウンセリングやケアを受けていたと考えるのが自然だと思うのですが、一切そういう事には触れられていません。

事実を単純化するための作為的なものを感じるのですが、ワタシの考えすぎでしょうか?

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Re[2]:新聞の解説(抜粋)
投稿者:三木原慧一 さん  ( uid 27009, posts:140, since 2001/06/01 )
投稿日: 2001/06/09 (土) 13:51 No.173 | 編集 | 削除

記事No.172 へのコメントです。

>薬物の影響という安易な解説はしてないようです。

 新聞はまだまともかもしれませんね。
 テレビのいわゆるコメンテーターと称する人たち、芸人あがりのキャスター、キャスターと呼ばれているただのニュース読みが、庶民感覚と称して言うのが一番アレかも( ..)b

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Re:新聞の解説(抜粋)
投稿者:Saga@lain(Sモード稼動中) さん  ( uid 26945, posts:260, since 2001/06/01 )
投稿日: 2001/06/09 (土) 13:03 No.172 | 編集 | 削除

記事No.171 へのコメントです。

相変わらず日経は「精神安定剤」で一貫してるみたいです。

極論すればマイナートランキライザーの類で命に別状出るぐらい飲むには体重1kgあたり1000個単位飲まないといけないので物理的に服用不能なことぐらい10分検索すれば分かるのにね。

ただコメントでは・・・

> 野田正彰・京都女子大教授(精神病理学)の話 容疑者の男が薬物の影響だけで犯行に及んだとは考えにくい。精神分裂病による妄想が原因となっているとすれば、容疑者が1999年に異物混入事件を起こした後、どのような治療が施されてきたかが問題になる。

>(中略)

> この場合は、99年に東京・池袋で起きたハンマー殴打事件や、山口・JR下関駅での通り魔事件と類似している。この種の事件は社会全体の停滞感が呼び水となることが多く、近年の自殺の増加などとも関連が深いと考えられる。

薬物の影響という安易な解説はしてないようです。

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■ 新聞の解説(抜粋)
投稿者:三木原慧一 さん  ( uid 27009, posts:139, since 2001/06/01 )
投稿日: 2001/06/09 (土) 11:56 No.171 | 編集 | 削除

 本日の朝日新聞朝刊38面に、精神安定剤の大量服用についての記事が出ていました。後段の箇所を昨晩の私は書いたので、プロも同意見ということで参考にして下さい。
 つまり、もう少し情報がない限り簡単にものは言えないということなのです。

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 ……宅間容疑者がどんな薬を飲んでいたのか不明だが、大量に飲んだ中毒患者を数多く診察している筑波メディカルセンター(茨城県つくば市)の大橋教良・救命救急センター長は、「今回飲んだとされている10回分、すなわち2.3日程度なら、一度に飲んでも、錯乱するほどの副作用は考えにくい」と話す。
 薬には、少々なら飲み過ぎても危険がないよう安全を見こんだ処方量が設定されているためだ。
 一方で、大橋センター長によると、大量服用患者は、最初はうとうとした状態でも、薬がさめかけていると急に興奮し、暴れだすことがある。「体内の薬の量が中途半端になったときに、抑制がはずれ、わけがわからない状態になってしまいやすい」という。
 専門家によると、薬の種類によって作用は違うし、個人差も大きいし、「飲み慣れ」もある。
 向精神薬は、すべて意思の処方がなければ入手できない。

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