■102 / ResNo.5) |
Re[5]: :いくとぅば(オバァ)
| □投稿者/ ABI 4回-(2005/12/09(Fri) 19:35:13)
とりあえず、モノラルに我慢できなかったので、 サウンドモードは、PCのTVチューナーにステレオケーブル繋げて聴いてます。 いや、ゲームの方はコレやると、遅延置きまくって駄目だったんで断念してたんですが…
> 「手抜き」
ま、まさに自分が最初に思ったことを…(笑)
>…ではないのはすぐに理解していただけると思います。
もちろん、直ぐにそんな考えは吹き飛びましたけど(汗)
> でも、「どうしてもそうしたい」というスタッフの熱意を理解していただけた事、スタッフに成り変わってお礼を申し上げます。
いやいや(汗) ・・・と、いうか、 お礼を言わなければならないのはこちらの方なんですけどね(礼)
良い音楽があって、良い演出があって、良い物語があって、良いゲームがある。 しかも、それが1人の才能だけではなく、各々の結晶であるならば、消費者としてこんなに嬉しいことはないというか… だから、ゲームは止められない!! というか…、そんな感じです。
>「みんなで考えた」が基本ですが、それは「全員一致」ではなく >「全員を納得させる個人の想いの総体だ」と申し上げるのが正確だと思います。
発端は1人でも、それを創りあげていったのは、納得の上で合わせた皆の力である って感じですか。 良いですね。 本当に。
・・・で、曲の感想なのですが、 何曲か、心に染みてきたのがあります。 ・・・が、その辺はまた後日まとめるとしまして、
え〜・・・っと、フィールド移動する時の曲名ってなんだっけかなぁ・・・くそー、思い出せない… 仕方ないから、後日にするか…
なんていう本音は置いておきまして(汗) ちょっと思ったことをつらつらと。
ココで書くのは変なことかもしれないんですが、 音楽にも関係あるので…
えーと・・・ 以降、「風雨来記2」の海琴ルートのネタバレを若干含みますのでご注意願います。
/***** 以下「風雨来記2」バレあり *****/
・・・ ・・ ・ はい。
自分、 「いつになったらオバァの民謡聴けるのかな〜」 って思いながらプレイしていたんですね、実は。
で、そこに流れる曲ってどんなのかな〜・・・って風に期待していた訳です。 「未熟な海琴とは違って、完璧なオバァの民謡の場面で流れる曲ってどんなのなのかな〜」 と。 しかし、オバァは結局作品の中では歌いません。
「いくとぅば(オバァ)」
は存在しないっっ!(笑)
・・・って、脱線(汗)
…えーと、この理由は海琴シナリオの筋から考えると、 「オバァが歌っちゃいけないんだなぁ」 という考えに行き着いたので、妙に納得できるものでした。
主人公である轍にとって、アラスカの親父の写真の「最高」が目標ですが、 その親父の「最高」を表現するのが「風雨記来」では無いように、 いくらオバァの民謡が「最高」のものでも、海琴の目指す「最高」とは違う訳なので、 むしろ、それを作中で出したら駄目なんだろうな、と思ったのです。
・・・で、別のところで、 westgeniusさんがが述べられていましたように、 民族音楽・・・、特に伝統のある音楽に手を出すのって、 すごーく恐いことだと思うのです。 だって、比べられます。 歴史あります。 既にたくさんの先例があって、揺ぎ無いものになっています。 パクリって言われるかも、です。 下手したら、伝統に対する冒涜になります。
そんなこと頭のスミにも無い人間は全然気にしないんでしょうが、 真剣に沖縄をテーマに曲をつくるのであれば、おそらくぶつかる壁なんだろうなぁ・・・と思ったのです。
そんなことを考えていたら、 多分、結果論であって意図的なものではないと思うのですが、 沖縄の伝統に苦慮しながらも歌おうする海琴の姿と、 沖縄の音楽・・・というものに、上辺だけではない感じられる「オキナワ」を、と作曲された嵯峨さんが、みょ〜に被りました。 被った・・・というか、そういう苦慮の末に行き着いた曲・・・は伝統ある既存の「完璧」な曲とは、また違うものなのでしょうが、 自分自身が自分なりに、真剣に既存の伝統を考慮し、自分の作風を見つめなおし、考え悩んだ末に奏でる曲・・・ それは、 「完成されたオバァの民謡=既存の完成された沖縄民謡」 とは、また違ったものなのでしょうが、 それを受け継ぎながらも、自分なりの要素も加えて前に進んでいこうという、 新たな海琴自身の民謡だと思うのです。 なので、 あ、それならば、嵯峨さんの曲が流れることこそがピッタリなんじゃん。 って思ったのでした。
最後のシーンで、ホントの沖縄民謡とか流れたらガッカリですよ、やっぱり(汗) オバァが歌うシーンで、そんなのがあってもアウトだったんだな、と、 後になって思いました。
なので、 「いくとぅば」に関しては、みょ〜な思い入れが出来つつあるこの頃なのでした(汗)
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