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■-方法論の違い( ..)b - 三木原慧一 (09/28 09:45)
 └Re:方法論の違い( ..)b - 岩倉鈴音@Saga (09/29 02:08)
  └Re[2]:方法論の違い( ..)b - 三木原慧一 (09/29 19:20)
   └Re[3]:方法論の違い( ..)b - 岩倉鈴音@Saga (09/30 02:12)

■ 方法論の違い( ..)b
投稿者:三木原慧一 さん  ( uid 27009, posts:300, since 2001/06/01 )
投稿日: 2001/09/28 (金) 09:45 No.692 | 編集 | 削除

 エシュロン……じゃない、エリシュオンのサントラCDも同時入手して、今聴いているのですが、ゲーム音楽といえば最近はSagaさんのしか聴いてなかったので、どうしても比べてしまいますね。
 どちらが優れている、という問題ではなく、時たま「あれ?」となってしまったのが、ラストの部分。

「あ、これ……Sagaさんならもっと引っ張って、ここで音量絞って終えたりはしないなあ」

 という箇所がチラホラ( ..)b
 Sagaさん式は、一曲がとても長くなるから、絞るのがある意味普通といえば普通の処理かもしれませんが、それにすっかり馴れてしまった状態で他の方の音楽を聴くと「あれ? どうして?」ということになります( ..)b

 作曲の樋口氏は、ライナーノートその他を見る限り、論理構成能力においてかなりできる人であるのが伺えます。また、GM音源じゃ自分の狙った音がそもそも出にくいから、サントラ版は音色を全部作りなおしたという点からも真面目に仕事している方だと思いますが……絞って終えてしまう点だけは違和感があります。
 でも、18世紀クラシックにエスニックを加えるという点の発想は面白かったので、これはこれでよしと( ..)b

 ちなみにゲームのほうですが、ファーストプレイは日本人のメイドさんと恋人同士になってしまい、途中で(謎の部分が明らかにされぬまま)終ってしまいました。きちんと正しいメイドとしての立場と自覚がないと、話が進まない構築がなされているようで……やっぱし私は冥土魔王を廃業した身の上であることがよく判りました(爆)
 

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Re:方法論の違い( ..)b
投稿者:岩倉鈴音@Saga さん  ( uid 26945, posts:1236, since 2001/06/29 )
投稿日: 2001/09/29 (土) 02:08 No.693 | 編集 | 削除

記事No.692 へのコメントです。

>作曲の樋口氏は、ライナーノートその他を見る限り、論理構成能力においてかなりできる人であるのが伺えます。また、GM音源じゃ自分の狙った音がそもそも出にくいから、サントラ版は音色を全部作りなおしたという点からも真面目に仕事している方だと思いますが……絞って終えてしまう点だけは違和感があります。

うーん・・・樋口さんというとアースシェイカーのドラムをしていた方しか思い付かないのですが。

検索して調べてみましたが、判りませんでした。

それぞれに違った音楽歴があって、それが出ない筈も無く。

ワタシは「音がどう消えるか」を気にする質なんです。

どう消えて次の音に続くか。

だから、良くある音の出る部分を第一に考えるリズムの人とは違うので、そこがイチバン違和感が出る部分じゃないでしょうか。

ワタシの中ではリズムは引き伸ばされていつ次に引き渡されるかが重要なんです。

時間を切断する物ではなくて、時間を脈動させるものと言えば判っていただけると思います。
まぁ、少数派ですが、これだけは譲れないのです。

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Re[2]:方法論の違い( ..)b
投稿者:三木原慧一 さん  ( uid 27009, posts:301, since 2001/06/01 )
投稿日: 2001/09/29 (土) 19:20 No.694 | 編集 | 削除

記事No.693 へのコメントです。

>うーん・・・樋口さんというとアースシェイカーのドラムをしていた方しか思い付かないのですが。

 プロフィールを抜粋します。
------------------------------------
樋口秀樹

4年制工業大学
電子通信科を卒業。
鈴木メソードバイオリン高等科卒業(研究科中退とも言う)。
昭和音楽大学付属学院専科作曲コースにて2年間和声法を学んだ後、独学にて現在に至る。
代表作品
火焔聖母(広美/スタジオライン)
エリュシオン〜永遠のサンクチュアリ(TERIOS)
SNOW WHITE(EDEN)
SeptemCharm まじかるカナン(TERIOS)
穢れなき君を(vanilla)
ばにぃはんたぁ零(JANIS)
機械じかけのマリアン(JANIS)
竜機伝承(KSS)
人形使い2(FOREST)
その他
サウンドトラック
エリュシオン Music Diary 〜from St.Maria ■詳細■
(TERI-2001 発売元/販売元 株式会社ムービック)
火焔聖母 MUSIC PROFILE ■詳細■
(LACA-5054 販売元 キングレコード/発売元 株式会社ランティス)
------------------------------------


>時間を切断する物ではなくて、時間を脈動させるものと言えば判っていただけると思います。

 小説でも「ある効果を与えるために」着地重視で組むことはあります。手法的にやると長くなるやら、一歩間違えると単調になりかねないという点はありますが、はまって、所定の効果が出た時のショックは絶大です。
 自分の書いた小説じゃ、「超弩級空母大和」の6巻第二部からの戦闘シーンから、第8巻の300ページ付近までの戦闘シーンがそれですね( ..)b
 トータルで600ページ、時系列として朝の7時から夜の7時までの12時間を追ったものですが、時間切断ではない、最後のシーンの着地と余韻を前提に全部を構築しましたが……はっきり言って死にました、書いてる時。
 書いても書いても終らない。
 いつまで引っ張るんだ〜、と、不安に感じた編集さんから電話が何度か。
 書いてる本人も、たどり着けるか不安になって神経症に。

 というわけで、嵯峨さんの音楽を聴いたときに感じた衝撃は、モノを作ってる人間にはよく判ります( ..)b
 正直、あれをもう一度やるには根性がいりますが、ホントによくやると思いますよ、嵯峨さん。なにしろ毎回ですからね。

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Re[3]:方法論の違い( ..)b
投稿者:岩倉鈴音@Saga さん  ( uid 26945, posts:1261, since 2001/06/29 )
投稿日: 2001/09/30 (日) 02:12 No.695 | 編集 | 削除

記事No.694 へのコメントです。

> 自分の書いた小説じゃ、「超弩級空母大和」の6巻第二部からの戦闘シーンから、第8巻の300ページ付近までの戦闘シーンがそれですね( ..)b
> トータルで600ページ、時系列として朝の7時から夜の7時までの12時間を追ったものですが、時間切断ではない、最後のシーンの着地と余韻を前提に全部を構築しましたが……はっきり言って死にました、書いてる時。

文章でやると・・・死ぬでしょうね。
論理が絡んでくるし。
やりがいはあると思いますが、日常がそういう時間の捉えかたではないですから。

ワタシなんかの場合、歩いてても1、2、1、2じゃなくって重心の移動の濃密で捉えるように訓練してますけど、文章になる事柄のスパンを毎日それで捉えてたら確実にアッチの世界に行ってしまいそうです。

だから訓練を出来ないですよね。

書いた三木原さんも三木原さんだと思うし、見守った編集者さんも有り難い編集者さんとしか言いようが無いです。

良い編集者さんと出会ったんですね。
ほんと、創作って出会いで1ページ分の進化きまりますね。

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