■2169 / 親記事) |
鉄っちゃんネタならお任せ!( ←?)
| □投稿者/ TOTORO 1回-(2006/10/04(Wed) 12:45:01)
久しぶりに書いちゃうよ〜〜〜(??)
・とらんすぴっど JR東海のリニアは「超伝導」方式ですが、どいつのリニアは「常伝導」方式です。常に電気を流した電磁石によって車体を浮上させる方式で、これは一時期JALも開発していた「HSST」と同じものです。HSSTは短距離の空港アクセス交通として開発されていて、技術的には完成していました(実験線もあった)が、結局実用化されませんでした。 そういうわけで、営業路線はなくても、技術的には「枯れた」ものであるといえます。 上海の路線はドイツと日本、フランス等が応札したはずですが、「政治的に」負けてます。
なお、中国は導入の際にかなり条件を付けてます。 上海線の延伸に関して、中国側の条件をドイツが蹴ったため、計画が進んでいないという報道もありましたね。 ちなみに、北京−上海線に新幹線が導入されるという報道がものすごく「控えめに」されましたが、その後どうなったのか・・・
・試乗会 実験線での試乗会はかなり前からやってます。 まだウチのムスコが小さい頃(だから、6〜7年前?)に申し込んだことがあって、実は当選したんですが、他の予定が重なって行けませんでした。残念・・・
・10cm もちろん、この数値が決められたのは「地震の振幅+かなりの余裕」です。 10cm浮かせるために、技術的難易度はかなり増加しています。 もっとも、今は浮上方式が変わったので、10cmが技術上のネックになっているということはありません。(というより、それを前提にしている)
・密閉性 これは、現在の新幹線でもかなり高いです。もちろん、飛行機に比べるべくもありませんが。それは、日本の新幹線はトンネルが多く、またトンネル断面が欧米に比べて小さい(その分、建設費が安く済む)ため、トンネル内で最高速の列車同士のすれ違い時に発生する圧力がものすごいからです。 東海道開業当時、車端部(トイレ)の密閉度は低かったため、「逆流」した事故があったとか。
・採算性 トランスピッド方式に比べ、日本のリニアは「お金がかかる」ので、世界の中でも東京−大阪くらいしか可能性はないと思われます。 JR東海は、それでも「厳しい」として、東海道新幹線と統合経営にしないとムリだとしています。 技術的、シンボル的には実現して欲しいと思いますが、今の新幹線でも新しく作れば350km/hは確実に出せるので、リニアでなければならない経済的な理由に乏しいのが現実です。
最高速500km/hだと、東京−大阪間約1時間で、航空機とほとんど同じになる。 現在の新幹線で約2時間半だが、それでも東京−大阪間の需要シェアは新幹線の方が多い。
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