『飲んでません・が酔ってます・から書いた』 -2001年01月-

■ウナギの・・・2001-01-10 (Wed)
不思議。

えべっさんに行ってくる。

まぁ近所ですが。

何を隠そう『水商売』なもんで、結構真面目にお参りしてきます。

ザルというか、古い大阪弁で「いかき」と言うんですがそれを買って来る。

熊手とそれとどっちもどっちですけど、なんか「いかき」を買った年の方がよい仕事が出来るんで縁起を担いでます。


帰りにウナギ屋でウナギを買って来る。

不思議なことに元漁師街のご近所では一日限定何本、売り切れたらオシマイという商売が成り立つんですな。

スーパーの特売の中国産の3倍、養殖もんの倍ですけど、実家の母も看病疲れやなんやしとるみたいなんで、ちょっとでも栄養つけんとねぇ。

店番におばちゃんが一人で、う巻きなんかも売ってる店で、ちょっと小ぶりのやつを1本。

関東とは違って腹側から裂いて「地焼き」なんで蒸しを入れないんですわ。

そやから、質の悪いのんやったら、小骨がしゃりしゃりしたりするんですけど。

一番えぇんは夏場の成長期で、それ以外は身も皮も固めなんですわ。


で、半分こに分けてみて、やっぱちょっと冬場は固いか、失敗かなと思いつつ。

温かいゴハンの間に入れて蒸してタレかけて、食べて驚愕。

おおおおおおお、美味しい。

皮と身の間がアブラっこい事も無く、固かった皮も「無いも同然」になって。

うーん・・・スーパーで売る前はウナギってこうやったなぁと、箸も満足に持てなかったコドモの頃を思い出しました。

いつの頃からかウナギの皮が自己主張始めて・・・。

今のコドモはこの味知ってるんやろうかね。

やっぱり、量はちょっとだけでも美味しいもん食べるべきや。

そう思いますわ。

■夢は夜・・・2001-01-11 (Thu)
開く・・・のかなぁ。


夜中に飛び起きて・・・
楽譜を書く。
そしてまた眠る。

また飛び起きて・・・
(以下略)


このリズムが安定してきたということは、まぁ、昨年秋以来ガタガタになっていた精神とカラダのリズムが戻ってきたということで。

ありがたいこっちゃ。

まぁ、個人的に「喪中」でなく「喪小」と呼んでいますが、年賀状を寒中見舞いで返す準備もして。

このあたり、親族関係が複雑だと考えても考えても結果出ませんし。

柔道の判定みたいに、何親等、いくつで合わせ技1本とか、話題としては不謹慎ですが、明確な基準ないですもんね。

本当の服喪や忌にはある程度目安があるんですが、元公家であるとか、神職にあるとか、そういう人じゃないとそういう行事を行わないでしょうしね。

喪中というのが略式で行われている訳で、本来確実に正月が喪中にかかるのは父母のみの13ヶ月。
これが祖父母になると150日なので、年の始めに亡くなった場合、年末には喪が明けているんですが。

そういう行事を厳格に行う社会構造にはなっていませんから。

むしろ、会社の社則や学校の校則が、今はそういうものを線引きする目安になっているんですかね。

時代の流れと思いつつ、何か寂しさを感じるのは・・・会社の樹の下にいないからかもしれないなぁ。

誰か、ワタシを律してくれないかな、ヒトリで決めるんはしんどいな・・・そんな。

■掲示板で・・・2001-01-12 (Fri)
ハーモニカについて話題が出ましたが。

トゥォーツ・シールマンスというプレイヤーをご存知でしょうか?

もう相当な年齢になる筈なので、現在の活動は知りません。

パット・メセニーの「トラベルズ」でのハーモニカの音の多用の影響でワタシが好んで使うように感じられる方もいらっしゃるかもしれません。


「ワードオブザマウス(口コミの・・・)」)という故ジャコパストリアスがウェザーリポート脱退後に組んだビッグバンドがあります。

その同名のデビューアルバムがあって。

当時はアメリカよりもむしろ日本で評価が高かったと思います。

サックス・トランペット・チューバ、ありとあらゆる管楽器の名人がそろったバンドの中でハーモニカを吹いていたのがトゥォーツ・シールマンス氏でした。

もうその時点で、他のメンバーより何回りか年上の「おじいちゃん」だったんですが。

大きな管楽器セクションをバックに従えて、一歩も退かずに吹くその音は、まるでこの人だけがその空間を支配しているんじゃないか。

それぐらい衝撃的でした。

多分、パット・メセニーもその思い出を忘れられない一人なんだと思います(パット・メセニーとジャコパストリアスは古くからの知り合いでパットのデビューアルバムのすべての曲でジャコはベースを弾いています)。

それまでは、ジャズの楽器の中で一つの「芸(よい意味で)」として扱われていたハーモニカをビッグバンドの全てを引っ張っていく「極めて表現力の大きな楽器」として見せたのは、やはり「ワードオブザマウス」の功績だと思います。

それを吹っ切れないのは、夭折した天才ベーシストの示した道を、まだ越えられていないという事かも知れません。




■久しぶりの・・・2001-01-13 (Sat)
オデン。

はぁ、オデンですわ(笑)

『富士には月見草、観樹にはオデンがよく似合う』

・・・って書くって思ったっしょ?思ったっしょ(爆)

いや、まぁ久遠の絆のキャラで一番好きだと公言してるし、何を言われても負けない、みたいな〜♪

キャラの人気投票で社長に「■リな人」と断言されてしまった観樹ファンですが。

どっちかというと桐子の方がそうやと思うんですけどね。


ワタシは土蜘蛛装束の観樹より普段着の観樹の方が好きなんですが。

なんか、無理しても自立してる感じがあるじゃないですか。

こう、家事を自分で全部やってるみたいな。


『じゃりんこチエ』という作品がありまして。

主人公のチエちゃんというのが完全自立というかホルモン焼き屋をして父親のテツを養っているという。

色気(即物的な)もへったくれもない絵なんですが・・・。

うまく表現できないんですけど、凄いエロティックな感じがします。

同じ作者の別の作品でも、家がトーフ屋の少女が出てきますが、こちらは年齢が高いため、さらにそういう感じが濃いです。


つい最近、タコ焼き屋さんで女の子が手伝ってるのをみました。

多分親は夕食の支度でもしてる時間なんでしょうね。

やっぱり、何か色気があるんですよね。

両足が地に着いたオンナというか、うう〜ん、文章書きでないのが悔しい。


なんて言うか女性には「オンナの根」みたいなもんがあると思うんですわ。

それが妻になったら、ニョキニョキと地面の中に入っていって、さらに母になったら、メリメリと地面をえぐっていく。

差別的な考え方かも知れないですが、そう感じるんです。

その根っていうのは女の子が女性として育っていく間に、どんどん土を抉る準備を始めてる。

そんな気がするんです。

その初めが家業の手伝いであったりするのかな・・・と。

そういう姿、見なくなりましたよね。

何より個人商店が減った。公設市場も壊滅しそう。

ワタシがガッコ行ってる時分は、まだそういう同級生おったんですけどね。


そういうのの極限の形として、「自活少女」というのがあるのかな・・・と。

まぁ、そういう事を考えたりしてるんですけど。

何かヘン?・・・かなぁ。

■寝て、寝て・・・2001-01-14 (Sun)
再び寝て・・・。

風邪のクスリやなんかといつも飲んでるクスリとで脳内物質のバランスでもあややったのか。

午前4時、入眠。

午前9時、起きて新聞を取って、朝のクスリを飲んで寝る。

午後1時、起きて昼のクスリを飲んで寝る。

午後4時、起きてお茶を飲んで寝る。

午後9時、起きてゴハンを作って食べて晩のクスリを各種飲む。

今に至る。

ほぼ17時間寝てますがな。

なんかアタマの芯が起きてないような気がする。

なんというか、大きな氷があって、周りが溶けるようにちょっと起きて。
でもまた全面が凍ってしまうというみたいな。

明日は病院だ。

これがクスリが効いているということなのか聞いてみなくちゃ。

実は今も眠かったり・・・・・・・。

■なんかまた・・・2001-01-15 (Mon)
ODAのことでアメリカがゴタゴタ言うてますな。

なんやかんや理屈は付いてますが一言で言えば、「援助によって生じる事業にアメリカが受注しない」時は不公平と。

どうやったら、そんな風に人間育つんでしょうね。

基本的にODAは2国間の問題で、第3国が口出しするもんだとはちゃうと思うんですけど。

現在日本の援助資金を使った事業の日本の受注は3割だそうで、7割を他の国が受けてるんですが。

その7割にアメリカがあまり入ってないとしたら、これは事業努力の問題で、政治問題ではないと思うんですがね。


多分アメリカの重電、土木あたりのロビー活動の結果だと思いますが・・・。

「ロビー活動する方が、事業努力するより効果が大きい」という事に味をしめた企業の国際競争力がどどどど沈下していったという事実にいつになったら気が付くんでしょ。


ここまで言われたんやったら、ODA全て凍結するとか、「ただし米企業の参加は認めない」と条件つけるとか、色々イヤがらせの方法はあるんですけどねぇ。

日本の政治は、国内で足の引っ張り合いやイヤガラセをするのは得意なのに、外国に向かってイヤガラセをするのは下手ですねぇ。

いっそのこと首相が、外国からの支持率20%になるぐらいに、「大悪役」引き受けてくれませんかねぇ。

ほんなら、歴史に名前を残すと思うんですが・・・。

無茶かな。

政治家が一番怖い自国民の支持率に負けない太い神経なら、外国の評価なんて軽い軽い。


■ベースラインがプリプリとしないでお悩みの方へ2001-01-15 (Mon)
久しぶりに音楽ネタみたいな〜♪

一部の打ち込みで聴いてて、「ベースつまらなそうに入ってるなぁ」と言うのがありますが。

ルート音と5度だけを交互に入れてるだけとか。

『実はベースは楽しい』と言ってしまおう。

ただし自分で弾くとね(笑)

中古の1万3千円ぐらいのベースでもいいっす。
買っちゃおう。

今、急に思い付いて、昔のアイドルソング歌いながらベース弾いたら萌える萌える。
え?何の曲か?曲名は言えない(爆)

一度も弾いたことがないのに、ベースで弾けた事をホメて下さい。

昔からベーシストはモテるっていうんですが、こんだけ楽しそうにやってたらモテるわね。

ギターとかキーボードとかシャリコマ(コマーシャル)な仕事でも必死だけど、ベースは何を弾いても楽しい(と思う)。

まぁ、演歌とかはワカリマセンが、アイドルポップなんかでも結構楽しい。

軽く踊りながら、歌いながら、弾いていくという・・・近所から見ればアホやね。

でも、この楽しさを知ると、「打ち込み人生」変ると思うんですよ。

さぁ、次何歌おうかなぁ〜♪

■FOGさんから・・・2001-01-16 (Tue)
荷物が届く。

その中に『久遠の絆再臨詔公式原画&設定集』が入っていた。

社長のインタビューを読む。

92ページの上あたりの文章を読んで腰が抜ける(ハウッ!)

BGMに「舞う雪の」が加わったあたりの説明ですが・・・。

色々と含みのあるお話をされています。
・誰の意向かあえて秘しますが(笑)
・観樹絡みの曲ですね、まぁこう言えば誰の趣味か(以下略)
・採用したというよりはねじ込まれたんですが(笑)

うわぁぁぁ、全部の文章が(笑)で終ってるぅ(ひぃぃ)


提案者はワタシじゃないっ!ホント、ホントだってばぁ(泣)

ワタシ提案されてOK出しただけなのに、ほら、ここにその証拠のメールが(大泣)

これでは世間に向けて「ほらごらん。ここに■リがいるよぉ」と名指しされたような(豪泣)


・・・この本いったい何部出たんだろう。

背筋をダラダラと冷や汗が伝わるのが判る。

どーりでなぁ・・・このHP女性の来訪が少ないと思ったんだよなぁ。


本というものは楽しさの為に事実をはしょる事もあります(きりっ!)
それを、ただ微笑んで見守るというのも、一緒に物を創る仲間の・・・あうううう。

えーっと、えーと仲間のオトナの余裕というものなのです(きりっ!!)

という事で、このホームページは、うら若き女性にも安心な健全なページなんだってばぁ(やっぱり泣)


■つひに明日か・・・2001-01-17 (Wed)
・・・違う、碇君・・・。

・・・・・・(汗)

いきなりツカミが亜空間に消えていきましたが。


長かったなぁ。

マキシ出すとき「ま、夏にはホンマモンを」と軽口を(削除!)


ま、思ひ出をつらつらと今日明日二回に渡って書こうかな・・・と。


事実上「お任せ」だったのがしんどかったかなぁ。

というよりも・・・
ラポートさんの4コマの社長インタビューで書いてあるからいいかな。

「自由度高いぞ」
で、企画陣やシナリオ陣(って書くと両方いる見たいやね、うふっ)、そっちで血塗れ状態という。


で、こちらも「久遠の絆」みたいに「和風縛り」(制約という意味やからね)が無いだけに手探りの状態もあって。

簡単なMIDIファイル送って、「1番3番4番5番8番10番お願い」って返事もらって、じゃ、それを作り込んでいこかいな、みたいな。

ボツファイルのフォルダーの中、死屍累々ですがな。

あと、今回声が入るから。

最初に「じゃこんなもんですね」って言ってた数の●倍ぐらいは(削除!)

編集終って容量見たときは走って逃げようかと・・・。


あと、マキシ出したのがボディブローのように効いてくるんですわ。

マキシの音質はCD用に、って出来るだけ上げてる訳ですが・・・他の曲をゲームレベルで作ると見劣りしてしまう。

かといって、マキシに入ってた曲の音質をわざわざ下げるのも姑息な感じですし。

結局他の曲の音質も引きずられてズルズルと。

これで、サントラ作ることになったら、どうやって音質上げよう(泣)


聴いて欲しい曲ですか?

エンディング(笑)

長さを聞いて、エンディングの担当者が絶句したという。

多分、今までワタシ作った中で一番長いかな。

ということで、自由度が高くて「うわぁぁぁ」ってなっても最後まできっちりプレイしてね♪

■じゃ、二日目ね・・・2001-01-18 (Thu)
今日はゲームとして血まみれになって働いた仲間に関して。


「風雨来記」ってゲーム、説明せぇと言われても説明し辛いんですわ。

どんなジャンル?って聞かれても「アドベンチャー」かなぁ???

目的は?って聞かれても、良い記事を書く・・いやロマンス・・いや写真・・うーん?

で、面白いの?って聞かれたら、「カラムーチョ」ではないが「かっぱえびせん」と。

強烈な一撃が来る訳ではないが、気が付くと結構時間が経ってるという。

ただ、やった人間に「旅ゲー」やねぇ?と聞くと「うん旅ゲーやった」と、それだけは共感できる。


『こういうゲーム、作ってる側は???の嵐やで』と言いたいです。

類似品があったら、力の入れどころとか、魅力の出しどころ判るんでしょうが。

全体像見えない段階で作ってる最中はホンマに?の嵐やと思いますね。


で、とあるクロスレビューで「自由度も完成度も高い」とコメントを頂いたらしいです。


・・・んが!

『完成度が高いのは作っては捨て作っては捨て、血まみれの試行錯誤の結果やで』と。

「ゲーム会社=ブランド」の時代って、そうやったんですよね。

開発に実験と挫折は付きもんだった。

で、実験して「これ出来るで」で仕様が変る。

マスター前に「ううむ、これはマズい」って仕様が変る。


でも「大ゲーム会社>(間にあるかも)>下請け」っていうのが確立されてからは、そんな事出来ない。

最初から完成度の高い仕様書を求められて、その通りに下請けが作る。

これでは、新しいジャンルを開拓でけへんよね。

既存のもんに、ポリゴンが70%質感アップとか、さらに細かな操作性プラスとか。

ベクトルの大きさを変えて、新製品にするけど、ベクトルの方向はあんまり変らない。

ましてやベクトルの始点を変えるなんで恐ろしくてできない。

個人で責任を取りきれない。


そんな時代に『作っては捨て作っては捨て』の実験をやったプログラムチームは偉いと思いますわ。

当然血まみれですけど(爆)

今、リアルタイムのアクション系でないと、どうしてもゲームはコンテンツ(お話や絵や音楽)で語られがちなんですが。

「旅ゲー」をマシンの上に載せて形を見せたのは、プログラムチームだって事、忘れないで欲しいです。

やっぱ、ゲーム屋の主人公はプログラマなんですよ。
脇役に個性的で芸達者な連中を使えるだけの産業に発達した。

でも、勘違いはしたらいかんのですよね。

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