記事No.1160 へのコメントです。
>いや、そう言うタイムスリップ的なんやなしに、全部夢はウソで、ただ経験と実感だけ覚えてる状態で元へ戻るという・・・。 それでも大差ないと思いますよ。
物書きにとってナニが恐いって、自分の方法論が通じるかどうか、ですから( ..)/
作家になって、いわゆる「ライター志望のヒトの文章と発言」を見ると……九割くらいは正直言って『そらあんた、独善に近いよ。もう少し勉強しなさいな』という形のものが多い( ..)/
理由は実に単純で、この世界、音楽業界よりもいわゆる「師匠」と呼べる存在に出会える機会が圧倒的に少ないのです。
道を指し示す人(教師)がいないと、独善を歩んでしまう人が多いのです。残念ながら。
むろん、理論書を丁寧に読んだ上、基礎を積み立ててデビューする人やら、はなから才能があって、師匠なんていなくてもデビューしちゃう人もいますが……それは、やはりごく少数( ..)/
私の場合、シナリオライターとしてある人の弟子についた経験が大きいです。小説は、はっきりいってその応用技として書けている面が大きい。
経験がない、知識がない、指針がないってことの悲劇性は、ちよっと形容しがたいほど大きいんです。初期の試行錯誤のリスクがないぶん、やっぱし同じ道を進むと思いますよ。使える時間は圧倒的に多くて、体力も今よりある。感性も、今とは違ったモノで何かが書けるかもしれない、という期待感がある。
時折思うんです。今の力が10年前にあったら……どれほどマシだったかと。
というわけで、やっぱし物書きになってるというのに全額チップを賭けます。
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