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Re[3]:邯鄲の枕
投稿者:三木原慧一 さん  ( uid 27074, posts:277, since 2002/02/10 )
投稿日: 2002/04/15 (月) 21:12 No.1161 | 編集 | 削除

記事No.1160 へのコメントです。

>いや、そう言うタイムスリップ的なんやなしに、全部夢はウソで、ただ経験と実感だけ覚えてる状態で元へ戻るという・・・。

それでも大差ないと思いますよ。
 物書きにとってナニが恐いって、自分の方法論が通じるかどうか、ですから( ..)/

 作家になって、いわゆる「ライター志望のヒトの文章と発言」を見ると……九割くらいは正直言って『そらあんた、独善に近いよ。もう少し勉強しなさいな』という形のものが多い( ..)/
 理由は実に単純で、この世界、音楽業界よりもいわゆる「師匠」と呼べる存在に出会える機会が圧倒的に少ないのです。
 道を指し示す人(教師)がいないと、独善を歩んでしまう人が多いのです。残念ながら。
 むろん、理論書を丁寧に読んだ上、基礎を積み立ててデビューする人やら、はなから才能があって、師匠なんていなくてもデビューしちゃう人もいますが……それは、やはりごく少数( ..)/
 私の場合、シナリオライターとしてある人の弟子についた経験が大きいです。小説は、はっきりいってその応用技として書けている面が大きい。
 経験がない、知識がない、指針がないってことの悲劇性は、ちよっと形容しがたいほど大きいんです。初期の試行錯誤のリスクがないぶん、やっぱし同じ道を進むと思いますよ。使える時間は圧倒的に多くて、体力も今よりある。感性も、今とは違ったモノで何かが書けるかもしれない、という期待感がある。
 時折思うんです。今の力が10年前にあったら……どれほどマシだったかと。

 というわけで、やっぱし物書きになってるというのに全額チップを賭けます。







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